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第4章
第165話 絶えない敵
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※忙しくて投稿が遅くなりました。申し訳ございません!
遺跡の広場で戦闘を続けている清志とアイナ。魔力の塊である青白い人型達が、いくら倒しても湧いて来る。
これが地上ならアイナの大量砲撃で薙ぎ払えるが、ここは海底遺跡であまり高火力の兵器は使えない。
遺跡の壁の強度と厚みが分からない以上、下手な行動に出る事は出来ない。強力な力を持つだけに、どこでも好きに震える訳では無い。
「随分と多いな!」
迎撃を続ける清志が大鎌を振るう。数の暴力で攻められたので、近付かれる前に全て倒す事は出来なかった。
遠距離攻撃主体から、大鎌を使った近接戦闘へ切り替えている。最初はアイナと背中合わせで戦っていたが、今では個別に行動している。
「無限って事はないと思いたいわね!」
アイナも体術を交えつつ二丁の拳銃を上手く使って魔力弾を撃ち込んでいく。お得意の工房から銃火器を出現させる戦術も併用している。
アイナの背後の空間には、ライフルやショットガンの銃身が突き出ていた。敵との相性的に清志よりも、アイナの方が倒すペースは早い。
しかし出現する量が落ちていないので常に囲まれた状態が続いている。
「&%#$#@」
相変わらず清志とアイナには理解出来ない言語で、人型達は何かを話している。掛け声なのか号令なのか、それとも別の意味があるのか。
2人は全く理解出来ず、今では殆ど無視している。声の位置で敵を把握する事はあっても、実質的には動物の鳴き声と変わらない。
もはやただの音でしかなかった。お互いに大量の敵を倒した2人は、一旦合流して再び背中合わせに戻る。
「アイナ、これって指揮官か何かを倒す必要があると思う?」
「……どうかしらね? それらしいのは探しているけど、見つかっていないわ」
数が減って周囲が広くなった隙を突いて、2人は遠距離攻撃での殲滅を目指す。
しかしまた敵が何処かから湧いて来て、徐々に数が戻っていく。2人は人型を出現させている元凶を探しているが、今のところそれらしい存在を見つけられていない。
召喚する魔道具であったり、指揮官の様な存在であったり。こう言った状況では、必ずそれらの原因となる何かがある筈。
しかし場合によっては、使用された魔力が尽きるまで止まらない事もある。そちらだった場合は、この終わらない戦いを続けるしかなくなる。
「仕方ないな。もう一度、探してみようか」
「OK! じゃあまた後で!」
2人は勢い良く飛び出して行く。清志は大鎌を振り回しながら、集団へと飛び込む。清志が通った場所は、ポッカリと空いた空間が生まれている。
大鎌の届く範囲内は全て切り裂かれていく。反対方向へと向かったアイナは、大量の魔力弾をばら撒きながら進んでいく。
彼女の正面に立つ者は、須らく打ち抜かれていく。仮に近寄れたとしても、魔力を纏わせた鋭い蹴りが放たれる。
青白い人型は決して弱くはない。戦士と呼んでも差し支えない程度の戦闘力を持っている。
ただこの2人からすれば、たいした事がないというだけ。扱う剣技や槍術は高レベルだが、Sランクには届かない。
「邪魔よ!」
アイナの横から飛び掛かった人型が、強力な蹴りをわき腹に受けて吹き飛ぶ。周囲を巻き込みながら地面に倒れる。
魔力弾の直撃ではないものの、彼女の持つ魔力に触れてしまい徐々に消えていく。
「どけ!」
清志が巧みに操る大鎌が、また1人青白い人型を切り裂いた。アイナの魔力弾以外だと、一定のダメージを与えれば消えていく。
清志の予想では、人間が死ぬレベルのダメージが必要だと見ている。それ故に一切の容赦なく、色んな角度で真っ二つに切り裂いていく。
2人は体育館2つ分のスペースを、半分ずつ走り回りながら敵を倒しながら進む。2人の進む道は綺麗な空白を作っていく。
しかし人型を倒しても追加が現れて、また空白が徐々に埋まってしまう。清志とアイナはお互いに探し回った後、再び合流を目指す。
「清志! 当たらないでよ!」
アイナは工房から手榴弾を数個取り出して、広場の中央付近に向けて投擲する。数秒後にアイナの魔力と同じ紫の閃光が、一定範囲に撒き散らされた。
最近アイナが開発した、魔力弾の手榴弾バージョンだ。火薬による爆発を起こすのではなく、アイナの魔力をばら撒く仕組みだ。
性能的にはスタングレネードに近い。本来なら魔術の妨害に使う装備だが、この場では致命的な一撃を与える便利な武器だ。
良い具合に空いた空間へ、清志とアイナが集合する。
「これ、多分湧かなくなるまで倒せって事だよな?」
アイナと合流した清志は、自分の考えを述べる。発生源となっている様な何かは見つけられなかった。
「そういう事みたいね。長期戦になるわよ」
アイナもまた同様で、この状況を打破する様な物は見つかっていない。どうやら倒し続けるしかないらしい。
「アイナ、さっきのはもっと使えないの?」
「ジャミンググレネード? まだあんまり作れてないのよね」
先程使用した新兵器は、それ程沢山作れていない。富士での戦いが終わってから、思いつきで作った兵器でしかない。
これと言って有効な手段がなく、2人は地道な戦いを続けるしかなかった。
遺跡の広場で戦闘を続けている清志とアイナ。魔力の塊である青白い人型達が、いくら倒しても湧いて来る。
これが地上ならアイナの大量砲撃で薙ぎ払えるが、ここは海底遺跡であまり高火力の兵器は使えない。
遺跡の壁の強度と厚みが分からない以上、下手な行動に出る事は出来ない。強力な力を持つだけに、どこでも好きに震える訳では無い。
「随分と多いな!」
迎撃を続ける清志が大鎌を振るう。数の暴力で攻められたので、近付かれる前に全て倒す事は出来なかった。
遠距離攻撃主体から、大鎌を使った近接戦闘へ切り替えている。最初はアイナと背中合わせで戦っていたが、今では個別に行動している。
「無限って事はないと思いたいわね!」
アイナも体術を交えつつ二丁の拳銃を上手く使って魔力弾を撃ち込んでいく。お得意の工房から銃火器を出現させる戦術も併用している。
アイナの背後の空間には、ライフルやショットガンの銃身が突き出ていた。敵との相性的に清志よりも、アイナの方が倒すペースは早い。
しかし出現する量が落ちていないので常に囲まれた状態が続いている。
「&%#$#@」
相変わらず清志とアイナには理解出来ない言語で、人型達は何かを話している。掛け声なのか号令なのか、それとも別の意味があるのか。
2人は全く理解出来ず、今では殆ど無視している。声の位置で敵を把握する事はあっても、実質的には動物の鳴き声と変わらない。
もはやただの音でしかなかった。お互いに大量の敵を倒した2人は、一旦合流して再び背中合わせに戻る。
「アイナ、これって指揮官か何かを倒す必要があると思う?」
「……どうかしらね? それらしいのは探しているけど、見つかっていないわ」
数が減って周囲が広くなった隙を突いて、2人は遠距離攻撃での殲滅を目指す。
しかしまた敵が何処かから湧いて来て、徐々に数が戻っていく。2人は人型を出現させている元凶を探しているが、今のところそれらしい存在を見つけられていない。
召喚する魔道具であったり、指揮官の様な存在であったり。こう言った状況では、必ずそれらの原因となる何かがある筈。
しかし場合によっては、使用された魔力が尽きるまで止まらない事もある。そちらだった場合は、この終わらない戦いを続けるしかなくなる。
「仕方ないな。もう一度、探してみようか」
「OK! じゃあまた後で!」
2人は勢い良く飛び出して行く。清志は大鎌を振り回しながら、集団へと飛び込む。清志が通った場所は、ポッカリと空いた空間が生まれている。
大鎌の届く範囲内は全て切り裂かれていく。反対方向へと向かったアイナは、大量の魔力弾をばら撒きながら進んでいく。
彼女の正面に立つ者は、須らく打ち抜かれていく。仮に近寄れたとしても、魔力を纏わせた鋭い蹴りが放たれる。
青白い人型は決して弱くはない。戦士と呼んでも差し支えない程度の戦闘力を持っている。
ただこの2人からすれば、たいした事がないというだけ。扱う剣技や槍術は高レベルだが、Sランクには届かない。
「邪魔よ!」
アイナの横から飛び掛かった人型が、強力な蹴りをわき腹に受けて吹き飛ぶ。周囲を巻き込みながら地面に倒れる。
魔力弾の直撃ではないものの、彼女の持つ魔力に触れてしまい徐々に消えていく。
「どけ!」
清志が巧みに操る大鎌が、また1人青白い人型を切り裂いた。アイナの魔力弾以外だと、一定のダメージを与えれば消えていく。
清志の予想では、人間が死ぬレベルのダメージが必要だと見ている。それ故に一切の容赦なく、色んな角度で真っ二つに切り裂いていく。
2人は体育館2つ分のスペースを、半分ずつ走り回りながら敵を倒しながら進む。2人の進む道は綺麗な空白を作っていく。
しかし人型を倒しても追加が現れて、また空白が徐々に埋まってしまう。清志とアイナはお互いに探し回った後、再び合流を目指す。
「清志! 当たらないでよ!」
アイナは工房から手榴弾を数個取り出して、広場の中央付近に向けて投擲する。数秒後にアイナの魔力と同じ紫の閃光が、一定範囲に撒き散らされた。
最近アイナが開発した、魔力弾の手榴弾バージョンだ。火薬による爆発を起こすのではなく、アイナの魔力をばら撒く仕組みだ。
性能的にはスタングレネードに近い。本来なら魔術の妨害に使う装備だが、この場では致命的な一撃を与える便利な武器だ。
良い具合に空いた空間へ、清志とアイナが集合する。
「これ、多分湧かなくなるまで倒せって事だよな?」
アイナと合流した清志は、自分の考えを述べる。発生源となっている様な何かは見つけられなかった。
「そういう事みたいね。長期戦になるわよ」
アイナもまた同様で、この状況を打破する様な物は見つかっていない。どうやら倒し続けるしかないらしい。
「アイナ、さっきのはもっと使えないの?」
「ジャミンググレネード? まだあんまり作れてないのよね」
先程使用した新兵器は、それ程沢山作れていない。富士での戦いが終わってから、思いつきで作った兵器でしかない。
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