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利休様を伴って、蔵の地下から江戸へ出る。
なんとなくだけど、利休様は、現代よりも、この時代の方が居心地がいいみたいな気がする。
利休様が生きた時代と100年ほどしか経っていないからか?
とりあえず顔合わせだけ済ませて、すぐに京へ取って返し、堺市を目指すことにする。あいにく番頭さんがお留守だったので、利休様には、地下のベンチに座って待ってもらうことにする。
まず、おべべだけを脱ぎ、オフホワイトのダッフルコートを羽織る。
翔君は、ダウンコートにGパンのスタイル。
二人とも、やっと着物が脱げて、ホッとしているけど、利休様はこれ以上、着替えるものもなく、手土産の袋をしきりに覗いていらっしゃった。
さて、これから難波までひとッ飛びと思っていると、意外にも利休様から白湯を一杯くれと言われ訝し気ながらもコップにお湯とミネラルウォーターを入れて渡すと、グイっと一気に飲み干された。
喉が渇いていらっしゃったのね。
さて、ここから一気に難波までいきますか?と腰を上げると、反対側の扉を指差し、「あれはどこに通じておるか?」と尋ねられる。
「宇治の本店でございます」
「せっかくなので、見ていきたい」
仕方なく、宇治側の扉を開ける。利休様へのお土産は、我が家の現代のお抹茶と東のセットをしたものをすでに用意しているのだが、やはり江戸時代の宇治茶に関心があるようだ。
すると、どういうわけか、茶園の方へ行きたいと言い出す始末で、帰るのが遅くなるよ?と言っても、どうしても、とせがまれる。
今は、新田辺で茶園のほとんどが映っているが、江戸時代は、宇治でしっかりと栽培されていた。
畑へ行くのなら、檸檬もGパンにすればよかったと後悔する。
利休様は茶畑の発展を目にして、満足されたようだった。
そして、今度こそ難波に向けて転移魔法を繰り出す。
「なんと!ここが難波だと申すのか?ここは処刑場があったところというのに、ずいぶんと賑やかになったものであるな」
「へー!そうなのですか?でも、昔から墓場の後の繁華街は繁盛するって、聞きますね」
時刻は、ちょうど4時だったので、高島屋に行き、地階の和菓子専門店に立ち寄り、利休様へのお土産を探す。
和菓子以外でも塩昆布は、大阪で有名な老舗もあるし、朝ごはんに食べてもらえるように御鉢付きの者を選ぶ。
利休様は和菓子の色とりどりに目を奪われ、でも現金をお持ちでないから、ツルヤのお菓子を一つずつ買う羽目になり、散財する。
難波からは南海電車で堺東に向かい、その後、タクシーかバスで移動するつもりでいる。異空間には、相変わらず愛車があるが、大阪みたいなところで車の運転は怖い。
大阪人は気性が激しく、事故ったらバカをみるというもの。
今日は、翔君と一緒だから、多分大丈夫だとは思うけど。翔君は、利休様と出会ってから、元気がない。理系頭脳には、理解できないことなのかもしれない。といっても、檸檬は当事者だから医学部でも、理解しているところが変なだけかもしれない。
行き当たりばったりで、難波まで来たところ、やっぱり不安になって、今更ながら坂出の利休様のお屋敷をググる。
すると、阪堺電車駅からのほうが近いことがわかり、南海電車をやめて、天王寺駅まで転移魔法で行き、そこから阪堺電車に乗り22個目の宿院駅で下車すぐだということがわかる。
これなら、もっと早く調べておけばよかったと思うけど、堺市なんて、檸檬は言ったことがないので、仕方がないということにしておく。
天王寺の名の由来は、四天王寺から来ており、ここは日本最初の仏法の寺として知られる。学園が併設されているものの、この学園は大変な神学校で、毎年、東大、京大に多数卒業生を輩出しているところで、そのため小学生が遠方まで電車通学している。
四天王寺は聖徳太子が建立されたお寺で、推古天皇元年(593年)民衆の安寧と繁栄を願い四天王像を彫られ、安置。現在に至るまで1400年以上の歴史がある日本最古のお寺。
天王寺駅近くには、動物園もあり、小さい頃は岡崎の動物園もよく行ったけど、天王寺動物園も連れて来てもらったことがあり、なじみの駅でもある。
近頃は、あべのハルカスができてからは、展望台に上がるため、ここを訪れたきりである。
「せっかくだからスカイデッキに行かはりますか?」
利休様に声をかけると意味が分からないながらも、興味津々なご様子で、ついてこられることになった。
割と、利休様って、なんにでもご興味を持たれる方だということがわかり、つい嬉しくなってニマニマしてしまう。
地上約300メートルの高さから大阪市内を一望すると、大阪城を見て、「あれは?」と首を傾げられたので、「秀吉が築城した城」だということを教えて差し上げると、またもや不機嫌になった。
阪堺電車は、まるっきりチンチン電車そのもので、非常にレトロな感じがする車両で、車窓からの景色を楽しみながらのんびりゆっくり電車は動く。
宿院駅下車して大通りまで出て、中浜筋のところに利休様の邸宅があった。門は古びているものの今は博物館として、公開されている。
屋敷跡は、主が戻ってきたことがわかると、昔の姿のままに復元されていき、文を通り石畳を進むと椿の井戸、手水鉢などが見受けられた。
「ちょっと、ここで待っていてくれるか?」
利休様がお屋敷に入られて、20分、玄関先に腰を掛けて、ひたすら待つ。この時代は、排ガスもないし、空気がきれい。
ほんのりと白檀の香りが漂っている。
大きな葛篭に風呂敷包みという大層な荷物、それに旅装束と言ったいでたちの利休様が現れる。
「御まっとうさん」
「へ?利休様、どこへ行かはるんどすか?」
「どこて。江戸の元禄やろ?」
「ちょっと、手ぇ貸してんか」
利休様は、小者に銘じて、行く気満々なご様子で、こちらがあっけに取られているのもお構いなしで、玄関から出て行こうとなさる。
いやいや、また京都の拙宅へお戻りにならはるおつもり?なんぼ、転移魔法ですぐ戻れると言っても、この大荷物、どこへ置いておくつもり?まさかと思うけど、自宅の離れでも占拠なさるおつもりかしら?と不安になってくる。
「あの……差し出がましいようですが、ウチの地下の蔵とお屋敷内のどこかをくっつけまひょか?」
「そんなことまで、できるのか?」
「ええ。そしたら、利休様のご都合のいいとき、いつでもお出ましが可能になるのと違いますやろか?」
「では、頼む。」
「言われても、利休様のお屋敷のどことくっつけたら、ええかわかりまへん」
「雨の日でも、濡れないようなところがええやろな」
「ほなったら、押し入れとか水屋の扉とかは、どうどすか?」
それとも、この屋敷内に異空間を作り、それと蔵の地下室を繋ぐというのであれば、どうだろうか?
「利休様は、このお屋敷の中で、一人で考え事をしたいとき、特別なお部屋をお持ちになったりしたはりますか?お弟子さんや、他の肩がどなたもお入りにならないようなお部屋をお持ちですか?」
「考え事をするときは、茶室でするが……、客人も家の者も出入りする」
「ほな、お茶室の中にもう一つお部屋を作らせていただきましょう。そこで寝起きするなり、考え事や書き物をするお部屋にしはったらよろしおすわ」
利休様のお茶室を拝見することになったが、現代の今日庵の茶室とよく似た感じのしつらえになっていた。言ってみれば、今日庵が模倣したというところなのだが、さらに洗練されたお茶室で、ここでは時の流れを感じさせない。
このお部屋はもってこいじゃない?と直感的に思う。
檸檬は、水屋からの出入り口のすぐ横の壁に、異空間の出入り口を設ける。これはいわば、檸檬の想念でできている空間で、広さは京間(きょうま)で10畳ほど、江戸間では12~3畳ぐらいの広さにした。
檸檬の想念だからいくらでも広げることができるし、間仕切りも自由自在になるわけだけど。
とりあえず畳敷きにして、後は、利休様の希望を聞きながら細かいところは詰めていくということになった。
その大葛篭や風呂敷堤のほとんどは、この空間においても収まりきれるぐらいの広さはある。
聞けば、利休様にも、昔は奥様がいらっしゃったとかで、でも茶の湯が忙しく、奥様にも完ぺきなほどまでに、美を要求されたから、いつの間にか愛想を尽かされて出ていかれたかということは、ご本人の弁によるものです。
それから妾というか、愛人はいらっしゃったみたいですが、今は一人ぼっちで、時々お茶の弟子をつまみ食いしていらっしゃるとかで……これ以上のことは、さすがに檸檬でも聞き出せない。
ということは、寝るときは、お布団を想定していたけど、連れ込むのなら、ベッドでもいいわけか?ナニの後は、シャワーでも使いたくなるだろうし、ついでだからユニットバスとトイレを設えることにした。
なんとなくだけど、利休様は、現代よりも、この時代の方が居心地がいいみたいな気がする。
利休様が生きた時代と100年ほどしか経っていないからか?
とりあえず顔合わせだけ済ませて、すぐに京へ取って返し、堺市を目指すことにする。あいにく番頭さんがお留守だったので、利休様には、地下のベンチに座って待ってもらうことにする。
まず、おべべだけを脱ぎ、オフホワイトのダッフルコートを羽織る。
翔君は、ダウンコートにGパンのスタイル。
二人とも、やっと着物が脱げて、ホッとしているけど、利休様はこれ以上、着替えるものもなく、手土産の袋をしきりに覗いていらっしゃった。
さて、これから難波までひとッ飛びと思っていると、意外にも利休様から白湯を一杯くれと言われ訝し気ながらもコップにお湯とミネラルウォーターを入れて渡すと、グイっと一気に飲み干された。
喉が渇いていらっしゃったのね。
さて、ここから一気に難波までいきますか?と腰を上げると、反対側の扉を指差し、「あれはどこに通じておるか?」と尋ねられる。
「宇治の本店でございます」
「せっかくなので、見ていきたい」
仕方なく、宇治側の扉を開ける。利休様へのお土産は、我が家の現代のお抹茶と東のセットをしたものをすでに用意しているのだが、やはり江戸時代の宇治茶に関心があるようだ。
すると、どういうわけか、茶園の方へ行きたいと言い出す始末で、帰るのが遅くなるよ?と言っても、どうしても、とせがまれる。
今は、新田辺で茶園のほとんどが映っているが、江戸時代は、宇治でしっかりと栽培されていた。
畑へ行くのなら、檸檬もGパンにすればよかったと後悔する。
利休様は茶畑の発展を目にして、満足されたようだった。
そして、今度こそ難波に向けて転移魔法を繰り出す。
「なんと!ここが難波だと申すのか?ここは処刑場があったところというのに、ずいぶんと賑やかになったものであるな」
「へー!そうなのですか?でも、昔から墓場の後の繁華街は繁盛するって、聞きますね」
時刻は、ちょうど4時だったので、高島屋に行き、地階の和菓子専門店に立ち寄り、利休様へのお土産を探す。
和菓子以外でも塩昆布は、大阪で有名な老舗もあるし、朝ごはんに食べてもらえるように御鉢付きの者を選ぶ。
利休様は和菓子の色とりどりに目を奪われ、でも現金をお持ちでないから、ツルヤのお菓子を一つずつ買う羽目になり、散財する。
難波からは南海電車で堺東に向かい、その後、タクシーかバスで移動するつもりでいる。異空間には、相変わらず愛車があるが、大阪みたいなところで車の運転は怖い。
大阪人は気性が激しく、事故ったらバカをみるというもの。
今日は、翔君と一緒だから、多分大丈夫だとは思うけど。翔君は、利休様と出会ってから、元気がない。理系頭脳には、理解できないことなのかもしれない。といっても、檸檬は当事者だから医学部でも、理解しているところが変なだけかもしれない。
行き当たりばったりで、難波まで来たところ、やっぱり不安になって、今更ながら坂出の利休様のお屋敷をググる。
すると、阪堺電車駅からのほうが近いことがわかり、南海電車をやめて、天王寺駅まで転移魔法で行き、そこから阪堺電車に乗り22個目の宿院駅で下車すぐだということがわかる。
これなら、もっと早く調べておけばよかったと思うけど、堺市なんて、檸檬は言ったことがないので、仕方がないということにしておく。
天王寺の名の由来は、四天王寺から来ており、ここは日本最初の仏法の寺として知られる。学園が併設されているものの、この学園は大変な神学校で、毎年、東大、京大に多数卒業生を輩出しているところで、そのため小学生が遠方まで電車通学している。
四天王寺は聖徳太子が建立されたお寺で、推古天皇元年(593年)民衆の安寧と繁栄を願い四天王像を彫られ、安置。現在に至るまで1400年以上の歴史がある日本最古のお寺。
天王寺駅近くには、動物園もあり、小さい頃は岡崎の動物園もよく行ったけど、天王寺動物園も連れて来てもらったことがあり、なじみの駅でもある。
近頃は、あべのハルカスができてからは、展望台に上がるため、ここを訪れたきりである。
「せっかくだからスカイデッキに行かはりますか?」
利休様に声をかけると意味が分からないながらも、興味津々なご様子で、ついてこられることになった。
割と、利休様って、なんにでもご興味を持たれる方だということがわかり、つい嬉しくなってニマニマしてしまう。
地上約300メートルの高さから大阪市内を一望すると、大阪城を見て、「あれは?」と首を傾げられたので、「秀吉が築城した城」だということを教えて差し上げると、またもや不機嫌になった。
阪堺電車は、まるっきりチンチン電車そのもので、非常にレトロな感じがする車両で、車窓からの景色を楽しみながらのんびりゆっくり電車は動く。
宿院駅下車して大通りまで出て、中浜筋のところに利休様の邸宅があった。門は古びているものの今は博物館として、公開されている。
屋敷跡は、主が戻ってきたことがわかると、昔の姿のままに復元されていき、文を通り石畳を進むと椿の井戸、手水鉢などが見受けられた。
「ちょっと、ここで待っていてくれるか?」
利休様がお屋敷に入られて、20分、玄関先に腰を掛けて、ひたすら待つ。この時代は、排ガスもないし、空気がきれい。
ほんのりと白檀の香りが漂っている。
大きな葛篭に風呂敷包みという大層な荷物、それに旅装束と言ったいでたちの利休様が現れる。
「御まっとうさん」
「へ?利休様、どこへ行かはるんどすか?」
「どこて。江戸の元禄やろ?」
「ちょっと、手ぇ貸してんか」
利休様は、小者に銘じて、行く気満々なご様子で、こちらがあっけに取られているのもお構いなしで、玄関から出て行こうとなさる。
いやいや、また京都の拙宅へお戻りにならはるおつもり?なんぼ、転移魔法ですぐ戻れると言っても、この大荷物、どこへ置いておくつもり?まさかと思うけど、自宅の離れでも占拠なさるおつもりかしら?と不安になってくる。
「あの……差し出がましいようですが、ウチの地下の蔵とお屋敷内のどこかをくっつけまひょか?」
「そんなことまで、できるのか?」
「ええ。そしたら、利休様のご都合のいいとき、いつでもお出ましが可能になるのと違いますやろか?」
「では、頼む。」
「言われても、利休様のお屋敷のどことくっつけたら、ええかわかりまへん」
「雨の日でも、濡れないようなところがええやろな」
「ほなったら、押し入れとか水屋の扉とかは、どうどすか?」
それとも、この屋敷内に異空間を作り、それと蔵の地下室を繋ぐというのであれば、どうだろうか?
「利休様は、このお屋敷の中で、一人で考え事をしたいとき、特別なお部屋をお持ちになったりしたはりますか?お弟子さんや、他の肩がどなたもお入りにならないようなお部屋をお持ちですか?」
「考え事をするときは、茶室でするが……、客人も家の者も出入りする」
「ほな、お茶室の中にもう一つお部屋を作らせていただきましょう。そこで寝起きするなり、考え事や書き物をするお部屋にしはったらよろしおすわ」
利休様のお茶室を拝見することになったが、現代の今日庵の茶室とよく似た感じのしつらえになっていた。言ってみれば、今日庵が模倣したというところなのだが、さらに洗練されたお茶室で、ここでは時の流れを感じさせない。
このお部屋はもってこいじゃない?と直感的に思う。
檸檬は、水屋からの出入り口のすぐ横の壁に、異空間の出入り口を設ける。これはいわば、檸檬の想念でできている空間で、広さは京間(きょうま)で10畳ほど、江戸間では12~3畳ぐらいの広さにした。
檸檬の想念だからいくらでも広げることができるし、間仕切りも自由自在になるわけだけど。
とりあえず畳敷きにして、後は、利休様の希望を聞きながら細かいところは詰めていくということになった。
その大葛篭や風呂敷堤のほとんどは、この空間においても収まりきれるぐらいの広さはある。
聞けば、利休様にも、昔は奥様がいらっしゃったとかで、でも茶の湯が忙しく、奥様にも完ぺきなほどまでに、美を要求されたから、いつの間にか愛想を尽かされて出ていかれたかということは、ご本人の弁によるものです。
それから妾というか、愛人はいらっしゃったみたいですが、今は一人ぼっちで、時々お茶の弟子をつまみ食いしていらっしゃるとかで……これ以上のことは、さすがに檸檬でも聞き出せない。
ということは、寝るときは、お布団を想定していたけど、連れ込むのなら、ベッドでもいいわけか?ナニの後は、シャワーでも使いたくなるだろうし、ついでだからユニットバスとトイレを設えることにした。
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