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一章 村編
お爺ちゃん賢者は全く知らない勇者集団はお爺ちゃん賢者の捜索に乗り出しました。
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一体どうなってるのこれは!?
それはその場にいるもの数人の共通認識だった。
歴戦の猛者、この世界最強とまで歌われた彼らが、何故こんな呆然とした様子をしているのか。
それは……
「なんで魔王が瞬殺されてるんだよ!?生体反応も写んねえじゃねぇか!?」
彼らが苦戦していた魔王は、何者かの致死の弾丸によって貫かれ、命を散らしていた。
生体反応を見るのが得意な【不死術者】であるアンデがこういうのだから、魔王が死んだことに間違いはない。
魔王は、彼らの困惑などまるで知らないとばかりに、安らかな顔で永遠の眠りを謳歌していた。
****
「とりあえず魔力反応を探りましょう。幸い、凶器には魔力が付着している」
そういったのは、この勇者集団最強と目されるリーダー格のエリスだ。
彼女は聖属性魔法の使い手、【聖魔術者】であるため、魔力系統の操作は非常に得意である。
……ちなみに何故、弾丸に魔力が付着しているかというとそれは、お爺ちゃん賢者が遊び心で魔力圧によるジャイロ回転で更に威力を上げようとしたためである。
この世界では、気圧とともに、魔力圧というものがある。
魔力圧は、気圧の暴走である台風などのように、魔暴嵐を起こす。
しかし、魔力圧は気圧のように風などの影響を受けることなく、魔力による干渉にのみ反応する。
この特徴を生かそうとしたお爺ちゃん賢者は、弾に微弱の魔磁波を纏わせ魔力圧に回転をかけようとした。
よって魔力が付着する結果となってしまったのだ。
「それって魔力が付着してるの?一見、実体化物質に見えるけど……」
そういったのは、勇者集団の大人しいキャラであるユーゴ。
滅多に発言しないのに、珍しいことだと思いつつ、私は答える。
「確かに、この硬い部分は実体化物質なの。……なんだけど、周りに微弱の魔力を纏っている。これだけの魔力加工ができる人は王都にも存在しない。それぐらいの技術だわ」
私の言葉を聞いて、周りの四人が絶句する。
それだけ、王都の加工技術、および情報は私が詳しいということだ。
何故なら、私は王女なのだから。
「して、どうしましょう?この魔力の主を追いかけてゆくことは今すぐに出来ますか?魔王の顛末を報告しなければなりませんし……」
集団の頭脳格、ビュークが言う。
その通りだ、と私も思う。
「しかし、今を逃すとあらば次の機会はない。また魔王が復活しないとも限らん。その方はぜひスカウトしておきたいのだが……」
待っていたら逃げ出すかもしれない。
そんな恐怖に私は駆られていた。
「では、こうしましょう!私とエリスさんはその人の捜索で、あとの皆さんは報告っていうことでどうでしょう?」
私たち勇者の、精神的支柱、元気枠のリリスの一声で全てが決まった。
それはその場にいるもの数人の共通認識だった。
歴戦の猛者、この世界最強とまで歌われた彼らが、何故こんな呆然とした様子をしているのか。
それは……
「なんで魔王が瞬殺されてるんだよ!?生体反応も写んねえじゃねぇか!?」
彼らが苦戦していた魔王は、何者かの致死の弾丸によって貫かれ、命を散らしていた。
生体反応を見るのが得意な【不死術者】であるアンデがこういうのだから、魔王が死んだことに間違いはない。
魔王は、彼らの困惑などまるで知らないとばかりに、安らかな顔で永遠の眠りを謳歌していた。
****
「とりあえず魔力反応を探りましょう。幸い、凶器には魔力が付着している」
そういったのは、この勇者集団最強と目されるリーダー格のエリスだ。
彼女は聖属性魔法の使い手、【聖魔術者】であるため、魔力系統の操作は非常に得意である。
……ちなみに何故、弾丸に魔力が付着しているかというとそれは、お爺ちゃん賢者が遊び心で魔力圧によるジャイロ回転で更に威力を上げようとしたためである。
この世界では、気圧とともに、魔力圧というものがある。
魔力圧は、気圧の暴走である台風などのように、魔暴嵐を起こす。
しかし、魔力圧は気圧のように風などの影響を受けることなく、魔力による干渉にのみ反応する。
この特徴を生かそうとしたお爺ちゃん賢者は、弾に微弱の魔磁波を纏わせ魔力圧に回転をかけようとした。
よって魔力が付着する結果となってしまったのだ。
「それって魔力が付着してるの?一見、実体化物質に見えるけど……」
そういったのは、勇者集団の大人しいキャラであるユーゴ。
滅多に発言しないのに、珍しいことだと思いつつ、私は答える。
「確かに、この硬い部分は実体化物質なの。……なんだけど、周りに微弱の魔力を纏っている。これだけの魔力加工ができる人は王都にも存在しない。それぐらいの技術だわ」
私の言葉を聞いて、周りの四人が絶句する。
それだけ、王都の加工技術、および情報は私が詳しいということだ。
何故なら、私は王女なのだから。
「して、どうしましょう?この魔力の主を追いかけてゆくことは今すぐに出来ますか?魔王の顛末を報告しなければなりませんし……」
集団の頭脳格、ビュークが言う。
その通りだ、と私も思う。
「しかし、今を逃すとあらば次の機会はない。また魔王が復活しないとも限らん。その方はぜひスカウトしておきたいのだが……」
待っていたら逃げ出すかもしれない。
そんな恐怖に私は駆られていた。
「では、こうしましょう!私とエリスさんはその人の捜索で、あとの皆さんは報告っていうことでどうでしょう?」
私たち勇者の、精神的支柱、元気枠のリリスの一声で全てが決まった。
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