妖と見習い陰陽師

美月葵

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妖と見習い陰陽師

第2章

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  子供の頃の俺

そんな陰陽師だが今となっちゃ昔の話。だんだん数が減り今でも活動しているのは京都の立花家の当主 立花総一朗だけになった。立花総一朗は御年75のおじいちゃんだがいろんな妖を退治し大手会社の顧問を努めているスーパーおじいちゃんだ。そんなスーパーハイパーおじいちゃんを祖父に持つ俺!俺の名前は立花 隼人。高校1年なりたてだ。俺たち家族は今はじいちゃんとは離れて暮らしている。俺たちは東京で普通に暮らしてる。普通と言っても他の人とは違い妖が見える。父さんと母さんは見えないらしいけど、兄貴は見えている。小さい頃はよくわからなかったから話しかけたり人間の友達に紹介しようとしていたが
「みてみてこのこがまえにいっていたともだちだよ」
一人の女の子がぽかんとした表情で
「はやとくんだれとおはなししてるの?」
と言われてあのときの俺は驚いた。
「え?いるでしょここに」
「はやとがへんになってる」
一人の男の子がそういって他の子に言っていた。
「うわぁー、こえー」
「へんじゃないよ。ちゃんといるんだもん」
反論したが逆効果で
「やいー、へんなはやとだー」
「うぅ。ぼくへんじゃないなんもん」
そのときはまだ妖とは知らなくて帰って兄貴に泣きついていた。
「いいかい隼人。俺達が見えてる友たちはね、他の人とには見えないんだ。」
「でも、おにいちゃんはみえてるんだよね?」
俺はニイをみつめて言った。
「うん。にいちゃんは見える人なんだ。でも、他の人は見えないひとだから隼人の友達のことはわからないんだ」
「じゃあ、ぼくはへんなの?」
へこむような顔で言った俺に対してにいちゃんは
「そんなことはないよ。見えることはすごいことなんだよ。ただ他の人には内緒にしておかないとね。せっかくの隼人だけの友達なんだからね」
「ぼくだけのともだち‥‥。ぼく、だれにもはなさない」
その一言で俺は泣くのをやめた。
「いい子だよ。隼人」
あのとき少しにいちゃんの顔が歪んでいたような記憶がある。やっぱりにいちゃんもおなじような体験したのかな。
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