405 / 600
第十九章 狂信者のカタリ
第392話 人造人間造り
しおりを挟む
「実はな。人造人間を造るのに必須になる《卵》を、ようやく手にすることができた。僕らが目指す不老不死に一番近い生命体を造れるんだ、興奮しないか?」
非現実的な事をつらつらと喋りながら、室長はフラスコに入った《卵》をおれに見せてきた。
よく晴れた日の海を固めたような、楕円形の物体。これが人造人間の核であり、心臓になるんだと。よく知らんが。
「ただし、造る時に一つ気を付けないといけない事がある。我々の命に関わる事だ、心して聞いてくれ」
「何だ。勿体ぶらずに言え」
「この《卵》を使って造った人造人間は有毒人種になるという事だ」
「有毒人種?」
それは毒蛇や毒蛙、蠍か何かになるということか?
それで何を気を付けろというのやら。噛まれないようにしろとか、そういう話か?
「人造人間は毒の息を吐く他、血も全て毒に当たる。かすり傷程度の出血でも中毒に陥る、という研究レポートも入手した」
室長はおれに人造人間に関する資料の束を押し付け、読み込むよう命じた。
資格試験を受けた時もそうだが、いつもいきなり勉強しろと言ってくるな、こいつは。
「防毒服の用意は手配しているが、管理には重々気を付けろよ?」
「用件はそれだけか? おれは戻るぞ」
「あぁ。資料には人造人間のレシピも書かれている。これは機密事項だ、頭に入れたら燃やしてくれ」
「はぁ。了解した」
おれは雑に返事を返しつつ、資料をばらばら巡り速読する。人造人間のレシピ――面倒な手順が多いな。コストもかかる。というか、レシピの内容からして、人造人間とは名ばかりの存在じゃないか。
人間と生態が全く異なる。室長が目指しているのは『人間の不老不死実現』ではなかったのか? 見た目だけは人間に寄せているものの、これならば若返りを繰り返すベニクラゲや、焼いても凍らせても死なないクマムシを研究した方がまだ有意義な気がするが……。
まぁ、どうでもいいか。造れというのなら、造るだけだ。
室長はにやにやと嫌な笑みを浮かべ、おれが人造人間造りにかかっている様子を眺めていた。気が散る、と言っても離れやしない。
何なんだあいつは。また研究員に文句を垂れたら、「室長はおれが失敗するのを待っている」のだと言う。
失敗? 何故?
レシピの材料ならば揃っているんだ、どうして失敗すると? そしてどうしてそれを待っている? 成功を積み上げた方が室長も実績ができ、出世とやらができるんじゃないのか?
やはりあいつの考える事はよくわからん。もういい、奴は放っておこう。
人造人間は直ぐには完成しなかった。提供された《卵》が人工人体に馴染まないからだ。レシピ通りに造っても、レシピの中に書かれた《卵》とおれが使っている《卵》は違うからな。これはまず《卵》の特性をよくよく研究しなければ、人工人体への移植は難しそうだ。
だからおれはフラスコの中の《卵》を徹底的に調べ、分析し、解析し、《卵》に相応しい人工人体を造った。頭のてっぺんから足の爪先まで計算して、だ。
幾分か時間はかかったが、《卵》に合う人工人体の製造は完了。《卵》の移植後も拒絶反応などなく、《卵》は手筈通り青い血を生成し人工人体へ巡らせている。経過は順調。
後は脳と《卵》がリンクし、人造人間として目覚める時を待つ。らしい。いつ目覚めるのかは知らん。
そこまでを室長に報告をしたら、「目覚めなければ成功したとは言わない」とかで、おれは研究室でその時まで待機していろと命じられた。
研究室を寝床にするのは久し振りだが、まぁいいか。鍵をかければ口煩い室長や、ビク付く研究員が入って来ないのだし。鍵がかからない自室よりもある意味、快適に過ごせる。
おれは人造人間が入っている培養槽を一瞥した後、寝袋にくるまって夜を過ごした。
そして夜中、物音が聞こえて目が覚めた。
培養槽の中の人造人間が、動いている。膝を両腕で抱え胎児のように丸くなり、ゆっくりと回り、時折りガラスにぶつかって音を立てている。
(ようやく成果が出たか)
おれは寝袋からもそもそと出て実験台に置いておいたパソコンを開き、レポートを残す準備を始めた。経過を記録しないと室長が煩いからな。
ぼんやりと観察していた所、おれは違和感に気付いた。
人造人間に、髪の毛が生えてきている。
目覚めた後も検査がし易いようにと、あえて生やしていなかったと言うのに。後で剃らなければならないか、面倒だなと考えながらおれは観察を続ける。
髪の毛の色は紫がかった薄桃色をしていて、人間の持つ色素とはかけ離れている。これも異質だ。そんな遺伝子情報、組み込んでいないというのに。
次に人造人間はバキン、ボキン、という音を立て、骨を、変形させた。
皮膚が不自然に引き延ばされ、骨の形が目視でわかってしまう。まさかこのまま皮膚を突き破って出血、挙句に死ないだろうな、とおれが内心面倒臭く思っていると、骨はものの数分で人間らしい形へと戻った。
そしておれの設計した人体とは異なる体躯に落ち着いた。
「……は?」
細胞一つ一つ計算し尽くして造った筈の人造人間の身体は、原型を留めない程に変質し、設計者である筈のおれの知らない姿となって、閉じていた瞼をゆっくりと開いた。
培養槽越しに、紫がかった、赤色の瞳と、目が合った。
衝撃だった。
眠たげな目。長い睫毛。薄く微笑む、厚ぼったい唇。真っ白い肌。細い体躯。繊細そうな指先。
まるで散りかけの花のように儚く、
――美しい。
今まで目にした何よりも、これから目にする森羅万象を含めても、きっとこの人造人間より美しい物は存在しないだろう。おれは確信した。
直後、掻き立てられる庇護欲。芽生える奉仕心。全てを捧げてもこの美しい生き物の輝きを守らなければ、と願う使命感。
いつだか教養として、室長に読まされた聖書に載っていた一節が、今ようやく理解できた。
目が開かれるとは、この事か!!
あぁ、何だ。おれはこの美しいモノに巡り合う為に、ここへ流れ付いたのか。神とやらもたまには仕事をする。
この美しさを誰よりも先に見る事が出来て、おれは何て幸せ者なのだろう。名前、そうだ名前。この美しいモノの名前。宿す毒素によって名前が定められると室長は言っていたな。
《モルヒネ(C17H19NO3)》。
この美しいヒトの名はモルヒネか。モルヒネ、モルヒネよ!
おれは今この瞬間から、おれの全てを君へ捧げよう!
非現実的な事をつらつらと喋りながら、室長はフラスコに入った《卵》をおれに見せてきた。
よく晴れた日の海を固めたような、楕円形の物体。これが人造人間の核であり、心臓になるんだと。よく知らんが。
「ただし、造る時に一つ気を付けないといけない事がある。我々の命に関わる事だ、心して聞いてくれ」
「何だ。勿体ぶらずに言え」
「この《卵》を使って造った人造人間は有毒人種になるという事だ」
「有毒人種?」
それは毒蛇や毒蛙、蠍か何かになるということか?
それで何を気を付けろというのやら。噛まれないようにしろとか、そういう話か?
「人造人間は毒の息を吐く他、血も全て毒に当たる。かすり傷程度の出血でも中毒に陥る、という研究レポートも入手した」
室長はおれに人造人間に関する資料の束を押し付け、読み込むよう命じた。
資格試験を受けた時もそうだが、いつもいきなり勉強しろと言ってくるな、こいつは。
「防毒服の用意は手配しているが、管理には重々気を付けろよ?」
「用件はそれだけか? おれは戻るぞ」
「あぁ。資料には人造人間のレシピも書かれている。これは機密事項だ、頭に入れたら燃やしてくれ」
「はぁ。了解した」
おれは雑に返事を返しつつ、資料をばらばら巡り速読する。人造人間のレシピ――面倒な手順が多いな。コストもかかる。というか、レシピの内容からして、人造人間とは名ばかりの存在じゃないか。
人間と生態が全く異なる。室長が目指しているのは『人間の不老不死実現』ではなかったのか? 見た目だけは人間に寄せているものの、これならば若返りを繰り返すベニクラゲや、焼いても凍らせても死なないクマムシを研究した方がまだ有意義な気がするが……。
まぁ、どうでもいいか。造れというのなら、造るだけだ。
室長はにやにやと嫌な笑みを浮かべ、おれが人造人間造りにかかっている様子を眺めていた。気が散る、と言っても離れやしない。
何なんだあいつは。また研究員に文句を垂れたら、「室長はおれが失敗するのを待っている」のだと言う。
失敗? 何故?
レシピの材料ならば揃っているんだ、どうして失敗すると? そしてどうしてそれを待っている? 成功を積み上げた方が室長も実績ができ、出世とやらができるんじゃないのか?
やはりあいつの考える事はよくわからん。もういい、奴は放っておこう。
人造人間は直ぐには完成しなかった。提供された《卵》が人工人体に馴染まないからだ。レシピ通りに造っても、レシピの中に書かれた《卵》とおれが使っている《卵》は違うからな。これはまず《卵》の特性をよくよく研究しなければ、人工人体への移植は難しそうだ。
だからおれはフラスコの中の《卵》を徹底的に調べ、分析し、解析し、《卵》に相応しい人工人体を造った。頭のてっぺんから足の爪先まで計算して、だ。
幾分か時間はかかったが、《卵》に合う人工人体の製造は完了。《卵》の移植後も拒絶反応などなく、《卵》は手筈通り青い血を生成し人工人体へ巡らせている。経過は順調。
後は脳と《卵》がリンクし、人造人間として目覚める時を待つ。らしい。いつ目覚めるのかは知らん。
そこまでを室長に報告をしたら、「目覚めなければ成功したとは言わない」とかで、おれは研究室でその時まで待機していろと命じられた。
研究室を寝床にするのは久し振りだが、まぁいいか。鍵をかければ口煩い室長や、ビク付く研究員が入って来ないのだし。鍵がかからない自室よりもある意味、快適に過ごせる。
おれは人造人間が入っている培養槽を一瞥した後、寝袋にくるまって夜を過ごした。
そして夜中、物音が聞こえて目が覚めた。
培養槽の中の人造人間が、動いている。膝を両腕で抱え胎児のように丸くなり、ゆっくりと回り、時折りガラスにぶつかって音を立てている。
(ようやく成果が出たか)
おれは寝袋からもそもそと出て実験台に置いておいたパソコンを開き、レポートを残す準備を始めた。経過を記録しないと室長が煩いからな。
ぼんやりと観察していた所、おれは違和感に気付いた。
人造人間に、髪の毛が生えてきている。
目覚めた後も検査がし易いようにと、あえて生やしていなかったと言うのに。後で剃らなければならないか、面倒だなと考えながらおれは観察を続ける。
髪の毛の色は紫がかった薄桃色をしていて、人間の持つ色素とはかけ離れている。これも異質だ。そんな遺伝子情報、組み込んでいないというのに。
次に人造人間はバキン、ボキン、という音を立て、骨を、変形させた。
皮膚が不自然に引き延ばされ、骨の形が目視でわかってしまう。まさかこのまま皮膚を突き破って出血、挙句に死ないだろうな、とおれが内心面倒臭く思っていると、骨はものの数分で人間らしい形へと戻った。
そしておれの設計した人体とは異なる体躯に落ち着いた。
「……は?」
細胞一つ一つ計算し尽くして造った筈の人造人間の身体は、原型を留めない程に変質し、設計者である筈のおれの知らない姿となって、閉じていた瞼をゆっくりと開いた。
培養槽越しに、紫がかった、赤色の瞳と、目が合った。
衝撃だった。
眠たげな目。長い睫毛。薄く微笑む、厚ぼったい唇。真っ白い肌。細い体躯。繊細そうな指先。
まるで散りかけの花のように儚く、
――美しい。
今まで目にした何よりも、これから目にする森羅万象を含めても、きっとこの人造人間より美しい物は存在しないだろう。おれは確信した。
直後、掻き立てられる庇護欲。芽生える奉仕心。全てを捧げてもこの美しい生き物の輝きを守らなければ、と願う使命感。
いつだか教養として、室長に読まされた聖書に載っていた一節が、今ようやく理解できた。
目が開かれるとは、この事か!!
あぁ、何だ。おれはこの美しいモノに巡り合う為に、ここへ流れ付いたのか。神とやらもたまには仕事をする。
この美しさを誰よりも先に見る事が出来て、おれは何て幸せ者なのだろう。名前、そうだ名前。この美しいモノの名前。宿す毒素によって名前が定められると室長は言っていたな。
《モルヒネ(C17H19NO3)》。
この美しいヒトの名はモルヒネか。モルヒネ、モルヒネよ!
おれは今この瞬間から、おれの全てを君へ捧げよう!
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる