毒素擬人化小説『ウミヘビのスープ』 〜十の賢者と百の猛毒が、寄生菌バイオハザード鎮圧を目指すSFファンタジー〜 

天海二色

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第七章 死に損ないのフリードリヒ

クスシ&元ネタ人物紹介 フリッツ編

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※この頁はクスシと、モデルにした元ネタの人物について書いてあるオマケです
※読み飛ばしても何も問題ありません

フリッツ。本名フリードリヒ
クスシ歴4年。30歳。ドイツ人。
マスクデザイン:黄地に右翼の黒鷲
アイギス:オキクラゲ型

モデルの偉人
フリードリヒ・ヴェーラー(西暦1800–82)
ドイツの化学者。
ユストゥスと並び【有機化学の父】と呼ばれる偉人。元ネタの方だとフリードリヒのが年上だし、数多くいたユストゥスの教え子という訳でもないので注意。
【有機化学の父】と呼ばれる所以は、世界で初めて無機化合物から有機化合物の尿素を合成し、「有機化合物は動植物の中で生命活動を通してからしか取れない」と思われていた常識を覆し、人工的に有機化合物を作った偉業が由来である。
またユストゥス・フォン・リービッヒと共同研究に勤しみ、異性体やベリリウムを発見している。
他にもケイ素の発見や、純粋なアルミニウムの単離など多くの業績を残している。
ちなみに彼の弟子も優秀で、後世に残る偉業をなしている。

ユストゥスと共に発見した異性体も、当時の「同じ組成を持つ化合物が異なる物理・化学的性質を持つ異なる構造の化合物(異性体)として存在することはない」という常識を覆す大発見であり、この発見をキッカケとしてユストゥスとは生涯に渡り交遊していた。

現代にも残るユストゥスと文通した手紙は1500通。
その手紙からは、情熱的なユストゥスと穏やかな気性のフリードリヒが、お互いに切磋琢磨しながら研究に打ち込んでいた様子が伺える。
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