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乙女ゲームの世界
33.結婚式
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「父上にはもう、許可を得ている。だからトランスポート公爵次第ということだ。」
「あのね。こういうこと言うのは、なんだけど、まだカラダができていないのに、結婚というのは早すぎないかしら?」
「なに、言っている?江戸時代なんか、小学生で輿入れなど当たり前のように会ったではないか?家光の生母、お江の方は7歳で輿入れし、11歳で子供を産んでいるのだぞ。それに引き換え15歳で結婚というのは、遅いぐらいで、早くもなんともない。」
「いやいや、そういう意味ではないでしょう。若い身空をロクに恋愛も楽しむことなく、窮屈な王家へ嫁ぐのですよ?これを前世に置き換えてみてよ。〇子様、〇子内親王様は、まあ生まれながらにして、お姫様だったけど、それでも民間から皇室に上がられたら、大変な苦労がついて回るのよ。それを15歳という若さで、私にそれをやれって強いるの?」
「だったら、18歳まで、辛抱しろって言うのか?」
「18歳でも、前世の初婚年齢よりははるかに若いではありませんか?」
「あのな、女の子と違って、男は定期的に出さないと出なくなることがあるんだ。」
「ああ、それで女神さまがチートスキルをあげるって、言ってくださっていたのね。なるほど。そういうことか。」
「本当にわかっているのか?怪しいものだ。要は、朱里がいくら頑張っても俺や美織に手出しをできないようにすれば、俺たちの役目は終わり、ここで、美織と二人で余生を愉しめるということでいいのだな。」
「私ね。この世界でも原価計算は必要だと思っているの?そう思わない?それに複式簿記の考え方も、資本取引と損益取引を明確に分けて計算するべきだと思うのよ。だから、もし王妃になれば、そのあたりの改革をしたいわ。」
「そうか。それならば、俺も会社経営の知識を国王になってから、実践すればいいのだな。これは楽しみになってきたな。こんなヨーロッパの12世紀か13世紀頃の時代に、現代の経営学を持ち込むことになるなんて、面白くなりそうだ。」
「とにかく、朱里には近親相姦にだけはなってはいけないのだから、肝に命じておきなさいませ。それにしても、なんであの娘、こんなR18ゲームをしたいと言い出したのかしらね?欲求不満なのかしら。」
「だから、俺たちが早く結婚した方がいいっていう話になる。」
「どうして?」
「そうすれば、朱里の純潔は守られる。」
「は?意味わからないわ。」
正彦のいつになく訳の分からない理屈に辟易するも、めんどくさくなって、ついに美織は15歳という若さでの輿入れに同意してしまう。
正彦は、いつもこういうことは、強引なのだ。前世もいつの間にか婚姻届にサインをさせられていたし、今回もそうだ。別に愛していないわけではないけど、せっかく15歳のカラダに戻ったのだから、お勉強以外に恋愛もスポーツも楽しみたい。
父であるトランスポート公爵も、学園に入る前に結婚式をするということに、最初、難色を示していたが、正彦のいつもの訳の分からない理屈に押され、同意してしまう。
こうして、3年間前倒しとなった挙式準備に大わらわになる公爵家。
ウエディングドレスを着て、神様の前で、地階のキスをしただけで、挙式は終了する。後は、初夜を待つばかりなのだが、前世で、さんざんエッチな下着を買って着た美織でも、ビックリするぐらいエロイ初夜用の衣装を見て、度肝を抜かれる。
マジで、これを着るの?という代物、ブラジャ―らしき部分は、ほぼ紐状のものがあるだけ。ベビードールの下は、何もつけていない。生まれたままの恰好で、胸の前にあるリボン結びを解くと、すべてあらわになる仕組みなのだ。
前世、エロ通販でも売っていないような下着?に、早くも正彦は興奮している。
「あのね。こういうこと言うのは、なんだけど、まだカラダができていないのに、結婚というのは早すぎないかしら?」
「なに、言っている?江戸時代なんか、小学生で輿入れなど当たり前のように会ったではないか?家光の生母、お江の方は7歳で輿入れし、11歳で子供を産んでいるのだぞ。それに引き換え15歳で結婚というのは、遅いぐらいで、早くもなんともない。」
「いやいや、そういう意味ではないでしょう。若い身空をロクに恋愛も楽しむことなく、窮屈な王家へ嫁ぐのですよ?これを前世に置き換えてみてよ。〇子様、〇子内親王様は、まあ生まれながらにして、お姫様だったけど、それでも民間から皇室に上がられたら、大変な苦労がついて回るのよ。それを15歳という若さで、私にそれをやれって強いるの?」
「だったら、18歳まで、辛抱しろって言うのか?」
「18歳でも、前世の初婚年齢よりははるかに若いではありませんか?」
「あのな、女の子と違って、男は定期的に出さないと出なくなることがあるんだ。」
「ああ、それで女神さまがチートスキルをあげるって、言ってくださっていたのね。なるほど。そういうことか。」
「本当にわかっているのか?怪しいものだ。要は、朱里がいくら頑張っても俺や美織に手出しをできないようにすれば、俺たちの役目は終わり、ここで、美織と二人で余生を愉しめるということでいいのだな。」
「私ね。この世界でも原価計算は必要だと思っているの?そう思わない?それに複式簿記の考え方も、資本取引と損益取引を明確に分けて計算するべきだと思うのよ。だから、もし王妃になれば、そのあたりの改革をしたいわ。」
「そうか。それならば、俺も会社経営の知識を国王になってから、実践すればいいのだな。これは楽しみになってきたな。こんなヨーロッパの12世紀か13世紀頃の時代に、現代の経営学を持ち込むことになるなんて、面白くなりそうだ。」
「とにかく、朱里には近親相姦にだけはなってはいけないのだから、肝に命じておきなさいませ。それにしても、なんであの娘、こんなR18ゲームをしたいと言い出したのかしらね?欲求不満なのかしら。」
「だから、俺たちが早く結婚した方がいいっていう話になる。」
「どうして?」
「そうすれば、朱里の純潔は守られる。」
「は?意味わからないわ。」
正彦のいつになく訳の分からない理屈に辟易するも、めんどくさくなって、ついに美織は15歳という若さでの輿入れに同意してしまう。
正彦は、いつもこういうことは、強引なのだ。前世もいつの間にか婚姻届にサインをさせられていたし、今回もそうだ。別に愛していないわけではないけど、せっかく15歳のカラダに戻ったのだから、お勉強以外に恋愛もスポーツも楽しみたい。
父であるトランスポート公爵も、学園に入る前に結婚式をするということに、最初、難色を示していたが、正彦のいつもの訳の分からない理屈に押され、同意してしまう。
こうして、3年間前倒しとなった挙式準備に大わらわになる公爵家。
ウエディングドレスを着て、神様の前で、地階のキスをしただけで、挙式は終了する。後は、初夜を待つばかりなのだが、前世で、さんざんエッチな下着を買って着た美織でも、ビックリするぐらいエロイ初夜用の衣装を見て、度肝を抜かれる。
マジで、これを着るの?という代物、ブラジャ―らしき部分は、ほぼ紐状のものがあるだけ。ベビードールの下は、何もつけていない。生まれたままの恰好で、胸の前にあるリボン結びを解くと、すべてあらわになる仕組みなのだ。
前世、エロ通販でも売っていないような下着?に、早くも正彦は興奮している。
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