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養女
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それから5年の月日が瞬く間に過ぎていく。3人のお兄様は学園を卒業され、騎士団に入団され、サニーバード伯爵邸では、火が消えたようにひっそりしています。
トーマツ兄さまもネルソン兄さまも、結婚して独立され、家を出て行かれマーカス様だけが今も家にいらっしゃいます。そのマーカス様も騎士団の遠征で、しょっちゅう家をお留守にされてしまいますから、ほとんど日中は養母のサニーバード伯爵夫人と二人で過ごすことが多いです。
ジャッキーの剣の腕前は、持ち前の集中力の高さで15歳にして、もう騎士団入団試験に合格できるレベルどころか、1個師団長になれるレベルに達しています。
ヒマな時はお城の図書館に籠り、蔵書を読み漁って、薬学の知識と魔法の勉強をしています。今や転移魔法にスーパー速読魔法、異空間収納まで習得していますが、誰にも言わず内緒にしています。小さい頃は、あれほど好きだった数学の勉強よりも今は魔法の勉強のほうがおもしろいし、役立つから。
それに重い剣を腰にぶら下げるのは骨盤が片側に下がるから辛いけど、異空間に仕舞えば、出すときも楽ちん。
必要は魔法発明の母である。
転移魔法は、ヒマな時に、お城の図書館に行きたいと強く念じたら、勝手に行けたのよ。それから毎日、行って帰って来るうちに必要な時にいつでも発動できるようになったのよ。
スーパー速読魔法もしかり、もっと早くペラペラとページをめくるだけで、書いてあることすべてが読めるようになればいいなぁと思っていたら、いつの間にかできるようになっていたのです。
あと覚えたい魔法は今のところ、スーパー暗記魔法ぐらいかな?一回見たら忘れない魔法。
でも嫌な記憶なら、忘れたいから、覚えるの躊躇しています。
次の入学シーズンになれば、学園に入学します。そうなれば、この家ともおさらばです。学園にはお城から通うことになるでしょう。それで、最近は、なるべく家にいて、最後の時間を楽しむようにしています。
たった5年間だったけど、楽しい我が家同然。ジャッキーはしょっちゅうお城へ戻り、図書室に籠っていたことは内緒の話で、5年間みっちりサニーバードにいたことになっているから。
そんな時、北の国境付近で魔物が出現したとの情報が入り、お養父さまとマーカス様が慌ただしく出て行かれます。
北の国境警備と言えば、トーマツ兄さまとネルソン兄さまの赴任先なので、心配です。ジャッキーは赴任直後、一度、遊びに行ったことがあります。
国境警備隊の騎士団は壊滅状態で、トーマス兄さまは利き腕を失くされ、ネルソン兄さまは虫の息だったそうです。ネルソン兄さまは新婚間もないこともあり、早々に帰宅されることになったのですが、最後の願いがどうしても王女殿下に会いたいという到底聞き及べない願いで、騎士団の人たちは困り果てているということでした。
そこへ父と弟のマーカスが到着して、ネルソンの願いを聞き、すぐさま王都のサニーバード家へ魔法鳥を飛ばします。
よくもっても、今日までだろうな。と心中では諦めながら。
魔法鳥を受け取ったジャッキーは、養母の伯爵夫人とネルソンの新しい奥さんを伴って、転移魔法で駆けつけます。
最後に一目だけでも会わせてあげたいとの願いからです。
まさか、ネルソン兄さまが王女様に会いたいと言っていることなど、つゆ知らずのことだったからできたことです。
「ネルソン兄さま!」
ジャッキーの声で、うっすらと目を開けるネルソン。
「王女殿下の兄貴になれたことは、身の誉れ……あり……がと……う。」
一言だけ言い残し、目を閉じた。
他にもっと言うことあるでしょ。奥様、かわいそうでしょ?
まさか、もう死んじゃったってことないよね?奥様がネルソン兄さまに取りすがって泣いてらっしゃる。
ネルソン兄さまはだんだん、息が荒くなってくる。
ウソ!? 人ってこんな簡単に、あっけなく死ぬものなの?
「ネルソン兄さま!死なないで!」
3人のお兄様の中で一番優しかったお兄様がもう目の前で死ぬ寸前、まさに風前の灯状態。
ジャッキーは、実践でやったことがない治癒魔法を発動することにした。ダメ元っていうやつです。理論的には、出来ると思うのだけど、なんせ机上論だけの話で、今まで一度もやったことがないのです。
ネルソン兄さまの胸のあたりに、手を置き静かに目を閉じる。在りし日のネルソン兄さまの姿を思い浮かべて、……エイっ!とばかりに魔法を発動させる。うまく発動できたと思う……けど、確かに手ごたえはあったのだ。そっと、目を開けてみると、食いちぎられた腹や腕のすべてが元通りになっている!
「あれ?みんな、どうしたの?なんで泣いているの?」
「やったぁ!治癒魔法が成功したわ!初めて試した治癒魔法だから、失敗したらどうしようかと思っちゃったわ。」
ジャッキーとネルソン兄さまは抱き合って、喜ぶ。
その場にいた全員は何が起きたのかわからず、きょとんとしている。
そのうち、誰か一人が「聖女様だ……。」とつぶやいたことから、大騒ぎになったのである。
いやいや、わたくしは聖女様でも何でもありません。ただの伯爵家の養女でございますと必死に弁明しても、もう後の祭り。
次から次へとジャッキーの前にけが人や重症患者が運び込まれる。
「無理無理無理無理。」
ジャッキーがいたのは、陣営でもうほとんど、野戦病院化している。養母の伯爵夫人もネルソンの新妻も、いつのまにか白衣を着て、忙しく動き回っている。
仕方なく、片っ端から治癒魔法を発動させてみるが、どうもうまくいかない。ネルソンがうまくいったのは、まぐれだったのかしら?
他の騎士とネルソンには、決定的な違いがあったのだ。ネルソンの元気な姿を思い浮かべて、治癒魔法を発動したことと、誰か知らない人に治癒魔法を発動したら、明らかに効果に差が出たのである。
それからは、運び込まれた患者さんの元気な姿をよく知っている人に側に来てもらい、その人のイメージで治癒魔法を発動することにしたら、効果てきめんの成果が出ました。
イメージって大事よね。いつも魔法書にそう書いてあるけど、自分のイメージだけで今までは魔法を発動できたけど、知らない人にイメージは持てないから。
野戦病院での最後の患者さんは、トーマツ兄さまだったわ。利き腕の再生魔法と心を病んでいらっしゃったみたい。目の前で弟が殺されかけ、仲間の騎士たちが次々と死んでいったのだから。
利き腕のほうは簡単に治ったのだけど、問題は心の病、魔物に付けられた傷は魔物で癒すしかないでしょ?
ジャッキーも共に魔物退治に向かうことになり、伯爵夫人と他の騎士は心配しているが、剣の腕前と聖女様のような魔法があるのだから、と養父の騎士団長は太鼓判を押す。
騎士団の体制を立て直して、行けるものは行くことになったのである。ジャッキーの傍には、3兄弟のほかに養父のサニーバード伯爵がピタリと寄り添ってくれることになった。
もし、王女殿下に何かあれば、儂の首一つでは足らないから、覚悟するようにと息子たちにも檄を飛ばす。
そうして決死の覚悟で、魔物退治に向かう。おお、おお魔物は群れを成して襲い掛かってきたのだが、ジャッキーはその場でうずくまった。心配した養父と兄たちは、次の瞬間驚くべき光景を目にするのである。
ジャッキーが放った光魔法?聖魔法?攻撃魔法?を浴びた魔物は一瞬にして消え去る。
あれだけ群れを成していたのに、一頭残らず消え去ったのだ。
そこでまた「聖女様!」の歓喜で沸く。
すると騎士団長の怒声が!
「静かにしろ!儂の娘が聖女様だとは、他言無用に願いたい。娘には普通の幸せを願っているからだ。親としては、当然だろう。だからもし、今目にしたことを話した奴がいれば、騎士団から追放するし、そいつを成敗する。わかったな。」
養父がそう言ってくれたので、騎士団の連中は急におとなしくなる。でも、ありがたいわ。やっと養父から娘として認められたみたいで、嬉しい。
トーマツ兄さまも、元気を取り戻せたかのような笑顔をされているので、安心する。
「これからは、ジャッキーがいつもついて来てくれたら、仕事が捗るけど、もうじき学園に入学だから、そうもいかないな。」
養父はなぜか上機嫌で、陣営に戻り、夫人とともに帰路に着く。
ジャッキーが野戦病院での活躍は国王陛下に報告されることになったが、陛下も母も何も言わない。
サニーバード伯爵が、釘を刺してくれたおかげで、国内には、ジャッキー聖女説が広まらず、騎士団の手柄により、魔物退治ができたことになったのである。
いよいよ学園に入学です。真新しい制服に身を包み、まだ表向きは、ジャッキー・サニーバードとして入学する。学園長のみならず、教職員はジャッキーの正体を知っていて、楽しい気楽な学園生活が送れるように暖かく見守ってくださります。
トーマツ兄さまもネルソン兄さまも、結婚して独立され、家を出て行かれマーカス様だけが今も家にいらっしゃいます。そのマーカス様も騎士団の遠征で、しょっちゅう家をお留守にされてしまいますから、ほとんど日中は養母のサニーバード伯爵夫人と二人で過ごすことが多いです。
ジャッキーの剣の腕前は、持ち前の集中力の高さで15歳にして、もう騎士団入団試験に合格できるレベルどころか、1個師団長になれるレベルに達しています。
ヒマな時はお城の図書館に籠り、蔵書を読み漁って、薬学の知識と魔法の勉強をしています。今や転移魔法にスーパー速読魔法、異空間収納まで習得していますが、誰にも言わず内緒にしています。小さい頃は、あれほど好きだった数学の勉強よりも今は魔法の勉強のほうがおもしろいし、役立つから。
それに重い剣を腰にぶら下げるのは骨盤が片側に下がるから辛いけど、異空間に仕舞えば、出すときも楽ちん。
必要は魔法発明の母である。
転移魔法は、ヒマな時に、お城の図書館に行きたいと強く念じたら、勝手に行けたのよ。それから毎日、行って帰って来るうちに必要な時にいつでも発動できるようになったのよ。
スーパー速読魔法もしかり、もっと早くペラペラとページをめくるだけで、書いてあることすべてが読めるようになればいいなぁと思っていたら、いつの間にかできるようになっていたのです。
あと覚えたい魔法は今のところ、スーパー暗記魔法ぐらいかな?一回見たら忘れない魔法。
でも嫌な記憶なら、忘れたいから、覚えるの躊躇しています。
次の入学シーズンになれば、学園に入学します。そうなれば、この家ともおさらばです。学園にはお城から通うことになるでしょう。それで、最近は、なるべく家にいて、最後の時間を楽しむようにしています。
たった5年間だったけど、楽しい我が家同然。ジャッキーはしょっちゅうお城へ戻り、図書室に籠っていたことは内緒の話で、5年間みっちりサニーバードにいたことになっているから。
そんな時、北の国境付近で魔物が出現したとの情報が入り、お養父さまとマーカス様が慌ただしく出て行かれます。
北の国境警備と言えば、トーマツ兄さまとネルソン兄さまの赴任先なので、心配です。ジャッキーは赴任直後、一度、遊びに行ったことがあります。
国境警備隊の騎士団は壊滅状態で、トーマス兄さまは利き腕を失くされ、ネルソン兄さまは虫の息だったそうです。ネルソン兄さまは新婚間もないこともあり、早々に帰宅されることになったのですが、最後の願いがどうしても王女殿下に会いたいという到底聞き及べない願いで、騎士団の人たちは困り果てているということでした。
そこへ父と弟のマーカスが到着して、ネルソンの願いを聞き、すぐさま王都のサニーバード家へ魔法鳥を飛ばします。
よくもっても、今日までだろうな。と心中では諦めながら。
魔法鳥を受け取ったジャッキーは、養母の伯爵夫人とネルソンの新しい奥さんを伴って、転移魔法で駆けつけます。
最後に一目だけでも会わせてあげたいとの願いからです。
まさか、ネルソン兄さまが王女様に会いたいと言っていることなど、つゆ知らずのことだったからできたことです。
「ネルソン兄さま!」
ジャッキーの声で、うっすらと目を開けるネルソン。
「王女殿下の兄貴になれたことは、身の誉れ……あり……がと……う。」
一言だけ言い残し、目を閉じた。
他にもっと言うことあるでしょ。奥様、かわいそうでしょ?
まさか、もう死んじゃったってことないよね?奥様がネルソン兄さまに取りすがって泣いてらっしゃる。
ネルソン兄さまはだんだん、息が荒くなってくる。
ウソ!? 人ってこんな簡単に、あっけなく死ぬものなの?
「ネルソン兄さま!死なないで!」
3人のお兄様の中で一番優しかったお兄様がもう目の前で死ぬ寸前、まさに風前の灯状態。
ジャッキーは、実践でやったことがない治癒魔法を発動することにした。ダメ元っていうやつです。理論的には、出来ると思うのだけど、なんせ机上論だけの話で、今まで一度もやったことがないのです。
ネルソン兄さまの胸のあたりに、手を置き静かに目を閉じる。在りし日のネルソン兄さまの姿を思い浮かべて、……エイっ!とばかりに魔法を発動させる。うまく発動できたと思う……けど、確かに手ごたえはあったのだ。そっと、目を開けてみると、食いちぎられた腹や腕のすべてが元通りになっている!
「あれ?みんな、どうしたの?なんで泣いているの?」
「やったぁ!治癒魔法が成功したわ!初めて試した治癒魔法だから、失敗したらどうしようかと思っちゃったわ。」
ジャッキーとネルソン兄さまは抱き合って、喜ぶ。
その場にいた全員は何が起きたのかわからず、きょとんとしている。
そのうち、誰か一人が「聖女様だ……。」とつぶやいたことから、大騒ぎになったのである。
いやいや、わたくしは聖女様でも何でもありません。ただの伯爵家の養女でございますと必死に弁明しても、もう後の祭り。
次から次へとジャッキーの前にけが人や重症患者が運び込まれる。
「無理無理無理無理。」
ジャッキーがいたのは、陣営でもうほとんど、野戦病院化している。養母の伯爵夫人もネルソンの新妻も、いつのまにか白衣を着て、忙しく動き回っている。
仕方なく、片っ端から治癒魔法を発動させてみるが、どうもうまくいかない。ネルソンがうまくいったのは、まぐれだったのかしら?
他の騎士とネルソンには、決定的な違いがあったのだ。ネルソンの元気な姿を思い浮かべて、治癒魔法を発動したことと、誰か知らない人に治癒魔法を発動したら、明らかに効果に差が出たのである。
それからは、運び込まれた患者さんの元気な姿をよく知っている人に側に来てもらい、その人のイメージで治癒魔法を発動することにしたら、効果てきめんの成果が出ました。
イメージって大事よね。いつも魔法書にそう書いてあるけど、自分のイメージだけで今までは魔法を発動できたけど、知らない人にイメージは持てないから。
野戦病院での最後の患者さんは、トーマツ兄さまだったわ。利き腕の再生魔法と心を病んでいらっしゃったみたい。目の前で弟が殺されかけ、仲間の騎士たちが次々と死んでいったのだから。
利き腕のほうは簡単に治ったのだけど、問題は心の病、魔物に付けられた傷は魔物で癒すしかないでしょ?
ジャッキーも共に魔物退治に向かうことになり、伯爵夫人と他の騎士は心配しているが、剣の腕前と聖女様のような魔法があるのだから、と養父の騎士団長は太鼓判を押す。
騎士団の体制を立て直して、行けるものは行くことになったのである。ジャッキーの傍には、3兄弟のほかに養父のサニーバード伯爵がピタリと寄り添ってくれることになった。
もし、王女殿下に何かあれば、儂の首一つでは足らないから、覚悟するようにと息子たちにも檄を飛ばす。
そうして決死の覚悟で、魔物退治に向かう。おお、おお魔物は群れを成して襲い掛かってきたのだが、ジャッキーはその場でうずくまった。心配した養父と兄たちは、次の瞬間驚くべき光景を目にするのである。
ジャッキーが放った光魔法?聖魔法?攻撃魔法?を浴びた魔物は一瞬にして消え去る。
あれだけ群れを成していたのに、一頭残らず消え去ったのだ。
そこでまた「聖女様!」の歓喜で沸く。
すると騎士団長の怒声が!
「静かにしろ!儂の娘が聖女様だとは、他言無用に願いたい。娘には普通の幸せを願っているからだ。親としては、当然だろう。だからもし、今目にしたことを話した奴がいれば、騎士団から追放するし、そいつを成敗する。わかったな。」
養父がそう言ってくれたので、騎士団の連中は急におとなしくなる。でも、ありがたいわ。やっと養父から娘として認められたみたいで、嬉しい。
トーマツ兄さまも、元気を取り戻せたかのような笑顔をされているので、安心する。
「これからは、ジャッキーがいつもついて来てくれたら、仕事が捗るけど、もうじき学園に入学だから、そうもいかないな。」
養父はなぜか上機嫌で、陣営に戻り、夫人とともに帰路に着く。
ジャッキーが野戦病院での活躍は国王陛下に報告されることになったが、陛下も母も何も言わない。
サニーバード伯爵が、釘を刺してくれたおかげで、国内には、ジャッキー聖女説が広まらず、騎士団の手柄により、魔物退治ができたことになったのである。
いよいよ学園に入学です。真新しい制服に身を包み、まだ表向きは、ジャッキー・サニーバードとして入学する。学園長のみならず、教職員はジャッキーの正体を知っていて、楽しい気楽な学園生活が送れるように暖かく見守ってくださります。
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