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二階エリアのほとんどのゾンビを倒そうとした時に、吹き抜けエリアの上の方から声がした。見上げてみるとゾンビ化されていない人がいた。
「た、助けて!」
その声は女性の声で、助けに行きたいものの、登る階段もなかった。二階から三階にいるゾンビを倒そうにも狙えない為、助けてといった人はゾンビに食われてしまった。
この一瞬の出来事で僕たちは何も出来ずだったが、生存者がいて助けを求めているというのがわかったのと言葉が通じるという二点の事から、三階へ登り、ゾンビを倒していく事にした。
「この場合、助けるでいいな?」
「はい、問題ないと思います」
「よし、行こう」
ムッツーがツバサにどうすればいいのか確かめ、即座に動くことにした。
「見殺しにしてしまったけれど――」
「いや、あれは間に合わなかった」
タッツーが後悔を口にしたので、僕は間に合わなかったと念を押した。
「あの位置じゃさすがに無理だった」
「そ、そうね」
悔しさを滲みだしながら彼女は言った。
僕たちが三階に行くと、先ほど助けを求めていた人はゾンビに食われ、ひどい状態になっていた。そこで僕はショッピングモール内のゾンビと今襲われたゾンビの違いに気づいた。
「なんで今ここにいるゾンビはキレイなゾンビなんだ?」
食われていた人がぶるぶると震えだし、他のゾンビと同じように立ち上がり、ゾンビ化したのだった。
「唾液や血液などといった感染によってゾンビ化するタイプですね」
「このタイプはフェロモン的なもので同じ仲間かどうか判別してるゾンビかと」
ツバサとジュリがゾンビに関して説明してくれた。
僕たちは近寄ってくるゾンビたちに銃口を合わせ、発砲していった。頭を破壊すると動かなくなるので、近寄ってきたゾンビたちを次々と倒していった。
しかし、倒せば倒すほどゾンビは湧いてきた。
「三階のゾンビは一向に減らないのはなんでだ?」
僕は誰かに問いかけた、誰か答えを知っているかもしれないと思ったからだ。するとムッツーがもしかしてと教えてくれた。
「もしかしたら、ここの住民は上へ上へと逃げていて、それでゾンビに囲まれていたとか」
「ヘリで救助を待っていたとか、ゾンビ映画の定番ですね」
ムッツーとツバサが答えてくれたので、謎は解けた気がした。
僕たちは、迫りくるゾンビたちを撃ち倒し、見える範囲のゾンビは全て撃退した。
最初に襲われていた女性以外は目立った外傷はなく、ウイルス感染によるゾンビ化説が一番高くなった。
「屋上や駐車場へ続く場所にももしかして隠れているゾンビがいるかもしれないので注意して見てみましょう。もしかしたらまだ生き残りがいるかもしれないですし」
ツバサが言うとみなそれぞれ警戒しながら一緒に三階を探索することにした。
+
駐車場への出入り口があり、そこには多くのゾンビが溢れていた。出入口は閉まっているのでショッピングモール内には入ってきてはいなかった。ショッピングモールとは別に駐車場エリアがあり、そこに連絡通路があるような作りだった。
「この世界のゾンビはおとなしいゾンビでよかったなと思いました」
「活発で攻撃的なゾンビだったらハルミンが本気出さないと死んでますね」
「え、そんなゾンビいるの?」
ツバサとジュリが言うと、ハルミンがビクッと引いていた。
「ええ、いますよ。ゾンビ同士で協力してきたり、すごい身体能力持ったゾンビとかいますよ。頭撃っても再生したりするのでマシンガンでバラバラにしないといけなかったりしますね」
「うぇぇ」
ハルミンが嫌そうな声を出していた。
「それでどうする? ドアを開けて、こっちから行く?」
「ここの連絡通路なら、待ち構えてハルミンが撃てば解決じゃないか?」
僕がどうするか言うとムッツーが答えた。そのあと僕とムッツーがハルミンの方を向くと――
「ん、わかった」
ハルミンは銃を召喚し、銃架と呼ばれる大きな三脚も召喚した。
「後ろや撃ち漏らした時のフォロー、お願いね。あ、ドアって……壊してもいいよね?」
「ゾンビしかいないし、いいんじゃない」
僕がそういうとハルミンのマシンガンが火を噴いた。
銃声が鳴り響き、その音に引かれたのか駐車場のゾンビたちが一斉に連絡口の方へのそのそと歩いてはマシンガンの餌食になっていった。マシンガンの後ろを警戒していたものの、ショッピングモール内の見えるところのゾンビは倒しきったのか、現れなかった。
数分、数十分経ったのか、駐車場からやってくるゾンビは全て全滅したのか、もう出てこなかった。連絡通路から先の駐車場は動かなくなったゾンビの肉片で埋め尽くされていた。元人間だったものが、肉塊になった事に自分たちは平気ではないものの、生き残るためという名目があるから強くなったと思った。
「とりあえずゾンビは倒しきった、って感じか」
「もしかしたらまだどこかの部屋に生存者いるかもしれないけど、この様子だとゾンビだったら襲われる可能性もあるかもしれないわね」
タッツーが可能性を示唆してくれ、僕は自分の考えを改めた。
「確かにありえそうだ。気を付けないとな」
「それでこれからどうしようか」
ムッツーがショッピングモールにいるゾンビを倒し、今後について話を振った。
「服もないし、先に進みたいと思います」
「どんまい、マナチ」
「あ、でもどうしてゾンビになるのかわかったのでよかったと思います」
「目の前でゾンビになったのを見たので、多分私たちはゾンビにならないかと」
「ここに来たのは無駄じゃなかった、そう思う事にする」
マナチが前向きに話を締めて、僕たちはショッピングモールを出て光りの方を目指すことにした。
ここがゾンビタウンだとわかったこと、どうしてゾンビがというのはツバサとジュリにアニメ、映画、などから可能性を教えてもらい、それぞれが納得していった。ただ、この世界が異世界なのか、未来の世界なのか、といった答えは見つからなかった。
三階にある本屋にも書籍が置いてあるわけでもなかったので、あれこれ憶測を言い合いながらゾンビにならないという成果が一番大きい事だとツバサとジュリに教えられた。ゾンビになったらどうなるのか散々聞かされ、自分たちが持つアビリティ・スキルに感謝した。
「た、助けて!」
その声は女性の声で、助けに行きたいものの、登る階段もなかった。二階から三階にいるゾンビを倒そうにも狙えない為、助けてといった人はゾンビに食われてしまった。
この一瞬の出来事で僕たちは何も出来ずだったが、生存者がいて助けを求めているというのがわかったのと言葉が通じるという二点の事から、三階へ登り、ゾンビを倒していく事にした。
「この場合、助けるでいいな?」
「はい、問題ないと思います」
「よし、行こう」
ムッツーがツバサにどうすればいいのか確かめ、即座に動くことにした。
「見殺しにしてしまったけれど――」
「いや、あれは間に合わなかった」
タッツーが後悔を口にしたので、僕は間に合わなかったと念を押した。
「あの位置じゃさすがに無理だった」
「そ、そうね」
悔しさを滲みだしながら彼女は言った。
僕たちが三階に行くと、先ほど助けを求めていた人はゾンビに食われ、ひどい状態になっていた。そこで僕はショッピングモール内のゾンビと今襲われたゾンビの違いに気づいた。
「なんで今ここにいるゾンビはキレイなゾンビなんだ?」
食われていた人がぶるぶると震えだし、他のゾンビと同じように立ち上がり、ゾンビ化したのだった。
「唾液や血液などといった感染によってゾンビ化するタイプですね」
「このタイプはフェロモン的なもので同じ仲間かどうか判別してるゾンビかと」
ツバサとジュリがゾンビに関して説明してくれた。
僕たちは近寄ってくるゾンビたちに銃口を合わせ、発砲していった。頭を破壊すると動かなくなるので、近寄ってきたゾンビたちを次々と倒していった。
しかし、倒せば倒すほどゾンビは湧いてきた。
「三階のゾンビは一向に減らないのはなんでだ?」
僕は誰かに問いかけた、誰か答えを知っているかもしれないと思ったからだ。するとムッツーがもしかしてと教えてくれた。
「もしかしたら、ここの住民は上へ上へと逃げていて、それでゾンビに囲まれていたとか」
「ヘリで救助を待っていたとか、ゾンビ映画の定番ですね」
ムッツーとツバサが答えてくれたので、謎は解けた気がした。
僕たちは、迫りくるゾンビたちを撃ち倒し、見える範囲のゾンビは全て撃退した。
最初に襲われていた女性以外は目立った外傷はなく、ウイルス感染によるゾンビ化説が一番高くなった。
「屋上や駐車場へ続く場所にももしかして隠れているゾンビがいるかもしれないので注意して見てみましょう。もしかしたらまだ生き残りがいるかもしれないですし」
ツバサが言うとみなそれぞれ警戒しながら一緒に三階を探索することにした。
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駐車場への出入り口があり、そこには多くのゾンビが溢れていた。出入口は閉まっているのでショッピングモール内には入ってきてはいなかった。ショッピングモールとは別に駐車場エリアがあり、そこに連絡通路があるような作りだった。
「この世界のゾンビはおとなしいゾンビでよかったなと思いました」
「活発で攻撃的なゾンビだったらハルミンが本気出さないと死んでますね」
「え、そんなゾンビいるの?」
ツバサとジュリが言うと、ハルミンがビクッと引いていた。
「ええ、いますよ。ゾンビ同士で協力してきたり、すごい身体能力持ったゾンビとかいますよ。頭撃っても再生したりするのでマシンガンでバラバラにしないといけなかったりしますね」
「うぇぇ」
ハルミンが嫌そうな声を出していた。
「それでどうする? ドアを開けて、こっちから行く?」
「ここの連絡通路なら、待ち構えてハルミンが撃てば解決じゃないか?」
僕がどうするか言うとムッツーが答えた。そのあと僕とムッツーがハルミンの方を向くと――
「ん、わかった」
ハルミンは銃を召喚し、銃架と呼ばれる大きな三脚も召喚した。
「後ろや撃ち漏らした時のフォロー、お願いね。あ、ドアって……壊してもいいよね?」
「ゾンビしかいないし、いいんじゃない」
僕がそういうとハルミンのマシンガンが火を噴いた。
銃声が鳴り響き、その音に引かれたのか駐車場のゾンビたちが一斉に連絡口の方へのそのそと歩いてはマシンガンの餌食になっていった。マシンガンの後ろを警戒していたものの、ショッピングモール内の見えるところのゾンビは倒しきったのか、現れなかった。
数分、数十分経ったのか、駐車場からやってくるゾンビは全て全滅したのか、もう出てこなかった。連絡通路から先の駐車場は動かなくなったゾンビの肉片で埋め尽くされていた。元人間だったものが、肉塊になった事に自分たちは平気ではないものの、生き残るためという名目があるから強くなったと思った。
「とりあえずゾンビは倒しきった、って感じか」
「もしかしたらまだどこかの部屋に生存者いるかもしれないけど、この様子だとゾンビだったら襲われる可能性もあるかもしれないわね」
タッツーが可能性を示唆してくれ、僕は自分の考えを改めた。
「確かにありえそうだ。気を付けないとな」
「それでこれからどうしようか」
ムッツーがショッピングモールにいるゾンビを倒し、今後について話を振った。
「服もないし、先に進みたいと思います」
「どんまい、マナチ」
「あ、でもどうしてゾンビになるのかわかったのでよかったと思います」
「目の前でゾンビになったのを見たので、多分私たちはゾンビにならないかと」
「ここに来たのは無駄じゃなかった、そう思う事にする」
マナチが前向きに話を締めて、僕たちはショッピングモールを出て光りの方を目指すことにした。
ここがゾンビタウンだとわかったこと、どうしてゾンビがというのはツバサとジュリにアニメ、映画、などから可能性を教えてもらい、それぞれが納得していった。ただ、この世界が異世界なのか、未来の世界なのか、といった答えは見つからなかった。
三階にある本屋にも書籍が置いてあるわけでもなかったので、あれこれ憶測を言い合いながらゾンビにならないという成果が一番大きい事だとツバサとジュリに教えられた。ゾンビになったらどうなるのか散々聞かされ、自分たちが持つアビリティ・スキルに感謝した。
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