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27.マリアンヌ視点2
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誰もいない放課後の階段
あたりに人気がいないことを確認してから、階段の上からわざと
「何をなさるんですか!ミッシェル様ぁ。おやめ……きゃぁっー!」
ゴロゴロゴロ、ドーン。
雷ではない。マリアンヌがわざと転げ落ちたのだ。
誰も救護に来てくれないので、もう一度挑戦する。噴水に飛び込むのと違って、これはマジ痛い。
「何をなさるんですか!ミッシェル様ぁ。おやめ……きゃぁっー!」
ゴロゴロゴロ、ドーン。
「……!……。大丈夫ですか?怪我はありませんか?歩けますか?」
うしい。引っかかった。
「ミッシェル様に突き落とされてしまって。」
「ミッシェル様って、誰?」
「……、侯爵令嬢の……。」
「ああ、先ごろ、ご結婚された。あのミッシェル様ですか?」
「へ?」
「知らないのですか?マクシミリアン様と言って、生徒会の副会長をされていた方の夫人になられたのですよ、とてもきれいな花嫁姿で。今は、新婚旅行を兼ねて、ご領地に戻っておられるはずですけど……?」
巻き返しと思って、ミッシェルを嵌めようとしていたことが、急にばかばかしくなってきた。
もう、マクシミリアンと挙式していたなんて、あれほどカラダを張って演技して、アカデミー賞ものだと自負していたのに、これでは、何もならない。
ふらふらとした足取りで、美術室の前を通りがかったら、アラミスがいることに気づく。
そうだ!何もマクシミリアンみたいな嫁付きを攻略しなくても、筆頭公爵の嫡男なんて、素晴らしい家柄を持つアラミスがいるじゃないの!なんで、今まで、アラミスのことを思い出さなかったのかと不思議に思う。
前世では、アラミス路線も1回はクリアしている。婚約者はいない芸術家。ちょっとばかり気難しさは、あってもクリアできれば、玉の腰は間違いない。
「こんにちは。」
美術室の扉を勢いよく開けるも、無視。
「へ?聞こえなかった?」
「なんだ?薄気味悪い女だな。俺は美人しかモデルにしないから、出て行ってくれ。」
アラミスが描いている絵を覗くと、そこにはデブブスの絵が描いてあった。
「げ!デブスの絵。」
「ん?失礼なことを言うな!ミッシェルは、いい女だぞ、お前の1000倍はいい女だ。」
「うっそー!」
「なら、試しに脱いでみろ!全裸になれってんだよ。」
嫌がるマリアンヌも、男の力には抗えない。たちまち全裸に剝かれる。
「ほら、見ろ!お前は、女としての魅力が皆無だ。もっと、恋愛経験値を積んでから、ここに来い!」
制服を放り投げられて、慌てて拾い、着てから部屋を後にする。
なんなのよ!アイツ。
ブツブツ文句を言いながら、校庭をぼんやりと眺めていると、攻略対象者のカール・ブルゴーニョの姿が目に飛び込んでくる。
あの「肉体美素晴らしいわ。あのカラダに抱かれたい。
ふらふらと校庭に行くと、カールから、見とがめられ、追い払われる。
「けいこの邪魔になる。素人は向こうへ行ってくれ。」
けんもほろろな態度に、今日何度目かの涙を流しながら、その場を黙って去る。
もう一人の攻略対象者、アルブレヒト・カルデラのところへ行こうとしているときに、学園長から呼び出し命令を食らってしまい、学園長室へ急遽行くことになったのだ。
「失礼します。」
「やぁ、ここへ来てもらった理由はわかっていると思うのだがね。」
「……。」
「ミッシェル・シャルパンティア様のことだと言えば、わかるかね?」
「……。」
「彼女は、先日、マクシミリアン・シャルパンティア様と婚儀があってね。実は、君のことで、宰相閣下から相談を受けていたのだよ。マクシミリアン君にストーカーをしていて、迷惑だと相談があってね。彼は、結婚を控えていたから、余計にナーバスになっていたのだろう。彼の屋敷にまで押しかけていったそうだね。」
「困るんだよね。そういうプライベートなことを、学園内に持ち込まれても。彼に横恋慕していたことはともかくとして、今回の一連のあの猿芝居は、何の真似だ?ミッシェル夫人は、今、王都にはいないのだよ。それが、君がミッシェル夫人から、さも嫌がらせを受けているような芝居をされて、ウチは魔法学園だからね、学園内の至る所に監視カメラを設置しているから、君の犯行はすべてカメラに映像として保管されているのだよ。それにしても噴水に3度飛び込んだのは、冷たかっただろうね。会談は2度落ちたんだっけ?痛いよね。大丈夫?」
「すみませんでした。」
「うん。もう、わかっていると思うのだけど、一応言わせてね。学園内の風紀を乱したことにより、本日付で、マリアンヌ・カイロ男爵令嬢を強制退学処分とする。」
あたりに人気がいないことを確認してから、階段の上からわざと
「何をなさるんですか!ミッシェル様ぁ。おやめ……きゃぁっー!」
ゴロゴロゴロ、ドーン。
雷ではない。マリアンヌがわざと転げ落ちたのだ。
誰も救護に来てくれないので、もう一度挑戦する。噴水に飛び込むのと違って、これはマジ痛い。
「何をなさるんですか!ミッシェル様ぁ。おやめ……きゃぁっー!」
ゴロゴロゴロ、ドーン。
「……!……。大丈夫ですか?怪我はありませんか?歩けますか?」
うしい。引っかかった。
「ミッシェル様に突き落とされてしまって。」
「ミッシェル様って、誰?」
「……、侯爵令嬢の……。」
「ああ、先ごろ、ご結婚された。あのミッシェル様ですか?」
「へ?」
「知らないのですか?マクシミリアン様と言って、生徒会の副会長をされていた方の夫人になられたのですよ、とてもきれいな花嫁姿で。今は、新婚旅行を兼ねて、ご領地に戻っておられるはずですけど……?」
巻き返しと思って、ミッシェルを嵌めようとしていたことが、急にばかばかしくなってきた。
もう、マクシミリアンと挙式していたなんて、あれほどカラダを張って演技して、アカデミー賞ものだと自負していたのに、これでは、何もならない。
ふらふらとした足取りで、美術室の前を通りがかったら、アラミスがいることに気づく。
そうだ!何もマクシミリアンみたいな嫁付きを攻略しなくても、筆頭公爵の嫡男なんて、素晴らしい家柄を持つアラミスがいるじゃないの!なんで、今まで、アラミスのことを思い出さなかったのかと不思議に思う。
前世では、アラミス路線も1回はクリアしている。婚約者はいない芸術家。ちょっとばかり気難しさは、あってもクリアできれば、玉の腰は間違いない。
「こんにちは。」
美術室の扉を勢いよく開けるも、無視。
「へ?聞こえなかった?」
「なんだ?薄気味悪い女だな。俺は美人しかモデルにしないから、出て行ってくれ。」
アラミスが描いている絵を覗くと、そこにはデブブスの絵が描いてあった。
「げ!デブスの絵。」
「ん?失礼なことを言うな!ミッシェルは、いい女だぞ、お前の1000倍はいい女だ。」
「うっそー!」
「なら、試しに脱いでみろ!全裸になれってんだよ。」
嫌がるマリアンヌも、男の力には抗えない。たちまち全裸に剝かれる。
「ほら、見ろ!お前は、女としての魅力が皆無だ。もっと、恋愛経験値を積んでから、ここに来い!」
制服を放り投げられて、慌てて拾い、着てから部屋を後にする。
なんなのよ!アイツ。
ブツブツ文句を言いながら、校庭をぼんやりと眺めていると、攻略対象者のカール・ブルゴーニョの姿が目に飛び込んでくる。
あの「肉体美素晴らしいわ。あのカラダに抱かれたい。
ふらふらと校庭に行くと、カールから、見とがめられ、追い払われる。
「けいこの邪魔になる。素人は向こうへ行ってくれ。」
けんもほろろな態度に、今日何度目かの涙を流しながら、その場を黙って去る。
もう一人の攻略対象者、アルブレヒト・カルデラのところへ行こうとしているときに、学園長から呼び出し命令を食らってしまい、学園長室へ急遽行くことになったのだ。
「失礼します。」
「やぁ、ここへ来てもらった理由はわかっていると思うのだがね。」
「……。」
「ミッシェル・シャルパンティア様のことだと言えば、わかるかね?」
「……。」
「彼女は、先日、マクシミリアン・シャルパンティア様と婚儀があってね。実は、君のことで、宰相閣下から相談を受けていたのだよ。マクシミリアン君にストーカーをしていて、迷惑だと相談があってね。彼は、結婚を控えていたから、余計にナーバスになっていたのだろう。彼の屋敷にまで押しかけていったそうだね。」
「困るんだよね。そういうプライベートなことを、学園内に持ち込まれても。彼に横恋慕していたことはともかくとして、今回の一連のあの猿芝居は、何の真似だ?ミッシェル夫人は、今、王都にはいないのだよ。それが、君がミッシェル夫人から、さも嫌がらせを受けているような芝居をされて、ウチは魔法学園だからね、学園内の至る所に監視カメラを設置しているから、君の犯行はすべてカメラに映像として保管されているのだよ。それにしても噴水に3度飛び込んだのは、冷たかっただろうね。会談は2度落ちたんだっけ?痛いよね。大丈夫?」
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