15 / 64
15
しおりを挟む
辺境ともいえる村に滞在を続けたところで何も進展はないと感じた俺とナミはこの世界の情報をさらに得るために、街へ向かう事にした。
旅費などは、道中のモンスターや襲ってきたやつを返り討ちすればいいという結論になった。理由としては、力試しで勝ったのもあり、村の鬼人たちから「あんたらなら、大丈夫だろう」と言われた事もあったからだ。
道案内として行商人が来るのを待つかと問われたが俺に内蔵されたナビがあるため、人が通った道が判別がつくのもあった。
「問題ない、大丈夫だ」
村から出て、数日経った先に人工的な道があり、人の流れが多く向かっている方向が大きな街と判断し、そちらへ向かうことにした。俺が持つ機械の眼によって、足跡の多さや地面を見ることで解析できてしまうため、多く人が行き来し、その痕跡が更新状態が新しく定期的に行われている方向を選んだ結果だった。
「なにか、思ってた街と違うわね」
「あ、ああ」
俺とナミは道中のモンスターやら狩ったり、自給自足しながら徒歩でのんびりとこの街へ向かっていた。その道中で魔科製品と思われる車がやたらきらびやかだったが、そういうものだと思っていた。道中、奇異な目でみられているのも角無しだから、と思っていた。村にいた鬼人にも角無しだと侮られた目で見られると言っていたから合致していた。村の鬼人たちの服装はぼろ布をまとっていたり、モンスターの皮をなめしたものをまとっていた。だが、この街の住人は明らかに違っていた。
「私たちの世界で言うと式典や礼服に該当する装備で住民の多くが装備してない?」
「あ、ああ」
カモフラージュ率マイナス値です。偵察状況ではありません。
ナビ、判断遅くない?
「あ~、っと角無しか・・・ようこそ、色魔都市アスモデウスへ」
「えと、あなたは?」
突然、声をかけられ戸惑うナミであったが相手が何者かを確認する。
「外部からやってくる者に対して案内をする業者だ。角無しだろうが、魔石次第でこの都市を案内している。あ~ただ、案内中に何かあっても自衛だけはしてくれよ」
太くねじれた角を頭から二本はやした男の案内人だった。体つきは暗殺型のような筋肉のつき方をしていた、下半身の筋肉のつき方を見ると脚が瞬発力重視の強化骨格と人工筋肉と類似していた。
羊型脚と類似、壁面での移動や停止が可能、また脚による攻撃も注意。
「どうする?案内は必要か?」
ナミの方を見ると周りをぐるりと見て、腕を組み考えていた。
「決めた、案内を頼むわ。これで足りるかしら?」
道中で狩ったモンスターから解体した際に出た魔石を一つ渡すと、引きつった顔をしていた。
「あ、ああ・・・えーっとこれはどこで?」
「なに?モンスターからだけど、何か問題でもあるの?」
「お二人が狩って取ったものですか?」
「何よ、何か問題?」
ナミはだんだん不機嫌になってきた。要領を得ないやり取りは兵士だった身としては命にかかわってくるから、イラつくのもわかる。
「いえ、ございません!ご案内致します」
「そ、じゃあ、まずはどこか待ち合わせするのに最適な場所をお願い」
そうして、都市内にある待ち合わせするのに最適な場所へと案内され、大きな噴水があり雰囲気があり、この都市一番の拾い広場で様々な男女たちがいる場所に到着した。
「じゃ、レンツちょっと待っててくれる。二マルマル後に戻ってくるわ」
「え」
「行くわよ案内人」
「は、はい」
「はっ?」
俺はポツンと噴水がある大きな広場に取り残された。二マルマルって二時間後かよ!仕方ないので近くにあった空いたベンチに座り、待つことにした。下手に動くのもナミに何を言われるかわからないし、休憩することにした。
旅費などは、道中のモンスターや襲ってきたやつを返り討ちすればいいという結論になった。理由としては、力試しで勝ったのもあり、村の鬼人たちから「あんたらなら、大丈夫だろう」と言われた事もあったからだ。
道案内として行商人が来るのを待つかと問われたが俺に内蔵されたナビがあるため、人が通った道が判別がつくのもあった。
「問題ない、大丈夫だ」
村から出て、数日経った先に人工的な道があり、人の流れが多く向かっている方向が大きな街と判断し、そちらへ向かうことにした。俺が持つ機械の眼によって、足跡の多さや地面を見ることで解析できてしまうため、多く人が行き来し、その痕跡が更新状態が新しく定期的に行われている方向を選んだ結果だった。
「なにか、思ってた街と違うわね」
「あ、ああ」
俺とナミは道中のモンスターやら狩ったり、自給自足しながら徒歩でのんびりとこの街へ向かっていた。その道中で魔科製品と思われる車がやたらきらびやかだったが、そういうものだと思っていた。道中、奇異な目でみられているのも角無しだから、と思っていた。村にいた鬼人にも角無しだと侮られた目で見られると言っていたから合致していた。村の鬼人たちの服装はぼろ布をまとっていたり、モンスターの皮をなめしたものをまとっていた。だが、この街の住人は明らかに違っていた。
「私たちの世界で言うと式典や礼服に該当する装備で住民の多くが装備してない?」
「あ、ああ」
カモフラージュ率マイナス値です。偵察状況ではありません。
ナビ、判断遅くない?
「あ~、っと角無しか・・・ようこそ、色魔都市アスモデウスへ」
「えと、あなたは?」
突然、声をかけられ戸惑うナミであったが相手が何者かを確認する。
「外部からやってくる者に対して案内をする業者だ。角無しだろうが、魔石次第でこの都市を案内している。あ~ただ、案内中に何かあっても自衛だけはしてくれよ」
太くねじれた角を頭から二本はやした男の案内人だった。体つきは暗殺型のような筋肉のつき方をしていた、下半身の筋肉のつき方を見ると脚が瞬発力重視の強化骨格と人工筋肉と類似していた。
羊型脚と類似、壁面での移動や停止が可能、また脚による攻撃も注意。
「どうする?案内は必要か?」
ナミの方を見ると周りをぐるりと見て、腕を組み考えていた。
「決めた、案内を頼むわ。これで足りるかしら?」
道中で狩ったモンスターから解体した際に出た魔石を一つ渡すと、引きつった顔をしていた。
「あ、ああ・・・えーっとこれはどこで?」
「なに?モンスターからだけど、何か問題でもあるの?」
「お二人が狩って取ったものですか?」
「何よ、何か問題?」
ナミはだんだん不機嫌になってきた。要領を得ないやり取りは兵士だった身としては命にかかわってくるから、イラつくのもわかる。
「いえ、ございません!ご案内致します」
「そ、じゃあ、まずはどこか待ち合わせするのに最適な場所をお願い」
そうして、都市内にある待ち合わせするのに最適な場所へと案内され、大きな噴水があり雰囲気があり、この都市一番の拾い広場で様々な男女たちがいる場所に到着した。
「じゃ、レンツちょっと待っててくれる。二マルマル後に戻ってくるわ」
「え」
「行くわよ案内人」
「は、はい」
「はっ?」
俺はポツンと噴水がある大きな広場に取り残された。二マルマルって二時間後かよ!仕方ないので近くにあった空いたベンチに座り、待つことにした。下手に動くのもナミに何を言われるかわからないし、休憩することにした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
16
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる