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ゴールデニアは1000年前の祖国グレジオラ領の穴の中の住人を助け、アンダルシアのグレジオラから持ってきたハーバード領へ住まわせたのだが、その際に驚くような話を聞いたのだ。
なんと世界中には、似たような話が転がっているもので、テーラー国というところで聖女様が亡くなられ、当時5歳であった公爵家の令嬢が次期聖女として認定され、すぐさま第1王子の婚約者に決まる。年頃になり、王子にはほかに好きな女というべきか?身分の低い女が王子妃の座を狙って、王子を唆し、冤罪をかぶせた上で聖女様を婚約破棄してしまい、国外追放処分にするという話だった。
なんかどこかで聞いたことがあるような?ま、いいっか。その聖女様は隣国にたどり着き幸せに平穏で暮らしていたところ、一年後、テーラー国ではまた卒業式の時に今度は第2王子が次期聖女候補と思しき女性を婚約破棄して、聖女をおびき寄せるためのおとりとして処刑するという騒ぎを聞きつけてきたのである。
なんと愚かな!
知らずにいれば、やり過ごせることだが、聞いてしまったらほっとくわけにはいかない性分のゴールデニアは、すぐさまそのテーラーなる国の卒業記念パーティに飛んだ。
まさに婚約破棄と断罪劇が行われている真っ最中であったのだ。
その娘は、父親の胸に顔を埋め、泣きじゃくっていた。
ゴールデニアはアマテラスの娘として、姿を現し、その娘の望み通り聖女様のところへ送り届けてやったのである。
この世界に、年頃の聖女様の存在を知れただけでも儲けものだったのである。この娘たち二人ともソクラテス、プラトンなどの息子の花嫁候補として、召喚させてもらおう。黒い思惑がゴールデニアに渦巻く。
1000年前は普通の王女だったから、神界へ連れて行っても使い物にならず、せいぜい聖女か聖人を産むのが関の山だったのだ。
ところが聞けば、テーラー国というところは、父のアマテラス神殿がある国で、皆、アマテラスを信仰しているらしい。その国で選ばれた聖女様というのは、大変興味深い。
実際、ゴールデニアはどんな娘か聖女候補の娘を送り届けた後、何度か見に行ったのである。
美しく聡明な容姿は、さすがに聖女様にふさわしかった。これならアルキメデスの嫁としても申し分がない。最初は、ソクラテスの嫁候補だったが、いつの間にかアルキメデスの相手としてはどうだろうか?と考えるようになったのである。
もう一人の聖女候補の娘も、聖なる魔力を秘めているようで、まだ粗削りではあるがきちんとした指導の下に鍛えれば、十分聖女となる素質を持っていたのである。
二人とも公爵令嬢として、育ち、人品卑しからずというところもゴールデニアが気に入った一因である。
二人の嫁候補は、今、ブタベストという国にいる。あちらの国で適当な王子と婚約されてはかなわないから、早速にゴールデニアは動いたのである。
女神姿のままで、二人をアンダルシアに招く。女神姿なので、また聖女候補から見れば、命の恩人なのだから、嫌がるどころか喜んで着いてきたのだ。妹分の娘が行くといえば、聖女様も行くの選択しかないから、割と楽に招くことができたのである。
アンダルシアに到着してからは、息子たちとお茶会を兼ねたお見合いである。この日は、アルキメデスを神界から、わざわざ呼び寄せている。
アルキメデスは、聖女様を一目見て気に入った様子で、さかんにアプローチをかけている。聖女様は、アルキメデスの人外な雰囲気に呑まれ、困っておられるような感じ。
「今、留学に行っているのですが、留学先の世界を一度、ご覧になってくださいませ。きっとエリザベス様は、お気に召すと思いますよ。」
アルキメデスは、こんな強引なことを言える子だったのかしら?今までは気づかずにいたのだ。
神界に連れて帰る気満々のアルキメデス、そう神界は純潔の人間の女の子なら入れるが、そうでなければはじき返される。これほどハッキリしたところはないから。
ある意味、嫁としてふさわしいかどうかの判定ができる。
それなら、ついでにソクラテスもシルヴィア嬢だったか?彼女を連れて神界デートをしゃれ込んだらどうだろうか?
こちらは、二人ともモジモジして、ソクラテスはシルヴィア嬢の手をつなぎたいのにそれすらできないでいる。
もうじれったい。さっさと押し倒せよ。と女神らしからぬことを考えるゴールデニア。
とにかく二組の若いカップルを有無も言わさず、神界へ転移させ連れて行くことにしたのだ。
結論から言えば、二人の聖女は、純潔でありました。すんなり神界の空気になじみ、二人とも気に入っている様子で良かった。
アルキメデスは、張り切ってエリザベス嬢を神界のあちこちへ案内しているし、ソクラテスは兄の留学先を誇らしげに喋っている。
「もしも私と結婚してくださるのなら、新婚時代はこちらで生活してもいいですよ。」
調子のいいことを言っているが、シルヴィア嬢はまんざらでもなさそう。目をキラキラさせて、神界内を見渡している。
二人の聖女様は、神界から人間界に戻る頃には、はっきりと結婚の意思を示したのである。
あとは二人のご両親に結婚の日取りなどを相談するだけとなったのである。
二人のご両親にもアンダルシアに来てもらい、新婚時代を過ごす、神界は見学できないが、父アマテラスを見せたら、シルヴィアのお父様は、泣いて跪いて喜ばれたのだ。
エリザベス聖女様から見ても、シルヴィア聖女候補様から見てもアルキメデスやソクラテスとの結婚は大変な玉の輿となったのである。
あのままテーラー国の王太子や第2王子と結婚していたらと思うと、とてつもない幸せを得られることになったのである。
エリザベス聖女様は、神界の王アマテラスの後継者アルキメデスとの結婚で、将来の神界の王妃殿下となる。
一方、シルヴィアは女神様の地を引く、ソクラテスと結婚し、女神の国の将来の国母となるわけで、もう二番手の聖女様扱いはなくなるのだ。
それにあの卒業式の日を最後にテーラー国は滅んでしまったのだから、もしあのままあの国にいれば、シルヴィアも両親も命の保証はなかったであろう。
命の恩人が姑様になり、良かったのだ。ブタベスト国にいた公爵邸の使用人や領地にいた人を全員、アンダルシアに呼び寄せて、幸せに暮らすことになりました。
ゴールデニアは、少々手狭になったので、1000年前の祖国の土地を移築して、そこにテーラー国から来た人たちを住まわせることにします。もちろん、グレジオラがあった穴は埋めてしまって、もう二度と海底に沈んでしまったグレジオラ公国の穴と繋がらないように、念入りに産めるのです。
なんと世界中には、似たような話が転がっているもので、テーラー国というところで聖女様が亡くなられ、当時5歳であった公爵家の令嬢が次期聖女として認定され、すぐさま第1王子の婚約者に決まる。年頃になり、王子にはほかに好きな女というべきか?身分の低い女が王子妃の座を狙って、王子を唆し、冤罪をかぶせた上で聖女様を婚約破棄してしまい、国外追放処分にするという話だった。
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なんと愚かな!
知らずにいれば、やり過ごせることだが、聞いてしまったらほっとくわけにはいかない性分のゴールデニアは、すぐさまそのテーラーなる国の卒業記念パーティに飛んだ。
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その娘は、父親の胸に顔を埋め、泣きじゃくっていた。
ゴールデニアはアマテラスの娘として、姿を現し、その娘の望み通り聖女様のところへ送り届けてやったのである。
この世界に、年頃の聖女様の存在を知れただけでも儲けものだったのである。この娘たち二人ともソクラテス、プラトンなどの息子の花嫁候補として、召喚させてもらおう。黒い思惑がゴールデニアに渦巻く。
1000年前は普通の王女だったから、神界へ連れて行っても使い物にならず、せいぜい聖女か聖人を産むのが関の山だったのだ。
ところが聞けば、テーラー国というところは、父のアマテラス神殿がある国で、皆、アマテラスを信仰しているらしい。その国で選ばれた聖女様というのは、大変興味深い。
実際、ゴールデニアはどんな娘か聖女候補の娘を送り届けた後、何度か見に行ったのである。
美しく聡明な容姿は、さすがに聖女様にふさわしかった。これならアルキメデスの嫁としても申し分がない。最初は、ソクラテスの嫁候補だったが、いつの間にかアルキメデスの相手としてはどうだろうか?と考えるようになったのである。
もう一人の聖女候補の娘も、聖なる魔力を秘めているようで、まだ粗削りではあるがきちんとした指導の下に鍛えれば、十分聖女となる素質を持っていたのである。
二人とも公爵令嬢として、育ち、人品卑しからずというところもゴールデニアが気に入った一因である。
二人の嫁候補は、今、ブタベストという国にいる。あちらの国で適当な王子と婚約されてはかなわないから、早速にゴールデニアは動いたのである。
女神姿のままで、二人をアンダルシアに招く。女神姿なので、また聖女候補から見れば、命の恩人なのだから、嫌がるどころか喜んで着いてきたのだ。妹分の娘が行くといえば、聖女様も行くの選択しかないから、割と楽に招くことができたのである。
アンダルシアに到着してからは、息子たちとお茶会を兼ねたお見合いである。この日は、アルキメデスを神界から、わざわざ呼び寄せている。
アルキメデスは、聖女様を一目見て気に入った様子で、さかんにアプローチをかけている。聖女様は、アルキメデスの人外な雰囲気に呑まれ、困っておられるような感じ。
「今、留学に行っているのですが、留学先の世界を一度、ご覧になってくださいませ。きっとエリザベス様は、お気に召すと思いますよ。」
アルキメデスは、こんな強引なことを言える子だったのかしら?今までは気づかずにいたのだ。
神界に連れて帰る気満々のアルキメデス、そう神界は純潔の人間の女の子なら入れるが、そうでなければはじき返される。これほどハッキリしたところはないから。
ある意味、嫁としてふさわしいかどうかの判定ができる。
それなら、ついでにソクラテスもシルヴィア嬢だったか?彼女を連れて神界デートをしゃれ込んだらどうだろうか?
こちらは、二人ともモジモジして、ソクラテスはシルヴィア嬢の手をつなぎたいのにそれすらできないでいる。
もうじれったい。さっさと押し倒せよ。と女神らしからぬことを考えるゴールデニア。
とにかく二組の若いカップルを有無も言わさず、神界へ転移させ連れて行くことにしたのだ。
結論から言えば、二人の聖女は、純潔でありました。すんなり神界の空気になじみ、二人とも気に入っている様子で良かった。
アルキメデスは、張り切ってエリザベス嬢を神界のあちこちへ案内しているし、ソクラテスは兄の留学先を誇らしげに喋っている。
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エリザベス聖女様は、神界の王アマテラスの後継者アルキメデスとの結婚で、将来の神界の王妃殿下となる。
一方、シルヴィアは女神様の地を引く、ソクラテスと結婚し、女神の国の将来の国母となるわけで、もう二番手の聖女様扱いはなくなるのだ。
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ゴールデニアは、少々手狭になったので、1000年前の祖国の土地を移築して、そこにテーラー国から来た人たちを住まわせることにします。もちろん、グレジオラがあった穴は埋めてしまって、もう二度と海底に沈んでしまったグレジオラ公国の穴と繋がらないように、念入りに産めるのです。
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