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結局、手軽に行けるということでリオジルブラの隣国へ行くことになったのである。
ぞろぞろと出歩くと、また目立つから、ヴィーヴルちゃんの背中に乗って、隣国の王都付近の林の中に降ろしてもらうことにしたのである。
そしてまた、リオジルブラへ舞い戻って、全員に転移魔法をかけ、連れて行く。もう幾度となく、これを繰り返してきたので、さすがにみんな慣れたものである。
林から王都まで、すぐである。
徒歩で移動していると、誰かが闘っているような物音?
近づいてよく見ると、若い男性が数頭のウルフ相手に剣を振りかざしている。
もう、今にもやられそうなときに出くわしたのである。騎士は、援護のため、駆け付けるが、騎士が駆けつけたことにより、さらにウルフを刺激してしまったようで、ウルフの数は倍近くに増えたのである。
隣国へ行って、いきなり聖女の力を遣うと、また騒ぎになるかもしれないので、どうしようかと考えていたら、わたくし達の後方でヴィーヴルちゃんがドラゴン姿に変身してくれる。
「クゥ……。」
途端に、騒いでいたウルフがおとなしく尻尾を巻き始める。
若い男性は何が起こったのか、わからずキョトンとされている。
「わたくし達は、たまたま通りがかった旅のものです。どうぞ、お気になさらないでください。」
「いやぁ、実に見事な?何をされたのかはわかりませんが、とにかく助かった。ありがとうございます。」
「こちらの、数の力で怖気づいたのでしょう。」
「王都へ入られるのでしたら、ぜひ、我が家で休んで行ってください。」
別にいいけど。と思ったけど、お言葉に甘えることにしたのである。
そしたら、隣国はセレブランドという国で、若い男性は王子様だったのよ。えらい人に関わってしまったけど、あの場合は致し方ない。
聖女であることは、今でも隠しているけど、バレた?と思っていたら、スカーレットではなく王子様はヴィーヴルちゃんに熱い秋波を送っているようだ。
ははん。ヴィーヴルちゃんを聖女と間違えているようなので、そのままにしとくことにしよう。
そういえば、ヴィーヴルちゃんの番って、どこ?だれ?
よく聞けば、シングルマザーだそうで、番だった旦那さんは、覇権争いに巻き込まれて死んじゃったらしい。だったら、セレブランドの王子様とでも、再婚できるね♪
「わたくし達は、ここよりはるかかなたのウィリスという国から参ったものです。しばらくの間、ここでの逗留と商売の許可をいただければ、幸甚です。」
父と執事が挨拶をしたら、すんなり認められたのである。住まいは、王宮の中に住めばよいと言われたのだが、王宮で屋台を出すには不便なので、王宮からほど近い場所を借り受けることができたのだが。
そこでずっと商売をやると、聖女であることがバレてしまう。それで、ヴィーヴルちゃんとここで別行動をとるようになり、彼女たちは、王宮で暮らし、わたくし達は、王都のはずれで屋敷を出して暮らすことにしたのだ。
王子様の目的は、ヴィーヴルちゃんだから、公爵家の面々はそのおまけの扱いなのである。
しばらくは、またスープを売って、レース編みに刺繍製品を売る平穏な日々が続いたのであるが、子連れのヴィーヴルちゃんと王子様はどうもしっくりいかないらしい。
リヴァイアサンがいるというだけで、結婚できないらしい。聖女は純潔の証なのに、子供がいるとはいかがなものか?とか、言っているらしい。最初、聖女になって、それから結婚したら白い結婚でないとダメだということか?
王子様は、ヴィーヴルちゃんと結婚できないのなら、国を捨てるとまでおっしゃっているそうです。
スカーレットたちからみれば、どうぞご勝手に。という話なのだが、あちらは真剣なのである。
王宮内で王家の重鎮たちと揉めている中、スカーレットたちは関係ないと言わんばかりに、商売が発展していく。
セレブランドでは、商品の関与率を下げたのである。前はリオジルブラでは、スープを一口飲んだだけで、病気が治ってしまうから、大騒ぎになったのであるが、スカーレットは、最後にお玉でスープを混ぜるだけにしてみたら、少し疲れが取れる程度になったのである。
なぜかは、わからないがブラームスのスープを飲むと少しだけ調子がいい、という程度の関与にとどめた結果、リピーターが増えてきたのだ。
リオジルブラの轍は踏まない。屋台で一げんさん相手では、聖女であることがバレる心配は少ないけど、一日の売り上げが不安定であるから。
この国での聖女扱いは、ヴィーヴルちゃんが引き受けてくれているから、というのもある。
心置きなく過ごしていたら、大きな商会を営んでいるところから、業務提携の話が来たのだ。
恋愛関係なしのビジネスライク。だから気が楽。
そこの商会は世界各地で営業所をもつ、かなり大きな商会だったのだが、ウィリスにも、ストラックにも、営業所はなく、こっち半分だけみたいだったので、向こうに情報が洩れる心配はない。
なぜ?少しだけ運気が上がっているように感じ、疲れが取れるのかは、企業秘密ということで聞かれなかったが、スカーレットが最後にお玉でかき混ぜる工程はどうしても必要で、できあがったスープを鍋ごと購入してくれるという契約になったのである。これをレトルトパックの要領でパウチに入れ、世界で売りさばくそうな。
スープは、販売路を確保できたので、ブラームス公爵家では違うものを販売することを模索するのである。今度は、パンにしようか?それとも、クッキー?焼く前に生地をひと混ぜするだけでも、効果が期待できそう。
ヴィーヴルちゃんと王子様は婚約したのだが、王子様はヴィーヴルちゃんの正体を知っているのだろうか?婚約したということは、ヴィーヴルちゃんも王子様のことを気に入っているのだから、正体を喋っているはずよね?
王子様は、命の恩人だと思っているわけで、聖女と思っているかどうかはわからない。
なんでもいいわ。ヴィーヴルちゃんが幸せになってくれるのなら。リヴァイアサンにも、男親が必要な年ごろになる。
ところがだ。二人の結婚式が間近になった頃、ヴィーヴルちゃん毒殺未遂事件が起きたのだ。でも、いくら人間の姿をしていても中身はドラゴンだから、毒が効かない。事なきを得たのだが、それを不審がられあやうく正体がバレそうになったらしい。
でも王子様は、聖女様だから毒が効かなかったのだと信じていらっしゃるみたい。ある意味、聖女だと思うよ。いや、聖女以上の聖女だと思うわ。
結婚式はブラームス家が業務提携している商会がプロデュースすることになったのだ。
料理は、当然ヴィーヴルちゃんお気に入りの料理長が腕をふるう。
ぞろぞろと出歩くと、また目立つから、ヴィーヴルちゃんの背中に乗って、隣国の王都付近の林の中に降ろしてもらうことにしたのである。
そしてまた、リオジルブラへ舞い戻って、全員に転移魔法をかけ、連れて行く。もう幾度となく、これを繰り返してきたので、さすがにみんな慣れたものである。
林から王都まで、すぐである。
徒歩で移動していると、誰かが闘っているような物音?
近づいてよく見ると、若い男性が数頭のウルフ相手に剣を振りかざしている。
もう、今にもやられそうなときに出くわしたのである。騎士は、援護のため、駆け付けるが、騎士が駆けつけたことにより、さらにウルフを刺激してしまったようで、ウルフの数は倍近くに増えたのである。
隣国へ行って、いきなり聖女の力を遣うと、また騒ぎになるかもしれないので、どうしようかと考えていたら、わたくし達の後方でヴィーヴルちゃんがドラゴン姿に変身してくれる。
「クゥ……。」
途端に、騒いでいたウルフがおとなしく尻尾を巻き始める。
若い男性は何が起こったのか、わからずキョトンとされている。
「わたくし達は、たまたま通りがかった旅のものです。どうぞ、お気になさらないでください。」
「いやぁ、実に見事な?何をされたのかはわかりませんが、とにかく助かった。ありがとうございます。」
「こちらの、数の力で怖気づいたのでしょう。」
「王都へ入られるのでしたら、ぜひ、我が家で休んで行ってください。」
別にいいけど。と思ったけど、お言葉に甘えることにしたのである。
そしたら、隣国はセレブランドという国で、若い男性は王子様だったのよ。えらい人に関わってしまったけど、あの場合は致し方ない。
聖女であることは、今でも隠しているけど、バレた?と思っていたら、スカーレットではなく王子様はヴィーヴルちゃんに熱い秋波を送っているようだ。
ははん。ヴィーヴルちゃんを聖女と間違えているようなので、そのままにしとくことにしよう。
そういえば、ヴィーヴルちゃんの番って、どこ?だれ?
よく聞けば、シングルマザーだそうで、番だった旦那さんは、覇権争いに巻き込まれて死んじゃったらしい。だったら、セレブランドの王子様とでも、再婚できるね♪
「わたくし達は、ここよりはるかかなたのウィリスという国から参ったものです。しばらくの間、ここでの逗留と商売の許可をいただければ、幸甚です。」
父と執事が挨拶をしたら、すんなり認められたのである。住まいは、王宮の中に住めばよいと言われたのだが、王宮で屋台を出すには不便なので、王宮からほど近い場所を借り受けることができたのだが。
そこでずっと商売をやると、聖女であることがバレてしまう。それで、ヴィーヴルちゃんとここで別行動をとるようになり、彼女たちは、王宮で暮らし、わたくし達は、王都のはずれで屋敷を出して暮らすことにしたのだ。
王子様の目的は、ヴィーヴルちゃんだから、公爵家の面々はそのおまけの扱いなのである。
しばらくは、またスープを売って、レース編みに刺繍製品を売る平穏な日々が続いたのであるが、子連れのヴィーヴルちゃんと王子様はどうもしっくりいかないらしい。
リヴァイアサンがいるというだけで、結婚できないらしい。聖女は純潔の証なのに、子供がいるとはいかがなものか?とか、言っているらしい。最初、聖女になって、それから結婚したら白い結婚でないとダメだということか?
王子様は、ヴィーヴルちゃんと結婚できないのなら、国を捨てるとまでおっしゃっているそうです。
スカーレットたちからみれば、どうぞご勝手に。という話なのだが、あちらは真剣なのである。
王宮内で王家の重鎮たちと揉めている中、スカーレットたちは関係ないと言わんばかりに、商売が発展していく。
セレブランドでは、商品の関与率を下げたのである。前はリオジルブラでは、スープを一口飲んだだけで、病気が治ってしまうから、大騒ぎになったのであるが、スカーレットは、最後にお玉でスープを混ぜるだけにしてみたら、少し疲れが取れる程度になったのである。
なぜかは、わからないがブラームスのスープを飲むと少しだけ調子がいい、という程度の関与にとどめた結果、リピーターが増えてきたのだ。
リオジルブラの轍は踏まない。屋台で一げんさん相手では、聖女であることがバレる心配は少ないけど、一日の売り上げが不安定であるから。
この国での聖女扱いは、ヴィーヴルちゃんが引き受けてくれているから、というのもある。
心置きなく過ごしていたら、大きな商会を営んでいるところから、業務提携の話が来たのだ。
恋愛関係なしのビジネスライク。だから気が楽。
そこの商会は世界各地で営業所をもつ、かなり大きな商会だったのだが、ウィリスにも、ストラックにも、営業所はなく、こっち半分だけみたいだったので、向こうに情報が洩れる心配はない。
なぜ?少しだけ運気が上がっているように感じ、疲れが取れるのかは、企業秘密ということで聞かれなかったが、スカーレットが最後にお玉でかき混ぜる工程はどうしても必要で、できあがったスープを鍋ごと購入してくれるという契約になったのである。これをレトルトパックの要領でパウチに入れ、世界で売りさばくそうな。
スープは、販売路を確保できたので、ブラームス公爵家では違うものを販売することを模索するのである。今度は、パンにしようか?それとも、クッキー?焼く前に生地をひと混ぜするだけでも、効果が期待できそう。
ヴィーヴルちゃんと王子様は婚約したのだが、王子様はヴィーヴルちゃんの正体を知っているのだろうか?婚約したということは、ヴィーヴルちゃんも王子様のことを気に入っているのだから、正体を喋っているはずよね?
王子様は、命の恩人だと思っているわけで、聖女と思っているかどうかはわからない。
なんでもいいわ。ヴィーヴルちゃんが幸せになってくれるのなら。リヴァイアサンにも、男親が必要な年ごろになる。
ところがだ。二人の結婚式が間近になった頃、ヴィーヴルちゃん毒殺未遂事件が起きたのだ。でも、いくら人間の姿をしていても中身はドラゴンだから、毒が効かない。事なきを得たのだが、それを不審がられあやうく正体がバレそうになったらしい。
でも王子様は、聖女様だから毒が効かなかったのだと信じていらっしゃるみたい。ある意味、聖女だと思うよ。いや、聖女以上の聖女だと思うわ。
結婚式はブラームス家が業務提携している商会がプロデュースすることになったのだ。
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