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死に戻り2
30.欲求不満
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チャプン!
側仕えをすべて下がらせ、夕食後お部屋にあるお風呂でイチャイチャしている。
「あっ。ダメ……そんなとこ、グリグリしちゃ……」
「よいではないかアンジェと旅の空の下、誰もいない。そろそろ4人目作ろうか?」
「っん……今は聖女様モードで来ているので、処女なんです!」
「なに!?また再生したのか!それは楽しみだな。初めての頃のアンジェを再び味わい尽くすことができるとは……」
「っもう!舌なめずりしないでくださいませ。今宵はわたくしがリードさせて……、あっああん」
「そうはさせてなるものか!」
マクシミリアンは、アンジェの唇を舌でこじ開け、左手で胸の頂を弄び、右手の指を秘部に沿わせて、時折指を出し入れしている。心臓がどきどきと高鳴り、聞こえるのではないかと心配する。
なんでいつもこうなるのよ!
抵抗するも、カラダに力が入らない。浸かり過ぎて、湯あたりを起こしている。
素っ裸のまま、床のラグの上に寝かされるが、涼しい風がカラダに当たり気持ちいい。
そこへバスローブを羽織っただけのマクシミリアンが覆いかぶさろうとしている。
「しばらくこのままでいたいわ」
「風邪引くぞ」
「ひんやりとして、気持ちがいい」
その言葉に従い、マクシミリアンも、アンジェリーヌの横に横たわり、夜風に涼む。
「ねえ。インポの貴族令息のことだけど、インポは、神の御意志ではないかしら?」
「というと?アンジェは心当たりがあるのかい?」
「なんとなくだけど、我が国は王国なのに、実質マクシミリアン様が統治している部分って、けっこう少ないでしょ?実際には貴族が領地を持ち、その領地内のことは貴族が統治している。来外敵には、国家として態をなしているものの内政は、貴族家の取りまとめをしているに過ぎない」
「インポ貴族を平民落ちさせるのか?」
「将来的な話をしているのよ。いずれ、爵位、領地とも王家に返還させる」
「確かに、謀反の心配がなくなるなど一理はあるが……、今まで貴族が統治していた領地は誰が管理するのだ?」
「役職としての爵位を与えるのよ。一代限りの役職で、その人がもし亡くなったら、今までのように世襲制ではなく、能力ある人間を登用していくの。それがたとえ平民であったとしても、自分の役職は自分の努力と才能で得られるようにする。貴族が変に力を持つ世より、公平だと思う」
「確かに、な。今までは親が偉いというだけで、その息子がいくらボンクラであっても、役職として、自動的に引き継がれる。それで、やたら権力を振りかざす貴族が弊害となってきたのだが、そんなにうまくいくだろうか?」
「わたくし達二人ならできるわ。そうは思わない?」
「そうだな、まずはこの度でエリオットたち、近衛騎士団に引導を渡すとしようか?」
それは暗に、エリオットだけではなくクリストファー殿下やお兄様であるシャーロックを廃嫡せよ、と言っているのと同じなことだけど、そこまで陛下はきづいていらっしゃるのかどうかはわからない。
エリオットに活躍の場を与えるフリをしながら、陥れる機会を狙っている。
明日からは、聖力全開で挑むつもりでいる。これが神の意志ならば、アイツら必ずボロを出すと踏んでいる。
あの後、3回して、ぐっすりと休息をとった二人は、早朝からスッキリとした面持ちで馬車に乗り込む。
一方、インポの騎士団は、昨夜。今頃、ご夫妻はイチャイチャしているのだろうな。という妄想と悪夢に苛まれ、いつも以上に眠れぬ夜を過ごした。
早朝から鍛錬に励んでも、朝食時、ご夫妻のご様子を側近から聞いた騎士団は、うらやまし気にご夫妻を目で追っていた。
「昨夜の陛下御夫妻のご様子でございますか?お食事の後、ずっと、お部屋に籠りきりで、私たちも疲れているだろうかと、お気遣いくださいまして、部屋に下がるようにとの仰せに従ったわけでございます」
欲求不満は爆発寸前!
側仕えをすべて下がらせ、夕食後お部屋にあるお風呂でイチャイチャしている。
「あっ。ダメ……そんなとこ、グリグリしちゃ……」
「よいではないかアンジェと旅の空の下、誰もいない。そろそろ4人目作ろうか?」
「っん……今は聖女様モードで来ているので、処女なんです!」
「なに!?また再生したのか!それは楽しみだな。初めての頃のアンジェを再び味わい尽くすことができるとは……」
「っもう!舌なめずりしないでくださいませ。今宵はわたくしがリードさせて……、あっああん」
「そうはさせてなるものか!」
マクシミリアンは、アンジェの唇を舌でこじ開け、左手で胸の頂を弄び、右手の指を秘部に沿わせて、時折指を出し入れしている。心臓がどきどきと高鳴り、聞こえるのではないかと心配する。
なんでいつもこうなるのよ!
抵抗するも、カラダに力が入らない。浸かり過ぎて、湯あたりを起こしている。
素っ裸のまま、床のラグの上に寝かされるが、涼しい風がカラダに当たり気持ちいい。
そこへバスローブを羽織っただけのマクシミリアンが覆いかぶさろうとしている。
「しばらくこのままでいたいわ」
「風邪引くぞ」
「ひんやりとして、気持ちがいい」
その言葉に従い、マクシミリアンも、アンジェリーヌの横に横たわり、夜風に涼む。
「ねえ。インポの貴族令息のことだけど、インポは、神の御意志ではないかしら?」
「というと?アンジェは心当たりがあるのかい?」
「なんとなくだけど、我が国は王国なのに、実質マクシミリアン様が統治している部分って、けっこう少ないでしょ?実際には貴族が領地を持ち、その領地内のことは貴族が統治している。来外敵には、国家として態をなしているものの内政は、貴族家の取りまとめをしているに過ぎない」
「インポ貴族を平民落ちさせるのか?」
「将来的な話をしているのよ。いずれ、爵位、領地とも王家に返還させる」
「確かに、謀反の心配がなくなるなど一理はあるが……、今まで貴族が統治していた領地は誰が管理するのだ?」
「役職としての爵位を与えるのよ。一代限りの役職で、その人がもし亡くなったら、今までのように世襲制ではなく、能力ある人間を登用していくの。それがたとえ平民であったとしても、自分の役職は自分の努力と才能で得られるようにする。貴族が変に力を持つ世より、公平だと思う」
「確かに、な。今までは親が偉いというだけで、その息子がいくらボンクラであっても、役職として、自動的に引き継がれる。それで、やたら権力を振りかざす貴族が弊害となってきたのだが、そんなにうまくいくだろうか?」
「わたくし達二人ならできるわ。そうは思わない?」
「そうだな、まずはこの度でエリオットたち、近衛騎士団に引導を渡すとしようか?」
それは暗に、エリオットだけではなくクリストファー殿下やお兄様であるシャーロックを廃嫡せよ、と言っているのと同じなことだけど、そこまで陛下はきづいていらっしゃるのかどうかはわからない。
エリオットに活躍の場を与えるフリをしながら、陥れる機会を狙っている。
明日からは、聖力全開で挑むつもりでいる。これが神の意志ならば、アイツら必ずボロを出すと踏んでいる。
あの後、3回して、ぐっすりと休息をとった二人は、早朝からスッキリとした面持ちで馬車に乗り込む。
一方、インポの騎士団は、昨夜。今頃、ご夫妻はイチャイチャしているのだろうな。という妄想と悪夢に苛まれ、いつも以上に眠れぬ夜を過ごした。
早朝から鍛錬に励んでも、朝食時、ご夫妻のご様子を側近から聞いた騎士団は、うらやまし気にご夫妻を目で追っていた。
「昨夜の陛下御夫妻のご様子でございますか?お食事の後、ずっと、お部屋に籠りきりで、私たちも疲れているだろうかと、お気遣いくださいまして、部屋に下がるようにとの仰せに従ったわけでございます」
欲求不満は爆発寸前!
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