魔法少女と呼ばないで

青の雀

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10.魔法少女ならではの

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ロリータとリーチがいる場所は、この世界(ニッポン)と異世界との狭間というべきか異空間らしい。

無機質なモノトーンの世界は、いかにもロリータという感じがするが、リーチは気乗りしない。

もっとロマンティックな空間で、ロリータを愛したいと思っていたから。

こんな研究室の一角みたいなところで……と思っていると、その気持ちを読み取ったかのようにロリータは、ふっと笑みをこぼし、魔法で壁の景色をお花畑やプラネタリウムの中にいるような、大宇宙の画像を流していく。

まあ、さっきよりかは幾分マシになったような気もするが、まだ足りない!何かが足りない。でも、それが何かを問われるなら、曖昧だけど何かだとしか言えない。

「パパ、もういいでしょ?ここならゆっくり抱いてもらえるかしら?」
「うーん。もう少しロマンティックなところを想像していたのだが……?」
「ええっ!例えば、どんな?」

それをおっさんに言わせるか!?このロリータもたいがいの娘だと思う。

「海岸の白い砂浜の上とか?鏡張りの部屋で、思う存分、ロリータが感じてくれている姿を見たいとか?高い空の上で、雲をベッドにして、その上でロリータを愛したい」

「まあ!素敵!さすがパパだわ!」

こんな、こっ恥ずかしいことを言わせておいて、流石とは……、ロリータは魔法少女というより、小悪魔なのか!?と疑ってしまう。

とりあえず、とあの安物の杖を取り出し、悩みながらロリータが振る。
そこは、プーケット島を思わせる白い海岸が目の前に広がったかと思うと、そこに巨大な鏡が出現し、目の前には、雲を模したベッドが浮かんでいる。

うーん。確かに希望は出したが、こんな折衷案ではなく……、もう考えるのはよそう。ロリータは、これでもか!というように満足げに微笑んでいるのだから。

雲のベッドの上にロリータを押し倒し、その上に覆いかぶさる。

ここまでくれば、ロマンティックもへったくれもない。全裸の若い男女がいるだけとなった部屋に、いやらしい水音がぐちゅぐちゅと響き渡る。

その音に反応するかのようにロリータが喘ぐ。両足をこれでもかと思えるほどに広げ、男を誘う姿は、メスそのものだ。知らずに腰まで振っていやがる。

ロボットとは思えない愛液が滴り始め、ついリーチも夢中になってしまう。

「なあ、ロリータはAI搭載のロボットなのか?」

つい前から気になっていたことを聞いてみたくなった。ロリータは喘ぎながら、

「異世界では、ここの世界のような肉体を持っているものは一人として、存在しません。もう人類は滅亡してしまって、だから、そんな薄っぺらい避妊具など使わなくても、私は妊娠できません。だから、パパ、生で……思いっきり愛して!」

「いや、そんなこと……、この世界には、まだまだいろいろな病気があるから感染予防のためにもコンドームは必要だと思うよ」

「でも……」

まだ、何か言いたげなロリータの唇を塞ぎ、舐め上げていく。

そうか。ロリータは、やはりロボットのような体なのか……わかっていたとはいえ、それはリーチにとって、衝撃的な一言でもあった。
避妊は必要ないといったことも……それなら、なぜロリータに初潮があったというのだ?
あれは、真理子を安心させるための擬態だったのか?

人類が滅亡してしまった世界で、人類に模した姿の魔法少女がリーチに恋をしたというのも、眉唾モノに思えてくる。

ただ最初の男に、中学生では、経験不足で、満足できないからリーチを選んだとしか思えない。

どちらにしても、リーチにとっては役得しかない話なのだが、ここはじっくりとロリータを堪能することにする。もう、こんな機会は二度と回ってこないだろうから、ここでもし、成仏してしまったとしても悔いを残さないように、全力で抱くつもりでいる。

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