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色魔都市アスモデウス、色魔とはどういう意味なのか?
二時間も待たされるので暇なのもあり、ナビに聞いてみる事にした。
エッチですね。
なるほど、エッチか・・・。
感情の高ぶりを確認、精神安定剤を投与します。
あまりにもふざけた返答に怒りの感情が沸くが、即座に投与されて落ち着きを取り戻す。このナビ、もしかして使用者の精神状態を不安定にさせる機能がついているのか?
色魔とは女たらしと言う意味があります。この都市がその意味通りかどうかは不明です。
なるほど、ナミは大丈夫なのだろうか、と一瞬頭によぎったが元の世界で様々な男性に絡まれて返り討ちにしていた事を思い出し、あれを口説こうものなら命がいくつあっても足りないという認識になっていたことを思い出した。
鬼眼、適応率更新、魔力が感知可能になりました。
やっと適応が進んだか、と思い魔力のスキャンを行うとあたりの魔力の流れが資格化され、魔力を吸収しているものと魔力を自発的に発しているものと大体はペアになっていることに気づいた。
余剰魔力ではなく、相手が自発的に魔力を吸収し、魔石にする生業が存在する都市、ということか?
「ねぇ、そこの坊や・・・お姉さんといいことしない?」
魔力の流れを見て考え事をしていたら、防御力が低そうな装備をした人が立っていた。
「いいこと、というのは?」
「あら、もしかして童貞かしら!?」
童貞、異性もしくは同性での性的結合による未経験を指す。なお・・・
ナビがポンコツかしたのでミュートにする。
「未経験だ、何か問題があるのか?」
その発言をした瞬間、あたりの歩いていた異性たちの視線と動きが暗殺者特有の動きになり、一瞬で囲まれた。殺意や敵対行動に類似する動作がなかったため、ただ囲まれそれぞれが協力的な表情をし、言葉やしぐさで俺を誘ってきていた。
これは相手をいかに満足させることかによって魔力を吸い出して、得るという生業がなりたっているわかだな。
「すまないが、今は待ち合わせ中なんだ」
断りを入れるものの、以前の義体ではないためすごみに欠けているのか、周りから人が減らない。誰も身体に触れようとしないのが不思議だったが、この状況は完全に囲まれているため身動きができない。
「レンツ―?レンツーどこー?」
「ナミ、助けてくれ!」
こういう時は、助けを求めた方が早いと思い。すぐにナミに助けを求めたが正直、そのあとの事を考えていなかった。
強烈な殺意が自分中心にあたり一帯に重くのしかかる。自分にもなぜか向けられており、サイキックを使っているのではないかと錯覚するような窮屈さが身体に感じた。また、上から抑えつけられているような重みも感じ、この場に長く留まるべきではないと本能に訴えかけていた。
するとすぐさま、周りを囲っていた人たちは、蜘蛛の子を散らすようにいなくなっていった。
「ずいぶんと楽しそうだったけれども」
「俺もそう思っていたら助けてなんてナミに頼まないさ」
「それもそうね」
納得したのか、殺意もなくなり、普段通りのナミに戻った。表情こそ変わらないがあたりが歪んでいるような錯覚すら感じていたが、それが無くなり普段通りの雰囲気になった。
「それで、その・・・その恰好はどうしたんだ?」
サイキッカー兵装ではなく、全体的にぴっちりとした布地の服装に変わっていた。防御力が乏しく、白を基調とした上品さがある服装だった。様々な悪路にも適応できた兵装と連結可能な靴とは違いヒールが高く、旅路には向いていない脚を美しく魅せる靴だった。胸の部分も強調されており、胸から腰にかけて今までタクティカルベストで覆われていたのがなくなっていた。
「大丈夫よ、防御面ならこの武具のおかげで自動バリアが形成されるわ。すごいのよこれ、道中絡んできたバカどもが触れようとするとバリア張ってくれるのよ」
卵型の謎武具がふよふよと浮いていた。
「レンツの分も服を買ってきたから、着替えましょ」
「えっ」
二時間も待たされるので暇なのもあり、ナビに聞いてみる事にした。
エッチですね。
なるほど、エッチか・・・。
感情の高ぶりを確認、精神安定剤を投与します。
あまりにもふざけた返答に怒りの感情が沸くが、即座に投与されて落ち着きを取り戻す。このナビ、もしかして使用者の精神状態を不安定にさせる機能がついているのか?
色魔とは女たらしと言う意味があります。この都市がその意味通りかどうかは不明です。
なるほど、ナミは大丈夫なのだろうか、と一瞬頭によぎったが元の世界で様々な男性に絡まれて返り討ちにしていた事を思い出し、あれを口説こうものなら命がいくつあっても足りないという認識になっていたことを思い出した。
鬼眼、適応率更新、魔力が感知可能になりました。
やっと適応が進んだか、と思い魔力のスキャンを行うとあたりの魔力の流れが資格化され、魔力を吸収しているものと魔力を自発的に発しているものと大体はペアになっていることに気づいた。
余剰魔力ではなく、相手が自発的に魔力を吸収し、魔石にする生業が存在する都市、ということか?
「ねぇ、そこの坊や・・・お姉さんといいことしない?」
魔力の流れを見て考え事をしていたら、防御力が低そうな装備をした人が立っていた。
「いいこと、というのは?」
「あら、もしかして童貞かしら!?」
童貞、異性もしくは同性での性的結合による未経験を指す。なお・・・
ナビがポンコツかしたのでミュートにする。
「未経験だ、何か問題があるのか?」
その発言をした瞬間、あたりの歩いていた異性たちの視線と動きが暗殺者特有の動きになり、一瞬で囲まれた。殺意や敵対行動に類似する動作がなかったため、ただ囲まれそれぞれが協力的な表情をし、言葉やしぐさで俺を誘ってきていた。
これは相手をいかに満足させることかによって魔力を吸い出して、得るという生業がなりたっているわかだな。
「すまないが、今は待ち合わせ中なんだ」
断りを入れるものの、以前の義体ではないためすごみに欠けているのか、周りから人が減らない。誰も身体に触れようとしないのが不思議だったが、この状況は完全に囲まれているため身動きができない。
「レンツ―?レンツーどこー?」
「ナミ、助けてくれ!」
こういう時は、助けを求めた方が早いと思い。すぐにナミに助けを求めたが正直、そのあとの事を考えていなかった。
強烈な殺意が自分中心にあたり一帯に重くのしかかる。自分にもなぜか向けられており、サイキックを使っているのではないかと錯覚するような窮屈さが身体に感じた。また、上から抑えつけられているような重みも感じ、この場に長く留まるべきではないと本能に訴えかけていた。
するとすぐさま、周りを囲っていた人たちは、蜘蛛の子を散らすようにいなくなっていった。
「ずいぶんと楽しそうだったけれども」
「俺もそう思っていたら助けてなんてナミに頼まないさ」
「それもそうね」
納得したのか、殺意もなくなり、普段通りのナミに戻った。表情こそ変わらないがあたりが歪んでいるような錯覚すら感じていたが、それが無くなり普段通りの雰囲気になった。
「それで、その・・・その恰好はどうしたんだ?」
サイキッカー兵装ではなく、全体的にぴっちりとした布地の服装に変わっていた。防御力が乏しく、白を基調とした上品さがある服装だった。様々な悪路にも適応できた兵装と連結可能な靴とは違いヒールが高く、旅路には向いていない脚を美しく魅せる靴だった。胸の部分も強調されており、胸から腰にかけて今までタクティカルベストで覆われていたのがなくなっていた。
「大丈夫よ、防御面ならこの武具のおかげで自動バリアが形成されるわ。すごいのよこれ、道中絡んできたバカどもが触れようとするとバリア張ってくれるのよ」
卵型の謎武具がふよふよと浮いていた。
「レンツの分も服を買ってきたから、着替えましょ」
「えっ」
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