幸せの電子レンジ~本物の聖女様だったことがわかり、今更戻って来いと言われても遅いです

青の雀

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7.アイスクリーム、プリン

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 星羅は、ブエノスアイレス国で、着実に実績を作り、王妃様お気に入りの菓子職人として身を馳せるようになった。

 安井さんは、そんな星羅のツテを使い、王宮内の庭園で、野菜や果物を作り、星羅の店に卸している。

 水原さんは、日本で一級建築士の資格をお持ちだったことから、お城で設計のお仕事をなさっている。

 現代ニッポンの技術をそのままに利用できない部分もあるが、斬新な先鋭的な考えに賛同する者も多くいて、一躍、大設計家の先生に躍り出る。

 坪田君は、学園で、魔法の勉強をしてきては、星羅の前で披露してくれる。

 異世界に飛ばされ、早2か月が経ち、それぞれが少しずつであるが、この世界になじんできたと思う。

 ある日の晩御飯でのこと、異世界に飛ばされてきてからずっと4人で食卓を囲み、今日の出来事をお互いに報告しあうことが日課になっている。おもむろに水原さんが

「なあ、星羅さん、俺たち家族にならないか?」

「は?……どういう意味ですか?」

「もう俺たち、他人から見たら家族みたいなものだろ?だから、本当の家族にならないか?」

「つまり……?」

「結婚しよう」

「ちょっと、待ったぁ!それって、水原さんが星羅さんを抱きたいだけじゃないか?」

 坪田君が、横やりを入れてくる。

 星羅は、急にセックスの話になり、オタオタしているばかり。涼しい顔をしているのは安井さんで、関係がないと言わんばかりの様子。我関せずの姿勢でいる。

「悪いか?星羅さんは、25歳で独身だ。俺は33歳で独身だから、年齢的にもちょうどいいだろ?もし、俺たちが異世界から日本に戻った暁には、正式に籍を入れて、結婚して責任を取るのだから、今、結婚してもいいだろ?」

「僕だって、17歳だから、星羅さんと結婚したい。8歳違いなら、許容範囲のうちですよね?僕は、星羅さんのお料理をもっと食べて優秀な大人になります。だから、星羅さん、僕をえらんでください」

「陽介なんか、ニッポンへ帰ってもまだ未成年で、結婚できないだろうがっ!」

「1年ぐらいすぐ経ちますよ」

「ちょ、ちょっと待ってよ二人とも、女が欲しいのなら、この世界には合法的な娼館もあるし、そこでやればいいじゃない?」

「いや、俺は星羅さんを愛している。だから結婚して俺のモノになってくれ」

「それを言うなら、僕の方が星羅さんを愛しています。きっと気持ちよくさせてあげますから、俺の恋人になってください」

「星羅さん、こうなったら二人とヤるしかありませんよ」

 今まで黙って、角煮を頬張っていた安井さんがおもむろに無茶な提案をしてくる。

「僭越ながら、儂がレフリーとなってやるわい、どっちの愛撫が客観的に見て、星羅さんを満足させているかで判断すればよかろう?」

「「「いやだ!」」」

 一瞬で、安井さんの提案は却下されてしまう。単なる出歯亀趣味じゃないの!ったくもうっ!

 でもまあ、結婚するというのは、悪くはないと思っている。星羅は年齢イコール彼氏いない歴だから、その前に恋人を作りたい。頼りにできるのは、水原さんだけど、恋人にしたいのは、坪田君かな?

 恋愛初心者の星羅は、まずは坪田君辺りで練習しないといきなり上級者テクを持っていそうな水原さんとは無理だと思う。

「わかったわ。では、まず陽介君と付き合ってみたいわ」

「え……、なんで、星羅さんは、俺を選んでくれないのだ?」

「そんなこと、決まっているだろ?誰だって、若い方がいいに決まっている」

 坪田君の意見に、安井さんもしきりに頷いている。

 別に年齢が理由ではないけど……いや、やっぱり理由かもしれない。慣れていなくても、坪田君の方がきっと水原さんよりも慣れていないはずだから、慣れていないもの同士の方が気が楽だということだけなのだ。

「それなら、俺の話を聞いてくれ。俺の兄貴は俺が5歳、兄貴が10歳の時に神隠しに遭ったんだ。通学路の帰路で突然、前を歩いていたはずの兄貴の姿が見えなくなったと当時は、新聞やマスコミがこぞって、家の周りで取材していたことがあった。目撃していたのは、兄貴の同級生。突然空から光が降ってきて、兄貴を連れ去っていったという証言には信ぴょう性に欠けると指摘され、当初は、営利目的の誘拐だと思われていた。」

「それって……儂らの異世界転生と似ているのではないか?」

 今までの、チャラけた雰囲気はどこかに消え、皆、真剣に水原さんの話に耳を傾けている。

「身代金が必ず要求されるはずだから、まとまった現金を銀行から下ろし、両親は警察と共に自宅待機していたよ。結局、身代金要求の電話はなく、でも、光と共に消えたことなど、どう考えても信じられない。それから3年後、突如として、兄貴がいなくなった通学路に、兄貴が現れた。だが、遺体として。3年前の小さなカラダのまま、司法解剖の結果、兄貴が消えたのは、終業式前の夏だったというのに、低体温症で衰弱死したらしいということがわかった。衣服の乱れはなく、神隠しに遭って、すぐに即死したということで結論付けられたが、3年経っても、白骨化していなくて、まるで眠っているかのような死体だったのだ」

「もしかしたら、私たちも、すぐに帰れるかもしれないということですか?」

「でも、それでは、まるで浦島太郎になってからでしか帰れないという話ではありませんか?」

 口々に思ったことを言っているので、話はまとまらない。

「俺が言いたいのは、ひょっとすれば、ここに聖女様がいるから戻れるのではないかと思っている。だから、俺は聖女様である星羅と結婚したいのだ。戻ったら、俺たちはすぐ挙式できるし、性欲処理のために星羅を抱きたいと言っているのではない。俺は責任取れるし、戻れば、そこそこの社会的地位もある。だから……わかってくれ」

「うーん。それなら、今すぐ決めなくてもいい話なのではないかしらね。まずは、ここで聖女様かどうか、私にもわからないけど、魔法の練習をみんなでする方が大切なことではないかしら。もし、あちらに帰れたとしても、魔法は使えないよりも使えた方が便利だしね」

 翌日、昨日の話し合いの結果を王妃様に相談すると、すぐ宮廷魔法師団長をご紹介してくださることになり、その日から大人3人は、合間を見ては、魔力を集める練習をすることになったのだ。

 星羅は、やはり聖女様に一番近いらしく、筋がいいと言われてもね。聖女様は純潔の方が威力が上がるとも言われ、それを聞いた坪田君と水原さんは、ガッカリした様子で、それでも頑張って日本へ帰るんだという目標をもって、魔法に集中するようになった。



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 アイスクリーム

 牛乳 400ml
 砂糖 大さじ5
 卵1個
 バニラエッセンス 適量

1. 耐熱容器に牛乳(味付きでも可、ただしその場合は、砂糖を入れない)砂糖、卵を割り入れる
2. 600w1分加熱して、混ぜる
3. 再び600w1分を7回繰り返すと、ちょうどいい具合になる
4. 粗熱が取れたら、茶こしで漉しながら、ジップロックかタッパーに入れ、冷凍庫で冷やして固める。

 昔は、タッパーに入れた状態で、冷凍庫の中に首を突っ込んで、空気を入れるため、混ぜていたものをいまは、電子レンジで、チンするごとに混ぜるので、そこで空気を入れるようになったみたいです





プリン

 材料は、アイスクリームとほぼ同じで、電子レンジで加熱するとき、上記2の時に、長めに、例えば7分間とか?加熱すると、そのままプリンが出来上がります



 次回は、電子レンジと炊飯器で作るプリンケーキをご紹介します

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