135 / 600
第七章 死に損ないのフリードリヒ
第134話 学会への召集
しおりを挟む
月明かりに照らされた、浜辺の白いベンチにフリッツとカルバミドは腰を下ろし、カルバミドは外回りで体験した出来事を元気にフリッツに語っていた。
「それで畑を元気にしてあげたら、林檎を頂けたのですーっ! みずみずしくてとっても美味しくて、フリッツ先生にも食べさせてあげたかった!」
「それはよかったねぇ、カルバミド」
マスクの下で穏やかに微笑みながら、フリッツは身振り手振りで興奮を伝えてくるカルバミドの頭を撫でる。
幼い見目をしたカルバミドは「えへへ~」とあどけない笑みを浮かべて喜ぶが、ふと眉をひそめてフリッツにこう問いかけてきた。
「先生。まだぼくは、フリッツ先生を『フリッツ先生』と呼ばないといけないのです?」
「君の活躍が足りないからとかじゃないよ。僕はね、僕が逃げ出さない為にそう呼んで貰っているんだ。僕はとても、弱い人間だから」
「2人きり! 2人きりの時でも駄目ですかー!?」
「ふふ。そんなに呼びたいかい? それじゃあ今だけ、いいよ」
許可を得られたカルバミドはぱぁっと向日葵のような満面の笑みを浮かべると、フリッツを横から抱きしめる。
「フリードリヒ先生!」
そしてフリッツの本名を遠慮なく、大きな声で口にした。
「面接で出会ったあの日から、ずっと尊敬しております! ぼくだけの、フリードリヒ先生!」
フリッツ、いやフリードリヒの入所試験の面接を担当したウミヘビはカルバミドだった。
毒素が弱く、戦闘するとすれば爆発物を使うしかない。そんな使い勝手の悪い面しか持っていなかった当時のカルバミドは暗い顔ばかりしていたものだが、フリードリヒに「君の力はとても素晴らしい物なんだよ」と説かれ、その場で『肥料』としての活用方法を教わった。
しかしウミヘビの毒素は市販に流通している『肥料』の原料とはまた違う。それでも戦うだけではない活用方法、それを実現できるよう試行錯誤してみせるとフリードリヒは面接で約束を交わした。
実際、入所したフリードリヒはリハビリに励みながら真っ先に抽射器の改良に取り組み、カルバミドの毒素を新しい形で引き出してくれた。
だからカルバミドにとって世界で一番大事な先生は、目の前のフリードリヒなのだ。
「……何かお辛い事が、ありました?」
フリードリヒが入所してから可能な限り付き添っているカルバミドは、彼の声が普段よりも暗い事に気付きおずおずと問いかける。
するとフリードリヒは抱き付いているカルバミドの背中に手を回し、自分もまた強く抱きしめた。
「心配してくれてありがとう。確かに少し、辛い事があった。でもだからこそ、気持ちの整理がついた。踏ん切りがついた」
フリードリヒはずっと、期待と不安が綯い交ぜのまま研究に打ち込んでいた。珊瑚症感染者の意識レベルを探究して得られるのは安堵感なのか、はたまた罪悪感なのか。
モーズがラボに入所してきて、彼の特異さを目の当たりにして、それがいよいよハッキリわかると思った時は確かに嬉しかった。期待した。宙ぶらりんの状態から脱却できるのだから。
意識レベルが判明した後の不安から、目をそらして。
――もしも、もしも友人を殺してしまったと判明した場合、フリードリヒは自分がどうなってしまうのか、わからなかった。
もしかしたら罪悪感に押し潰されて再起不能になるかもしれない。贖罪に走り研究どころではなくなるかもしれない。
そもそも自分の弱い精神が正気を保つのか、その時が来るまでわからなかった。
(でも、大丈夫だ。僕はクスシとしての自分を、見失っていない。これからも前に、進める)
それがわかった以上、フリードリヒの目指す道はただ一つ。
「僕は、珊瑚症を根絶する。いつか必ず」
悲劇の根幹の除去。
「それから、ダニエルを唆した人を……見付け出してみせる」
そしてダニエルの弱った心につけ込み、災害が起きるよう誘発した人物。裏で手を引いただろう黒幕。
その者に対する憤りが、フリードリヒを突き動かす。
フリードリヒは『フリッツ』として、止まる訳にはいかない。
そう強く思った、月夜だった。
◇
エントランスで散々叫び続けたパウルも流石に疲れたらしく、彼は肩を落とし重い足取りでとぼとぼ出口の方へ歩き始めた。
「フリッツに会いたがってたカルバミドの件は終わったんだし、僕もう帰って寝る……」
「その為にいらっしゃったのですか。お優しいのですね、パウルさんは」
「……、……ちょっと褒めたぐらいで僕が絆されると思うなよ!?」
「揺らいでんな~」
「フリーデンお口チャック!」
ピピピピ!
その時、クスシ全員分の電子端末の着信音が一斉に鳴る。
「うん? 通知? 同時に?」
警報の音ではない。なのに一斉に鳴るとは、とモーズは不思議に思いながらも白衣のポケットに入れていた携帯端末を手に取った。
端末の画面には『国連指令:特殊学会召集』という文字が浮かんでいる。メールの件名だ。送り主は、未だ一度も顔を見た事のない所長から。
「えっ、なんか急じゃねぇ? 急ピッチで準備しないとなぁ」
「召集先の国は……パラス国か」
「パラス国! 絶対に僕が行くっ!」
「待て。何やら条件が書かれて……は? モーズを指名?」
メール本文を確認したユストゥスにいきなり名を呼ばれて、モーズはびくりと肩を震わせる。
「わ、私が何か?」
「モーズ、【特殊学会】強制参加だってよ。しかもパラス国での」
「……。えっ」
「なっ、審査担当があの『ルイ』だと!? いつの間に院長になったんだあいつ……!」
「審査? 待ってくれ、何が何だかわからない。あと私はまだ研修中の身なのだが?」
「私も色々と腑に落ちんが、国連側の指名は絶対だ。諦めろ」
「これ絶対に『ガレージ上の英雄事件』が響いているよなぁ」
「え、英雄事件……!? まさかパラスでの菌床処分の事をさして言っているのか!? 何だその仰々しい名称は!」
英雄騒動以降、モーズはパラスの情報はなるべく視界に入れないようにしていた。なので事件の名前が仰々しい事になっているのを今ここで、フリーデンの口から知ることとなってしまった。
すると今まで肩を落としていたパウルがガバリと顔をあげ、モーズを指差し不満を述べる。
「はぁ~っ!? こいつが強制ってどういう事だよ納得いかねぇ~っ! パラス国に向かうべきは僕だろう!」
「では付き添いはパウルで決定か」
「モーズは研修中だし特殊学会初めてだし、誰かしらついて行かなきゃですものねぇ。パウル先輩が立候補してくれてよかった!」
怒りで興奮していたパウルだったが、ユストゥスとフリーデンの発言を聞いた後、たっぷり間を置いてからはたと冷静になる。
「……あれ? もしかして僕、押し付けられた……?」
(いいように扱われている……)
後輩2人に都合よく転がされているパウルに、モーズは心の中で同情した。
「学会へはモーズとパウルが参加という形で落ち着いたか。明日より準備を進めるといい。開催は2週間後だそうだ。では解散」
「何でユストゥスが仕切って……! てか! こいつと! 学会ぃいいっ!?」
言いたい事を言うと、さっさとエントランスから出て行くユストゥス。頭を抱えて嘆くパウル。
背中に嫌な汗が流れるモーズに、そんなモーズの肩にポンと手を置いて慰めてくれるフリーデン。
「……全く状況が飲み込めないが、波乱の予感がする」
「うん、まぁ、あれだ。頑張れモーズ」
▼△▼
次章より『特殊学会編』、開幕。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
『死に損ないのフリードリヒ』これにて完結です。フリードリヒことフリッツとユストゥスの関係が深掘りできて、書いていて楽しかったです。
フリッツの本名は『フリードリヒ』という設定は二章の時点で仄めかされていたのですが、ようやく回収できました。しかし2人目のフリードリヒが出てくるのはいつになるのやら……。
この章ではカルバミドしかウミヘビが登場しませんでしたが、次章では標本作成でお馴染みのあの毒素やそれに関連するする毒素など、沢山のウミヘビが登場する予定です。
お楽しみに!
もしも面白いと思ってくださいましたらフォローや応援、コメントよろしくお願いします。
励みになります。
「それで畑を元気にしてあげたら、林檎を頂けたのですーっ! みずみずしくてとっても美味しくて、フリッツ先生にも食べさせてあげたかった!」
「それはよかったねぇ、カルバミド」
マスクの下で穏やかに微笑みながら、フリッツは身振り手振りで興奮を伝えてくるカルバミドの頭を撫でる。
幼い見目をしたカルバミドは「えへへ~」とあどけない笑みを浮かべて喜ぶが、ふと眉をひそめてフリッツにこう問いかけてきた。
「先生。まだぼくは、フリッツ先生を『フリッツ先生』と呼ばないといけないのです?」
「君の活躍が足りないからとかじゃないよ。僕はね、僕が逃げ出さない為にそう呼んで貰っているんだ。僕はとても、弱い人間だから」
「2人きり! 2人きりの時でも駄目ですかー!?」
「ふふ。そんなに呼びたいかい? それじゃあ今だけ、いいよ」
許可を得られたカルバミドはぱぁっと向日葵のような満面の笑みを浮かべると、フリッツを横から抱きしめる。
「フリードリヒ先生!」
そしてフリッツの本名を遠慮なく、大きな声で口にした。
「面接で出会ったあの日から、ずっと尊敬しております! ぼくだけの、フリードリヒ先生!」
フリッツ、いやフリードリヒの入所試験の面接を担当したウミヘビはカルバミドだった。
毒素が弱く、戦闘するとすれば爆発物を使うしかない。そんな使い勝手の悪い面しか持っていなかった当時のカルバミドは暗い顔ばかりしていたものだが、フリードリヒに「君の力はとても素晴らしい物なんだよ」と説かれ、その場で『肥料』としての活用方法を教わった。
しかしウミヘビの毒素は市販に流通している『肥料』の原料とはまた違う。それでも戦うだけではない活用方法、それを実現できるよう試行錯誤してみせるとフリードリヒは面接で約束を交わした。
実際、入所したフリードリヒはリハビリに励みながら真っ先に抽射器の改良に取り組み、カルバミドの毒素を新しい形で引き出してくれた。
だからカルバミドにとって世界で一番大事な先生は、目の前のフリードリヒなのだ。
「……何かお辛い事が、ありました?」
フリードリヒが入所してから可能な限り付き添っているカルバミドは、彼の声が普段よりも暗い事に気付きおずおずと問いかける。
するとフリードリヒは抱き付いているカルバミドの背中に手を回し、自分もまた強く抱きしめた。
「心配してくれてありがとう。確かに少し、辛い事があった。でもだからこそ、気持ちの整理がついた。踏ん切りがついた」
フリードリヒはずっと、期待と不安が綯い交ぜのまま研究に打ち込んでいた。珊瑚症感染者の意識レベルを探究して得られるのは安堵感なのか、はたまた罪悪感なのか。
モーズがラボに入所してきて、彼の特異さを目の当たりにして、それがいよいよハッキリわかると思った時は確かに嬉しかった。期待した。宙ぶらりんの状態から脱却できるのだから。
意識レベルが判明した後の不安から、目をそらして。
――もしも、もしも友人を殺してしまったと判明した場合、フリードリヒは自分がどうなってしまうのか、わからなかった。
もしかしたら罪悪感に押し潰されて再起不能になるかもしれない。贖罪に走り研究どころではなくなるかもしれない。
そもそも自分の弱い精神が正気を保つのか、その時が来るまでわからなかった。
(でも、大丈夫だ。僕はクスシとしての自分を、見失っていない。これからも前に、進める)
それがわかった以上、フリードリヒの目指す道はただ一つ。
「僕は、珊瑚症を根絶する。いつか必ず」
悲劇の根幹の除去。
「それから、ダニエルを唆した人を……見付け出してみせる」
そしてダニエルの弱った心につけ込み、災害が起きるよう誘発した人物。裏で手を引いただろう黒幕。
その者に対する憤りが、フリードリヒを突き動かす。
フリードリヒは『フリッツ』として、止まる訳にはいかない。
そう強く思った、月夜だった。
◇
エントランスで散々叫び続けたパウルも流石に疲れたらしく、彼は肩を落とし重い足取りでとぼとぼ出口の方へ歩き始めた。
「フリッツに会いたがってたカルバミドの件は終わったんだし、僕もう帰って寝る……」
「その為にいらっしゃったのですか。お優しいのですね、パウルさんは」
「……、……ちょっと褒めたぐらいで僕が絆されると思うなよ!?」
「揺らいでんな~」
「フリーデンお口チャック!」
ピピピピ!
その時、クスシ全員分の電子端末の着信音が一斉に鳴る。
「うん? 通知? 同時に?」
警報の音ではない。なのに一斉に鳴るとは、とモーズは不思議に思いながらも白衣のポケットに入れていた携帯端末を手に取った。
端末の画面には『国連指令:特殊学会召集』という文字が浮かんでいる。メールの件名だ。送り主は、未だ一度も顔を見た事のない所長から。
「えっ、なんか急じゃねぇ? 急ピッチで準備しないとなぁ」
「召集先の国は……パラス国か」
「パラス国! 絶対に僕が行くっ!」
「待て。何やら条件が書かれて……は? モーズを指名?」
メール本文を確認したユストゥスにいきなり名を呼ばれて、モーズはびくりと肩を震わせる。
「わ、私が何か?」
「モーズ、【特殊学会】強制参加だってよ。しかもパラス国での」
「……。えっ」
「なっ、審査担当があの『ルイ』だと!? いつの間に院長になったんだあいつ……!」
「審査? 待ってくれ、何が何だかわからない。あと私はまだ研修中の身なのだが?」
「私も色々と腑に落ちんが、国連側の指名は絶対だ。諦めろ」
「これ絶対に『ガレージ上の英雄事件』が響いているよなぁ」
「え、英雄事件……!? まさかパラスでの菌床処分の事をさして言っているのか!? 何だその仰々しい名称は!」
英雄騒動以降、モーズはパラスの情報はなるべく視界に入れないようにしていた。なので事件の名前が仰々しい事になっているのを今ここで、フリーデンの口から知ることとなってしまった。
すると今まで肩を落としていたパウルがガバリと顔をあげ、モーズを指差し不満を述べる。
「はぁ~っ!? こいつが強制ってどういう事だよ納得いかねぇ~っ! パラス国に向かうべきは僕だろう!」
「では付き添いはパウルで決定か」
「モーズは研修中だし特殊学会初めてだし、誰かしらついて行かなきゃですものねぇ。パウル先輩が立候補してくれてよかった!」
怒りで興奮していたパウルだったが、ユストゥスとフリーデンの発言を聞いた後、たっぷり間を置いてからはたと冷静になる。
「……あれ? もしかして僕、押し付けられた……?」
(いいように扱われている……)
後輩2人に都合よく転がされているパウルに、モーズは心の中で同情した。
「学会へはモーズとパウルが参加という形で落ち着いたか。明日より準備を進めるといい。開催は2週間後だそうだ。では解散」
「何でユストゥスが仕切って……! てか! こいつと! 学会ぃいいっ!?」
言いたい事を言うと、さっさとエントランスから出て行くユストゥス。頭を抱えて嘆くパウル。
背中に嫌な汗が流れるモーズに、そんなモーズの肩にポンと手を置いて慰めてくれるフリーデン。
「……全く状況が飲み込めないが、波乱の予感がする」
「うん、まぁ、あれだ。頑張れモーズ」
▼△▼
次章より『特殊学会編』、開幕。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
『死に損ないのフリードリヒ』これにて完結です。フリードリヒことフリッツとユストゥスの関係が深掘りできて、書いていて楽しかったです。
フリッツの本名は『フリードリヒ』という設定は二章の時点で仄めかされていたのですが、ようやく回収できました。しかし2人目のフリードリヒが出てくるのはいつになるのやら……。
この章ではカルバミドしかウミヘビが登場しませんでしたが、次章では標本作成でお馴染みのあの毒素やそれに関連するする毒素など、沢山のウミヘビが登場する予定です。
お楽しみに!
もしも面白いと思ってくださいましたらフォローや応援、コメントよろしくお願いします。
励みになります。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる