13 / 21
再び神戸
しおりを挟む
それからというもの何か事あるごとに、三馬場連中に引っ張りまわされることになったのだ。
サイゴンが出かけている間、しずくは双子の息子たちの子育てに専念している。
しずくも残り少ない学生生活を子育てしていていいのか?と心配になる。
するとしずくから思わぬ提案をされる。
「ルミナリエに行きたい。」
「え?あんな夜は寒いのに、それも外で見るルミナリエなんて、大丈夫か?」
「京都よりはあったかいよ。綺麗だし、子供たちと一緒に観たい。」
ルミナリエは神戸三宮で行われている。いわゆるライトアップなのだが、人工的にイタリアのイルミネーションを使って、震災の犠牲者への鎮魂と復興への寄付金集めを目的にしている。
京都からは、JRに乗り1本で行くか、阪急電車で十三か梅田で乗り換えて行く。特急も新快速も止まる。
しずくの実家からは、徒歩10分のところで烏丸駅があるので、阪急で行くことにしたのだ。
乗り換えのわずらわしさはあるものの、阪急電車ではあらかじめ駅で言っておくとホームと電車との間に板を渡してベビーカーの乗り降りに支障がないようにしてくれる。
しずくたちが思い出作りでルミナリエに行くことになったことは、しずく母を通して、すぐに三婆に知れ渡り、「孫のカラダが心配」、「ひ孫の子守を引き受けたげる」などの口実を言われ、結局ついてこられることになったのだ。
サイゴンは、こうなればヤケクソである。それぞれの舅大舅も漏れなくの参加となる。
「今回だけは、夫婦水入らずで行きたい。来年は、皆さんと共に行きましょう。」
勇気を振り絞って、言ってみたらすんなりと通った。
「それもそうよね。私たちが行けば、お邪魔でしかないものね。」
サイゴンが勇気を出して言ってくれた言葉にしずくは嬉しそうに目を輝かせる。最初は、子供も連れて行くつもりだったが、小さすぎて、寒いだろうから連れて歩くにしても、可哀そうと言う話になった。
ルミナリエの後、無理して帰らなくても神戸で1泊すれば、翌日楽に帰れる。いつも子供たちの世話を焼いてくれているしずくへのご褒美だから。ルミナリエナイトは思う存分甘やかせるつもりなのだ。
「二人でゆっくりしてきたらええわ。子供たちのことは、心配せんでもええ。まだ首も座っていない赤ちゃんを連れて行っても危ないだけやからね。」
しずく母は、毛皮のコートと共に快く送り出してくれる。ありがたい。
いくら瀬戸内の神戸でも、夜は冷える。その配慮からしずくに毛皮のコートを着せてくれたのだ。
新婚さんのように、サイゴンとしずくは歩く。
毛皮を着たしずくは、ゴージャスで美しい。サイゴンも思春期以降、イケメンと言われ続けていたが、まさに美しき珍獣カップルといったところ。
芸能人のような容姿の二人は、京都では見て見ぬふりをされるのだが、神戸では振り返って見られる。
けっこうその視線はキツイ。やっぱり、子供を連れてくるべきだったか?でも、隠し子発覚!なんて風評も困る。容姿を売り物にしている芸能人でもないのに。見世物として見られる方は気分が悪い。
知らず知らずのうちにため息が漏れる。ふと、隣を見るとしずくも同じようにため息をついている。
「京都は、撮影所があるからなんぼでも別嬪さんがいてる。それを見て見ぬふりをするのが京都人のプライドっていうものなんや。それに五花街もある。小さい時から置屋で住み込んで修業をしている舞妓ちゃんは、かわいらしく色気がある。その舞妓ちゃんにたいしても、昼間は見て見ぬふりをする。それが京都人の礼儀と言うもの。それやのに、神戸っ子はなんやの?あからさまに珍獣を見るような顔で……。神戸にかて、パンダはいてるやろ。」
そうだ。珍獣と言うよりパンダを見る目に間違いはない。
兵庫県にはタカラジェンヌもいるのだから、美人は見慣れていると思っていたが、美人ではなくパンダとして見られていたのだと気づかされる。
パンダなら皇子動物園にいる。
まぁ、いつまでも気にしていても仕方がないから、さっさと駅を出る。
ルミナリエ点灯まで、まだ時間があるから三ノ宮をぶらつくことに。その前にどこかで食事しようということになり、どこで?何を?とレストラン街をめぐる。
さすがに神戸だけあって、洋食店が軒を連ねている。そう言うところは京都とは断然違う。京都は洋食屋もあるにはあるが、数が少なく、そのかわり和食屋がやたら多い。
その和食屋も懐石料理からおばんざいまで幅広い種類の料理が揃っている。
どこの店に入ろうかと迷ったあげく、同じような名前の店が何軒もある神戸ビーフステーキレストランを選ぶ。
