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ロザリーヌは、結局、スティーヴ皇太子殿下と会えずに、シュゼット国に入国したのである。
リリアーヌの結婚式で最初にプロポーズしてきたレオナルド王太子殿下が言われたように、シュゼット国の国民は聖女様を歓迎している。
聖女様に祝福を受けたい人々の行列が出来上がる。
ロザリーヌは、一人一人に丁寧に祝福をしていくと、非常に時間がかかるが、これも仕方ないこと、と割り切り順番にこなしていく。
もし、リリアーヌが生きていれば、半分はリリアーヌに代わってやってもらえるのだが、でもそんなことしたらバレた時、本当の偽聖女になってしまうわね。
朝に入国したのに、夕刻になっても、まだ終わらない。公爵邸の他の連中は、テーブルセットを出し、お茶を飲んで寛いでいるというのに、もうへとへとになってくる。
そこへレオナルド王太子殿下が来られ、
「聖女様はお疲れのご様子である。続きは明日王宮でしてもらうから、今日のところは帰るように。」
それでようやくお開きとなる。助かった。このまま、王宮へ入る気力もないので、今日のところは、ここで泊まることにしようと、異空間から、公爵邸を2軒取り出していく。
その様子をレオナルド殿下はご覧になっていて、
「聖女様というのは、何でもできるのですね。」
感心されっぱなしに少々照れる。
その日は公爵邸のみんなとともに食事をして、眠りにつき、早朝から王宮に向けて出発する。
朝早いというのに、王宮に到着するや否や、もうすでに聖女様に祝福をしていただきたいと待ち望んで行列ができている。
「ぅひゃぁっー!」
これはもう、祝福が欲しいという域を超えている。ほとんどストーカー張りの行列に恐怖さえ感じる。
この国は早く出たほうがよさそう。祝福が欲しいということは、それだけここの国民が今の暮らしに不満を持っているということの表れでもある。
お見合いの日時が決まると、その前にダディッキー家ゆかりのものを全員集めて、念のため遮音魔法をほどこしてから。
「今日は、皆さんにお伝えしたいことがございます。それは、お見合いが済めば、即、出て行こうと思っているのですが、先発隊として、ロッゲンブロート国にいったん派遣します。そこからどこか他国を目指していただきたいのです。」
「そういうことなら、執事のわたくしめが、その任を仰せ仕りましょう。」
執事のセバスチャンが名乗りを上げてくれると
「それならば、騎士たる自分も、護衛として共にセバスチャン殿と参りとう存じます。」
「ありがとう。そのほうが何かと安心ね。」
「ロッゲンブロートの王子様にお願いして、公爵邸を出させてもらったら、いかがでしょうか?あの王子様なら、きっとロザリーヌ様の頼みごとを聞いてくださいますよ。」
ベースキャンプということか?そうね、マクシミリアン様に一度相談してみようかしら。
ロッゲンブロートの王城の中庭を想定して、すぐさま飛んでみたところ、そこになぜか、折よくマクシミリアン様が月を眺めていらっしゃった。急に現れたロザリーヌに驚くものの
「いやぁ、嬉しいなぁ。今、月を見て、ロザリーヌ様のことを思っていたのですよ。」
「突然、お邪魔してしまいご無礼をお許しくださいませ。実は、ご相談したいことがありまして……。」
「無礼などと、思っておりません。いつでもロザリーヌ様にお会いしたいのです。それで、私に相談とは?光栄ですが、ロザリーヌ様のためなら、どんなことでも応じますよ。」
ロザリーヌは、マクシミリアン様のことを好ましいと思う。愛しているとまではいかなくても、最初はいいお友達からスタートしたい。
それで、アダムブッシュ帝国でのこと、シュゼット国での祝福の行列のことなどをすべて話す。
「それはお困りですね。この王城を自由に使っていただいても構いませんが、国境付近の草原のほうが安心でしょう。これから、ご案内します。」
マクシミリアン様は、愛馬を厩舎から出し、国境付近の草原まで、後ろにロザリーヌを乗せてくださいます。
マクシミリアン様の逞しい背中を眺めながら、デート気分、ロザリーヌも妃教育の賜物で馬ぐらい乗れるが、男性の馬に乗せてもらうのは、初めての経験でドキドキする。
あまりマクシミリアン様にしがみついたら、心臓の鼓動が聞こえるかもしれないし、でも手綱を持てない以上、右側をマクシミリアン様に付けて、横座りすればどうか?
乗せてもらう前から、あれやこれやと考えるロザリーヌの手を取り、愛馬に横座りの形でエスコートしてくださるが、鞍にはマクシミリアン様が跨られるので、心臓の音が丸聞こえ!? になるではないか!
「あの……、わたくし乗馬ぐらい出来ましてよ。」
「おお、そうであったな、では、前に乗られるがよい。いや、手綱が邪魔になるから後ろがいいか?」
もう、心臓の鼓動がどうとか言ってられない。前に乗ると馬に負担をかけてしまうから、後ろに乗り、後ろから抱きしめる形で、マクシミリアン様にしがみつくことにした。
マクシミリアン様は、ロザリーヌの大胆な行動に驚くも、内心「役得。」とほくそ笑む。
馬が走るたびに上下に揺れると、背中に二つの柔らかいふくらみも上下する。それがこそばゆくて、実にいいのだ。
背中に大事な女性を乗せているという実感もある。このまま、二人でどこかへ行ってしまいたい衝動に駆られる。
そんなことを考えながら、走るとあっという間に国境付近の草原に着いてしまったのだ。名残惜しい気持ちと裏腹に、馬から降りる二人、ロザリーヌは、馬に近づき首を撫でてやる。気持ちよさそうに目を細め、顔をロザリーヌに擦り付けてくる。
マクシミリアン様は、そんなロザリーヌの手を取り、跪いて
「愛しています。今、ハッキリとロザリーヌ様への愛を自覚いたしました。ロザリーヌ様を他の男にやりたくないという気持ちです。どうかいつまでも、私とともに。」
「わたくしも、今、マクシミリアン様のことを愛しています。でもわたくし達は、まだ出会って間もないです。もう少し、マクシミリアン様の人となりを知りたいです。お話を進めるのは、その後でも構わないでしょうか?」
「もちろんです。しばらくお付き合いをしていただけるのであれば、願ってもないことです。」
「では、少しお待ちになって。」
「?」
あっという間に、ロザリーヌは姿を消す。「え?」
転移魔法を使い、シュゼット国の王宮に立ち還り、公爵邸の面々をそのままつれて、すぐに戻ってくるロザリーヌ。
急にざわざわとにぎやかになる夜の草原。
「お嬢様、ここはいったい?」
「マクシミリアン様とのお話がついたのでございますか?」
公爵邸の面々は、つい先ほどまで、シュゼット王宮にいたのが、夜風に吹かれながら、こんな寒そうなところへ来て、訝し気に首をひねっている。
「わたくし、もうレオナルド殿下とお見合いするのは、やめにしましたのよ。だって、これからマクシミリアン様のことをもっと知りたくなりまして、だからシュゼットには、長居は無用と思い、皆さんとともに、ロッゲンブロートへ来ました。」
「「「「「「「「「「ええっー!」」」」」」」」」」
ロザリーヌは昔から、少し大胆なところがあったのである。あまりにもハチャメチャな妹リリアーヌが傍にいたので、目立たなかっただけ。
ダディッキー公爵は、将来の娘婿になるかもしれないマクシミリアン様とあいさつを交わし、談笑されている。
ロザリーヌは、この場所に、公爵邸やら、領民の住居などを異空間から取り出し、バンバン建てていく。ものの30分もしないうちに、作業は終わる。
「とりあえず、今夜のところは、こんなもんでいいでしょう。不都合があれば、明日朝、直せばいいから。」
リリアーヌの結婚式で最初にプロポーズしてきたレオナルド王太子殿下が言われたように、シュゼット国の国民は聖女様を歓迎している。
聖女様に祝福を受けたい人々の行列が出来上がる。
ロザリーヌは、一人一人に丁寧に祝福をしていくと、非常に時間がかかるが、これも仕方ないこと、と割り切り順番にこなしていく。
もし、リリアーヌが生きていれば、半分はリリアーヌに代わってやってもらえるのだが、でもそんなことしたらバレた時、本当の偽聖女になってしまうわね。
