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15.公爵邸にて
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それからは、学園内の至るところでマクシミリアン様とイチャイチャ、熱々ぶりを見せつけることにより、ミッシェルは、マクシミリアンの婚約者だとの認知が周知される。
ミッシェルからは、相変わらずいい匂いがするが、誰もミッシェルのことを押し倒そうなんて、企てはない。
それだけマクシミリアン様の影響力が恐ろしいのだ。
でも、世の中には、不埒な考えを持つ輩がいる。それがダニエル・ブラウン元婚約者なのだ。
廃嫡され、学園を強制退学されても、なおリリアーヌ嬢のことを吐け狙っていたが、ここのところリリアーヌ嬢の姿は学園にない。
なんでも、王太子殿下の暗殺を企て、断罪されたそうだ。こともあろうに、クリストファー殿下のお命を狙うなどの度胸は、ダニエルにはない。だいたい恋敵でもないのだ。
リリアーヌ嬢は、クリストファー殿下に相手にされず、殿下の取り巻き連中にも、けんもほろろの塩対応をされていると聞く。
それなのに、なぜ?と思っていたら、俺が捨てた女がうまくクリストファー殿下に取り入り、その取り巻き連中からも大事にされているところを目撃した。
あの尻軽女め!これは、あの女を一発殴らないことには、気が済まない。なんとか、ミッシェルが一人になるスキを狙うが、いつも、いつも高位貴族令息の誰かが、一緒にいるので、手出しができない。
そうこうしているうちに、ミッシェルがマクシミリアン・パルシャンティア公爵令息と婚約したということを風の噂で聞いてしまったのだ。許せない!
俺はブラウン家を追い出されてしまったというのに、元婚約者は玉の輿に乗るだとぉ!こんなことがあっていいのか!
学園では、誰かがつきっきりになっているので、帰宅してからのミッシェルを襲うことにした。
その日は、学園が休みの日で、ミッシェルは、朝からシャルパンティエ家に花嫁修業に行っているらしい。
花嫁修業と言っても、結局のところ、マクシミリアンとイチャイチャするだけなのだが、公爵邸の造りや、庭の配置を知っておく必要があるため、それと使用人への紹介を兼ねて、花嫁修業と称している。
侯爵家と違い、広大な敷地を有する公爵家は、ともすれば、迷子になる可能性がある。だから、嫁入り前に念入りに各建物の場所の位置などを覚えておく必要があるのだ。
午前中は、屋敷内を見て回り、誰がどこの部屋かを覚える。そして、マクシミリアン様の部屋に入り、ひとしきり愛の交歓をしてから、お昼ごはんを食べて、また全裸にされて、喘がされた後、庭園の見学に行く。お庭にお茶の用意がしてあり、そこで一服した後、再び、マクシミリアン様の部屋に戻って、カギをかけ、心行くまで愛し合う。
「もう、アインシュタイン家に帰るな。帰したくない。ずっと、このままミッシェルと共にいたい。」
「マクシミリアン様、愛しています。だから結婚式まで、ご辛抱をなさってくださいませ。」
「ミッシェルは、辛抱しているのかい?」
「はい。わたくしもマクシミリアン様がいなければ、生きていけぬカラダになりました。だから……、」
そこで、再び唇を塞がれ、また荒々しく抱かれる。
「あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。イク。イク。」
「ミッシェルは俺だけのモノだ。」
その日は、どういうわけかキスマークを付けられるほど、激しく愛してくださいました。
「結界だけでは、心配だからな。こうして、マーキングをしておけば、ミッシェルが誰の所有物かハッキリとわかるだろう。」
強く吸われていることは、わかったが、帰宅してから、その数と場所に驚いてしまうミッシェル。
ぱーん。パーン。ぱーん。パーン。ぱーん。パーン。ぱーん。パーン。
「イク。イク。マクシミリアン様ぁ。もっと、もっと、奥を突いて、あっ。イイ。」
ミッシェルからは、相変わらずいい匂いがするが、誰もミッシェルのことを押し倒そうなんて、企てはない。
それだけマクシミリアン様の影響力が恐ろしいのだ。
でも、世の中には、不埒な考えを持つ輩がいる。それがダニエル・ブラウン元婚約者なのだ。
廃嫡され、学園を強制退学されても、なおリリアーヌ嬢のことを吐け狙っていたが、ここのところリリアーヌ嬢の姿は学園にない。
なんでも、王太子殿下の暗殺を企て、断罪されたそうだ。こともあろうに、クリストファー殿下のお命を狙うなどの度胸は、ダニエルにはない。だいたい恋敵でもないのだ。
リリアーヌ嬢は、クリストファー殿下に相手にされず、殿下の取り巻き連中にも、けんもほろろの塩対応をされていると聞く。
それなのに、なぜ?と思っていたら、俺が捨てた女がうまくクリストファー殿下に取り入り、その取り巻き連中からも大事にされているところを目撃した。
あの尻軽女め!これは、あの女を一発殴らないことには、気が済まない。なんとか、ミッシェルが一人になるスキを狙うが、いつも、いつも高位貴族令息の誰かが、一緒にいるので、手出しができない。
そうこうしているうちに、ミッシェルがマクシミリアン・パルシャンティア公爵令息と婚約したということを風の噂で聞いてしまったのだ。許せない!
俺はブラウン家を追い出されてしまったというのに、元婚約者は玉の輿に乗るだとぉ!こんなことがあっていいのか!
学園では、誰かがつきっきりになっているので、帰宅してからのミッシェルを襲うことにした。
その日は、学園が休みの日で、ミッシェルは、朝からシャルパンティエ家に花嫁修業に行っているらしい。
花嫁修業と言っても、結局のところ、マクシミリアンとイチャイチャするだけなのだが、公爵邸の造りや、庭の配置を知っておく必要があるため、それと使用人への紹介を兼ねて、花嫁修業と称している。
侯爵家と違い、広大な敷地を有する公爵家は、ともすれば、迷子になる可能性がある。だから、嫁入り前に念入りに各建物の場所の位置などを覚えておく必要があるのだ。
午前中は、屋敷内を見て回り、誰がどこの部屋かを覚える。そして、マクシミリアン様の部屋に入り、ひとしきり愛の交歓をしてから、お昼ごはんを食べて、また全裸にされて、喘がされた後、庭園の見学に行く。お庭にお茶の用意がしてあり、そこで一服した後、再び、マクシミリアン様の部屋に戻って、カギをかけ、心行くまで愛し合う。
「もう、アインシュタイン家に帰るな。帰したくない。ずっと、このままミッシェルと共にいたい。」
「マクシミリアン様、愛しています。だから結婚式まで、ご辛抱をなさってくださいませ。」
「ミッシェルは、辛抱しているのかい?」
「はい。わたくしもマクシミリアン様がいなければ、生きていけぬカラダになりました。だから……、」
そこで、再び唇を塞がれ、また荒々しく抱かれる。
「あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。あっ。イク。イク。」
「ミッシェルは俺だけのモノだ。」
その日は、どういうわけかキスマークを付けられるほど、激しく愛してくださいました。
「結界だけでは、心配だからな。こうして、マーキングをしておけば、ミッシェルが誰の所有物かハッキリとわかるだろう。」
強く吸われていることは、わかったが、帰宅してから、その数と場所に驚いてしまうミッシェル。
ぱーん。パーン。ぱーん。パーン。ぱーん。パーン。ぱーん。パーン。
「イク。イク。マクシミリアン様ぁ。もっと、もっと、奥を突いて、あっ。イイ。」
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