「モールヤ」という店の名前からして、おそらくフランチャイズなのだろうと推測して店内に入る。
ステーキレストランのはずが、店内はバーのように暗い。大人な演出をしているのだろう。ランチコースがまだあったので、ランチコースを2人前頼んだのだが、
ジーンズを穿いたような若者までもが、サービスランチではなくまともなステーキコースを頼んでいることに驚く。
観光客ではなく、この店にわざわざ地元民が肉を食べに来るとわかってからは、見る目が替わる。
まぁサービスランといえども1人前5000円以上するのだから、まともな値段のステーキコースは推して知るべしのところがある。
もうひとつ驚いたことは、この店はフランチャイズ契約をしている店ではないということ。全部同じ経営者が全店経営しているという。
裏を返して言えば、それだけ需要があるということ。同じ通りに3軒も4軒も、店を連ねていても、すべての店に売り上げがあるということはすごいことだ。
注文したサービスランチが出てきたが、肉のグラム数が異なるだけで、まともなステーキコースと同じ肉だそうだ。それに鼻紋というのだろうか、牛の鼻にインクを塗り、まるで版画のように壁に飾ってある。
外国産の安い肉を売っているわけではないという証拠のためだろうが、つくづく牛が気の毒に思ってしまう。
出荷前の子牛の段階で、何も知らされずいきなりインクを鼻に塗られ紙をあてがわれる。
牛や豚は、出荷前になるとわかるらしく、トラックに載せられる前に拒否すると言われている。
自分の将来がわかるので、泣き出す家畜もいると言われている。だから余計、哀れだと感じる。
店を出てから、丸大デパートまで歩く。途中南京町を覗き、つくづく横浜と似ている街だと気づかされる。シュウマイは売っていなかったが、コロッケ屋さんを見つける。
コロッケ屋の社長は、いずれ総菜は家庭で作らず買う時代が来ると先見の明があった評判の社長だ。
時代は、まさに社長が予見した時代になったのだ。働く主婦が増え、会社帰りにコロッケ屋に立ち寄り、サラダと共にフライ物を買って帰るようになった。家では、ご飯さえ炊いておけば、すぐにそれらをレンジで温め、食卓に出す。忙しい主婦の救世主となり、爆発的な人気を博した。
サイゴンが出かけている間、しずくは双子の息子たちの子育てに専念している。
しずくも残り少ない学生生活を子育てしていていいのか?と心配になる。
するとしずくから思わぬ提案をされる。
「ルミナリエに行きたい。」
「え?あんな夜は寒いのに、それも外で見るルミナリエなんて、大丈夫か?」
「京都よりはあったかいよ。綺麗だし、子供たちと一緒に観たい。」
ルミナリエは神戸三宮で行われている。いわゆるライトアップなのだが、人工的にイタリアのイルミネーションを使って、震災の犠牲者への鎮魂と復興への寄付金集めを目的にしている。
京都からは、JRに乗り1本で行くか、阪急電車で十三か梅田で乗り換えて行く。特急も新快速も止まる。
しずくの実家からは、徒歩10分のところで烏丸駅があるので、阪急で行くことにしたのだ。
乗り換えのわずらわしさはあるものの、阪急電車ではあらかじめ駅で言っておくとホームと電車との間に板を渡してベビーカーの乗り降りに支障がないようにしてくれる。
しずくたちが思い出作りでルミナリエに行くことになったことは、しずく母を通して、すぐに三婆に知れ渡り、「孫のカラダが心配」、「ひ孫の子守を引き受けたげる」などの口実を言われ、結局ついてこられることになったのだ。
サイゴンは、こうなればヤケクソである。それぞれの舅大舅も漏れなくの参加となる。
「今回だけは、夫婦水入らずで行きたい。来年は、皆さんと共に行きましょう。」
勇気を振り絞って、言ってみたらすんなりと通った。
「それもそうよね。私たちが行けば、お邪魔でしかないものね。」
サイゴンが勇気を出して言ってくれた言葉にしずくは嬉しそうに目を輝かせる。最初は、子供も連れて行くつもりだったが、小さすぎて、寒いだろうから連れて歩くにしても、可哀そうと言う話になった。
ルミナリエの後、無理して帰らなくても神戸で1泊すれば、翌日楽に帰れる。いつも子供たちの世話を焼いてくれているしずくへのご褒美だから。ルミナリエナイトは思う存分甘やかせるつもりなのだ。
「二人でゆっくりしてきたらええわ。子供たちのことは、心配せんでもええ。まだ首も座っていない赤ちゃんを連れて行っても危ないだけやからね。」
しずく母は、毛皮のコートと共に快く送り出してくれる。ありがたい。
いくら瀬戸内の神戸でも、夜は冷える。その配慮からしずくに毛皮のコートを着せてくれたのだ。
新婚さんのように、サイゴンとしずくは歩く。
毛皮を着たしずくは、ゴージャスで美しい。サイゴンも思春期以降、イケメンと言われ続けていたが、まさに美しき珍獣カップルといったところ。
芸能人のような容姿の二人は、京都では見て見ぬふりをされるのだが、神戸では振り返って見られる。
けっこうその視線はキツイ。やっぱり、子供を連れてくるべきだったか?でも、隠し子発覚!なんて風評も困る。容姿を売り物にしている芸能人でもないのに。見世物として見られる方は気分が悪い。
知らず知らずのうちにため息が漏れる。ふと、隣を見るとしずくも同じようにため息をついている。
「京都は、撮影所があるからなんぼでも別嬪さんがいてる。それを見て見ぬふりをするのが京都人のプライドっていうものなんや。それに五花街もある。小さい時から置屋で住み込んで修業をしている舞妓ちゃんは、かわいらしく色気がある。その舞妓ちゃんにたいしても、昼間は見て見ぬふりをする。それが京都人の礼儀と言うもの。それやのに、神戸っ子はなんやの?あからさまに珍獣を見るような顔で……。神戸にかて、パンダはいてるやろ。」
そうだ。珍獣と言うよりパンダを見る目に間違いはない。
兵庫県にはタカラジェンヌもいるのだから、美人は見慣れていると思っていたが、美人ではなくパンダとして見られていたのだと気づかされる。
パンダなら皇子動物園にいる。
まぁ、いつまでも気にしていても仕方がないから、さっさと駅を出る。
ルミナリエ点灯まで、まだ時間があるから三ノ宮をぶらつくことに。その前にどこかで食事しようということになり、どこで?何を?とレストラン街をめぐる。
さすがに神戸だけあって、洋食店が軒を連ねている。そう言うところは京都とは断然違う。京都は洋食屋もあるにはあるが、数が少なく、そのかわり和食屋がやたら多い。
その和食屋も懐石料理からおばんざいまで幅広い種類の料理が揃っている。
どこの店に入ろうかと迷ったあげく、同じような名前の店が何軒もある神戸ビーフステーキレストランを選ぶ。
「モールヤ」という店の名前からして、おそらくフランチャイズなのだろうと推測して店内に入る。
ステーキレストランのはずが、店内はバーのように暗い。大人な演出をしているのだろう。ランチコースがまだあったので、ランチコースを2人前頼んだのだが、
ジーンズを穿いたような若者までもが、サービスランチではなくまともなステーキコースを頼んでいることに驚く。
観光客ではなく、この店にわざわざ地元民が肉を食べに来るとわかってからは、見る目が替わる。
まぁサービスランといえども1人前5000円以上するのだから、まともな値段のステーキコースは推して知るべしのところがある。
もうひとつ驚いたことは、この店はフランチャイズ契約をしている店ではないということ。全部同じ経営者が全店経営しているという。
裏を返して言えば、それだけ需要があるということ。同じ通りに3軒も4軒も、店を連ねていても、すべての店に売り上げがあるということはすごいことだ。
注文したサービスランチが出てきたが、肉のグラム数が異なるだけで、まともなステーキコースと同じ肉だそうだ。それに鼻紋というのだろうか、牛の鼻にインクを塗り、まるで版画のように壁に飾ってある。
外国産の安い肉を売っているわけではないという証拠のためだろうが、つくづく牛が気の毒に思ってしまう。
出荷前の子牛の段階で、何も知らされずいきなりインクを鼻に塗られ紙をあてがわれる。
牛や豚は、出荷前になるとわかるらしく、トラックに載せられる前に拒否すると言われている。
自分の将来がわかるので、泣き出す家畜もいると言われている。だから余計、哀れだと感じる。
店を出てから、丸大デパートまで歩く。途中南京町を覗き、つくづく横浜と似ている街だと気づかされる。シュウマイは売っていなかったが、コロッケ屋さんを見つける。
コロッケ屋の社長は、いずれ総菜は家庭で作らず買う時代が来ると先見の明があった評判の社長だ。
時代は、まさに社長が予見した時代になったのだ。働く主婦が増え、会社帰りにコロッケ屋に立ち寄り、サラダと共にフライ物を買って帰るようになった。家では、ご飯さえ炊いておけば、すぐにそれらをレンジで温め、食卓に出す。忙しい主婦の救世主となり、爆発的な人気を博した。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる