313 / 600
第十五章 平和が終わる日
第304話 《モルヒネ(C17H19NO3)》
しおりを挟む
「はぁ~……」
人工島アバトンの西に位置する浜辺に設置された、白いベンチ。
その上にフリッツは腰をおろし、黄地に黒鷲がデザインされたマスクを外した上で、大きな溜め息を吐いていた。
真っ赤に腫れた右頬を手でさすりながら。
「フリードリヒ先生っ、フリードリヒ先生っ! ほっぺ真っ赤っかですーっ!」
ラボの外に出てきたフリッツに付き添っていた、幼い容姿をしたウミヘビの尿素。彼はフリッツの本名『フリードリヒ』の名を呼びながら、今にも泣きそうな顔で腫れた頬を見詰めている。
「うん。殴られちゃったからねぇ」
「誰にですかぁっ!?」
「『フリードリヒ』さんに」
この頬の腫れを作ったのはフリッツの本名と同名のクスシ、フリードリヒ。
10分ほど前。普段は個別研究所に籠り滅多にそこから出てこない彼が、ラボの廊下に出ている所を見かけたものだから、助言を乞いたいフリッツはこの機を逃すまいと声をかけた。そしたら返事の代わりに右ストレートが飛んできたのだ。
予備動作もなく振り翳された暴力はアイギスの防御が間に合わず、フリッツは正面からモロに喰らってしまうハメになった。
「彼、すごーく機嫌が悪かった。アトロピンが壊れてしまった後なんだ、迂闊に声をかけるべきではなかったね」
「でも関係のない先生に傷を付けるなんてーっ!」
「仕方ないよ。フリードリヒさんは気難しい方だ。機嫌が悪い時はとことん悪い。特にウミヘビに関する事には容赦がない」
怒りのまま、フリードリヒが暴言と暴力を撒き散らす原因。
それはウミヘビの一人、アトロピンが壊れてしまったからに他ならない。
「ウミヘビ至上主義、と言うべき人なんだから」
◇
(きょ、極端すぎる)
ウミヘビの為ならば自分の命さえ差し出す気概のフリードリヒに、モーズは内心ドン引きしていた。
他のクスシから「気難しい」やら「性格が悪い」やら「協調性がない」やら、ネガティブな前情報は聞いていたものの、まさかウミヘビを優先し過ぎるが故の難点だったとは。
「おい。話長引きそうなら俺達は勝手に戻るが?」
フリードリヒが現れた為に、待ちぼうけを喰らっていたニコチンが口を開く。早くネグラに帰り、アセトアルデヒドと酒でも飲みたいのだろう。
「そうだな……。解散で、いいだろう」
「待て」
だが解散の許可を出した青洲を押し除け、フリードリヒはずんずんとウミヘビ達の元へ足を運ぶと、真っ先にパラチオンの前に立ち、
「パラチオン、内出血に陥ったと聞いたが経過はどうだ? ん?」
ガバリと、躊躇なく彼のシャツを捲り上げ素肌を曝け出させた。
しかもそのまま右の手の平でぺたぺたと触れ始めた。
「なっ!?」
「触診では異常なし。次」
「いきなり何をするんだお前っ!」
怒りよりも驚愕と困惑で大声をあげるパラチオンを無視し、フリードリヒは次にアセトアルデヒドの方へ顔を向ける。
「アセトアルデヒドも毒素を使ったそうだな。火傷が深部に残っている可能性も……」
「えっ、えっとぉ、僕は何ともないよぉ?」
「だそうだ。ベタベタ触んな」
すかさずサッとアセトアルデヒドの前に立ち、フリードリヒの触診を防ぐニコチン。
するとフリードリヒは「丁度いい」と言わんばかりにニコチンの頭やら頬やら腕やら腰やらを、服越しとはいえベタベタと触診を施す。ニコチンは心底嫌そうな顔をしているが、退くとアセトアルデヒドが触られてしまうので大人しくしていた。
「いいや、万が一を考えメンテナンスをするべきだ。後で全員、ネグラの医務室に来るように」
「えぇっ、アッシもかい!? あそこ薬臭くて好きじゃないんだがねぇっ!」
「ヒドラジンは飛行機内か? 彼も呼び付けねば」
「せんせ」
そこに、5人目のウミヘビが、現れた。
「せんせ。ここにいた、の」
フリードリヒを追うように、ラボから出てきたのだ。
モーズが初めて見るそのウミヘビは、紫がかった薄桃色の髪に、紫がかった赤色の瞳を持つ成人男性の姿をしていた。しかし特筆すべきは派手な色素ではない。
顔立ちだ。
裏地が蛇の鱗柄の白衣を着崩した状態で肩に引っ掛け、裸足で歩き、眠たげな目をし、厚ぼったい唇をしたそのウミヘビは――美しかった。
元々ウミヘビは皆、美しい容姿をしているのだが、彼は群を抜いている。遠目からでも輝いて見える美貌を持つ、水銀と並ぶほどに。しかし、美しさの方向性は全く異なる。
退廃的。
そう称するのが最も近い。力強く普遍的な美しさを覚える水銀とは逆に、今にも消えてしまいそうな程に頼りなく、散りかけの花のような儚さを覚えるのだ。
そしてその儚さが、見る者の目を釘付けにさせる。
「《モルヒネ(C17H19NO3)》」
フリードリヒが口にした、そのウミヘビの名は、《モルヒネ(C17H19NO3)》。
人間を痛みのない幸せな夢の世界に誘う、麻酔の原料。依存性が非常に高い――麻薬。
「起きたらせんせ、いなかったから。ぼくね、心配した、の」
「心配させてしまって悪かったな。だが、おれがお前を置いて遠くに行く訳がないだろう。安心して眠るといい」
「そ、う?」
ぺたぺたと砂浜に素足の足跡をつけながら、モルヒネは怠慢な動きでフリードリヒの元へ歩み寄る。
「あら、あら、あら。新しいぼうや、ね」
その途中でモーズが視界に入ったらしく、モルヒネは眠たげな瞳を彼に向け、真っ白な肌をした両の手を伸ばしてきた。
直後、モーズは時が止まったかのような錯覚に陥る。
動けなく、なったのだ。
「ぼうや。ぼくと、遊び、ま、しょう?」
低く心地の良い声が鼓膜を揺らす度に、頭が痺れる感覚を覚える。肌が粟立つのを感じる。
挨拶をしなくては。名乗らなくては。遊びとは何を指すのか訊かなければ。ウミヘビに不用意に触れられる事は避けなければ。
やるべき事などわかっている筈なのに、声が出ない。頭が働かない。身体が動かない。息一つ、できない。
思考が溶け、ただただモルヒネを見詰める事しか、瞬きさえ忘れて凝視する事しか、蜜のように甘美な囁き声を傾聴する事しか――
「なに粉かけてンだ節操なしが」
モルヒネの手がモーズへ触れそうになったその時、ニコチンが無慈悲にその手を払い落とす。
そこでモーズもハッと我に返り、止まっていた呼吸を再開した。
「どう、して? ぼくはただ、ぼうやと仲良くなりたかっただけ、なの」
「玩具が欲しいだけだろ。よく言う」
「そんなこと、ない、わ」
ニコチンの指摘に対し、不服そうにモルヒネは目を細め、厚ぼったい唇に細長く白い指先を当てる。
「ぼくはただ遊びたい、だけ。でもいつの間、にか、お相手が動かなくなってしまう、の。どうして、かしら?」
小首を傾げ、何もわからない無垢な子供なような所作をするモルヒネ。
紫がかった赤い瞳はどこを見ているのか分からず、モーズの不安を駆り立てた。
「じゃあ、せめて。ぼうやのお名前、教えて貰っても?」
「あっ、あぁ。失礼した。私の名前はモーズという」
「うふふふ。あはははは」
モーズの名を聞いたモルヒネは、笑った。口を大きく開け、無邪気に笑った。
「ぼうや。ぼうや。かわいいぼうやはモーズって、言うの。ちゃんとお名前が言えて、偉いわね。うふふふ。あはははは」
紫がかった薄桃色の髪が潮風に靡き、彼の美しい顔にかかる。
子供のように無垢で無邪気で、それでいて妖艶な姿。
「背筋をしゃんと伸ばして、お顔を真っ直ぐ前に向けて、一人で立てるぼうや。ぼくと喋っても揺らがない、かわいい、かわいい、頑張り屋さんのぼうや」
壊れた玩具のように、ひとしきり笑ったモルヒネは、モーズを幼子のように愛おしげに見詰め、最後にこう言った。
「貴方が堕ちたら、どんな味が、するのかしら」
▼△▼
補足
モルヒネ(C17H19NO3)
言わずと知れた麻薬であり、麻酔の原料である。
名前の由来はギリシャ神話に登場する夢の神、モルペウスから。
ケシを原料に作られたアヘンから単離された、アルカロイドの一種。
植物の生薬から単離されたアルカロイドは、モルヒネが世界で初である。
その効果は圧倒的なまでの鎮痛。多幸感。それに伴う中毒性、依存性。
人間を致死に至らせる、という点ではとても弱い毒素だが、モルヒネの事しか考えられなくなる程の依存性をもってして、人間を廃人にする事が可能。という怖い毒素。
当然、日本でも毒薬や麻薬として使用料に関する規制がなされている。
尤も正しく処方をすれば依存症になることはなく、現在でも麻酔や医薬品として扱われる。
夢のように痛みを消し去り、人間を痛みという苦痛から解放してくれる、魔性の毒素なのである。
あと依存性以外にも便秘とか眠気とか悪心嘔吐とかの副作用もしっかりあるよ。
人工島アバトンの西に位置する浜辺に設置された、白いベンチ。
その上にフリッツは腰をおろし、黄地に黒鷲がデザインされたマスクを外した上で、大きな溜め息を吐いていた。
真っ赤に腫れた右頬を手でさすりながら。
「フリードリヒ先生っ、フリードリヒ先生っ! ほっぺ真っ赤っかですーっ!」
ラボの外に出てきたフリッツに付き添っていた、幼い容姿をしたウミヘビの尿素。彼はフリッツの本名『フリードリヒ』の名を呼びながら、今にも泣きそうな顔で腫れた頬を見詰めている。
「うん。殴られちゃったからねぇ」
「誰にですかぁっ!?」
「『フリードリヒ』さんに」
この頬の腫れを作ったのはフリッツの本名と同名のクスシ、フリードリヒ。
10分ほど前。普段は個別研究所に籠り滅多にそこから出てこない彼が、ラボの廊下に出ている所を見かけたものだから、助言を乞いたいフリッツはこの機を逃すまいと声をかけた。そしたら返事の代わりに右ストレートが飛んできたのだ。
予備動作もなく振り翳された暴力はアイギスの防御が間に合わず、フリッツは正面からモロに喰らってしまうハメになった。
「彼、すごーく機嫌が悪かった。アトロピンが壊れてしまった後なんだ、迂闊に声をかけるべきではなかったね」
「でも関係のない先生に傷を付けるなんてーっ!」
「仕方ないよ。フリードリヒさんは気難しい方だ。機嫌が悪い時はとことん悪い。特にウミヘビに関する事には容赦がない」
怒りのまま、フリードリヒが暴言と暴力を撒き散らす原因。
それはウミヘビの一人、アトロピンが壊れてしまったからに他ならない。
「ウミヘビ至上主義、と言うべき人なんだから」
◇
(きょ、極端すぎる)
ウミヘビの為ならば自分の命さえ差し出す気概のフリードリヒに、モーズは内心ドン引きしていた。
他のクスシから「気難しい」やら「性格が悪い」やら「協調性がない」やら、ネガティブな前情報は聞いていたものの、まさかウミヘビを優先し過ぎるが故の難点だったとは。
「おい。話長引きそうなら俺達は勝手に戻るが?」
フリードリヒが現れた為に、待ちぼうけを喰らっていたニコチンが口を開く。早くネグラに帰り、アセトアルデヒドと酒でも飲みたいのだろう。
「そうだな……。解散で、いいだろう」
「待て」
だが解散の許可を出した青洲を押し除け、フリードリヒはずんずんとウミヘビ達の元へ足を運ぶと、真っ先にパラチオンの前に立ち、
「パラチオン、内出血に陥ったと聞いたが経過はどうだ? ん?」
ガバリと、躊躇なく彼のシャツを捲り上げ素肌を曝け出させた。
しかもそのまま右の手の平でぺたぺたと触れ始めた。
「なっ!?」
「触診では異常なし。次」
「いきなり何をするんだお前っ!」
怒りよりも驚愕と困惑で大声をあげるパラチオンを無視し、フリードリヒは次にアセトアルデヒドの方へ顔を向ける。
「アセトアルデヒドも毒素を使ったそうだな。火傷が深部に残っている可能性も……」
「えっ、えっとぉ、僕は何ともないよぉ?」
「だそうだ。ベタベタ触んな」
すかさずサッとアセトアルデヒドの前に立ち、フリードリヒの触診を防ぐニコチン。
するとフリードリヒは「丁度いい」と言わんばかりにニコチンの頭やら頬やら腕やら腰やらを、服越しとはいえベタベタと触診を施す。ニコチンは心底嫌そうな顔をしているが、退くとアセトアルデヒドが触られてしまうので大人しくしていた。
「いいや、万が一を考えメンテナンスをするべきだ。後で全員、ネグラの医務室に来るように」
「えぇっ、アッシもかい!? あそこ薬臭くて好きじゃないんだがねぇっ!」
「ヒドラジンは飛行機内か? 彼も呼び付けねば」
「せんせ」
そこに、5人目のウミヘビが、現れた。
「せんせ。ここにいた、の」
フリードリヒを追うように、ラボから出てきたのだ。
モーズが初めて見るそのウミヘビは、紫がかった薄桃色の髪に、紫がかった赤色の瞳を持つ成人男性の姿をしていた。しかし特筆すべきは派手な色素ではない。
顔立ちだ。
裏地が蛇の鱗柄の白衣を着崩した状態で肩に引っ掛け、裸足で歩き、眠たげな目をし、厚ぼったい唇をしたそのウミヘビは――美しかった。
元々ウミヘビは皆、美しい容姿をしているのだが、彼は群を抜いている。遠目からでも輝いて見える美貌を持つ、水銀と並ぶほどに。しかし、美しさの方向性は全く異なる。
退廃的。
そう称するのが最も近い。力強く普遍的な美しさを覚える水銀とは逆に、今にも消えてしまいそうな程に頼りなく、散りかけの花のような儚さを覚えるのだ。
そしてその儚さが、見る者の目を釘付けにさせる。
「《モルヒネ(C17H19NO3)》」
フリードリヒが口にした、そのウミヘビの名は、《モルヒネ(C17H19NO3)》。
人間を痛みのない幸せな夢の世界に誘う、麻酔の原料。依存性が非常に高い――麻薬。
「起きたらせんせ、いなかったから。ぼくね、心配した、の」
「心配させてしまって悪かったな。だが、おれがお前を置いて遠くに行く訳がないだろう。安心して眠るといい」
「そ、う?」
ぺたぺたと砂浜に素足の足跡をつけながら、モルヒネは怠慢な動きでフリードリヒの元へ歩み寄る。
「あら、あら、あら。新しいぼうや、ね」
その途中でモーズが視界に入ったらしく、モルヒネは眠たげな瞳を彼に向け、真っ白な肌をした両の手を伸ばしてきた。
直後、モーズは時が止まったかのような錯覚に陥る。
動けなく、なったのだ。
「ぼうや。ぼくと、遊び、ま、しょう?」
低く心地の良い声が鼓膜を揺らす度に、頭が痺れる感覚を覚える。肌が粟立つのを感じる。
挨拶をしなくては。名乗らなくては。遊びとは何を指すのか訊かなければ。ウミヘビに不用意に触れられる事は避けなければ。
やるべき事などわかっている筈なのに、声が出ない。頭が働かない。身体が動かない。息一つ、できない。
思考が溶け、ただただモルヒネを見詰める事しか、瞬きさえ忘れて凝視する事しか、蜜のように甘美な囁き声を傾聴する事しか――
「なに粉かけてンだ節操なしが」
モルヒネの手がモーズへ触れそうになったその時、ニコチンが無慈悲にその手を払い落とす。
そこでモーズもハッと我に返り、止まっていた呼吸を再開した。
「どう、して? ぼくはただ、ぼうやと仲良くなりたかっただけ、なの」
「玩具が欲しいだけだろ。よく言う」
「そんなこと、ない、わ」
ニコチンの指摘に対し、不服そうにモルヒネは目を細め、厚ぼったい唇に細長く白い指先を当てる。
「ぼくはただ遊びたい、だけ。でもいつの間、にか、お相手が動かなくなってしまう、の。どうして、かしら?」
小首を傾げ、何もわからない無垢な子供なような所作をするモルヒネ。
紫がかった赤い瞳はどこを見ているのか分からず、モーズの不安を駆り立てた。
「じゃあ、せめて。ぼうやのお名前、教えて貰っても?」
「あっ、あぁ。失礼した。私の名前はモーズという」
「うふふふ。あはははは」
モーズの名を聞いたモルヒネは、笑った。口を大きく開け、無邪気に笑った。
「ぼうや。ぼうや。かわいいぼうやはモーズって、言うの。ちゃんとお名前が言えて、偉いわね。うふふふ。あはははは」
紫がかった薄桃色の髪が潮風に靡き、彼の美しい顔にかかる。
子供のように無垢で無邪気で、それでいて妖艶な姿。
「背筋をしゃんと伸ばして、お顔を真っ直ぐ前に向けて、一人で立てるぼうや。ぼくと喋っても揺らがない、かわいい、かわいい、頑張り屋さんのぼうや」
壊れた玩具のように、ひとしきり笑ったモルヒネは、モーズを幼子のように愛おしげに見詰め、最後にこう言った。
「貴方が堕ちたら、どんな味が、するのかしら」
▼△▼
補足
モルヒネ(C17H19NO3)
言わずと知れた麻薬であり、麻酔の原料である。
名前の由来はギリシャ神話に登場する夢の神、モルペウスから。
ケシを原料に作られたアヘンから単離された、アルカロイドの一種。
植物の生薬から単離されたアルカロイドは、モルヒネが世界で初である。
その効果は圧倒的なまでの鎮痛。多幸感。それに伴う中毒性、依存性。
人間を致死に至らせる、という点ではとても弱い毒素だが、モルヒネの事しか考えられなくなる程の依存性をもってして、人間を廃人にする事が可能。という怖い毒素。
当然、日本でも毒薬や麻薬として使用料に関する規制がなされている。
尤も正しく処方をすれば依存症になることはなく、現在でも麻酔や医薬品として扱われる。
夢のように痛みを消し去り、人間を痛みという苦痛から解放してくれる、魔性の毒素なのである。
あと依存性以外にも便秘とか眠気とか悪心嘔吐とかの副作用もしっかりあるよ。
10
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる