2 / 600
第一章 入所編
第2話 緊急事態、生物災害(バイオハザード)発生
しおりを挟む
モーズは裏口から病棟の外に出て、タバコの火を探す。火元は事務室の前から既に移動しているようだが、そう遠くには行っていないはず。そう思い探し回ってみれば、やはり存外近くに火元はあった。
月明かりの下、病棟の陰で紙タバコを吹かしていたその人は、小柄な男性であった。遠目からだと未成年にも見える茶髪の男性。しかし幼さが感じられない顔付きや、骨格の成長具合から成人はしているとわかる。だが外見年齢よりも気になったのは、服装だ。
彼は医師モーズや研修医セレンと同じように、白衣を着ていた。
(白衣? 医者? いやしかし、見たことのない顔だ。この病棟の所属ではないはず)
それによく見たら、モーズの白衣と男性の白衣はデザインが違った。紙タバコを持つ手の先、折られた白衣の袖から見える裏地――
そこは、蛇の鱗に似た柄で埋め尽くされていた。
「き、君っ! そこの君!」
妙なデザインの白衣に動揺しながらも、モーズは当初の目的を果たす為に茶髪の男性に声をかける。すると男性は視線だけ、モーズの方へ動かした。
その瞳は、まるで真紅の薔薇の如き鮮やかな赤色をしていて。それでいて、氷柱のように鋭く冷たい目付きをしていた。
早い話、三白眼だ。
「あ゙ぁ゙?」
しかもドスの効いた声をしている。不良だ。不良にしか見えない。顔立ちは美形の部類なのだが、目付きと声音が美しさよりも恐怖心を掻き立ててくる。
なぜ病棟の敷地内に白衣姿の不良がいるのか、皆目検討もつかない。しかし招かざる客人は退出して貰わねば。
「君、この病棟の敷地内は全て禁煙だ。即刻、火を消すか敷地外に出てくれ」
「チッ」
舌打ちをして睨んでくる男性に、モーズはびくりと肩を揺らしてしまう。
だがここの医療従事者として、引く訳にはいかない。
「その、注意を聞かないのならば警察を……。というかどこの誰なんだ、君は。患者でも患者の身内でも、まして病棟の関係者でもないだろう? しかも受付時間はとうに過ぎている。となれば、不法侵入では?」
「違ぇよ。俺は病棟の奴に用があってわざわざ駆り出されたんだ。とやかく言われる筋合いはねぇ」
「用、とは? こんな時間に?」
「答える義理はない」
「しかしだな……。ええと、ではせめて、用がある者を教えてくれ。患者か? それとも職員か?」
「両方、だな」
そう言って、男性は口から白煙を吐いた後。右手に持っていた紙タバコを躊躇いなく口内に放り込んで飲み込んだ。
「はぁ!? 何をしている! 今すぐ吐き出さないか!」
モーズはすかさず男性の背中を叩いて嘔吐を促す。
「お前ぇが火ぃ消せつったんだろが」
「灰皿を使いたまえ、灰皿を! 死ぬぞ!? 紙タバコの火は最高で900度に達する高温で火傷は必須! 更には猛毒で、飲み込めば痙攣に錯乱に呼吸困難になる!!」
「“俺”にゃ関係ねぇ。傷も、毒もな」
「何を言って……!」
ドゴォッ!!
モーズの声を、轟音が掻き消す。爆発でも起きたかのような大きな音。その音は病棟の3階、そこの壁が壊れた事によって発生した音であった。
無数に伸びる、真っ赤な突起の手によって。
「あれ、は、ステージ5感染者、の、菌糸?」
「あぁ? 末期症状じゃねぇか。何でそんな状態の奴がここに居んだよ」
大樹が空に向けて枝を伸ばすかのように、破壊された壁の穴から珊瑚状の菌糸が肥大化してゆく。菌糸はコンクリートを壊す程の力を持つ、凶器。その凶器が宿主である人間よりも巨大化してしまう、ステージ5。
ステージ5の感染者が現れた今、この病棟は災害現場となってしまった。
「あっ、いたいた。モーズ先生~っ! お怪我ございませんか~?」
「セレン!? どうしてここに……っ! いやそれよりも、今は自分の身の安全を確保したまえっ!」
暴れ回る菌糸により病棟の壁だった瓦礫が落下してきているという、誰がどう見ても生物災害真っ只中な中、病棟から姿を現したセレンは非常に呑気な様子でモーズの元へと駆け寄って来た。
「おや。やっぱり『先輩』も来ていたんですね、一週間ぶりです」
そして蛇柄白衣を着た茶髪の男を『先輩』と呼び、軽く会釈をしたのだった。
「知り合い、なのか?」
「はいっ! 『先輩』は研究所での私の上司でして、とてもお世話になっているんです!」
「お喋りは後にしとけ、セレン。ったく、あのせっかち野郎の所為で面倒な事になったな。俺はお使いを頼まれたんであって【処分】をしに来たんじゃねぇんだぞ」
『先輩』とやらはガリガリと茶髪を乱雑に掻き上げ、菌糸の大元に近付く為に瓦礫が落ちた場所へと足を進める。
「始末書はセレンが書け。先輩命令だ」
「えぇ~っ!? 私がですかぁっ!?」
「末期患者の報告を怠ったお前が悪い」
そして彼は白衣の下、腰の辺りに手を入れたかと思えば、そこから真っ白な拳銃を取り出した。どうやら白衣の下にガンホルダーを身に付けていたようだ。
唐突に拳銃を取り出してきたのにも驚いたが、モーズはそれ以上に拳銃の形状に目を奪われた。真っ白なその拳銃には、銃口がなかったのだ。いやあるにはあるのだが、銃口に当たる穴はガラス玉に似た何かで塞がれている。
(あの特殊な形状をした拳銃。あれはラボが管理する、末期珊瑚症患者用の兵器)
その特殊拳銃を扱う組織を、モーズは知っていた。
(彼は《ウミヘビ》、だったのか)
脅威的な暴力性を孕む『珊瑚』がもたらす生物災害を鎮める為、『珊瑚』を専門に研究しているオフィウクス・ラボより派遣される特殊部隊《ウミヘビ》。
オフィウクス・ラボ自体機密が多く謎に包まれている組織だが《ウミヘビ》は得られる情報が更に少ない存在で、特殊な武器を用いて『珊瑚』を廃棄処分するのだとしか、モーズは知らなかった。
「その道のプロだというのはわかったが、大丈夫なのか? 先程、彼はタバコを飲み込んでいたんだ。いつ体調を崩してもおかしくない」
「あぁ、へっちゃらですよ。そんなこと」
心配するモーズに対して、セレンはのほほんとこう言った。
「だって先輩は、《ニコチン(C10H14N2)》ですから」
月明かりの下、病棟の陰で紙タバコを吹かしていたその人は、小柄な男性であった。遠目からだと未成年にも見える茶髪の男性。しかし幼さが感じられない顔付きや、骨格の成長具合から成人はしているとわかる。だが外見年齢よりも気になったのは、服装だ。
彼は医師モーズや研修医セレンと同じように、白衣を着ていた。
(白衣? 医者? いやしかし、見たことのない顔だ。この病棟の所属ではないはず)
それによく見たら、モーズの白衣と男性の白衣はデザインが違った。紙タバコを持つ手の先、折られた白衣の袖から見える裏地――
そこは、蛇の鱗に似た柄で埋め尽くされていた。
「き、君っ! そこの君!」
妙なデザインの白衣に動揺しながらも、モーズは当初の目的を果たす為に茶髪の男性に声をかける。すると男性は視線だけ、モーズの方へ動かした。
その瞳は、まるで真紅の薔薇の如き鮮やかな赤色をしていて。それでいて、氷柱のように鋭く冷たい目付きをしていた。
早い話、三白眼だ。
「あ゙ぁ゙?」
しかもドスの効いた声をしている。不良だ。不良にしか見えない。顔立ちは美形の部類なのだが、目付きと声音が美しさよりも恐怖心を掻き立ててくる。
なぜ病棟の敷地内に白衣姿の不良がいるのか、皆目検討もつかない。しかし招かざる客人は退出して貰わねば。
「君、この病棟の敷地内は全て禁煙だ。即刻、火を消すか敷地外に出てくれ」
「チッ」
舌打ちをして睨んでくる男性に、モーズはびくりと肩を揺らしてしまう。
だがここの医療従事者として、引く訳にはいかない。
「その、注意を聞かないのならば警察を……。というかどこの誰なんだ、君は。患者でも患者の身内でも、まして病棟の関係者でもないだろう? しかも受付時間はとうに過ぎている。となれば、不法侵入では?」
「違ぇよ。俺は病棟の奴に用があってわざわざ駆り出されたんだ。とやかく言われる筋合いはねぇ」
「用、とは? こんな時間に?」
「答える義理はない」
「しかしだな……。ええと、ではせめて、用がある者を教えてくれ。患者か? それとも職員か?」
「両方、だな」
そう言って、男性は口から白煙を吐いた後。右手に持っていた紙タバコを躊躇いなく口内に放り込んで飲み込んだ。
「はぁ!? 何をしている! 今すぐ吐き出さないか!」
モーズはすかさず男性の背中を叩いて嘔吐を促す。
「お前ぇが火ぃ消せつったんだろが」
「灰皿を使いたまえ、灰皿を! 死ぬぞ!? 紙タバコの火は最高で900度に達する高温で火傷は必須! 更には猛毒で、飲み込めば痙攣に錯乱に呼吸困難になる!!」
「“俺”にゃ関係ねぇ。傷も、毒もな」
「何を言って……!」
ドゴォッ!!
モーズの声を、轟音が掻き消す。爆発でも起きたかのような大きな音。その音は病棟の3階、そこの壁が壊れた事によって発生した音であった。
無数に伸びる、真っ赤な突起の手によって。
「あれ、は、ステージ5感染者、の、菌糸?」
「あぁ? 末期症状じゃねぇか。何でそんな状態の奴がここに居んだよ」
大樹が空に向けて枝を伸ばすかのように、破壊された壁の穴から珊瑚状の菌糸が肥大化してゆく。菌糸はコンクリートを壊す程の力を持つ、凶器。その凶器が宿主である人間よりも巨大化してしまう、ステージ5。
ステージ5の感染者が現れた今、この病棟は災害現場となってしまった。
「あっ、いたいた。モーズ先生~っ! お怪我ございませんか~?」
「セレン!? どうしてここに……っ! いやそれよりも、今は自分の身の安全を確保したまえっ!」
暴れ回る菌糸により病棟の壁だった瓦礫が落下してきているという、誰がどう見ても生物災害真っ只中な中、病棟から姿を現したセレンは非常に呑気な様子でモーズの元へと駆け寄って来た。
「おや。やっぱり『先輩』も来ていたんですね、一週間ぶりです」
そして蛇柄白衣を着た茶髪の男を『先輩』と呼び、軽く会釈をしたのだった。
「知り合い、なのか?」
「はいっ! 『先輩』は研究所での私の上司でして、とてもお世話になっているんです!」
「お喋りは後にしとけ、セレン。ったく、あのせっかち野郎の所為で面倒な事になったな。俺はお使いを頼まれたんであって【処分】をしに来たんじゃねぇんだぞ」
『先輩』とやらはガリガリと茶髪を乱雑に掻き上げ、菌糸の大元に近付く為に瓦礫が落ちた場所へと足を進める。
「始末書はセレンが書け。先輩命令だ」
「えぇ~っ!? 私がですかぁっ!?」
「末期患者の報告を怠ったお前が悪い」
そして彼は白衣の下、腰の辺りに手を入れたかと思えば、そこから真っ白な拳銃を取り出した。どうやら白衣の下にガンホルダーを身に付けていたようだ。
唐突に拳銃を取り出してきたのにも驚いたが、モーズはそれ以上に拳銃の形状に目を奪われた。真っ白なその拳銃には、銃口がなかったのだ。いやあるにはあるのだが、銃口に当たる穴はガラス玉に似た何かで塞がれている。
(あの特殊な形状をした拳銃。あれはラボが管理する、末期珊瑚症患者用の兵器)
その特殊拳銃を扱う組織を、モーズは知っていた。
(彼は《ウミヘビ》、だったのか)
脅威的な暴力性を孕む『珊瑚』がもたらす生物災害を鎮める為、『珊瑚』を専門に研究しているオフィウクス・ラボより派遣される特殊部隊《ウミヘビ》。
オフィウクス・ラボ自体機密が多く謎に包まれている組織だが《ウミヘビ》は得られる情報が更に少ない存在で、特殊な武器を用いて『珊瑚』を廃棄処分するのだとしか、モーズは知らなかった。
「その道のプロだというのはわかったが、大丈夫なのか? 先程、彼はタバコを飲み込んでいたんだ。いつ体調を崩してもおかしくない」
「あぁ、へっちゃらですよ。そんなこと」
心配するモーズに対して、セレンはのほほんとこう言った。
「だって先輩は、《ニコチン(C10H14N2)》ですから」
10
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる