33 / 34
第1章 守護神石の導き
第10話 生き延びる策略(2)
しおりを挟む
行く手を阻もうとしているかのような曲がりくねった木の根や生い茂る茂みを避けて、三人は声が聞こえてきた方向へ無心に走り続けた。
間もなく三人の目が何かを捕えた。三人とも迅速に木陰や茂みに身を隠す。
三人は慎重に先の様子を伺った。そこでは男たちの大群ががやがやと騒いでいた。恐らく三十人はいるだろう。悲鳴の主と思われる女はその中にいた。女は縄で拘束されていて、身動きがとれなくなっている。小柄な体で童顔なので、女というよりも少女と言った方が適切だろうか。
「まさかこんな所でエルフに会えたなんて、今日はついてますね、親分」
男の中の一人がにやにやしながら言った。
「そうだな。今日はパァーっと宴会でも開くとするか!」
親分と呼ばれている図体のでかい男は豪快に笑った。
茂みに隠れていたティムが小声で言う。
「エルフだって?」
ティムのすぐ横にいるソニアが頷いた。
「エルフは珍しいので、大道芸人にでも高く売り飛ばすつもりでしょう」
ティムは唾をごくりと飲み込んで、その光景を見つめた。
ソニアは虚ろな瞳で地面を見た。
「何とか助けにいきたいけど敵の数が多い・・・。私たちだけじゃ手も足も出ないですね」
ティムは、ほんの少し離れた木陰に潜んでいるライアンにふと目をやる。思った通りだった。ライアンは歯を食いしばって、今にも飛び出さんとばかりに先の光景を睨みつけている。
頼む、ライアン。余計なことをするなよ。
ティムは心の中で念じた。
「よし!野郎ども!とっととここからずらかるぜ」
「ヘェーイ!」
子分たちは掛け声のような返事をすると、小さいそのエルフの少女の体を担ぎあげる。
「んーっ!んーっ!」
エルフの少女は必死に体をよじらせ抵抗する。声を出そうとするが、口も縄で縛られていて声にならない。
「おら!暴れるんじゃねえ!いい子にしてないと、痛い目にあうぜ」
担ごうとした男の一人がそう言って、下卑た引き笑いをした。
目の前でエルフの少女が連れ去られていく。しかし状況は多勢に無勢。出て行っても勝目が無いティムは、その光景を見守ることしかできなかった。それは横にいるソニアも同じだった。
そして盗賊たちがその場を立ち去ろうとしたその時だった。ティムが最も恐れていたことが起こった。ライアンが剣を抜いて盗賊たちの目の前に飛び出したのだ。
「やいやい!この腐れ外道ども!一部始終はこの男ライアンが見させてもらったぞ!お前らのやろうとしていることは非道千番!見過ごすことはできんぞ!」
ああ、行ってしまった・・・。
ティムは両手で顔を押さえた。
盗賊たちが一斉にライアンを見る。
少しの沈黙が流れた後、親分の男が突如大胆不敵に高笑いを始めた。
「貴様、今誰に喧嘩を売ろうとしているか分かっているのか?聞いて驚け。俺たちは、悪名高いオズワルド盗賊団だぞ!」
「オズワルド盗賊団だって?」
ティムは思わず息を飲んだ。
「全っ然、知らねえ・・・」
ソニアも愕然とした表情で言う。
「はい・・・全く聞いたことがありません・・・」
ライアンは、剣を構えた臨戦態勢のまま叫んだ。
「おい!そんな盗賊団聞いたことねえぞ!」
「えっ、ウソ?マジで?だったら別にいいんだけどさ・・・うん」
親分の男は、急に怯んで口ごもった。その場に奇妙な空気が流れる。
毒を抜かれたライアンは体勢をくずし、咳払いをした。
「ゴ、ゴホン。とにかく、そのエルフの子は置いていってもらおうか」
「ふっふっふ。悪いが、そういう訳にはいかねえな」
親分の男は唇を歪めて笑った。
「おっと、自己紹介が遅れたな。俺の名前はオズワルド。悪名高いこのオズワルド盗賊団の首領だ。俺たちは悪いことや曲がったことを生業にして生きている。いわば、闇の世界の狩人と言ったところか。だから、悪いことをやめろと言われて、はいそうですか、って聞き入れる訳にはいかねえな。エルフは高く売り飛ばせるからなあ。このエルフをお前らに渡してしまったら、それが我々オズワルド盗賊団の名がすたるってもんだぜ!」
「大丈夫だったか?怪我は無いか?」
オズワルドたちが気付いた時、ライアンは既にエルフの少女の縄を解きにかかっていた。
オズワルドは話すのに夢中。子分たちはオズワルドの話を聞くのに夢中。だから誰も気付かなかったのだ。
ティムがますます胡散臭そうな顔で言う。
「ソニア。あいつら、あの隙だらけのライアンよりも隙だらけだぞ」
ソニアも、いまいち状況が飲み込めず眉を潜めていた。
しかし、その後すぐのことだった。
「親分の話を最後まで聞けい!」
子分の内三人が、ライアンに斬りかかったのだ。
「うおぉ!」
ライアンは咄嗟に剣で防御するが、体勢が悪かったのか弾き飛ばされてしまった。しかも運の悪いことに、近くにあった岩に頭を激しく打ち付けた。
不意を突かれたティムは思わず叫びそうになった。しかし今自分の存在がばれたらライアンの二の舞を踏んでしまうだけだ。ティムは後一歩のところで叫び声を飲み込んだ。
しかしその時だった。
「氷よ!突き差せ!」
突然ソニアが呪文を唱え、両手を前に出した。
途端にたくさんの氷のつぶてが勢いよく放たれる。その氷のつぶては、ライアンの近くにいた三人の子分全員を捕えた。
「ぐげぇ!」「うひぃ!」「ぎゃあ!」
三人ともうめき声を上げてその場に倒れこむ。
男たちの群衆は一気に慌てふためき始めた。
「何だ、今のは!」
「あっちの方から何か飛んできたぞ!」
ライアンは倒れたまま、ぴくりとも動かない。気を失ってしまったのだろうか。
「落ち着け、野郎ども!」
オズワルドが一喝すると、皆一斉に黙った。続いてオズワルドは姿勢を落として、迅速にティムたちのいる茂みの所まで駆け寄ってくる。
ソニアは下唇を噛みしめた。
「ティム、ごめんなさい・・・」
ティムは大きな溜息を吐くと、ソニアの方を見ずに気怠そうな表情で呟いた。
「こうなったら、俺に残された手段は一つしか無いなあ」
「え?」
ソニアが思わずそう聞き返したのとほぼ同時だった。突然ティムが、ソニアの首を背後から締め上げた。ソニアの首に強烈な力がかかる。
驚いたソニアは思わず叫びかけたが、首を絞められていたため声は出なかった。
ソニアは、ティムによって無理やり体を引き上げられた。とうとう二人の姿がオズワルドたちの視界に入った。
間もなく三人の目が何かを捕えた。三人とも迅速に木陰や茂みに身を隠す。
三人は慎重に先の様子を伺った。そこでは男たちの大群ががやがやと騒いでいた。恐らく三十人はいるだろう。悲鳴の主と思われる女はその中にいた。女は縄で拘束されていて、身動きがとれなくなっている。小柄な体で童顔なので、女というよりも少女と言った方が適切だろうか。
「まさかこんな所でエルフに会えたなんて、今日はついてますね、親分」
男の中の一人がにやにやしながら言った。
「そうだな。今日はパァーっと宴会でも開くとするか!」
親分と呼ばれている図体のでかい男は豪快に笑った。
茂みに隠れていたティムが小声で言う。
「エルフだって?」
ティムのすぐ横にいるソニアが頷いた。
「エルフは珍しいので、大道芸人にでも高く売り飛ばすつもりでしょう」
ティムは唾をごくりと飲み込んで、その光景を見つめた。
ソニアは虚ろな瞳で地面を見た。
「何とか助けにいきたいけど敵の数が多い・・・。私たちだけじゃ手も足も出ないですね」
ティムは、ほんの少し離れた木陰に潜んでいるライアンにふと目をやる。思った通りだった。ライアンは歯を食いしばって、今にも飛び出さんとばかりに先の光景を睨みつけている。
頼む、ライアン。余計なことをするなよ。
ティムは心の中で念じた。
「よし!野郎ども!とっととここからずらかるぜ」
「ヘェーイ!」
子分たちは掛け声のような返事をすると、小さいそのエルフの少女の体を担ぎあげる。
「んーっ!んーっ!」
エルフの少女は必死に体をよじらせ抵抗する。声を出そうとするが、口も縄で縛られていて声にならない。
「おら!暴れるんじゃねえ!いい子にしてないと、痛い目にあうぜ」
担ごうとした男の一人がそう言って、下卑た引き笑いをした。
目の前でエルフの少女が連れ去られていく。しかし状況は多勢に無勢。出て行っても勝目が無いティムは、その光景を見守ることしかできなかった。それは横にいるソニアも同じだった。
そして盗賊たちがその場を立ち去ろうとしたその時だった。ティムが最も恐れていたことが起こった。ライアンが剣を抜いて盗賊たちの目の前に飛び出したのだ。
「やいやい!この腐れ外道ども!一部始終はこの男ライアンが見させてもらったぞ!お前らのやろうとしていることは非道千番!見過ごすことはできんぞ!」
ああ、行ってしまった・・・。
ティムは両手で顔を押さえた。
盗賊たちが一斉にライアンを見る。
少しの沈黙が流れた後、親分の男が突如大胆不敵に高笑いを始めた。
「貴様、今誰に喧嘩を売ろうとしているか分かっているのか?聞いて驚け。俺たちは、悪名高いオズワルド盗賊団だぞ!」
「オズワルド盗賊団だって?」
ティムは思わず息を飲んだ。
「全っ然、知らねえ・・・」
ソニアも愕然とした表情で言う。
「はい・・・全く聞いたことがありません・・・」
ライアンは、剣を構えた臨戦態勢のまま叫んだ。
「おい!そんな盗賊団聞いたことねえぞ!」
「えっ、ウソ?マジで?だったら別にいいんだけどさ・・・うん」
親分の男は、急に怯んで口ごもった。その場に奇妙な空気が流れる。
毒を抜かれたライアンは体勢をくずし、咳払いをした。
「ゴ、ゴホン。とにかく、そのエルフの子は置いていってもらおうか」
「ふっふっふ。悪いが、そういう訳にはいかねえな」
親分の男は唇を歪めて笑った。
「おっと、自己紹介が遅れたな。俺の名前はオズワルド。悪名高いこのオズワルド盗賊団の首領だ。俺たちは悪いことや曲がったことを生業にして生きている。いわば、闇の世界の狩人と言ったところか。だから、悪いことをやめろと言われて、はいそうですか、って聞き入れる訳にはいかねえな。エルフは高く売り飛ばせるからなあ。このエルフをお前らに渡してしまったら、それが我々オズワルド盗賊団の名がすたるってもんだぜ!」
「大丈夫だったか?怪我は無いか?」
オズワルドたちが気付いた時、ライアンは既にエルフの少女の縄を解きにかかっていた。
オズワルドは話すのに夢中。子分たちはオズワルドの話を聞くのに夢中。だから誰も気付かなかったのだ。
ティムがますます胡散臭そうな顔で言う。
「ソニア。あいつら、あの隙だらけのライアンよりも隙だらけだぞ」
ソニアも、いまいち状況が飲み込めず眉を潜めていた。
しかし、その後すぐのことだった。
「親分の話を最後まで聞けい!」
子分の内三人が、ライアンに斬りかかったのだ。
「うおぉ!」
ライアンは咄嗟に剣で防御するが、体勢が悪かったのか弾き飛ばされてしまった。しかも運の悪いことに、近くにあった岩に頭を激しく打ち付けた。
不意を突かれたティムは思わず叫びそうになった。しかし今自分の存在がばれたらライアンの二の舞を踏んでしまうだけだ。ティムは後一歩のところで叫び声を飲み込んだ。
しかしその時だった。
「氷よ!突き差せ!」
突然ソニアが呪文を唱え、両手を前に出した。
途端にたくさんの氷のつぶてが勢いよく放たれる。その氷のつぶては、ライアンの近くにいた三人の子分全員を捕えた。
「ぐげぇ!」「うひぃ!」「ぎゃあ!」
三人ともうめき声を上げてその場に倒れこむ。
男たちの群衆は一気に慌てふためき始めた。
「何だ、今のは!」
「あっちの方から何か飛んできたぞ!」
ライアンは倒れたまま、ぴくりとも動かない。気を失ってしまったのだろうか。
「落ち着け、野郎ども!」
オズワルドが一喝すると、皆一斉に黙った。続いてオズワルドは姿勢を落として、迅速にティムたちのいる茂みの所まで駆け寄ってくる。
ソニアは下唇を噛みしめた。
「ティム、ごめんなさい・・・」
ティムは大きな溜息を吐くと、ソニアの方を見ずに気怠そうな表情で呟いた。
「こうなったら、俺に残された手段は一つしか無いなあ」
「え?」
ソニアが思わずそう聞き返したのとほぼ同時だった。突然ティムが、ソニアの首を背後から締め上げた。ソニアの首に強烈な力がかかる。
驚いたソニアは思わず叫びかけたが、首を絞められていたため声は出なかった。
ソニアは、ティムによって無理やり体を引き上げられた。とうとう二人の姿がオズワルドたちの視界に入った。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる