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《前作までのあらすじ・登場人物》
しおりを挟む《前作までのあらすじ》
暖人にとって、涼佑は世界そのものだった。
崖から落ち行方不明になったとされる涼佑の後を追い、暖人は躊躇いなく崖から飛び降りた。
……だが、目を覚ますとそこは何故か鬱蒼とした森の中だった。
盗賊に襲われているところをリュエール王国の騎士団長、ウィリアムとオスカーに助けられる。
暖人を保護し、涼佑を探すと申し出たウィリアム。彼の屋敷で過ごすうちに、暖人は次第に周囲の優しさを受け入れていく。
暖人は二つの特殊な力を開花させ、二つ目の力がきっかけで、ウィリアムとオスカーの過保護が加速する事に。
その後とある出来事がきっかけで、ウィリアムとオスカーは秘めていた想いを暖人に告げる。
紆余曲折あり、長い葛藤の末に覚悟を決めた暖人は、二人の想いを受け入れる。
誰かの為には無茶を無茶と思わずに突っ走る暖人に、ウィリアムとオスカーは、心配してはいっそ閉じ込めてしまおうかと思う日々。
そんな矢先、突然涼佑が現れる。
一騒動も二騒動もありながらも、涼佑は条件付きでウィリアムたちが暖人に触れる事を認めた。
そして、涼佑はやり残した事があると言い、再び暖人の元を離れる事に……。
《主要な登場人物》
※前作のネタバレが多分にあります。ご注意ください。
※暖人など別世界から来た人物には、共通して、全ての国の言語が理解出来る能力があります。
・新名 暖人(にいな はると)
10月生まれ。18歳(前作終了8月時点)165cm。
漆黒の髪に、黒曜石の瞳。日本では可愛く見られる顔だが、この世界では可愛くも神秘的で美しいと形容される。
左の首筋に、幼い頃にガラスで切った傷痕がある。
生まれてすぐに施設の前に捨てられていた。同じ日に傍にいた涼佑とは幼馴染。お互いだけがいれば良かったので、涼佑以外とは必要最低限の交流しかなかった。
涼佑との関係が周囲に知られないかと怯え、控えめで人見知りな性格だったが、異世界に来てからは本来の明るさと無茶をしがちな勢いのある性格を取り戻している。
誰に対しても穏やかで優しく思慮深くもあるが、覚悟を決めると一直線で、頑固なところもある。
猫ともふもふと甘いものが好き。ホラーが苦手。
★過去を見る能力(前作途中で消失している)
★毒や病などを無効化する浄化の力。
・有栖川 涼佑(ありすがわ りょうすけ)
8月生まれ。20歳。178cm。
(時空の歪みで暖人より一年先の異世界に落ちた為、ひとつ歳上になっている)
暖人の幼馴染で、恋人。
目元に軽く掛かる明るめブラウンベージュの髪、黄みがかった澄んだエメラルドの瞳。薄く冷たい笑みの似合う色素の薄い美形。
物心つく前に施設の前に捨てられていた為、どこかの国との混血と思われるが不明。
暖人以外には興味もなく冷淡だったが、リグリッドで過ごすうちに誰かを親しく想う気持ちが芽生えた。
暖人に関してはウィリアムより過保護。所有欲と独占欲が強い。可愛さ余って時々暖人に意地悪をしてしまう。
第三皇子率いるリグリッド帝国の革命勢力に軍師として参加していた。
★超人的戦闘能力とそれに伴う身体強化。
★敵意を持つ者が近付くと距離や人数が感覚的に分かる能力。
・ウィリアム・ウォーレン・フィグ・フィオーレ
26歳。184cm。
リュエール王国赤の騎士団、騎士団長。
暖人の恋人。
出逢った頃から特別過保護で、暖人を溺愛している。
太陽の光のようなホワイトブロンド。右側で分けた長めの前髪は毛先が淡い朱色をしており、緩いウェーブが掛かっている。
晴れ渡る秋空のような澄んだ青の瞳。甘い雰囲気の垂れ気味の目と、キリッとした眉が色香と男らしさを感じさせる。
色気が溢れ過ぎて時々暖人に視線を反らされる。
黙っているといかにも貴族でプライドが高そうに見えるが、身分問わず誰にでも優しく穏やか。
女性関係では来るもの拒まずで爛れた生活を送っていたが、暖人に出逢ってからは全ての関係を絶っている。
戦場では静かな狂戦士。訓練時も厳しい。
幼い頃は気が弱く、兄と比べられて育った為、未だに自己評価が低くなる時がある。
★生物学、病理学、化学系に興味を示す。
・オスカー・オルロ・ロータス・フォルスター
26歳。186cm
リュエール王国青の騎士団、騎士団長。
暖人の恋人。
夜空のような濃紺の髪。仕事中はオールバックだが、暖人にどちらかと言えば髪を下ろしている方が好みと言われてからは暖人に会う時は髪を下ろしている。
目元に掛かる前髪は左分け。
星の瞬きのような金色の、切れ長の瞳。
国の為に命と忠誠を捧げた騎士。休暇も取らない程の仕事人間だったが、暖人に出逢ってからは正しく休暇を取っている。暖人に騎士の誓いを捧げた。
普段から無表情で、無意識に眉間に皺を寄せている事が多い。街の子供にはよく泣かれる。
暖人に対しては大変過保護。暖人のもちもちな頬を伸ばすのが好き。
ウィリアムとは14歳の頃に騎士団に入ってから出会った。昔は泣き虫だったウィリアムについつい世話を焼いていたが、今では良き友でありライバル。
★写真や鉄道など科学や技術系に興味を示す。
《リュエール王国の登場人物》
・ラス
25歳。188cm。
リュエール王国赤の騎士団、副団長。
沈む間際の夕焼けのようなダークレッドの短髪に、同色の瞳。端正な顔で体格が良く、人当たりも良い。老若男女に手を出す遊び人。
甘いものが好き。食べ物を美味しそうに食べる人も好き。
暖人の顔がとても好みで、抱けるし恋心もあるが、それより何でも相談出来るお兄さんポジションが居心地が良くてそう接している。
暖人がネックレスを買った高級ジュエリー店のオーナーとは幼馴染。
・メルヴィル
25歳。
リュエール王国青の騎士団、副団長。
夏の葉のような深い緑の髪に、南国の海のような透明感のあるエメラルドグリーンの瞳。長い睫毛に、人形のような整った顔立ち。凛とした雰囲気の男性。
腰まであるサラサラの髪を後ろで一つに束ね、銀フレームの眼鏡をしている。
普段は知的で仕事もきっちりこなす頼れる副団長だが、オスカーに対しては当たりが強い。侯爵家で家柄も下で、騎士養成所の頃からオスカーに一度も勝てていないという理由もある。
内心では完璧すぎて強くていつも堂々としているオスカーを尊敬しているが、好きすぎて無様を晒して欲しいと思っている。いわゆるツンデレ。恋心はない。
オスカーは醜態を晒す事を望まれていると知りながら、面白いので放置している。青の騎士団の名物でもある。
・テオドール・テス・ローズ・リュエール
40歳。
リュエール王国の国王。代々国王や王子はローズ、王妃や王女はローザのミドルネームがつく。
月の光のように輝く白金の髪に、氷河のような青の瞳。
ウィリアムの色素を更に薄くしたようでもあり、前髪を上げているその鋭い風貌はどこかオスカーに似たものもある。
基本は白い服。公式な謁見時は金銀の刺繍が施されたマントを羽織っている。肩にはその上から真っ白な毛皮。
飼い猫のチュチュちゃんが大好き。この国では猫派が少ないため、猫派のハルトをすぐに気に入り、お茶友達になる。
ハルトに求婚していた。妃に迎える事は諦めたが、愛を告げる事はやめていない。
・ティア・ウォーレン・ピオニー・フィオーレ
14歳。145cm。
ウィリアムの妹。気の弱い第二王子(16)の婚約者。
暖人の親友であり良き相談相手。
ゆるふわホワイトブロンドで、毛先が淡い桃色をしている。ツインテールやツーサイドアップが好き。髪色と同じ桃色の花を模した髪飾りがお気に入り。
気が強く勢いで突き進むところもあるが、年齢以上の聡明さもある。素直で良い子。
・日野 秋則(ひの あきのり)
47歳。
後ろに縛った黒髪に黒の瞳。白の貫頭衣を着ている。研究者のような知的な風貌。
崖から落ち行方不明になった妻を追い、10年前にこの世界に来た。リュエール王国南部の密林に住む民族の元で医師をしている。
地上に家もあるが、大半は木の上の作業部屋にいる。部屋には物が散乱し、度々色々な物に躓き派手な音を立てている。
最初の流行病を鎮めた。
★異なる材料からでも、傷を治す薬と抗生物質を作り出せる。もはや万能薬。
・マリア
22歳。
暖人の侍女。
涼しげな目元と綺麗な顔立ちで、黄みの強い金髪を低い位置で纏めている。
元は伯爵令嬢。幼い頃に生家が没落して路頭に迷うところをウィリアムに拾われ、兄妹のように育った。
年齢以上の落ち着きと包容力があり、ウィリアムを主人でありながらも、手の掛かる弟のように思っている。
暖人の事は我が子のように愛しく思っている。
・メアリ
20歳。
暖人の侍女。マリアの妹。
目がぱっちりとして可愛らしい顔立ち。オレンジ寄りの金の長い髪をポニーテールにしている。
マリア共々どちらも背筋が伸び、仕草も表情も品格を感じさせる。ハーブティーを淹れるのが得意。
暖人の事を弟のように思っている。
・ノーマン
ウィリアムの屋敷の有能な執事。
ロマンスグレー。図書館を始め、屋敷の全てを知り、管理している。
・ヘクター
馬番。暖人の事は、元は奥方の座を狙うどこの馬の骨とも知れない奴だと思っていた。
楽しそうに馬の世話をする暖人を見ているうちに人柄を認め、今では本当に奥方になって欲しいと思っている。
《リグリッド帝国の登場人物》
・キース/ブライス(暖人を偵察していた時の偽名)
リグリッド帝国の密偵。
肩までの焦げ茶の髪を、後ろで縛っている。緑を帯びた琥珀色の瞳は、適度に切れ長。
適度に付いた筋肉と高すぎない身長。
密偵として申し分のないどこにでもいる働き盛りの青年の姿をしている。様々な設定の人物にも完璧に擬態出来る技術がある。
ブライスはリグリッド南部の田舎によくある名前。
涼佑とはよく言い合いをするが、喧嘩する程仲が良い。
★何キロ先までも見える超人的視力を持つ。
・エヴァン・エッセ・ヴァル・ヴァレンタイン
33歳(人間としての年齢はそれで通している)
帝国の元将軍。第三皇子側に付き、革命勢力として戦っていた。
焦げ茶色の短髪と、男らしいしっかりとした眉。目鼻立ちのはっきりとした端正な顔でかなりの男前。
青竜族で、瞳は濃い青。中心部が黄緑をしている。
見た目に反して快活な性格。
涼佑が森に落ちてきたところを発見。涼佑に戦い方を教えた師匠的存在。
★竜の姿にもなれる。
★縄張りと決めた場所は、離れていても全て見通せる眼がある。
★自ら渡す竜の鱗には、共鳴して通信機になる効果がある。
・第三皇子
16歳。
リグリッド帝国の第三皇子。
肩までの銀糸の髪に、澄んだエメラルドの瞳の美少年。涼佑と出逢った頃は165だったが、内戦収束時には170に伸びている。
皇族らしく品があり優雅。涼佑とチクチクと言い合うのを楽しんでいる。
エヴァンは剣の先生として子供の頃からの知り合い。人見知りで内気だった頃からよく遊んでくれた為、慕っている。
恋心もあるが、内戦や今後皇帝になる立場上、告げられていない。
《国名》
・リュエール王国
暖人が落ちた森がある。世界の中央に位置する大国。代々賢王が治めている。
北部に鉱山があり、各種魔法石が豊富にとれる。
東部には王の弟が治める大公国がある。
・リグリッド帝国
涼佑が落ちた森がある。リュエールの西に位置する国。
元は農業国で豊かだったが、十年前に前皇帝が崩御し、新皇帝が各国との国交断絶していた。
暴君である新皇帝が圧政を敷いていたが、涼佑と第三皇子によって政権交代がなされる。
・ヴェスティ公国
東に位置する国。毛織物が主たる交易品で、宝飾品や美術品も多く作られている。美に対する意識が高い。恋多き国民性。
・モッル王国
南に位置する国。海産物や山の恵みが主たる交易品。自然豊かで温暖な気候のためか、おおらかな国民性。音楽やダンスも生活に根付いている。
一部地域では、かつて救世主によりもたらされた米や味噌や醤油が食べられている。
《役職》
・赤と青の騎士団
リュエール王国、王宮騎士団の一つ。
赤と青で対を成す最強の精鋭部隊。
各騎士団長には、制約なく独断で騎士団を動かせる権限が与えられている。
・赤の騎士団
主に情熱的な騎士たちで構成されている。優雅で恋愛に生きる人物が多い為、一部では密かに伊達男集団と呼ばれている。
戦闘狂揃いの部隊でもある。
赤の騎士団には化学班があり、毒物などの化学的な分析を行う。
通常の団服は深紅。
礼服は白に銀刺繍入りで、ワインレッドのベルベットマントを羽織る。
・青の騎士団
冷静で博識で思慮深い騎士たちで構成されている。冷静ゆえに、時に冷淡で冷酷。非情な決断も淡々と下す。
戦場では赤の騎士団の後方支援に回る事が多いが、剣の腕は赤の騎士団と同等。
分析班があり、主に科学的な分析を行う。
配属からしばらくは、団長であるオスカーの無意識の威圧感に耐え、読めない顔色を窺いながら過ごすという洗礼がある。
通常の団服は深海の青。
礼服は黒に銀刺繍入りで、濃紺のベルベットマントを羽織る。
・救世主
国に危機が訪れた際、別世界から現れるとされる伝説の存在。
総じて漆黒の髪に黒曜石の瞳を持ち、特殊な力があるとされる。
発見され次第王宮で保護され、他国に存在が知られないよう隠される。
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