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シルヴィア・エヴァンスが聖女として覚醒してからは、生活が一変してしまったのである。ホワイトブルゾン国では、下にも置かない待遇で、それどころか「聖女様」と傅かれているのである。
今しばらくは、聖女として滞在するつもりでいる。
だからと言って、そういつまでもホワイトブルゾンにいるとは限らない。
シルヴィアの元には、世界各国からオファーが舞い込んできたからである。中には、縁談付きのものまである。一応、オファーをくれたところ全部を回るつもりでいる。そこの王子様の人となりを見てから、判断するのよ。
楽しみだわ。ホワイトブルゾン国には、適当な王子様がいらっしゃらないので、煩わしい縁談もなくて、いいのだけど。シルヴィアは婚約破棄された身なので、次の婚約者を探さなければならない。
ホワイトブルゾン国で一通り、聖女のお仕事をこなせば、出発である。
ドイル男爵はどうされるのかしら?元の冒険者稼業に戻られる?
「いやいや、私は聖女様の護衛でございますれば、聖女様がいいところへお嫁に行かれるまでは、護衛の任を務めさせていただきます。」
安心したわ。元冒険者のドイル様は、世界各地をよく行ってらっしゃるから、それぞれの国の事情通でもあり、案内人として便利なのである。
次は何処へ行こうかしら、とりあえずは、オファーが来ている国からで、ここから一番近いのは、レッドストック国ね。
ということで、レッドストック国を目指すことになる。といっても、まあ近くと言えば、近くなんだけどね。
必要な荷物は、ドイル男爵とシルヴィアのアイテムボックスの中に仕舞っていく。
一応、ホワイトブルゾンの木のウロにも、転移用の扉を設置して、まわりに隠蔽をかけ、誰かが入り込まないようにしておく。
出かけようとしていたら、ホワイトブルゾン国からも護衛の騎士がついて来てくれることになったのだが、ありがたいと言えば、ありがたいけど、もう護衛は間に合っています。
どうやら、聖女様との縁を切りたくない王国がつけてくれたものだったので、仕方なく同行を許します。それこそ、王城を出せたら、住むには困らないのだけどね。
レッドストック国に着いた。一応、招待できたのだから、入国審査はスムーズそのものであった。何も聞かれず、水晶玉判定もなく、静かでよかったと思っていたら、王族の方のお出迎えがあり、少しビックリしたけど、それだけだったわ。ぜひ、王城にお住みくださいと言われたので、自分の王城を出して良いかと聞いたら、驚かれましたわ。
まあ、普通の反応ですわね。
それで、晴れて許可が下り、レスター王城を出し、こまごまとした家は、すべて片づけられたのである。
ここが安住の地になればいいけど、その前に王子様とお見合いがある。もしも王子様に婚約者がいらしたら、お断りしよう。婚約者を泣かせるような男は、こちらから願い下げである。そういうことは、シルヴィア自身が一番懲りているのだから。
いくら政略で決まった相手でも、別の女と結婚するから別れてくれというのは、虫が良すぎる話である。
婚約者の女性には、負担が大きすぎる話であるから、絶対に許せるはなしではない。シルヴィアも幼い時から、妃教育をされてきた身として、つまされる話である。まして、卒業式は結婚式の前日だったから、その時になって婚約破棄などされたから、いくら嫌いな相手のダニエル殿下とはいえ、シルヴィアには、負担が大きすぎたのである。
ということで、その翌日には国王陛下との謁見が決まり、いよいよ王子様とお見合いです。
はっきり言えば、シルヴィアの好みのタイプではなかった。シルヴィアは、もっと精悍な逞しい男性が好みだったが、なんというか、この国の王子様は、ひょろひょろっとして、青白きインテリタイプだったのだ。
残念。本当に、残念。期待が大きかった分、喪失感も半端なく大きい。婚約者の有無よりも、タイプでなかったことがショックは大きく、さっさと次の国へ行くことにしたのだ。
次は、マリオングリーン国にする。出国する前に、やはり木のムロに転移の扉を設け、隠蔽魔法をかけて、目立たなくすることにしたのである。
ひょっとしたら、また戻ってくるかもしれないから。
次のマリオングリーン国でも、特に入国審査はなく、スムーズに入れる。
一応、国王陛下の許可を得て、レスター王城を出すことに成功。やはり、一度、王城を出してしまえば、公爵邸よりも、男爵邸よりも広いから、いろいろと便利である。レッドストック国からも護衛の騎士が付いてくれることになったから、けっこうな大所帯となったからである。
ここの王子様は、結構好みのタイプだったんだけど、婚約者様がいらしたから、諦めました。婚約者を差し置いて、婚約者を悲しませるような男性は嫌いだと言えば、さすがは、聖女様と褒めちぎられて、複雑である。
仕方なく、また次の国へ。マリオングリーン国でも木に異空間扉を設置してから、出国する。次は、サファイアマリン国である。
ここでも入国審査は、スムーズで良かった。やはり、招待されて入る国は友好的である。すぐに国王との謁見が用意されていて、そのままお見合いするのである。着替えて、きちんとしてからと思っていたけど、どうぞ、そのままで。というのに押し切られてしまう。
サファイアマリン国のジェームズ王太子殿下は、結論から言えば、めっちゃタイプで、婚約者はいらっしゃらなくて、とんとん拍子に話が進んだ。でも、肝心の人となりがイマイチわからない。それで、しばらくサファイアマリン国に滞在して、交際することにしたのである。
もちろんレスター王城を出す許可も得て、引っ越しで大わらわしています。マリオングリーン国でも、護衛の騎士がついて来てくれたので、その人たちの荷物を王城へ入れるので、まあ部屋はいっぱいあるから大丈夫です。
ジェームズ殿下とは、星を見に行って、レストランで食事して、お買い物して。と楽しいひと時を過ごしましたわ。乗馬でピクニックに行って、お茶して、レスター国から持ってきた図書館で本を読んだり、勉強したり、価値観が合うと言うのか、ジェームズ様と過ごす時間がとても居心地がいいのです。
そして、シルヴィアは、ジェームズとの結婚を決めます。
その頃、レスター王国の王族の方々は、というと、夜盗と魔物に襲われ、傾国の一途をたどっています。逃げ惑うも、王国の施設という施設は、代物弁済に取られ、逃げるところがない。主だった貴族は、とっくに国を捨てて、だれも王族を助けてくれない。
そして、リリアーヌは、王族に狙われ、遊び惚けていた男たちに売られてしまい、命を落としてしまいます。
今しばらくは、聖女として滞在するつもりでいる。
だからと言って、そういつまでもホワイトブルゾンにいるとは限らない。
シルヴィアの元には、世界各国からオファーが舞い込んできたからである。中には、縁談付きのものまである。一応、オファーをくれたところ全部を回るつもりでいる。そこの王子様の人となりを見てから、判断するのよ。
楽しみだわ。ホワイトブルゾン国には、適当な王子様がいらっしゃらないので、煩わしい縁談もなくて、いいのだけど。シルヴィアは婚約破棄された身なので、次の婚約者を探さなければならない。
ホワイトブルゾン国で一通り、聖女のお仕事をこなせば、出発である。
ドイル男爵はどうされるのかしら?元の冒険者稼業に戻られる?
「いやいや、私は聖女様の護衛でございますれば、聖女様がいいところへお嫁に行かれるまでは、護衛の任を務めさせていただきます。」
安心したわ。元冒険者のドイル様は、世界各地をよく行ってらっしゃるから、それぞれの国の事情通でもあり、案内人として便利なのである。
次は何処へ行こうかしら、とりあえずは、オファーが来ている国からで、ここから一番近いのは、レッドストック国ね。
ということで、レッドストック国を目指すことになる。といっても、まあ近くと言えば、近くなんだけどね。
必要な荷物は、ドイル男爵とシルヴィアのアイテムボックスの中に仕舞っていく。
一応、ホワイトブルゾンの木のウロにも、転移用の扉を設置して、まわりに隠蔽をかけ、誰かが入り込まないようにしておく。
出かけようとしていたら、ホワイトブルゾン国からも護衛の騎士がついて来てくれることになったのだが、ありがたいと言えば、ありがたいけど、もう護衛は間に合っています。
どうやら、聖女様との縁を切りたくない王国がつけてくれたものだったので、仕方なく同行を許します。それこそ、王城を出せたら、住むには困らないのだけどね。
レッドストック国に着いた。一応、招待できたのだから、入国審査はスムーズそのものであった。何も聞かれず、水晶玉判定もなく、静かでよかったと思っていたら、王族の方のお出迎えがあり、少しビックリしたけど、それだけだったわ。ぜひ、王城にお住みくださいと言われたので、自分の王城を出して良いかと聞いたら、驚かれましたわ。
まあ、普通の反応ですわね。
それで、晴れて許可が下り、レスター王城を出し、こまごまとした家は、すべて片づけられたのである。
ここが安住の地になればいいけど、その前に王子様とお見合いがある。もしも王子様に婚約者がいらしたら、お断りしよう。婚約者を泣かせるような男は、こちらから願い下げである。そういうことは、シルヴィア自身が一番懲りているのだから。
いくら政略で決まった相手でも、別の女と結婚するから別れてくれというのは、虫が良すぎる話である。
婚約者の女性には、負担が大きすぎる話であるから、絶対に許せるはなしではない。シルヴィアも幼い時から、妃教育をされてきた身として、つまされる話である。まして、卒業式は結婚式の前日だったから、その時になって婚約破棄などされたから、いくら嫌いな相手のダニエル殿下とはいえ、シルヴィアには、負担が大きすぎたのである。
ということで、その翌日には国王陛下との謁見が決まり、いよいよ王子様とお見合いです。
はっきり言えば、シルヴィアの好みのタイプではなかった。シルヴィアは、もっと精悍な逞しい男性が好みだったが、なんというか、この国の王子様は、ひょろひょろっとして、青白きインテリタイプだったのだ。
残念。本当に、残念。期待が大きかった分、喪失感も半端なく大きい。婚約者の有無よりも、タイプでなかったことがショックは大きく、さっさと次の国へ行くことにしたのだ。
次は、マリオングリーン国にする。出国する前に、やはり木のムロに転移の扉を設け、隠蔽魔法をかけて、目立たなくすることにしたのである。
ひょっとしたら、また戻ってくるかもしれないから。
次のマリオングリーン国でも、特に入国審査はなく、スムーズに入れる。
一応、国王陛下の許可を得て、レスター王城を出すことに成功。やはり、一度、王城を出してしまえば、公爵邸よりも、男爵邸よりも広いから、いろいろと便利である。レッドストック国からも護衛の騎士が付いてくれることになったから、けっこうな大所帯となったからである。
ここの王子様は、結構好みのタイプだったんだけど、婚約者様がいらしたから、諦めました。婚約者を差し置いて、婚約者を悲しませるような男性は嫌いだと言えば、さすがは、聖女様と褒めちぎられて、複雑である。
仕方なく、また次の国へ。マリオングリーン国でも木に異空間扉を設置してから、出国する。次は、サファイアマリン国である。
ここでも入国審査は、スムーズで良かった。やはり、招待されて入る国は友好的である。すぐに国王との謁見が用意されていて、そのままお見合いするのである。着替えて、きちんとしてからと思っていたけど、どうぞ、そのままで。というのに押し切られてしまう。
サファイアマリン国のジェームズ王太子殿下は、結論から言えば、めっちゃタイプで、婚約者はいらっしゃらなくて、とんとん拍子に話が進んだ。でも、肝心の人となりがイマイチわからない。それで、しばらくサファイアマリン国に滞在して、交際することにしたのである。
もちろんレスター王城を出す許可も得て、引っ越しで大わらわしています。マリオングリーン国でも、護衛の騎士がついて来てくれたので、その人たちの荷物を王城へ入れるので、まあ部屋はいっぱいあるから大丈夫です。
ジェームズ殿下とは、星を見に行って、レストランで食事して、お買い物して。と楽しいひと時を過ごしましたわ。乗馬でピクニックに行って、お茶して、レスター国から持ってきた図書館で本を読んだり、勉強したり、価値観が合うと言うのか、ジェームズ様と過ごす時間がとても居心地がいいのです。
そして、シルヴィアは、ジェームズとの結婚を決めます。
その頃、レスター王国の王族の方々は、というと、夜盗と魔物に襲われ、傾国の一途をたどっています。逃げ惑うも、王国の施設という施設は、代物弁済に取られ、逃げるところがない。主だった貴族は、とっくに国を捨てて、だれも王族を助けてくれない。
そして、リリアーヌは、王族に狙われ、遊び惚けていた男たちに売られてしまい、命を落としてしまいます。
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