25 / 33
25.
しおりを挟む
リリアーヌの件が片付いたので、変装魔法を解こうとすると、グレゴリーとレオナルドから猛反対される。
「今度は水色の髪の毛に水色の瞳がいい。」
「だったら俺は紫の髪に紫の瞳がいいと思う。」
「なに、好き勝手なこと言っているのよ。ダメよ。もう帰るわよ。」
「ヤダやだ。絶対変装させてくれなきゃ、このまま娼館へ行くぞー!」
「いいわよ。どうぞご勝手に。王子と宰相の息子が来たという噂になってもよろしいのでしたら、どうぞご自由になさいませ。」
「わかった。聖女様のお許しが出たので、これから行く。聖女様もともに参られよ。」
「ええーっ!なんで、わたくしまでもが、娼館に行かなければならないのでございますか?」
「社会勉強の一環だ。変装していくのなら、どこの誰かはわからないのだがな。」
「ええー。なんかうまくはめられたみたいで、ズルい!」
「それとも、男女が愛し合うためのホテルへ行くか?そこでレオナルドの相手を適当に探せばいい。」
もうほとんどアリエールは、真っ赤になっている。これからグレゴリー様とあんなこと、こんなことをするのかも?と妄想で頭がいっぱいになる。
「おいおい。二人がイチャついているところを、指をくわえて、見てろっていうのか?あんまりだよ。それならやっぱり娼館へ行く方が楽しいぜ。プロの手ほどきが楽しみだ。」
「いろんな変装を楽しむプレイは楽しいぞ、だから今度は、アリエールはオレンジの髪の家とオレンジの眼で踊り子に扮してみてはどうかな?踊り子が1枚ずつドレスを脱いでいき、男を挑発する。っていうのも楽しいぞ。俺は楽しめる。アリエールは気持ちよくなる。ウインウインの関係になる。」
たださえあれやこれやと妄想しているところに追い打ちをかけられ、今から身に起こるべく快楽に身もだえしている。
「な、いいだろ?だから、変装魔法をもっとかけてくれよ。他国では、こういう仮装して愛し合うことをコスプレといい、マンネリ防止のために役立っているところもあるのだ。」
コクコクと頷いている。アリエールは、グレゴリーにすっかり変態として開発されつつある。
変装と仮装は違う。それすらあやふやにするほど、グレゴリーの言葉は話術が巧みであり、信ぴょう性があり、納得させてしまう。
それからはというもの、望まれるままに青、紫、緑、水色、パステルカラーを何度でも駆使して、カメレオンのような変装魔法を繰り広げていく。
これには、影である護衛騎士も呆れ、時折、「ブフッ!」や「クスクス」といった笑い声が聞こえてくる。
結局、アリエールはパールカラーのヘアをし、瞳は真珠そのものになり、レオナルドは黄緑色の瞳と髪の毛でカエルのよう。グレゴリーは、オレンジヘアに紺と銀色のメッシュを入れた鬘のようなヘビメタ風に深い紺色の瞳にする。
ついでだからと、影の騎士団長にも緑色のヘアにブラウンの瞳にする。普段は、ブラウンヘアに緑色の瞳を反対にしただけなのに、本人にも大ウケするほどに、印象がガラリと変わる。
騎士団長にしてからは、というもの。我も我もと、ほかの騎士にまで変装魔法がウケ始める。
グレゴリーもレオナルド兄様も、それを楽しそうに喜ぶからやめられない。
とりあえず、考えるのがめんどくさいので、特にピンクや赤といった希望がなければ、瞳の色と髪の色を反対にしてみる。
体型も少し太っちょにしたり、背を高くしてみたりといろいろできるようになっていく。なんでもやれば、進化していくということがわかる。
みんなが楽しそうに喜ぶから、いつの間にか娼館へ行くという話、コスプレは立ち消えになり、結局、夜遅くになるまで変装ごっこは止まらない。
この調子なら、まだまだ変装ごっこは止まらないだろう。こんな単純な魔法でこれだけ喜んでもらえるのなら、こしたことはない。
「今度は水色の髪の毛に水色の瞳がいい。」
「だったら俺は紫の髪に紫の瞳がいいと思う。」
「なに、好き勝手なこと言っているのよ。ダメよ。もう帰るわよ。」
「ヤダやだ。絶対変装させてくれなきゃ、このまま娼館へ行くぞー!」
「いいわよ。どうぞご勝手に。王子と宰相の息子が来たという噂になってもよろしいのでしたら、どうぞご自由になさいませ。」
「わかった。聖女様のお許しが出たので、これから行く。聖女様もともに参られよ。」
「ええーっ!なんで、わたくしまでもが、娼館に行かなければならないのでございますか?」
「社会勉強の一環だ。変装していくのなら、どこの誰かはわからないのだがな。」
「ええー。なんかうまくはめられたみたいで、ズルい!」
「それとも、男女が愛し合うためのホテルへ行くか?そこでレオナルドの相手を適当に探せばいい。」
もうほとんどアリエールは、真っ赤になっている。これからグレゴリー様とあんなこと、こんなことをするのかも?と妄想で頭がいっぱいになる。
「おいおい。二人がイチャついているところを、指をくわえて、見てろっていうのか?あんまりだよ。それならやっぱり娼館へ行く方が楽しいぜ。プロの手ほどきが楽しみだ。」
「いろんな変装を楽しむプレイは楽しいぞ、だから今度は、アリエールはオレンジの髪の家とオレンジの眼で踊り子に扮してみてはどうかな?踊り子が1枚ずつドレスを脱いでいき、男を挑発する。っていうのも楽しいぞ。俺は楽しめる。アリエールは気持ちよくなる。ウインウインの関係になる。」
たださえあれやこれやと妄想しているところに追い打ちをかけられ、今から身に起こるべく快楽に身もだえしている。
「な、いいだろ?だから、変装魔法をもっとかけてくれよ。他国では、こういう仮装して愛し合うことをコスプレといい、マンネリ防止のために役立っているところもあるのだ。」
コクコクと頷いている。アリエールは、グレゴリーにすっかり変態として開発されつつある。
変装と仮装は違う。それすらあやふやにするほど、グレゴリーの言葉は話術が巧みであり、信ぴょう性があり、納得させてしまう。
それからはというもの、望まれるままに青、紫、緑、水色、パステルカラーを何度でも駆使して、カメレオンのような変装魔法を繰り広げていく。
これには、影である護衛騎士も呆れ、時折、「ブフッ!」や「クスクス」といった笑い声が聞こえてくる。
結局、アリエールはパールカラーのヘアをし、瞳は真珠そのものになり、レオナルドは黄緑色の瞳と髪の毛でカエルのよう。グレゴリーは、オレンジヘアに紺と銀色のメッシュを入れた鬘のようなヘビメタ風に深い紺色の瞳にする。
ついでだからと、影の騎士団長にも緑色のヘアにブラウンの瞳にする。普段は、ブラウンヘアに緑色の瞳を反対にしただけなのに、本人にも大ウケするほどに、印象がガラリと変わる。
騎士団長にしてからは、というもの。我も我もと、ほかの騎士にまで変装魔法がウケ始める。
グレゴリーもレオナルド兄様も、それを楽しそうに喜ぶからやめられない。
とりあえず、考えるのがめんどくさいので、特にピンクや赤といった希望がなければ、瞳の色と髪の色を反対にしてみる。
体型も少し太っちょにしたり、背を高くしてみたりといろいろできるようになっていく。なんでもやれば、進化していくということがわかる。
みんなが楽しそうに喜ぶから、いつの間にか娼館へ行くという話、コスプレは立ち消えになり、結局、夜遅くになるまで変装ごっこは止まらない。
この調子なら、まだまだ変装ごっこは止まらないだろう。こんな単純な魔法でこれだけ喜んでもらえるのなら、こしたことはない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
107
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる