キズモノ令嬢絶賛発情中♡~乙女ゲームのモブ、ヒロイン・悪役令嬢を押しのけ主役になりあがる

青の雀

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19.マクシミリアン視点1

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 マクシミリアン・シャルパンティアは、独占欲が強い男だ。

 と言うのも、シャルパンティア家とユーラシア家は隣同士で、小さい時から、それこそ生まれた時から一緒に遊んでいた仲だった。親同士は、このままいけば、将来、結婚させる腹積もりでいたのに、クリストファー王子の5歳の誕生日のお妃選定会で、俺の女を横取りしやがった。

 以来、王子の側近として、アイリスと接してきたが、アイリスは幼い時から可愛らしく、その反面、性格はキツかった。美しいが、棘がある女。

 長じてくると、だんだんその性格が顕著となってくる。だから、その頃には、アイリスがクリストファー殿下の婚約者であって、よかったと内心ほくそえんでいたのだ。

 だから学園で、リリアーヌを鞭でひっぱたいた話を聞いても、別に驚くことはなかったのだ。

 ミッシェルは、従順で優しい。

 ミッシェルとの出会いは、あのカフェでのこと。ダニエル・ブラウンから婚約破棄されたショックで、ぶっ倒れてしまったのだ。

 その時、クリストファーが一番に駆け寄って、ミッシェルを抱き起したのは、いい匂いのせいではないと思う。自分たちからいた席とミッシェルの席は少し離れていたから。

 きっとクリストファーは、ミッシェルのカラダに触りたかったからに違いないと思っている。

 ミッシェルのカラダつきは、いわゆる男好きするような柔らかなラインで、世に言う安産型、丸みのあるバストラインと、ヒップに特徴がある。だからと言って、デブというわけではない。ほっそりとしていて、手足が長い。

 侯爵令嬢だけあって、品の良いいかにもお嬢さんといった顔立ちをしている。

 だから最初は、クリストファーは単なるスケベ心で介抱したに過ぎない。それがミッシェル特有のいい匂いに気づいたのは、アインシュタイン家に到着してからのことだった。

 何とも言えない甘美な匂いは鼻腔をくすぐり、まるで男を誘っているかのよう。

マクシミリアンも一息?で恋に落ちてしまった。

 それなのに、またしてもクリストファーが横取りをしようとしているようだ。ミッシェル嬢がキズモノ令嬢になったことをいいことに、ミッシェル嬢のカラダを弄んでいるかもしれないという疑惑がマクシミリアンの中で徐々に大きくなっていく。

 苦節12年間、公爵令息でありながら婚約者の一人もいなかった。婚約したいと思う女性に巡り会えなかったことが原因なのだが、両親は心配し、いつもクリストファーやその他の側近とばかりつるんでいたから、マクシミリアンは男色?かもしれないと疑われていたのだ。

 それが偶然にも一人でいるとき、ミッシェル嬢と会う機会があり、つい出来心で、ミッシェル嬢を抱いてしまった。

 ミッシェル嬢がキズモノだから抱いたわけではない。あの匂いの正体を突き止めたかったから、でも結果として、忘れられないような体験をすることになり、それから俺は、ミッシェルにのめりこんでしまった。

 ミッシェルは予想通りのカラダで、抱き心地が想像以上に良かった。性格はいいし、くるくると表情は変わるし、可愛くて、愛おしくなっていく。

 学園に行くことが楽しくて仕方が亡くなり、ミッシェル嬢と会えるだけで心が躍り、満足して行く。

 それなのに、時折、クリスタファーがいやらしい目つきで、ミッシェル嬢を見ることが許せなく、どうにかしてクリストファーの魔の手からミッシェルを守りたくなってしまったのだ。

 その日の馬車は運よく、シャルパンティア家の馬車が一足先に出し抜くことができ、ミッシェルと夢のような時間を過ごせたのだ。

 送っていくときも、名残惜しくてたまらない。ずっと、この手を握っていたいという衝動に駆られてしまう。

 優しいミッシェルは、俺の思いを汲み取って、「中でお茶でも飲んでいかれませんか?」と言ってくれたのだ。

 俺は、悦びに打ち震え、侯爵邸にお邪魔したのだ。

 運よく?アインシュタイン侯爵が、俺の存在に気づき、

 「娘のことをよろしく頼む。」

 願ってもないことを言ってくれたので、父に話してみることにしたのだ。
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