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第二十章 真っ赤な嘘
第415話 教団本部
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木々が高く茂り、空はほとんど見えない。湿った土の匂いと、葉擦れの音だけが鶏血の周囲を満たしていた。獣道のような足場を進む度、背の高い草が黒服を掠める。辺りに人工物の気配は一切なく、森に取り込まれるような錯覚すら覚える。
だが、ある地点を越えた瞬間。
まるで、別の空間に足を踏み入れたかのように、視界が開ける。
樹々が大きく割け、円形の空間が忽然と姿を現したのだ。尤も人工的に整地された形跡はない。まるで森そのものが、この空間を用意していたかのように自然で、しかし明らかに異様だった。
そして、その中心に――建っていた。
石造りともコンクリートともつかぬ、鈍い艶を帯びた黒い建物。階層は低く、3階建て程度だが、圧倒的な密度と重圧感を纏っている。窓らしきものは少なく、外壁には無数のパイプと管が絡みついていた。
リトリート・ホテル。
都市のどこにも存在が記されておらず、住所も記録もなく、それでも一部の者にだけ案内される保養地。
そのホテルに向かって、鶏血はゆっくり歩を進める。扉の前に立つと、音もなく開いた。そして中から黒服を着た案内係が現れ、静かに頭を下げてくる。
「ようこそ。ご予約されていた鶏血様ですね? お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ」
その案内係と共に、ホテルの中へ足を踏み入れる鶏血。
ロビーは、異様に静かだった。空間は広く、照明は目に優しいはずの間接光で構成されているが、光は微妙に揺らぎ、時折それが「生きている明かり」のような錯覚を与えてくる。
天井は高く、天蓋のように広がっているものの、細かく編まれた有機質の網状装飾が張り巡らされており、まるで血管。壁の一部には抽象的な装飾が施されているが、よく見るとそれは脳の断面図や神経系のパターンを模したものであるとわかる。
不気味さを覚える内観を眺めつつ、鶏血は案内人に従い柔らかい絨毯の敷かれたロビーを歩く。
行き着いた先はエレベーター。一般的なボタン式ではなく、透明な筒状の扉の前に立つだけで、認証と共にゆっくりと開く仕組みだった。
案内人と乗り込むと同時に、エレベーターはゆっくりと沈んでいく。揺れはなく、重力の感覚すら希薄になるほどの滑らかさだった。
カツ、ン。
静かな音を立てて、エレベーターが停止する。扉が滑らかに開くと、そこには非常灯レベルの光源に照らされた、長い廊下が伸びていた。
「暗イっ! 暗いの怖いヨっ!」
「落ち着いてください」
鶏血が思わず声を上げると、案内人は穏やかな声で鶏血を宥めた後、エレベーターを出て足早に歩き出してしまう。鶏血もその背を追い慌てて廊下を進んだ。
最初の内は、廊下の壁や床は柔らかい灰色をしていた。だが数歩進むごとに、壁面には細い赤い管のようなものが現れる。それは徐々に太く、明るく、数を増していく。更に奥に進むと赤い管は脈打ち始めた。
まるでこの廊下そのものが生きているかのように。
それに呼応するかのように天井の照明も、淡い白からじわじわと赤に染まり始めた。床もじっとりと湿り、靴底が離れるたびにぬるりとした音がする。
鶏血は仮面の奥で目を細め、赤い扇子でゆっくりと顔を仰ぐ。
「まるで竜の臓腑に入り込んだようネ……」
ふと思い立って壁に触れてみれば、僅かに温かく、どくん、と鼓動のような振動が返ってくる。
更に奥へ進めば足音はやがて吸い込まれるように消え、代わりに耳鳴りのような低い音が周囲に満ちていく。
深海に沈んでいくような、感覚の鈍化――
――どれだけ歩いただろうか。
数分にも数時間にも感じられる時間を経過した後、鶏血は廊下の突き当たりに辿り着いた。そこにあるのは内側から染み出たかの如く、血の色をした扉。
目的の部屋は、その奥にある。
「これでアタシも【誕生日】を迎えて、不老不死が得られル。いよいよネ。楽しみヨ、とても楽しみヨ」
扉の前で、 鶏血はクツクツと喉を鳴らし笑う。
「鶏血様。気が昂っているのはわかりますが……」
「あぁ、わかっているヨ。《御使い》になった後も完璧な不老不死になる訳じゃなイ。天敵……ウミヘビがいる限り、ネ。大丈夫、排除できるヨ! 実際にアタシは一匹排除したじゃないカ!」
「はい、存じ上げております。その功績を始めとし、信仰を積み上げてきたからこそ貴方様は招かれた。……さぁ、奥へどうぞ」
重々しい音を立てて、扉が横に滑る。
中から溢れ出たのは、ねっとりとした熱気と、腐敗した花のような匂い。
――ペガサス教団本部、その礼拝堂。
そこは想像以上に広大だった。天井は高く、しかしその天蓋を覆うのは空ではない。赤黒く脈動する膜のような有機的な構造物が全体を覆い、照明など一切ないはずなのに、空間全体がぼんやりと赤く発光している。
中央には、赤い塔が礼拝堂を貫くかのように立っていた。
その塔は四方八方に茎を伸ばし、先端に花弁を咲かせている。
あれは菌糸で作られた、触手だ。蠢く触手を持つ赤い塔は、サンゴの種の一つ、『キサンゴ』に酷似している。
ただし海中に漂うキサンゴとは異なり、中央に一つ――真っ赤な眼球を生やしているうえに、ギョロギョロと忙しなく動かしていた。
その赤い塔の内周に沿って、座す者達がいる。黒服を身に纏った信徒達だ。その数は30を下らない。
彼らは頭を垂れ、誰ひとりとして言葉を発さず、赤い塔にただ意識を集中している。
あの赤い塔こそが《珊瑚サマ》の、本尊。
「素晴らしいネ……!」
鶏血が恍惚と呟いたその時、奥の中から一つの影が現れる。
それと同時に、信徒達が一斉に顔を上げた。彼らの眼は全員、陶酔と献身を孕んでいる。
本尊を前にして反応をする相手と言えば、信仰対象たる《珊瑚サマ》に最も近い存在。
「……っ! 教祖様!」
鶏血は歓喜の声をあげた。
影こと教祖の姿は、明瞭には見えない。淡く揺れる光に照らされる中で、シルエットのみが輪郭を結ぶ。
「お会いしたかったヨ! ずっトずっト! 教祖様のお眼鏡にかなう為に、アタシ頑張ってきたのヨ!!」
鶏血はその場で跪き、両手を床につけて頭を深々と垂れる。興奮で肩が震え、仮面の奥からは熱に浮かされた呼吸が漏れていた。
すると、教祖がゆっくりと腕を広げる。
まるで慈しむような、祝福を与えるような仕草だった。
教祖の動きに反応するかのように、本尊――赤い塔がどくん、と大きく脈動する。次いで中央の眼球がギョロリと動き、鶏血に視線を向ける。
視線を感じた鶏血は仰け反るようにして顔を上げた。そして本尊の赤い瞳と、仮面越しに目が合う。
次の瞬間、鶏血は激情に突き動かされたかのように立ち上がる。
「嬉しイ、嬉しイ! やっと、やっとこの日を迎えられたのネ……! 【誕生日】! 【誕生日】ヨ! アタシが《御使い》になる、老いにも死にも怯えなくていい身体を、永遠を得られる、最高の【誕生日】ッ!!」
踊るようにその場を駆け、足を交差させ、旋回する鶏血。
信徒達は無言のまま、陶酔と畏敬の眼差しでその様子を見つめる。誰も止めない。ここは祝福された者だけが踊る舞台。
胎の奥、《珊瑚サマ》の御前。
教祖もはしゃぐ鶏血を咎める事などせず、片手を掲げ、指先でそっと宙を裂くような仕草を見せた。
途端。赤い塔に生える触手が、鶏血に向け伸びてゆく。
鶏血の細胞一つ一つを『珊瑚』へと置換し、《御使い》へ再誕させる為に――
ゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!
だが突如として、地響きが礼拝堂全体を揺るがした。
赤黒い天蓋がびり、と音を立て震え、床の下から伝わる振動はまるで地下深くから何かが突き上げてくるようだった。どこか遠くで、金属の軋むような嫌な音が混じる。
「……何?」
鶏血の声音が歓喜から困惑へ切り替わる。
触手は伸びかけたまま動きを止め、本尊の眼球もぎょろりと瞬きをして、正体不明の揺れに反応していた。教祖もまた、動きを静止したまま、ゆらりと揺れる空気の中に身を委ねている。
無言だった信徒達の間にも騒めきが走る。
この揺れは、この聖域とは全く関係のない、異質な脅威。
外から、何かが近付いていた。
だが、ある地点を越えた瞬間。
まるで、別の空間に足を踏み入れたかのように、視界が開ける。
樹々が大きく割け、円形の空間が忽然と姿を現したのだ。尤も人工的に整地された形跡はない。まるで森そのものが、この空間を用意していたかのように自然で、しかし明らかに異様だった。
そして、その中心に――建っていた。
石造りともコンクリートともつかぬ、鈍い艶を帯びた黒い建物。階層は低く、3階建て程度だが、圧倒的な密度と重圧感を纏っている。窓らしきものは少なく、外壁には無数のパイプと管が絡みついていた。
リトリート・ホテル。
都市のどこにも存在が記されておらず、住所も記録もなく、それでも一部の者にだけ案内される保養地。
そのホテルに向かって、鶏血はゆっくり歩を進める。扉の前に立つと、音もなく開いた。そして中から黒服を着た案内係が現れ、静かに頭を下げてくる。
「ようこそ。ご予約されていた鶏血様ですね? お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ」
その案内係と共に、ホテルの中へ足を踏み入れる鶏血。
ロビーは、異様に静かだった。空間は広く、照明は目に優しいはずの間接光で構成されているが、光は微妙に揺らぎ、時折それが「生きている明かり」のような錯覚を与えてくる。
天井は高く、天蓋のように広がっているものの、細かく編まれた有機質の網状装飾が張り巡らされており、まるで血管。壁の一部には抽象的な装飾が施されているが、よく見るとそれは脳の断面図や神経系のパターンを模したものであるとわかる。
不気味さを覚える内観を眺めつつ、鶏血は案内人に従い柔らかい絨毯の敷かれたロビーを歩く。
行き着いた先はエレベーター。一般的なボタン式ではなく、透明な筒状の扉の前に立つだけで、認証と共にゆっくりと開く仕組みだった。
案内人と乗り込むと同時に、エレベーターはゆっくりと沈んでいく。揺れはなく、重力の感覚すら希薄になるほどの滑らかさだった。
カツ、ン。
静かな音を立てて、エレベーターが停止する。扉が滑らかに開くと、そこには非常灯レベルの光源に照らされた、長い廊下が伸びていた。
「暗イっ! 暗いの怖いヨっ!」
「落ち着いてください」
鶏血が思わず声を上げると、案内人は穏やかな声で鶏血を宥めた後、エレベーターを出て足早に歩き出してしまう。鶏血もその背を追い慌てて廊下を進んだ。
最初の内は、廊下の壁や床は柔らかい灰色をしていた。だが数歩進むごとに、壁面には細い赤い管のようなものが現れる。それは徐々に太く、明るく、数を増していく。更に奥に進むと赤い管は脈打ち始めた。
まるでこの廊下そのものが生きているかのように。
それに呼応するかのように天井の照明も、淡い白からじわじわと赤に染まり始めた。床もじっとりと湿り、靴底が離れるたびにぬるりとした音がする。
鶏血は仮面の奥で目を細め、赤い扇子でゆっくりと顔を仰ぐ。
「まるで竜の臓腑に入り込んだようネ……」
ふと思い立って壁に触れてみれば、僅かに温かく、どくん、と鼓動のような振動が返ってくる。
更に奥へ進めば足音はやがて吸い込まれるように消え、代わりに耳鳴りのような低い音が周囲に満ちていく。
深海に沈んでいくような、感覚の鈍化――
――どれだけ歩いただろうか。
数分にも数時間にも感じられる時間を経過した後、鶏血は廊下の突き当たりに辿り着いた。そこにあるのは内側から染み出たかの如く、血の色をした扉。
目的の部屋は、その奥にある。
「これでアタシも【誕生日】を迎えて、不老不死が得られル。いよいよネ。楽しみヨ、とても楽しみヨ」
扉の前で、 鶏血はクツクツと喉を鳴らし笑う。
「鶏血様。気が昂っているのはわかりますが……」
「あぁ、わかっているヨ。《御使い》になった後も完璧な不老不死になる訳じゃなイ。天敵……ウミヘビがいる限り、ネ。大丈夫、排除できるヨ! 実際にアタシは一匹排除したじゃないカ!」
「はい、存じ上げております。その功績を始めとし、信仰を積み上げてきたからこそ貴方様は招かれた。……さぁ、奥へどうぞ」
重々しい音を立てて、扉が横に滑る。
中から溢れ出たのは、ねっとりとした熱気と、腐敗した花のような匂い。
――ペガサス教団本部、その礼拝堂。
そこは想像以上に広大だった。天井は高く、しかしその天蓋を覆うのは空ではない。赤黒く脈動する膜のような有機的な構造物が全体を覆い、照明など一切ないはずなのに、空間全体がぼんやりと赤く発光している。
中央には、赤い塔が礼拝堂を貫くかのように立っていた。
その塔は四方八方に茎を伸ばし、先端に花弁を咲かせている。
あれは菌糸で作られた、触手だ。蠢く触手を持つ赤い塔は、サンゴの種の一つ、『キサンゴ』に酷似している。
ただし海中に漂うキサンゴとは異なり、中央に一つ――真っ赤な眼球を生やしているうえに、ギョロギョロと忙しなく動かしていた。
その赤い塔の内周に沿って、座す者達がいる。黒服を身に纏った信徒達だ。その数は30を下らない。
彼らは頭を垂れ、誰ひとりとして言葉を発さず、赤い塔にただ意識を集中している。
あの赤い塔こそが《珊瑚サマ》の、本尊。
「素晴らしいネ……!」
鶏血が恍惚と呟いたその時、奥の中から一つの影が現れる。
それと同時に、信徒達が一斉に顔を上げた。彼らの眼は全員、陶酔と献身を孕んでいる。
本尊を前にして反応をする相手と言えば、信仰対象たる《珊瑚サマ》に最も近い存在。
「……っ! 教祖様!」
鶏血は歓喜の声をあげた。
影こと教祖の姿は、明瞭には見えない。淡く揺れる光に照らされる中で、シルエットのみが輪郭を結ぶ。
「お会いしたかったヨ! ずっトずっト! 教祖様のお眼鏡にかなう為に、アタシ頑張ってきたのヨ!!」
鶏血はその場で跪き、両手を床につけて頭を深々と垂れる。興奮で肩が震え、仮面の奥からは熱に浮かされた呼吸が漏れていた。
すると、教祖がゆっくりと腕を広げる。
まるで慈しむような、祝福を与えるような仕草だった。
教祖の動きに反応するかのように、本尊――赤い塔がどくん、と大きく脈動する。次いで中央の眼球がギョロリと動き、鶏血に視線を向ける。
視線を感じた鶏血は仰け反るようにして顔を上げた。そして本尊の赤い瞳と、仮面越しに目が合う。
次の瞬間、鶏血は激情に突き動かされたかのように立ち上がる。
「嬉しイ、嬉しイ! やっと、やっとこの日を迎えられたのネ……! 【誕生日】! 【誕生日】ヨ! アタシが《御使い》になる、老いにも死にも怯えなくていい身体を、永遠を得られる、最高の【誕生日】ッ!!」
踊るようにその場を駆け、足を交差させ、旋回する鶏血。
信徒達は無言のまま、陶酔と畏敬の眼差しでその様子を見つめる。誰も止めない。ここは祝福された者だけが踊る舞台。
胎の奥、《珊瑚サマ》の御前。
教祖もはしゃぐ鶏血を咎める事などせず、片手を掲げ、指先でそっと宙を裂くような仕草を見せた。
途端。赤い塔に生える触手が、鶏血に向け伸びてゆく。
鶏血の細胞一つ一つを『珊瑚』へと置換し、《御使い》へ再誕させる為に――
ゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!
だが突如として、地響きが礼拝堂全体を揺るがした。
赤黒い天蓋がびり、と音を立て震え、床の下から伝わる振動はまるで地下深くから何かが突き上げてくるようだった。どこか遠くで、金属の軋むような嫌な音が混じる。
「……何?」
鶏血の声音が歓喜から困惑へ切り替わる。
触手は伸びかけたまま動きを止め、本尊の眼球もぎょろりと瞬きをして、正体不明の揺れに反応していた。教祖もまた、動きを静止したまま、ゆらりと揺れる空気の中に身を委ねている。
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