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第二十一章 ハロウィンの翌日
第440話 未完成の祈り
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「一見、いい事だらけに見えるけれど……。ウミヘビの負担はどうなる計算なのかな?」
希望的観測も含まれているとはいえ、あまりにも理想的な可能性を秘める青い血。
その実態を確かめる以前に生じる問題を、フリッツは冷静な声で指摘をした。
「使用するウミヘビの血は、ほんの微量でいいはずだ。たった一滴でも毒素の濃度が濃いからな、元々希釈での使用が推奨され……」
「肉体的にはよくっても、精神的には?」
鋭い指摘に、澱みなく喋っていたモーズの言葉が止まる。
「ウミヘビ達はウロボロスで搾取されてきた子が沢山いる。その時のトラウマを引き起こされる行為は、僕は避けたい。幾ら感染者の為だからって、それは人間側の都合でしかないんだから」
思い浮かぶのは、ニコチンがウロボロスに居た頃に受けたと言う仕打ち。
毎日毎日繰り返し飽きもせず、ドリルや回転刃などの電動機器を用い、皮膚を切り裂くことで採血されていたという昔話。
モーズは具体的な話はニコチンからしか聞き及んでいないが、他のウミヘビからも似た話を断片的に聞いている。
幾ら有用だからと無神経に利用しては、ウロボロスの研究員達とやっている事は変わらない。
「……そう、だな。思慮に欠けた発言だった……」
「そう言う奴もいるってだけで、全員じゃないだろ」
この提案はなかったことにしよう。モーズがそう発言しようとした直前、話に割って入ってきたのはフリーデンだった。
「実際、アンモニアはオーケーしてくれたぜ? あいつもなかなかエグい目に合ってきたみたいだけど、凍結実験への参加を決めた時点で戦闘参加は必須になってんだし、その戦闘を少しでも楽にする手段が採血なら、寧ろ積極的にしていいってさ」
別に大量出血して欲しい訳じゃないけど。と付け足しつつ、フリーデンは卵型機器内部のパネルを操作し、モーズとフリッツ、そして自分の正面にホログラム映像を展開する。
そこに映っているのは、抽射器の構造を解説した図面と、『冷弾』の、仕様書であった。それもフリッツがシミュレーターで研究開発していたものを元に、実用性を上乗せした代物。
昨日、モーズから菓子を貰ったその足で製造所に走って籠り、自身の持てる知識と技術を注いで徹夜で作成したのだ。
「そもそも青い血経由でも抽射器経由でも、ウミヘビ達の毒素を利用している事には変わりがない。そりゃ本人が嫌なら絶対に強制しないけど、前線に立つのはあいつらって考えると、こっちはなるべく確実で効果的な方法を用意してやった方が……誠実じゃないですかね?」
確認するように、フリーデンはフリッツに向け言葉を投げる。
「……確かに、冷弾の性能をあげた方が、ウミヘビの安全性もあがるね」
フリッツはマスクの下で目を細めた。
菌床の前線で投入している時点で、ウミヘビは人間の勝手で戦わされている。珊瑚症に罹ることのないウミヘビにとって、わざわざ『珊瑚』を処分しに行く理由はないというのに。
冷弾によってステージ5を保護し、治療法を見付けられたら、珊瑚症撲滅に一気に近付く。
それは、ウミヘビの役割を終わらせることにも繋がる。
「わかった。まずはウミヘビ達の意思を確認してみよう。許可を得る事ができたら……あ、駄目だ」
「フリッツさん?」
「どうしたんだ?」
話がまとまりかけた所で、フリッツは思い出した。
「ほら、規則にあっただろう? 『ウミヘビの血の活用は危険であり、許諾は不可』って」
数多あるオフィウクス・ラボの規則。
その内の一つに、ウミヘビの血の活用を禁止する事項がある事を。ユストゥスもウミヘビの血は『滅菌』に活用できると、希釈した血だけで感染者――シャルルを殺めた青い血に着目し、珊瑚症根絶の足がかりになると所長に度々訴えていたが、未だに許可は出ていない。
「所長が定めたんだ、これを覆すのは難しい。残念だけど、この手段は……」
『直談判する』
フリッツが諦めかけたその時、モーズとフリーデンの声が重なった。
「目の前にある可能性をおいそれと失いたくない。見逃せないリスクがあるのならば別だが、ただ単に扱う難易度が高いだけで定められた規則ならば、交渉の余地はあるはずだ」
「……。簡単に言うけれど、勝算はあるのかい? ユストゥスでさえ、許可を得られていないんだよ?」
「所長は長いことラボほっぽってんだから、この機に現場の声ってのをごり押ししてやるってのはどうです? 文句あるなら直接、会って言え~っ! ってさ!」
「それに。青い血は感染者を処分する手段ではなく、保護する手段に使うんだ。ウミヘビによっては、心理的な負担を和らげる事もできるだろう。ウミヘビを大切に思っているのならば、聞き入れて貰わなければ筋が通らない」
ラボのトップたる所長に対し、モーズとフリーデンは全く恐れていない。
「……そっか。そうだね。うん。ぶつかってみようか、所長と」
「よし! じゃあ早速、所長へ連絡してみるか! 繋がるといいんだけどな~」
「今すぐ応えられなくとも、繋がるまで通知を送り続ければいいだろう。繰り返すのは得意だ」
フリッツの同意を得られた所で、2人は時を置かずに所長への通信を試みる。モーズに至っては鬼電といっていいレベルで何度も、細かく通知を送っている。
(この調子なら、近いうちに冷弾は完成しそうだね)
ラボの規則に厳しく厳格な副所長とは異なり、所長は意外と柔軟だ。
真摯に向けられた若者2人の意志を無視するような人ではない。
そもそもモーズは、第三課所属のテトラミックスの戦闘許可を所長からもぎ取った実績がある。きっと今回も、要望を押し通せてしまえる事だろう。
(もう直ぐだよ、シャルル。もう直ぐ……君が生きられた世界が、来るよ)
フリッツは自分が殺してしまった親友に思いを馳せながら、黙祷をするかのように、目を伏せたのだった。
希望的観測も含まれているとはいえ、あまりにも理想的な可能性を秘める青い血。
その実態を確かめる以前に生じる問題を、フリッツは冷静な声で指摘をした。
「使用するウミヘビの血は、ほんの微量でいいはずだ。たった一滴でも毒素の濃度が濃いからな、元々希釈での使用が推奨され……」
「肉体的にはよくっても、精神的には?」
鋭い指摘に、澱みなく喋っていたモーズの言葉が止まる。
「ウミヘビ達はウロボロスで搾取されてきた子が沢山いる。その時のトラウマを引き起こされる行為は、僕は避けたい。幾ら感染者の為だからって、それは人間側の都合でしかないんだから」
思い浮かぶのは、ニコチンがウロボロスに居た頃に受けたと言う仕打ち。
毎日毎日繰り返し飽きもせず、ドリルや回転刃などの電動機器を用い、皮膚を切り裂くことで採血されていたという昔話。
モーズは具体的な話はニコチンからしか聞き及んでいないが、他のウミヘビからも似た話を断片的に聞いている。
幾ら有用だからと無神経に利用しては、ウロボロスの研究員達とやっている事は変わらない。
「……そう、だな。思慮に欠けた発言だった……」
「そう言う奴もいるってだけで、全員じゃないだろ」
この提案はなかったことにしよう。モーズがそう発言しようとした直前、話に割って入ってきたのはフリーデンだった。
「実際、アンモニアはオーケーしてくれたぜ? あいつもなかなかエグい目に合ってきたみたいだけど、凍結実験への参加を決めた時点で戦闘参加は必須になってんだし、その戦闘を少しでも楽にする手段が採血なら、寧ろ積極的にしていいってさ」
別に大量出血して欲しい訳じゃないけど。と付け足しつつ、フリーデンは卵型機器内部のパネルを操作し、モーズとフリッツ、そして自分の正面にホログラム映像を展開する。
そこに映っているのは、抽射器の構造を解説した図面と、『冷弾』の、仕様書であった。それもフリッツがシミュレーターで研究開発していたものを元に、実用性を上乗せした代物。
昨日、モーズから菓子を貰ったその足で製造所に走って籠り、自身の持てる知識と技術を注いで徹夜で作成したのだ。
「そもそも青い血経由でも抽射器経由でも、ウミヘビ達の毒素を利用している事には変わりがない。そりゃ本人が嫌なら絶対に強制しないけど、前線に立つのはあいつらって考えると、こっちはなるべく確実で効果的な方法を用意してやった方が……誠実じゃないですかね?」
確認するように、フリーデンはフリッツに向け言葉を投げる。
「……確かに、冷弾の性能をあげた方が、ウミヘビの安全性もあがるね」
フリッツはマスクの下で目を細めた。
菌床の前線で投入している時点で、ウミヘビは人間の勝手で戦わされている。珊瑚症に罹ることのないウミヘビにとって、わざわざ『珊瑚』を処分しに行く理由はないというのに。
冷弾によってステージ5を保護し、治療法を見付けられたら、珊瑚症撲滅に一気に近付く。
それは、ウミヘビの役割を終わらせることにも繋がる。
「わかった。まずはウミヘビ達の意思を確認してみよう。許可を得る事ができたら……あ、駄目だ」
「フリッツさん?」
「どうしたんだ?」
話がまとまりかけた所で、フリッツは思い出した。
「ほら、規則にあっただろう? 『ウミヘビの血の活用は危険であり、許諾は不可』って」
数多あるオフィウクス・ラボの規則。
その内の一つに、ウミヘビの血の活用を禁止する事項がある事を。ユストゥスもウミヘビの血は『滅菌』に活用できると、希釈した血だけで感染者――シャルルを殺めた青い血に着目し、珊瑚症根絶の足がかりになると所長に度々訴えていたが、未だに許可は出ていない。
「所長が定めたんだ、これを覆すのは難しい。残念だけど、この手段は……」
『直談判する』
フリッツが諦めかけたその時、モーズとフリーデンの声が重なった。
「目の前にある可能性をおいそれと失いたくない。見逃せないリスクがあるのならば別だが、ただ単に扱う難易度が高いだけで定められた規則ならば、交渉の余地はあるはずだ」
「……。簡単に言うけれど、勝算はあるのかい? ユストゥスでさえ、許可を得られていないんだよ?」
「所長は長いことラボほっぽってんだから、この機に現場の声ってのをごり押ししてやるってのはどうです? 文句あるなら直接、会って言え~っ! ってさ!」
「それに。青い血は感染者を処分する手段ではなく、保護する手段に使うんだ。ウミヘビによっては、心理的な負担を和らげる事もできるだろう。ウミヘビを大切に思っているのならば、聞き入れて貰わなければ筋が通らない」
ラボのトップたる所長に対し、モーズとフリーデンは全く恐れていない。
「……そっか。そうだね。うん。ぶつかってみようか、所長と」
「よし! じゃあ早速、所長へ連絡してみるか! 繋がるといいんだけどな~」
「今すぐ応えられなくとも、繋がるまで通知を送り続ければいいだろう。繰り返すのは得意だ」
フリッツの同意を得られた所で、2人は時を置かずに所長への通信を試みる。モーズに至っては鬼電といっていいレベルで何度も、細かく通知を送っている。
(この調子なら、近いうちに冷弾は完成しそうだね)
ラボの規則に厳しく厳格な副所長とは異なり、所長は意外と柔軟だ。
真摯に向けられた若者2人の意志を無視するような人ではない。
そもそもモーズは、第三課所属のテトラミックスの戦闘許可を所長からもぎ取った実績がある。きっと今回も、要望を押し通せてしまえる事だろう。
(もう直ぐだよ、シャルル。もう直ぐ……君が生きられた世界が、来るよ)
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