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目覚めてみれば
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いつだって月は、直也を慰めてくれた。
両親が離婚して、母子家庭で貧乏で……あと一年で母親を助けられるのにと直也が不甲斐なく思っていた日も。
母親の再婚相手に、冷たく理不尽に扱われ叫びたかった日も。
東京へ来て、倒れた日も。
不安で心が折れそうでどうしようもなく涙が出そうになった時、いつもオレンジ色なった月が絵に描いたように綺麗だった。
『大丈夫よ。きっと良いことがあるわ』
月がそう言ってくれているように思えて、どんなに俯いてしまってもすぐに前を向いて歩いてこれた。
最初は、頬にぽつりと雫が落ちた。
――――何……?
次第に、その雫一つ一つが全身を打ち濡れていく。
ザーとゴロゴロという音がする。
――――何の音……?
直也は騒音と寒さに、重たい瞼をなんとか少し上げた。
――――ここは……?
だが、霞む視界で辛うじて見えるのは土だけだった。
――――また、倒れたのか……。
駅のホームで倒れた時は、カップルが起こしてくれた。
だが、あの時は運が良かっただけで、今度は誰も声を掛けてくれないかもしれない。
そうぼんやりと思いながら、直也は抗えずにまた重い瞼を下した。
「大丈夫。もう少しだ」
大きくはなかったが、励ますような言葉。自身の荒々しい呼吸の音からでも聞こえる低く鼓膜を震わす声が、心地良い。
それに誘われたように、直也は薄らと目を開く。
霞む視界で認識できたのは、オレンジ色だけだった。
――――ああ。月だ。
いつも、慰めてくれる月。
きらきらと光る馴染みのものに安堵して、直也は目をまた閉じた。
◆ ◆ ◆
温かく柔らかな物が身体を包む感触に、直也は微睡みながら幸せを噛み締めているような深い溜息をつく。
そうすれば、ふわりふわりと頭を撫でられる。
懐かしい。頭を撫でられたのは、いつぶりだろう。
――――ぁ……きもちいい…………。
大切なものを扱うような手に、もっとして欲しいと無意識にすり寄る。
日頃なら、大人なのだからと思ってしまう部分が、眠りについている直也にはなかった。
けど、ちょっと待て。
自分の頭を撫でているのは誰だろう。
その疑問が浮かんで、そのままでいたい誘惑に少しずつ勝ちながら目を開けていく。
最初に思い当たったのは、母親だった。
昔、頭を撫でてくれたのは母親だったから。
「かあさん……?」
「ん? 起きたか?」
掠れた声で呼んでみれば、母親にしては男らしい低い返事。
まどろみから一気に冷めた直也は目を見開き、急いで上体を起こして声がした方へ顔を向けた。
少し離れた先に、誰かの首が見えた。
顔を確認しようと見上げると、見開いた琥珀色の目と合う。
その男―――外国人のようだから青年かも知れない―――は顔がかなり整っている。
髪を項あたりで結ったオレンジ色……猫の茶トラの色にも似ているが、男らしく整った眉に少し日焼けている肌。
今は見開かれているが、少し吊り上った双眸―――。
野性の本能を持ち合わせていても可愛い猫というよりは、瞳の鋭さや雰囲気などに野性の虎という喩えの方がしっくりくる。
荒々しい野性の雰囲気を持ちながら、何故か品位が滲み出いている不思議な青年だった。
身長が167センチの直也が座るベッドの端、そこに座っているその青年を直也は少し見上げなければならないのだから、 青年の身長は190センチほどだろうか。
190センチ……。
東京に居ても一回しかそのような長身の人は、見たことがない。
もしや、モデルなのだろうか彼は。
「おい。大丈夫か?」
思考に囚われていた直也は、突然目の前に迫った大きな手に驚いて、身体を大げさなほど仰け反らせた。
直也の行動に反応したように大きな手―――青年の手がピタッと空中で止まる。
「すまない」
困ったように笑い謝った青年の手が、引っ込められて行く。
「ぁ……」
何故か、直也はその手を目で追ってしまった。
たぶん、自分の頭を撫でていたのはその手だ。少し名残惜しい。
名残惜しい?
自身が思ったことに、直也はもう良い大人なのだからと恥ずかしくなった。
恥ずかしさを誤魔化すように、あたりを見回す。
ほっとするような優しい光を放つ暖炉、ヨーロッパなどの海外を思わせる室内。
自分がいたはずの、熱海の和風の旅館とはかけ離れていた。
だが、直也は自分が倒れていたことを思い出して、青年に話し掛ける。
「あの……俺は倒れていたんですよね? 助けてくださってありがとうございます。 ―――申し訳ありませんが、ここはどこですか?」
「ん? 今、何と言った?」
「その……俺は、熱海の旅館に居たはずで……」
「お前が言っていることがわからない。まだ寝惚けてるのか?」
器用に片眉を下げた青年の言葉に、直也は顔を傾げる。
――――俺が寝惚けている?
自分は確に熱海の旅館に居たはずだ。それを言って、何を寝惚けていると青年は言うのか。
「寝惚けてなんかいません。ここは、どこですか?」
「お前の話す言葉は、どこの国のものだ?」
「日本語です」
「ニホンゴデズ? 聞いたことがない国だな。新大陸は、発見されていないはずだが……」
自分が言った言葉を青年がカタコトで発したのを聞いて、直也は眉間にわずかに皺をつくった。
――――もしかして………。
自身の考えを実行にうつすべく、直也は口を開く。
「俺の言葉、解りますか?」
「困ったな。さっぱり解らん」
どこか繋がっているような会話だが、青年が眉を下げ本当に困っている表情をしている。
自分の言葉が伝わっていない。そう確信した直也は、愕然とした。
「お前の言葉が、解れば良いんだが……」
青年は首を摩り、どうしたものかとうような目で直也を見下ろす。
「そうだ」
閃いたように青年が、ベッドサイドにあるテーブルに置かれている紙と万年筆を渡してくる。
これで、何か文字を書いてみろというのだろう。
文字なら伝わるかもしれない。その希望に掛け、直也は万年筆を握る。
『こんにちは。俺は、海原と言います。ここはどこですか?』
慣れない万年筆でそう書いたが「読めない」と呟いて青年が首を横に振る。
彼の澄んだ瞳をじっと見ていた直也は、日本語が通じないことは、冗談でも嘘でもなさそうだと確信した。
では何故、彼の言葉は日本語で聞こえるのか。
そもそも、何故、熱海の旅館に居たはずの自分がここに居るのか。
ここは、熱海のどこなのか―――。
「お前がどこの貴族に攫われて、どのぐらい囲われていたのか……。内容もすべてこれでは聞けないな……」
「―――――え?」
青年の質問の“意味”を理解するのに時間が少しかかった。
だが、『貴族』や『攫う』だとか、そういう意味の『囲う』という単語は、小説やテレビや映画などでしか見聞きする機会はない。
それに、青年は“誰”が貴族に攫われたと言っていただろう。―――『お前』と言っていなかっただろうか?
「そうだ。ここはもう痛くないか?」
呆然としていると、青年が直也の右足首を人差し指で示す。
直也は、視線を自身の右足にやる。
踝の上に、包帯が巻かれていた。
どういう事だろうか。知らない内に、怪我でもしたんだろうか?
