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グズグズに甘やかされたくて、人事部長に抱いてしてほしいと誘ってみた件(仮)
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「……今日のお姫様は、ちょっといつもと違いますね?」
首筋に舌を這わせ、右手で私の胸の先端をカリカリさせていた佐藤俊生は行為を止めて、私の顔を覗き込み、「何かあった?」と聞いてくる。
情熱に流されずに、こちらの感情の変化を敏感に察知してくれるとは、なんて私の彼氏は優しいことか。
「……仕事がうまくいっていない気がする。前職ではそんなこと思わなかったのに、配置換えになってからこの方、自分がこんなに仕事ができなかったのかと思うことが多くて、辛くて仕方ない。」
ささくれだったこの感情を、どうしてよいのかわからない、と口にすると、目からボロリと涙が溢れてきてしまう。
一度溢れてしまえば気持ちと涙は止められない。
そしてそのまま佐藤俊生の胸でしばらく泣いてしまったのだった。
佐藤俊生は私の頭を撫でながら、なるほど、と話をじっと聞いてくれた。
「玲子さんは、自分への目標設定を高くするところがあるからなあ。」
そう呟いた後、佐藤俊生は頭を撫でてくれながら、私の目を見てこんなことを言うのだった。
「まずは仕事を完璧にこなそうと思わずに、小さいことでもいいから、達成できたことを見つけて、自分を褒めてあげようよ?こんなに頑張ってるんだから、自分をもっと肯定してあげないとね?」
「自分で自分を褒めにくいなら、毎日俺に連絡して?毎日声と体で全力で褒めまくって、癒やしまくっちゃうから。」
最後にはおどけて肩をすくめてウィンクまでしてくれる。
……なんて私の彼氏は、素敵な提案を言ってくれるんだろう。
優しくてカッコよくて可愛くてエロいなんて、最高ではないか。
涙を拭うと、佐藤俊生に飛びついて、
「俊生さん、ありがとう。大好き。」
そう言うと、目の前のこの人事部長が堪らなく愛おしくなって、その目を真っ直ぐ見て思わずこう言うのだった。
「俊生さん、私から改めてお願いしてもいい?どうか、私と結婚してくれませんか?」
突然の話に目を丸くする佐藤俊生。
まさか玲子さんから改めてプロポーズされるとは、とちょっと照れくさそうにしながら、
「もちろんそのつもりですよ、俺のお姫様。」
そう言って、ちゅうとキスをしてくれるのだった。
そして、そのままベッドに優しく押し倒されて、
「じゃ、仕切り直しでもう一度溺愛の続きをしちゃっていいのかな?」
と、問われるものだから、改めて聞かれると恥ずかしいと思いつつも、「仕切り直しで溺愛しちゃって下さい」と佐藤俊生に齧り付くと、耳元でそう囁くのだった。
「そう言えば、猫は自分の毛を舐めてキレイに整えるって言いますよね。」
モゾモゾ私の体のあちこちを弄りながら、佐藤俊生は突然そんなことを言う。
「玲子さんのささくれだった心も、もしかしたら全身俺が舐めまくってご奉仕したら、キレイに整えられるかもしれませんよね?」
そんなことを言うと、悪い笑みを湛えた佐藤俊生は、「それとこれとは話が違うと思う!」と、慌てる私を他所に、有限実行とばかりに敏感なところはもちろんのこと、手の指先から足の先まで全身舐めまくるものだから、それからしばらくは快楽の波に飲まれっぱなしになる私なのだった。
そのお返しとばかりに、翌朝は私が佐藤俊生の乳首を攻めようとするも、またしても返り討ちにあってしまうのは言うまでもなく。
……この一夜で仕事の悩みがなくなった訳ではない。
けれど信頼している人に気持ちを吐き出すことで心が軽くなったこともまた事実。
そして、佐藤俊生への愛情も益々深くなっていく私なのだった。
以上グズグズに甘やかされたくて、人事部長に抱いてしてほしいと誘ってみたら、身も心も甘やかされちゃってたってことで、これにておしまい!
首筋に舌を這わせ、右手で私の胸の先端をカリカリさせていた佐藤俊生は行為を止めて、私の顔を覗き込み、「何かあった?」と聞いてくる。
情熱に流されずに、こちらの感情の変化を敏感に察知してくれるとは、なんて私の彼氏は優しいことか。
「……仕事がうまくいっていない気がする。前職ではそんなこと思わなかったのに、配置換えになってからこの方、自分がこんなに仕事ができなかったのかと思うことが多くて、辛くて仕方ない。」
ささくれだったこの感情を、どうしてよいのかわからない、と口にすると、目からボロリと涙が溢れてきてしまう。
一度溢れてしまえば気持ちと涙は止められない。
そしてそのまま佐藤俊生の胸でしばらく泣いてしまったのだった。
佐藤俊生は私の頭を撫でながら、なるほど、と話をじっと聞いてくれた。
「玲子さんは、自分への目標設定を高くするところがあるからなあ。」
そう呟いた後、佐藤俊生は頭を撫でてくれながら、私の目を見てこんなことを言うのだった。
「まずは仕事を完璧にこなそうと思わずに、小さいことでもいいから、達成できたことを見つけて、自分を褒めてあげようよ?こんなに頑張ってるんだから、自分をもっと肯定してあげないとね?」
「自分で自分を褒めにくいなら、毎日俺に連絡して?毎日声と体で全力で褒めまくって、癒やしまくっちゃうから。」
最後にはおどけて肩をすくめてウィンクまでしてくれる。
……なんて私の彼氏は、素敵な提案を言ってくれるんだろう。
優しくてカッコよくて可愛くてエロいなんて、最高ではないか。
涙を拭うと、佐藤俊生に飛びついて、
「俊生さん、ありがとう。大好き。」
そう言うと、目の前のこの人事部長が堪らなく愛おしくなって、その目を真っ直ぐ見て思わずこう言うのだった。
「俊生さん、私から改めてお願いしてもいい?どうか、私と結婚してくれませんか?」
突然の話に目を丸くする佐藤俊生。
まさか玲子さんから改めてプロポーズされるとは、とちょっと照れくさそうにしながら、
「もちろんそのつもりですよ、俺のお姫様。」
そう言って、ちゅうとキスをしてくれるのだった。
そして、そのままベッドに優しく押し倒されて、
「じゃ、仕切り直しでもう一度溺愛の続きをしちゃっていいのかな?」
と、問われるものだから、改めて聞かれると恥ずかしいと思いつつも、「仕切り直しで溺愛しちゃって下さい」と佐藤俊生に齧り付くと、耳元でそう囁くのだった。
「そう言えば、猫は自分の毛を舐めてキレイに整えるって言いますよね。」
モゾモゾ私の体のあちこちを弄りながら、佐藤俊生は突然そんなことを言う。
「玲子さんのささくれだった心も、もしかしたら全身俺が舐めまくってご奉仕したら、キレイに整えられるかもしれませんよね?」
そんなことを言うと、悪い笑みを湛えた佐藤俊生は、「それとこれとは話が違うと思う!」と、慌てる私を他所に、有限実行とばかりに敏感なところはもちろんのこと、手の指先から足の先まで全身舐めまくるものだから、それからしばらくは快楽の波に飲まれっぱなしになる私なのだった。
そのお返しとばかりに、翌朝は私が佐藤俊生の乳首を攻めようとするも、またしても返り討ちにあってしまうのは言うまでもなく。
……この一夜で仕事の悩みがなくなった訳ではない。
けれど信頼している人に気持ちを吐き出すことで心が軽くなったこともまた事実。
そして、佐藤俊生への愛情も益々深くなっていく私なのだった。
以上グズグズに甘やかされたくて、人事部長に抱いてしてほしいと誘ってみたら、身も心も甘やかされちゃってたってことで、これにておしまい!
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