朝に入国したのに、夕刻になっても、まだ終わらない。公爵邸の他の連中は、テーブルセットを出し、お茶を飲んで寛いでいるというのに、もうへとへとになってくる。
そこへレオナルド王太子殿下が来られ、
「聖女様はお疲れのご様子である。続きは明日王宮でしてもらうから、今日のところは帰るように。」
それでようやくお開きとなる。助かった。このまま、王宮へ入る気力もないので、今日のところは、ここで泊まることにしようと、異空間から、公爵邸を2軒取り出していく。
その様子をレオナルド殿下はご覧になっていて、
「聖女様というのは、何でもできるのですね。」
感心されっぱなしに少々照れる。
その日は公爵邸のみんなとともに食事をして、眠りにつき、早朝から王宮に向けて出発する。
朝早いというのに、王宮に到着するや否や、もうすでに聖女様に祝福をしていただきたいと待ち望んで行列ができている。
「ぅひゃぁっー!」
これはもう、祝福が欲しいという域を超えている。ほとんどストーカー張りの行列に恐怖さえ感じる。
この国は早く出たほうがよさそう。祝福が欲しいということは、それだけここの国民が今の暮らしに不満を持っているということの表れでもある。
お見合いの日時が決まると、その前にダディッキー家ゆかりのものを全員集めて、念のため遮音魔法をほどこしてから。
「今日は、皆さんにお伝えしたいことがございます。それは、お見合いが済めば、即、出て行こうと思っているのですが、先発隊として、ロッゲンブロート国にいったん派遣します。そこからどこか他国を目指していただきたいのです。」
「そういうことなら、執事のわたくしめが、その任を仰せ仕りましょう。」
執事のセバスチャンが名乗りを上げてくれると
「それならば、騎士たる自分も、護衛として共にセバスチャン殿と参りとう存じます。」
「ありがとう。そのほうが何かと安心ね。」
「ロッゲンブロートの王子様にお願いして、公爵邸を出させてもらったら、いかがでしょうか?あの王子様なら、きっとロザリーヌ様の頼みごとを聞いてくださいますよ。」
ベースキャンプということか?そうね、マクシミリアン様に一度相談してみようかしら。
ロッゲンブロートの王城の中庭を想定して、すぐさま飛んでみたところ、そこになぜか、折よくマクシミリアン様が月を眺めていらっしゃった。急に現れたロザリーヌに驚くものの
「いやぁ、嬉しいなぁ。今、月を見て、ロザリーヌ様のことを思っていたのですよ。」
「突然、お邪魔してしまいご無礼をお許しくださいませ。実は、ご相談したいことがありまして……。」
「無礼などと、思っておりません。いつでもロザリーヌ様にお会いしたいのです。それで、私に相談とは?光栄ですが、ロザリーヌ様のためなら、どんなことでも応じますよ。」
ロザリーヌは、マクシミリアン様のことを好ましいと思う。愛しているとまではいかなくても、最初はいいお友達からスタートしたい。
それで、アダムブッシュ帝国でのこと、シュゼット国での祝福の行列のことなどをすべて話す。
「それはお困りですね。この王城を自由に使っていただいても構いませんが、国境付近の草原のほうが安心でしょう。これから、ご案内します。」
マクシミリアン様は、愛馬を厩舎から出し、国境付近の草原まで、後ろにロザリーヌを乗せてくださいます。
マクシミリアン様の逞しい背中を眺めながら、デート気分、ロザリーヌも妃教育の賜物で馬ぐらい乗れるが、男性の馬に乗せてもらうのは、初めての経験でドキドキする。
あまりマクシミリアン様にしがみついたら、心臓の鼓動が聞こえるかもしれないし、でも手綱を持てない以上、右側をマクシミリアン様に付けて、横座りすればどうか?
乗せてもらう前から、あれやこれやと考えるロザリーヌの手を取り、愛馬に横座りの形でエスコートしてくださるが、鞍にはマクシミリアン様が跨られるので、心臓の音が丸聞こえ!? になるではないか!
「あの……、わたくし乗馬ぐらい出来ましてよ。」
「おお、そうであったな、では、前に乗られるがよい。いや、手綱が邪魔になるから後ろがいいか?」
もう、心臓の鼓動がどうとか言ってられない。前に乗ると馬に負担をかけてしまうから、後ろに乗り、後ろから抱きしめる形で、マクシミリアン様にしがみつくことにした。
マクシミリアン様は、ロザリーヌの大胆な行動に驚くも、内心「役得。」とほくそ笑む。
馬が走るたびに上下に揺れると、背中に二つの柔らかいふくらみも上下する。それがこそばゆくて、実にいいのだ。
背中に大事な女性を乗せているという実感もある。このまま、二人でどこかへ行ってしまいたい衝動に駆られる。
そんなことを考えながら、走るとあっという間に国境付近の草原に着いてしまったのだ。名残惜しい気持ちと裏腹に、馬から降りる二人、ロザリーヌは、馬に近づき首を撫でてやる。気持ちよさそうに目を細め、顔をロザリーヌに擦り付けてくる。
マクシミリアン様は、そんなロザリーヌの手を取り、跪いて
「愛しています。今、ハッキリとロザリーヌ様への愛を自覚いたしました。ロザリーヌ様を他の男にやりたくないという気持ちです。どうかいつまでも、私とともに。」
「わたくしも、今、マクシミリアン様のことを愛しています。でもわたくし達は、まだ出会って間もないです。もう少し、マクシミリアン様の人となりを知りたいです。お話を進めるのは、その後でも構わないでしょうか?」
「もちろんです。しばらくお付き合いをしていただけるのであれば、願ってもないことです。」
「では、少しお待ちになって。」
「?」
あっという間に、ロザリーヌは姿を消す。「え?」
転移魔法を使い、シュゼット国の王宮に立ち還り、公爵邸の面々をそのままつれて、すぐに戻ってくるロザリーヌ。
急にざわざわとにぎやかになる夜の草原。
「お嬢様、ここはいったい?」
「マクシミリアン様とのお話がついたのでございますか?」
公爵邸の面々は、つい先ほどまで、シュゼット王宮にいたのが、夜風に吹かれながら、こんな寒そうなところへ来て、訝し気に首をひねっている。
「わたくし、もうレオナルド殿下とお見合いするのは、やめにしましたのよ。だって、これからマクシミリアン様のことをもっと知りたくなりまして、だからシュゼットには、長居は無用と思い、皆さんとともに、ロッゲンブロートへ来ました。」
「「「「「「「「「「ええっー!」」」」」」」」」」
ロザリーヌは昔から、少し大胆なところがあったのである。あまりにもハチャメチャな妹リリアーヌが傍にいたので、目立たなかっただけ。
ダディッキー公爵は、将来の娘婿になるかもしれないマクシミリアン様とあいさつを交わし、談笑されている。
ロザリーヌは、この場所に、公爵邸やら、領民の住居などを異空間から取り出し、バンバン建てていく。ものの30分もしないうちに、作業は終わる。
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