でも、なんでだろう。何も痛くない。
「どこかに触れたら痛むと思ったが、その表情から察するに不要か?」
巻かれている包帯をよほど不思議そうに見ていたのだろう。
質問してくる青年を見ながら頷いて、包帯を外しはじめる。
包帯を取り去るとそこには、いつもと変わらない蒙古斑があった。
ああそうかと直也は、一人で納得した。
この蒙古斑を発見した人達は、怪我だと必ず誤解する。
青年も例に漏れず、そう思ってしまったようだ。
どうしたものか。
蒙古斑だとも、何故だか貴族に囲われていないことも、今の直也には彼の誤解を解く術を思いつかなかった。
両親が離婚して、母子家庭で貧乏で……あと一年で母親を助けられるのにと直也が不甲斐なく思っていた日も。
母親の再婚相手に、冷たく理不尽に扱われ叫びたかった日も。
東京へ来て、倒れた日も。
不安で心が折れそうでどうしようもなく涙が出そうになった時、いつもオレンジ色なった月が絵に描いたように綺麗だった。
『大丈夫よ。きっと良いことがあるわ』
月がそう言ってくれているように思えて、どんなに俯いてしまってもすぐに前を向いて歩いてこれた。
最初は、頬にぽつりと雫が落ちた。
――――何……?
次第に、その雫一つ一つが全身を打ち濡れていく。
ザーとゴロゴロという音がする。
――――何の音……?
直也は騒音と寒さに、重たい瞼をなんとか少し上げた。
――――ここは……?
だが、霞む視界で辛うじて見えるのは土だけだった。
――――また、倒れたのか……。
駅のホームで倒れた時は、カップルが起こしてくれた。
だが、あの時は運が良かっただけで、今度は誰も声を掛けてくれないかもしれない。
そうぼんやりと思いながら、直也は抗えずにまた重い瞼を下した。
「大丈夫。もう少しだ」
大きくはなかったが、励ますような言葉。自身の荒々しい呼吸の音からでも聞こえる低く鼓膜を震わす声が、心地良い。
それに誘われたように、直也は薄らと目を開く。
霞む視界で認識できたのは、オレンジ色だけだった。
――――ああ。月だ。
いつも、慰めてくれる月。
きらきらと光る馴染みのものに安堵して、直也は目をまた閉じた。
◆ ◆ ◆
温かく柔らかな物が身体を包む感触に、直也は微睡みながら幸せを噛み締めているような深い溜息をつく。
そうすれば、ふわりふわりと頭を撫でられる。
懐かしい。頭を撫でられたのは、いつぶりだろう。
――――ぁ……きもちいい…………。
大切なものを扱うような手に、もっとして欲しいと無意識にすり寄る。
日頃なら、大人なのだからと思ってしまう部分が、眠りについている直也にはなかった。
けど、ちょっと待て。
自分の頭を撫でているのは誰だろう。
その疑問が浮かんで、そのままでいたい誘惑に少しずつ勝ちながら目を開けていく。
最初に思い当たったのは、母親だった。
昔、頭を撫でてくれたのは母親だったから。
「かあさん……?」
「ん? 起きたか?」
掠れた声で呼んでみれば、母親にしては男らしい低い返事。
まどろみから一気に冷めた直也は目を見開き、急いで上体を起こして声がした方へ顔を向けた。
少し離れた先に、誰かの首が見えた。
顔を確認しようと見上げると、見開いた琥珀色の目と合う。
その男―――外国人のようだから青年かも知れない―――は顔がかなり整っている。
髪を項あたりで結ったオレンジ色……猫の茶トラの色にも似ているが、男らしく整った眉に少し日焼けている肌。
今は見開かれているが、少し吊り上った双眸―――。
野性の本能を持ち合わせていても可愛い猫というよりは、瞳の鋭さや雰囲気などに野性の虎という喩えの方がしっくりくる。
荒々しい野性の雰囲気を持ちながら、何故か品位が滲み出いている不思議な青年だった。
身長が167センチの直也が座るベッドの端、そこに座っているその青年を直也は少し見上げなければならないのだから、 青年の身長は190センチほどだろうか。
190センチ……。
東京に居ても一回しかそのような長身の人は、見たことがない。
もしや、モデルなのだろうか彼は。
「おい。大丈夫か?」
思考に囚われていた直也は、突然目の前に迫った大きな手に驚いて、身体を大げさなほど仰け反らせた。
直也の行動に反応したように大きな手―――青年の手がピタッと空中で止まる。
「すまない」
困ったように笑い謝った青年の手が、引っ込められて行く。
「ぁ……」
何故か、直也はその手を目で追ってしまった。
たぶん、自分の頭を撫でていたのはその手だ。少し名残惜しい。
名残惜しい?
自身が思ったことに、直也はもう良い大人なのだからと恥ずかしくなった。
恥ずかしさを誤魔化すように、あたりを見回す。
ほっとするような優しい光を放つ暖炉、ヨーロッパなどの海外を思わせる室内。
自分がいたはずの、熱海の和風の旅館とはかけ離れていた。
だが、直也は自分が倒れていたことを思い出して、青年に話し掛ける。
「あの……俺は倒れていたんですよね? 助けてくださってありがとうございます。 ―――申し訳ありませんが、ここはどこですか?」
「ん? 今、何と言った?」
「その……俺は、熱海の旅館に居たはずで……」
「お前が言っていることがわからない。まだ寝惚けてるのか?」
器用に片眉を下げた青年の言葉に、直也は顔を傾げる。
――――俺が寝惚けている?
自分は確に熱海の旅館に居たはずだ。それを言って、何を寝惚けていると青年は言うのか。
「寝惚けてなんかいません。ここは、どこですか?」
「お前の話す言葉は、どこの国のものだ?」
「日本語です」
「ニホンゴデズ? 聞いたことがない国だな。新大陸は、発見されていないはずだが……」
自分が言った言葉を青年がカタコトで発したのを聞いて、直也は眉間にわずかに皺をつくった。
――――もしかして………。
自身の考えを実行にうつすべく、直也は口を開く。
「俺の言葉、解りますか?」
「困ったな。さっぱり解らん」
どこか繋がっているような会話だが、青年が眉を下げ本当に困っている表情をしている。
自分の言葉が伝わっていない。そう確信した直也は、愕然とした。
「お前の言葉が、解れば良いんだが……」
青年は首を摩り、どうしたものかとうような目で直也を見下ろす。
「そうだ」
閃いたように青年が、ベッドサイドにあるテーブルに置かれている紙と万年筆を渡してくる。
これで、何か文字を書いてみろというのだろう。
文字なら伝わるかもしれない。その希望に掛け、直也は万年筆を握る。
『こんにちは。俺は、海原と言います。ここはどこですか?』
慣れない万年筆でそう書いたが「読めない」と呟いて青年が首を横に振る。
彼の澄んだ瞳をじっと見ていた直也は、日本語が通じないことは、冗談でも嘘でもなさそうだと確信した。
では何故、彼の言葉は日本語で聞こえるのか。
そもそも、何故、熱海の旅館に居たはずの自分がここに居るのか。
ここは、熱海のどこなのか―――。
「お前がどこの貴族に攫われて、どのぐらい囲われていたのか……。内容もすべてこれでは聞けないな……」
「―――――え?」
青年の質問の“意味”を理解するのに時間が少しかかった。
だが、『貴族』や『攫う』だとか、そういう意味の『囲う』という単語は、小説やテレビや映画などでしか見聞きする機会はない。
それに、青年は“誰”が貴族に攫われたと言っていただろう。―――『お前』と言っていなかっただろうか?
「そうだ。ここはもう痛くないか?」
呆然としていると、青年が直也の右足首を人差し指で示す。
直也は、視線を自身の右足にやる。
踝の上に、包帯が巻かれていた。
どういう事だろうか。知らない内に、怪我でもしたんだろうか?
でも、なんでだろう。何も痛くない。
「どこかに触れたら痛むと思ったが、その表情から察するに不要か?」
巻かれている包帯をよほど不思議そうに見ていたのだろう。
質問してくる青年を見ながら頷いて、包帯を外しはじめる。
包帯を取り去るとそこには、いつもと変わらない蒙古斑があった。
ああそうかと直也は、一人で納得した。
この蒙古斑を発見した人達は、怪我だと必ず誤解する。
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