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学園の卒業記念祝賀パーティでのひととき、このお話の主人公シルヴィアは、婚約者である王太子殿下のダニエル・レスター様からエスコートもしてもらえず、壁の花となっていたのだが。
「公爵令嬢シルヴィア・エヴァンス、貴様との婚約は今日をもって破棄するものとする。」
高らかに宣言されるダニエル・レスター様、その左腕には見たこともない令嬢がぶらさがっている。
「なぜでございましょうか?明日、結婚式だというのに、ぎりぎりになっての婚約破棄の意味が分かりません。」
「ほぅ。そのほうは自分の仕出かしたことがわからぬと申すのか?」
「はい、わかりません。」
「我が愛する男爵令嬢リリアーヌを学園内で虐めてきたばかりか、その方は、俺に隠れて男とイチャ付いていたそうだな?」
「は?わたくし、そこの令嬢とは初対面でございますれば、虐めなどできませんし、わたくしは女性クラスでございますれば、男子生徒の方とお話しする機会すらありません。それに殿下は、『我が愛する』と仰いましたね。浮気を公然とお認めになるととらえて構いませんでしょうか?」
「な、な、なんだとぉ!自分の浮気を棚に上げて、俺の浮気をとやかく言う女だったのか!お前なんぞ、国外追放にしてやる!」
「陛下はこのことをご存知なのですか?」
「シルヴィアのことは俺に一任されているのだ。」
「そうですか、そうですか。それでは、婚約破棄の違約金、耳をそろえて払ってもらいましょう。それにわが家が今まで王家に用立ててきた借財も即刻、返金していただきますからねっ!」
「あぁ、それぐらい俺の小遣いで支払ってやるよ。」
その言葉に慌てたのは、財務大臣で、ダニエルは国家の借財の額を知らずに大口をたたいたのである。
「恐れながら、殿下。殿下のお小遣いを向こう100年間支払っても支払いきれませんよ。」
「は?そんなこと、お前が何とかしろ!」
「いえ、なんともなりません。このことは、本当にお父上はご存知なのでしょうね?」
「何度も言わすな。シルヴィアのことは、俺に一任されている。」
「左様でございますか?それでは、王城を競売に掛けます。それとこの学園の土地建物、それから宝庫にあるすべてのもの、蔵書もすべて処分いたします。王家にある調度品、食器ももう使えません。それから帰りは、歩いて帰ってくださいませ。もう馬車も御者も換金の対象になります。」
「は?お前何を言っているのだ?」
パーティ会場にある食器や調度品に差し押さえの赤札が貼られていく。みんなが飲んでいるワインに食材まで、没収されていく光景に唖然とたたずむダニエルとリリアーヌ。
「それでは、後のことは財務大臣殿にお任せして、わたくし国外追放の身なれば、屋敷に戻り、用意してまいりますわね。」
美しくカーテシーをして、そそくさと立ち去る。
公爵邸に戻ったシルヴィアは、すぐ家令に命じて国外追放の用意をさせるのである。家令は、明日、結婚式だとばかり思っていたので事態が婚約破棄の上、国外追放となったことに驚いている。
「財務大臣様が、今までの借財から婚約破棄の違約金まで耳をそろえて返してくださるそうですから、それを受け取ったら、即刻、この国から出ます。」
「かしこまりました。ということは、この国はもう破産ですね。」
父が帰宅後、今日の卒業パーティでのいきさつを話し、財務大臣が王城を競売にかけると話していたこと全部、赤札のことも含めて話す。
父は難しい顔をされていたが、もうこの国は破産するから、シルヴィアの国外追放に家ごと乗じることにしたみたいだ。
その頃、王城では、国王陛下が真っ赤に顔を染めて、カンカンに激怒している。
「なぜ勝手に、婚約破棄したのだ!お前なんぞ、勘当だ。即刻出て行け!」
謁見の間から、出て行こうとしたとき、騎士から着ている服を全部脱がされて、下着姿のまま城の外へ放り出される。ダニエルは、その姿のままリリアーヌの男爵家へ転がり込むも、ドイル男爵は明らかに迷惑顔をしている。
翌日には、違約金と借金利息を財務大臣が公爵邸に持ってこられ、何卒、元金はしばらく待ってくれと頭を下げられるが、元金の返済が遅れるとまた、利息がかさみますよ。としか言わない。
別に財務大臣が悪いわけではない。悪いのは、男爵令嬢リリアーヌとダニエル王太子殿下だが、財務大臣からダニエル殿下が廃嫡され、城を下着姿で追い出されたことを聞いたのだ。どうせ、男爵令嬢の家にでも転がり込んだに違いないが、男爵家もいつまで王子殿下を居候させておくのだろう。
もともと魔力が強いシルヴィアは、王城を借財の一部として、代物弁済の話を持ち掛ける。競売ではなく、王城で、借金の一部を返済させる方法。国外追放になって、住むところに困るから、という理由です。
公爵邸をもち運びしてもいいのだけど、きちんと残りの借財を返済させなければならないから、その受付窓口として、公爵邸は必要なのである。
渋々、国王陛下、王妃殿下、その他の王子殿下も代物弁済に応じることになり、皆、着の身着のままで、城から出る。
「査定は後からします。」
そのまま、シルヴィアのアイテムボックスの中に入れ、「それでは、御機嫌よう。」と言い残し、国外へ出たのである。
その日から泊るところがなくなった王家の人々、エヴァンス公爵家へ一夜の宿を求めるも、けんもほろろに断られる。店子が大家に家賃を払わず、泊めてくれと言っているようなものだから。
他の公爵邸を次々、訪ねるがどこも断られてばかりである。今まで、偉そうにしてきたツケが回ってきているのだ。とりわけダニエルの母君の王妃殿下の浪費癖なんて、目も当てられないぐらい、お金を湯水のごとく使っていたのである。
おかげで王城の金庫は空っぽで、それでエヴァンス公爵から借金をしてまで、まだドレスに宝石と買い漁っていたのだ。当然、宝石は全部没収しても借金返済には遠く及ばない。宝石もドレスも新品は高値だが、ひとたび人の手に渡ったものは二束三文の値打ちしかないのである。
結局、泊めてくれるところがなく、野宿するくらいならとダニエルが居候している男爵家へ大挙して押しかけたのである。
さすがにこれには、ドイル男爵が怒ったのである。ダニエルだけでも厄介者なのに、働かず文句ばかり言う王妃に王子、国王までが、それに文句も言えないぐうたら亭主であったとは、思いもしなかったのである。
男爵は自分の娘が原因なのに、それを知ってか知らずか、なんとか王家の皆様に出て行くように促すが、一向に出て行く様子が見られない。
ドイル男爵は、もともと冒険者であったが、王家の谷にあるダンジョンを踏破した功績から男爵に取り立てられたのである。領地を持たない一代限りの男爵であったので、常日頃、娘のリリアーヌにはイイ男を見つけて、さっさと家を出ろと言い聞かせていたのであった。
それがこんな結果を招くとは考えもしなかったことである。家を出ろとは、言っていたが家に連れこめとは、断じて言っていない!
仕方なく、娘を置いて、家ごと家出することにしたのだ。また、冒険者に戻れば、自分ひとりぶんぐらいなら、なんとか食って生きていけるだろう。あの王家の奴らに居座られては、何もできないから。
そいつらをうまくいって、家から外へ連れ出す。その役目はリリアーヌだ。少し離れた庭にたくさん果物がなっているから、それを見にいきましょう。とかなんとか言わせて、それであいつらが家の外へ出たのを見計らって、家ごとアイテムボックスにしまい込む。あとは、俺だけ、この国から去るのみ。
「公爵令嬢シルヴィア・エヴァンス、貴様との婚約は今日をもって破棄するものとする。」
高らかに宣言されるダニエル・レスター様、その左腕には見たこともない令嬢がぶらさがっている。
「なぜでございましょうか?明日、結婚式だというのに、ぎりぎりになっての婚約破棄の意味が分かりません。」
「ほぅ。そのほうは自分の仕出かしたことがわからぬと申すのか?」
「はい、わかりません。」
「我が愛する男爵令嬢リリアーヌを学園内で虐めてきたばかりか、その方は、俺に隠れて男とイチャ付いていたそうだな?」
「は?わたくし、そこの令嬢とは初対面でございますれば、虐めなどできませんし、わたくしは女性クラスでございますれば、男子生徒の方とお話しする機会すらありません。それに殿下は、『我が愛する』と仰いましたね。浮気を公然とお認めになるととらえて構いませんでしょうか?」
「な、な、なんだとぉ!自分の浮気を棚に上げて、俺の浮気をとやかく言う女だったのか!お前なんぞ、国外追放にしてやる!」
「陛下はこのことをご存知なのですか?」
「シルヴィアのことは俺に一任されているのだ。」
「そうですか、そうですか。それでは、婚約破棄の違約金、耳をそろえて払ってもらいましょう。それにわが家が今まで王家に用立ててきた借財も即刻、返金していただきますからねっ!」
「あぁ、それぐらい俺の小遣いで支払ってやるよ。」
その言葉に慌てたのは、財務大臣で、ダニエルは国家の借財の額を知らずに大口をたたいたのである。
「恐れながら、殿下。殿下のお小遣いを向こう100年間支払っても支払いきれませんよ。」
「は?そんなこと、お前が何とかしろ!」
「いえ、なんともなりません。このことは、本当にお父上はご存知なのでしょうね?」
「何度も言わすな。シルヴィアのことは、俺に一任されている。」
「左様でございますか?それでは、王城を競売に掛けます。それとこの学園の土地建物、それから宝庫にあるすべてのもの、蔵書もすべて処分いたします。王家にある調度品、食器ももう使えません。それから帰りは、歩いて帰ってくださいませ。もう馬車も御者も換金の対象になります。」
「は?お前何を言っているのだ?」
パーティ会場にある食器や調度品に差し押さえの赤札が貼られていく。みんなが飲んでいるワインに食材まで、没収されていく光景に唖然とたたずむダニエルとリリアーヌ。
「それでは、後のことは財務大臣殿にお任せして、わたくし国外追放の身なれば、屋敷に戻り、用意してまいりますわね。」
美しくカーテシーをして、そそくさと立ち去る。
公爵邸に戻ったシルヴィアは、すぐ家令に命じて国外追放の用意をさせるのである。家令は、明日、結婚式だとばかり思っていたので事態が婚約破棄の上、国外追放となったことに驚いている。
「財務大臣様が、今までの借財から婚約破棄の違約金まで耳をそろえて返してくださるそうですから、それを受け取ったら、即刻、この国から出ます。」
「かしこまりました。ということは、この国はもう破産ですね。」
父が帰宅後、今日の卒業パーティでのいきさつを話し、財務大臣が王城を競売にかけると話していたこと全部、赤札のことも含めて話す。
父は難しい顔をされていたが、もうこの国は破産するから、シルヴィアの国外追放に家ごと乗じることにしたみたいだ。
その頃、王城では、国王陛下が真っ赤に顔を染めて、カンカンに激怒している。
「なぜ勝手に、婚約破棄したのだ!お前なんぞ、勘当だ。即刻出て行け!」
謁見の間から、出て行こうとしたとき、騎士から着ている服を全部脱がされて、下着姿のまま城の外へ放り出される。ダニエルは、その姿のままリリアーヌの男爵家へ転がり込むも、ドイル男爵は明らかに迷惑顔をしている。
翌日には、違約金と借金利息を財務大臣が公爵邸に持ってこられ、何卒、元金はしばらく待ってくれと頭を下げられるが、元金の返済が遅れるとまた、利息がかさみますよ。としか言わない。
別に財務大臣が悪いわけではない。悪いのは、男爵令嬢リリアーヌとダニエル王太子殿下だが、財務大臣からダニエル殿下が廃嫡され、城を下着姿で追い出されたことを聞いたのだ。どうせ、男爵令嬢の家にでも転がり込んだに違いないが、男爵家もいつまで王子殿下を居候させておくのだろう。
もともと魔力が強いシルヴィアは、王城を借財の一部として、代物弁済の話を持ち掛ける。競売ではなく、王城で、借金の一部を返済させる方法。国外追放になって、住むところに困るから、という理由です。
公爵邸をもち運びしてもいいのだけど、きちんと残りの借財を返済させなければならないから、その受付窓口として、公爵邸は必要なのである。
渋々、国王陛下、王妃殿下、その他の王子殿下も代物弁済に応じることになり、皆、着の身着のままで、城から出る。
「査定は後からします。」
そのまま、シルヴィアのアイテムボックスの中に入れ、「それでは、御機嫌よう。」と言い残し、国外へ出たのである。
その日から泊るところがなくなった王家の人々、エヴァンス公爵家へ一夜の宿を求めるも、けんもほろろに断られる。店子が大家に家賃を払わず、泊めてくれと言っているようなものだから。
他の公爵邸を次々、訪ねるがどこも断られてばかりである。今まで、偉そうにしてきたツケが回ってきているのだ。とりわけダニエルの母君の王妃殿下の浪費癖なんて、目も当てられないぐらい、お金を湯水のごとく使っていたのである。
おかげで王城の金庫は空っぽで、それでエヴァンス公爵から借金をしてまで、まだドレスに宝石と買い漁っていたのだ。当然、宝石は全部没収しても借金返済には遠く及ばない。宝石もドレスも新品は高値だが、ひとたび人の手に渡ったものは二束三文の値打ちしかないのである。
結局、泊めてくれるところがなく、野宿するくらいならとダニエルが居候している男爵家へ大挙して押しかけたのである。
さすがにこれには、ドイル男爵が怒ったのである。ダニエルだけでも厄介者なのに、働かず文句ばかり言う王妃に王子、国王までが、それに文句も言えないぐうたら亭主であったとは、思いもしなかったのである。
男爵は自分の娘が原因なのに、それを知ってか知らずか、なんとか王家の皆様に出て行くように促すが、一向に出て行く様子が見られない。
ドイル男爵は、もともと冒険者であったが、王家の谷にあるダンジョンを踏破した功績から男爵に取り立てられたのである。領地を持たない一代限りの男爵であったので、常日頃、娘のリリアーヌにはイイ男を見つけて、さっさと家を出ろと言い聞かせていたのであった。
それがこんな結果を招くとは考えもしなかったことである。家を出ろとは、言っていたが家に連れこめとは、断じて言っていない!
仕方なく、娘を置いて、家ごと家出することにしたのだ。また、冒険者に戻れば、自分ひとりぶんぐらいなら、なんとか食って生きていけるだろう。あの王家の奴らに居座られては、何もできないから。
そいつらをうまくいって、家から外へ連れ出す。その役目はリリアーヌだ。少し離れた庭にたくさん果物がなっているから、それを見にいきましょう。とかなんとか言わせて、それであいつらが家の外へ出たのを見計らって、家ごとアイテムボックスにしまい込む。あとは、俺だけ、この国から去るのみ。
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