26 / 33
26.
しおりを挟む
今日は、エドワードお兄様とセレナーデ殿下、そしてアリエールとグレゴリー殿下とのダブルデートをする日。
セレナーデ殿下が、ルクセンブルク国へお輿入れすることになり、ルクセンブルクの街や王都を案内するため、またもや変装魔法をかけている。
ここのところ、すっかり変装魔法にハマってしまって(汗)
変装をかけたまま、愛し合うと、いつもより燃える。ちょっとした浮気気分?なのかもしれない。相手はグレゴリー殿下でも髪の色や目の色が変わるだけで、別人とセックスをしている気分になる。
しゃべり方もその時の変装によって変えてこられるから、まったく別の男性に視姦され、命令されると、余計盛り上がりを見せる。
お兄様たちは、そこまでの関係には至っていないと思うけど、それでも将来の王太子ご夫妻が視察に来られるのは、来られる側からしてみれば、緊張する。行く側も本来の様子がわからないから、デートとしても楽しめない。
ということで、ハーバムルトの王族の皆様は、金髪金眼を隠すように変装しなければならない。対して、ルクセンブルク国の王族は、ジークフリートもそうであったように、銀髪銀眼なので、この銀色も何とかしなければならない。
この二人が結婚すれば、どんな子供が生まれるのか、今から楽しみの一つでもある。
アリエールはひいお婆様に似て、金髪碧眼だから、グレゴリー殿下と結婚しても生まれてくる子供は間違いなく金髪であろうとは、予想されるが、瞳の色は王族の男子であれば、やはり金眼になるのか、それともアリエールの遺伝子の方が勝るのかは、わからない。
セレナーデ殿下とグレゴリー殿下は、そろって、青い髪に青い眼にしてみた。セレナーデ王女は、とても気に入ってくださり、
「わたくしでは、ないみたいな装いにしてくださってありがとうございます。」
お礼まで言ってくださったのに、グレゴリーは不満なようだ。
「こんな平凡な変装では、面白くない!いつものようなハチャケた変装でないとな。」
「ここが、ルクセンブルクだということをお忘れですか?そんなにお嫌でしたら、ブラウンヘアとブラウンアイにしてしまいますわよ?」
「ええっー!冷たいこと言うな。ブラウンよりは、ブルーの方がマシか?」
渋々、ブルーヘアに納得される。
そして、エドワード兄様とアリエールは、レモンイエローヘアとレモンイエローアイに変装する。
お兄様の変装ぶりを見たセレナーデは、「素敵ですわ。とってもよくお似合いです。」
頬を上気させて、上目遣いでお兄様を見上げるものだから、エドワード兄様ったら、まんざらでもなさそうに、喜んでいる風だった。きっと、内心、小躍りされているのがわかる。
「でも、これだと俺たち兄妹の方がカップルに見えやしないか?」
また、グレゴリーがチャチャを入れてくる。
よっぽど、いつもの変態変装がしたいらしい。
「だからぁ、ここは品行方正なルクセンブルクの領地なのです。お楽しみの時には、ちゃんと殿下の要望を取り入れて、対処しますから、今日のところはそれで……。」
エドワード兄様が驚いたような顔をされて、
「お楽しみとは、なんだ?まさか、わが愛するセレナーデの兄さんと不埒な真似をしているのではないだろうね?」
「な、な、何をおっしゃっておられますの?わたくしたちは、品行方正なお付き合いしかしておりませんわ。不埒な関係なんて、想像もできませんことですわ。」
慌てて、取り繕うも、エドワード兄様にジト目で見られ、タジタジになる。
グレゴリー殿下は、ひたすら笑ってごまかしていらっしゃる。
もうっ!知らない。と言いたいアリエール。
セレナーデ様は、ひたすら真っ赤になって、うつむいてばかり。
それを見て、慌てるエドワード兄様、その関係が面白くて、大笑いされるグレゴリー殿下につられ、アリエールも笑ってしまう。
ついには、エドワード兄様まで、真っ赤になり、その話はお開きとなったのである。
セレナーデ殿下が、ルクセンブルク国へお輿入れすることになり、ルクセンブルクの街や王都を案内するため、またもや変装魔法をかけている。
ここのところ、すっかり変装魔法にハマってしまって(汗)
変装をかけたまま、愛し合うと、いつもより燃える。ちょっとした浮気気分?なのかもしれない。相手はグレゴリー殿下でも髪の色や目の色が変わるだけで、別人とセックスをしている気分になる。
しゃべり方もその時の変装によって変えてこられるから、まったく別の男性に視姦され、命令されると、余計盛り上がりを見せる。
