最強のチー

転移は森から

第四話 異世界10点スキルセット

「さてさて、まず何から作ろう……
    とりあえずあのセットにしよう！」

   俺が言っているあのセットとは、異世界10点スキルセットというものである！
   中学生から温め続けた思い出のあるセットでもある。
   攻撃系スキルはないもののこれがあれば生存率がグゥッと上がる便利な特殊系スキルのセットだ。

「俺の感覚的に～『スキルクリエーター』！
   よし、出た！」

   目の前にはステータスと同じような半透明のキーボードが出てきた。これにスキル名と内容を打ち込むのか。緊急時に素早くできないなぁ。
    頭の中とか読み取ってくれないかな。

   『直接入力と脳内入力、音声入力も出来ます。』

   うぉ！ケータイのアレが頭に直接語りかけてくる！これは慣れるのに時間がかかるな、しっかり慣れよう。

「今回は直接入力するけど、どれでも対応出来るようにしておいてくれると助かるわ」

   『わかりました。マスター』

   マスターって呼ばれた！地球ではメイド喫茶行って御主人様って呼ばれたことあるけどマスターはなかったな、地球でやれば流行るんじゃね？マスター。
   
   『入力をどうぞ。マスター』

「結構グイグイ来るタイプなんだね…
   じゃ、まず『無限収納』を、カタカタ…カタ。」

   『コチラのスキルは既在するものに効果が同じ物がありますのでそちらにします。』

   今思ったらこの便利さは残念な神様が付けてくれた機能なのか、自分で頼んどいてあれだけど、チートだ。
 

==30分後==


「よし！こんなもんか！しっかりと要望通りに出来てるな。」

   ステータスを確認しよう…？目の前にはステータスが開いてないのに頭の中に浮かんでる。
   あ～こっちのパターンね！頭の中で意識すると周りに見られずに自分だけ確認出来て、声に出すと周りにも見える奴ね。


＃＃＃＃


《ステータス》

   名前:アキ ナツメ   16歳

   職業:－

   種族:人族

   Lv:1

   状態:快調

HP:20
MP:20

PA（物理防御力）:10
PD（物理攻撃力）:10
WA（魔法攻撃力）:10
WD（魔法防御力）:10
C（器用度）:10
S（俊敏性）:10

【ユニークスキル】
   ・スキルクリエーター
   ・アイテムボックス
   ・ワールドマップ
   ・ノースリープ

【マジックスキル】

【ノーマルスキル】
   ・鑑定   Lv:1
   ・隠密   Lv:1
   ・超再生   Lv:1
   ・危険察知   Lv:1
   ・自動HP回復   Lv:1
   ・自動MP回復   Lv:1
   ・取得経験値増加   Lv:1

称号
   『創造主の加護』
   『神と対話した者』


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   作ってみてわかったんだかナビゲーションさんが便利すぎる！
便利はいいんだが神様の制限のせいで鑑定の上の『看破』が作れなかったわ。進化したらなるっぽいから我慢だな。でも『超再生』は出来たんだよね。基準がよくわからん。
   ユニークスキルの方の『アイテムボックス』は無限にさらに時間を止めて収納出来るチート。が、植物はいけるが生物は無理。
   『ワールドマップ』はゲームの右か左上の奴、見ようと思ったら世界全体を、普通は半径1キロの中で敵味方の区別が出来るし、具現化して仲間と見ることも出来る。こちらもチート。
   『ノースリープ』は不眠不休で動けるチート、寝ようと思えば寝れるが睡眠欲求や睡眠不足による疲れを感じなくなるだけでほかのことは疲れる。
   取得経験値の奴は調子乗って1000倍とかやったらナビゲーションに『アホですか？』って言われた…
ボケなのにガチトーンで悲しくなったんだよ。
   何かあれば出し惜しみせずにドンドンスキル作ってしまおう！
    まぁ、特に今回はお世話になるスキル達ってとこかな？……もちろんナビゲーションさんも…。