魔女と呼ばれ処刑された聖女は、死に戻り悪女となる

青の雀

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前世:断罪

18.早く終わってほしい R15残酷表現

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罪人として、連行されたアンジェリーヌは、太陽の光を集めたように輝く美しいプラチナブロンドの髪の毛を耳の下あたりで斬り捨てられてしまう。

長い髪の毛が行く先々で挟まり縺れ、何かと不便だという理由で、騎士の剣でザンハラに切り落とされてしまったのだ。

王宮での牢は、貴族用の牢が用意され、快適とは言えないが、実家の地下牢に比べたら、風呂もトイレもあり、なかなかの住み心地だった。

手慰みの刺繍や編み物も望めば必要な材料が与えられ、読書を望めば、書架ごと部屋に入れてもらえたので、好きな本を読むこともできた。

アンジェリーヌの罪状は、公女様のドレスを盗んだということだけで、貴族籍を抜かれ、平民落ちとなるか、悪くても国外追放どまりだとなじみの騎士から聞いた。

それが教会の司祭様が、アンジェリーヌの正体が「聖女様」であるということを告げられてしまって、事態は一変する。

「アンジェリーヌ様も聖女様であるのだから、民衆に夜伽を施すことは当然の義務」

リリアーヌが言い放った言葉によって、最初に夜伽の相手として名乗り出たものが、お母様を振った伯爵ヒヒジジイとその息子だった。

リリアーヌの夜伽は豪華絢爛な装飾が施してある部屋だったにもかかわらず、アンジェリーヌは貴族牢から拷問部屋へ連れて行かれ、そこで素っ裸にされる。

両腕は高く頭上に釣り張り上げられ、背もたれは斜めに傾いており、「?」と思っていたら、その背もたれがやおら外され、気が付けば三角木馬の上に座らされていた。

両手が頭上に吊り上げられていたのは、アンジェリーヌ自身の体重で、沈み込みを防ぐためでもある。

伯爵ヒヒジジイが到着するまでの間だけのことだったが、あのままあの木馬の上にいたら、堪ったものではない。

やがて、ノックもせずに、ヒヒジジイがやってきた。下半身は何も着けずに、黒い棒のようなものがへその下から生えていた。

アンジェリーヌの寝台の傍まで来ると、その棒をいきなりズブリと月だし、腰を動かしながら恍惚とする。

それが終わると、今度はヒヒジジイの息子の番だ。同じように下半身はむき出しにして、ズブリとさして、腰を動かし、ようが終わったとばかりに部屋を出ていく。

結局、その晩は、優に100人とシただろうか?

アンジェリーヌは痛すぎて、感覚がない。

次の日は、拷問部屋ではなく普通の客間で犯された。トップバッターは、やはりヒヒジジイとその息子、少しでも抵抗すれば、途端に折檻されてしまう。声を出すこともできず、最初は悲鳴や泣き声を出していたが、その度に拳が飛んでくるので、やがて義務のように業のように、ただ苦行を耐えることしかできない。

最初のうちだけ、100人単位に犯されていたが、ここのところ落ち着きを取り戻し、というか興奮しすぎて、アンジェリーヌの顔を殴りつけてくる加虐趣味の男から、コトの最中に殴られ、歯が折れ鼻柱が曲がり、顔面血だらけになることが相次いで起こったために、一人ずつ部屋に入る方式から、何人かがまとめて部屋に入る集団レイプの形がとられた。 

結局、その時の傷は治療されることはなく、ほったらかしにされていることで、見た目が悪くなってから、少しずつ減っていった。
アンジェリーヌとしては、今までさんざんなことをされてきたわけで、今更……感がある。

そういえば、いつだったか兄のシャーロックも夜伽に来たことがあった。
あの時、唾を吐きかけた相手だと気づかないようで、ずいぶん短くて小さくて、ぐにゃぐにゃで、時間もあっという間に終わったけど、エリーゼが産んだ息子は、本当にお兄様の子なのかと疑ってしまったわ。

ただ下の穴に入れられ腰を振られるだけの行為に疲れ、アンジェリーヌは次第に、己自身を癒すことを止めてしまった。だって、キリがないもの。

もう何も考えられない。早く終わってほしい。

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