お兄様たちは、そこまでの関係には至っていないと思うけど、それでも将来の王太子ご夫妻が視察に来られるのは、来られる側からしてみれば、緊張する。行く側も本来の様子がわからないから、デートとしても楽しめない。
ということで、ハーバムルトの王族の皆様は、金髪金眼を隠すように変装しなければならない。対して、ルクセンブルク国の王族は、ジークフリートもそうであったように、銀髪銀眼なので、この銀色も何とかしなければならない。
この二人が結婚すれば、どんな子供が生まれるのか、今から楽しみの一つでもある。
アリエールはひいお婆様に似て、金髪碧眼だから、グレゴリー殿下と結婚しても生まれてくる子供は間違いなく金髪であろうとは、予想されるが、瞳の色は王族の男子であれば、やはり金眼になるのか、それともアリエールの遺伝子の方が勝るのかは、わからない。
セレナーデ殿下とグレゴリー殿下は、そろって、青い髪に青い眼にしてみた。セレナーデ王女は、とても気に入ってくださり、
「わたくしでは、ないみたいな装いにしてくださってありがとうございます。」
お礼まで言ってくださったのに、グレゴリーは不満なようだ。
「こんな平凡な変装では、面白くない!いつものようなハチャケた変装でないとな。」
「ここが、ルクセンブルクだということをお忘れですか?そんなにお嫌でしたら、ブラウンヘアとブラウンアイにしてしまいますわよ?」
「ええっー!冷たいこと言うな。ブラウンよりは、ブルーの方がマシか?」
渋々、ブルーヘアに納得される。
そして、エドワード兄様とアリエールは、レモンイエローヘアとレモンイエローアイに変装する。
お兄様の変装ぶりを見たセレナーデは、「素敵ですわ。とってもよくお似合いです。」
頬を上気させて、上目遣いでお兄様を見上げるものだから、エドワード兄様ったら、まんざらでもなさそうに、喜んでいる風だった。きっと、内心、小躍りされているのがわかる。
「でも、これだと俺たち兄妹の方がカップルに見えやしないか?」
また、グレゴリーがチャチャを入れてくる。
よっぽど、いつもの変態変装がしたいらしい。
「だからぁ、ここは品行方正なルクセンブルクの領地なのです。お楽しみの時には、ちゃんと殿下の要望を取り入れて、対処しますから、今日のところはそれで……。」
エドワード兄様が驚いたような顔をされて、
「お楽しみとは、なんだ?まさか、わが愛するセレナーデの兄さんと不埒な真似をしているのではないだろうね?」
「な、な、何をおっしゃっておられますの?わたくしたちは、品行方正なお付き合いしかしておりませんわ。不埒な関係なんて、想像もできませんことですわ。」
慌てて、取り繕うも、エドワード兄様にジト目で見られ、タジタジになる。
グレゴリー殿下は、ひたすら笑ってごまかしていらっしゃる。
もうっ!知らない。と言いたいアリエール。
セレナーデ様は、ひたすら真っ赤になって、うつむいてばかり。
それを見て、慌てるエドワード兄様、その関係が面白くて、大笑いされるグレゴリー殿下につられ、アリエールも笑ってしまう。
ついには、エドワード兄様まで、真っ赤になり、その話はお開きとなったのである。
1
あなたにおすすめの小説
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
婚約辞退いたします。だってこの国、沈みますもの
鍛高譚
恋愛
「婚約はお断りいたします――この国は近い将来、崩壊しますので」
そう言い放ったのは、社交界でも目立たない子爵令嬢、マリン・アクアリウム。
ある日、とある舞踏会に突如現れた王太子ガイア殿下。
誰もが驚く中、なんと彼はマリンに婚約を申し出る。
周囲は騒然。「子爵令嬢が王太子妃!?」「断る理由などないはず!」
――だが、彼女は断った。「この国は、もうすぐ滅びます」――と。
そんな不吉な言葉を口にしたことで、彼女は“狂言癖のある嘘つき令嬢”と噂され、
家族にさえ見放され、ついには国外追放の身に。
だが、彼女の予言は本物だった――
数年後、王国に未曾有の大災厄が迫る。
国土が崩れ、海に沈む都市。人々が絶望する中、思い出されるのは、
あの舞踏会でただひとり“滅び”を告げた少女の名。
「彼女なら、この国を救えるかもしれない……」
皮肉にも“追放令嬢”マリンは、再び王都に呼び戻され、
滅びゆく国で最後の希望として担ぎ上げられる。
信じてもらえなかった過去。
それでも人々の命を守ろうと奔走するマリン。
そして、王子ガイアが差し伸べた、あの日と変わらぬ手。
――たとえ国が滅んでも、あなたとともに歩んでいきたい。
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる