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えー?乙女ゲームってなんぞ。 さん!
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突如として私を襲った頭の痛みを、スキル・ヒーリングで治癒すると、大変な事実が浮上しちゃたぞ☆
「なんだ!この私じゃない私の記憶!?」
どうやら私は帝国第一皇女らしい。年齢は10歳、ルーナエ・ルス・デ・ラス・ルーメンが名前なのだけど。
「長い!!画面にメモ機能が無かったら自分の名前を言えないレベルだよ!」
ルーメン帝国の皇女って。
「乙女ゲームかよ!!」
え?なんぞ!?自分が死んだ記憶とか皆無よ。私はファンタジー仮想ゲームの人畜無害な廃人プレイヤーだわさ。なぜ乙女ゲームの世界に転生?したのおおおお!!意味がわからない。
「ちょと神様!これミス転生じゃないですかね、そうですよね?だって私、乙女ゲーム苦手でほぼプレイしたことないですからああああ」
しかもだぜ?この皇女様はバッドエンドを迎えている。つ・ま・り・ゲームオーバーです!はい終わった。私の人生終わり!!
「せめて、バットでエンド迎える前に前世の日本人だった頃の記憶を思い出させてよぉー」
無慈悲じゃない?この世界の神様酷くない?私に未来ないよね。皇女が落ちた理由も虚しいし。
「皇帝と結婚した我が母とは策略結婚だったものね?母は死ぬ間際まで旦那である皇帝のこと毛嫌いしてたから、皇女様は両親の愛情を感じられなく不貞腐れ姫になった」
反抗期を拗らせて周囲に猛反発。高飛車な態度で悲しい思いを隠した皇女様は余計に周りから疎まれる存在になるのは当然の結果だよね?
しかも、母が亡くなって直ぐに新しい女の人を側室に迎えましたよね!?間違いなく本命だったに決まってる。
「我が母より圧倒に、お胸がバインバインで絶世の美女だったもんなあ!!あのクソジジイ、なんて羨ましい!半年後に産まれた赤ちゃんも可愛く成長したもんなあ!!」
皇女様には5歳違いの妹が存在するのだよ。側室になった母親にソックリな子供。腰まで伸びた白銀の髪は、まるで絹のように滑らかだ。青い瞳は宝石の輝きを放つ。はっは、わずか5歳にしてだぜ?
皇女様は癖っ毛の赤毛をめっちゃ気にしてた。自分の深紅な瞳も血の色だと嫌がって泣いてた。
両親に愛されようと必死に努力して頑張ってたよ?
「最後まで皇女様を見なかったのね」
かなり性格はキツイけど、寂しがりやで頑張り屋さんな可愛い皇帝の娘ちゃんは死んじゃたよ?私が乗っ取って良いの??もう二度と返せないけど。
「返却はしませんから。私として目覚めた以上、好きに生きますよ。知らないファンタジーな世界だもの!!世界の隅々まで冒険し尽くしてやる!」
あーけど、最後に皇女様の癇癪で傷付けた妹ちゃんが心配だなぁ。魔法で右手を火傷させたのはマズイよ。その現場には兵士もいたから、瞬時に拘束されて牢屋送り。傷付けた皇女様は顔面真っ青。まさか火傷まで負わせるとは思わなかったからね本人は。
「今までの所業も合わさって島流し。王都より遥か北の国境に近い砦の古城に幽閉って」
妹ちゃんを脅かすだけだったのに魔力制御を間違って傷つけるなんて運から見放されてる。
道中、暗殺者に殺されてたよね?この先大丈夫かなぁ私。
「道に転がってる死体を復活させて逃げますか」
あ!アイテム・コスメボックスで髪型と色を変えよっと!!そうすれば分からないよね?皇女様の赤色を隠せば私は自由に生きられる!
冒険者として一から頑張るぞい☆
「なんだ!この私じゃない私の記憶!?」
どうやら私は帝国第一皇女らしい。年齢は10歳、ルーナエ・ルス・デ・ラス・ルーメンが名前なのだけど。
「長い!!画面にメモ機能が無かったら自分の名前を言えないレベルだよ!」
ルーメン帝国の皇女って。
「乙女ゲームかよ!!」
え?なんぞ!?自分が死んだ記憶とか皆無よ。私はファンタジー仮想ゲームの人畜無害な廃人プレイヤーだわさ。なぜ乙女ゲームの世界に転生?したのおおおお!!意味がわからない。
「ちょと神様!これミス転生じゃないですかね、そうですよね?だって私、乙女ゲーム苦手でほぼプレイしたことないですからああああ」
しかもだぜ?この皇女様はバッドエンドを迎えている。つ・ま・り・ゲームオーバーです!はい終わった。私の人生終わり!!
「せめて、バットでエンド迎える前に前世の日本人だった頃の記憶を思い出させてよぉー」
無慈悲じゃない?この世界の神様酷くない?私に未来ないよね。皇女が落ちた理由も虚しいし。
「皇帝と結婚した我が母とは策略結婚だったものね?母は死ぬ間際まで旦那である皇帝のこと毛嫌いしてたから、皇女様は両親の愛情を感じられなく不貞腐れ姫になった」
反抗期を拗らせて周囲に猛反発。高飛車な態度で悲しい思いを隠した皇女様は余計に周りから疎まれる存在になるのは当然の結果だよね?
しかも、母が亡くなって直ぐに新しい女の人を側室に迎えましたよね!?間違いなく本命だったに決まってる。
「我が母より圧倒に、お胸がバインバインで絶世の美女だったもんなあ!!あのクソジジイ、なんて羨ましい!半年後に産まれた赤ちゃんも可愛く成長したもんなあ!!」
皇女様には5歳違いの妹が存在するのだよ。側室になった母親にソックリな子供。腰まで伸びた白銀の髪は、まるで絹のように滑らかだ。青い瞳は宝石の輝きを放つ。はっは、わずか5歳にしてだぜ?
皇女様は癖っ毛の赤毛をめっちゃ気にしてた。自分の深紅な瞳も血の色だと嫌がって泣いてた。
両親に愛されようと必死に努力して頑張ってたよ?
「最後まで皇女様を見なかったのね」
かなり性格はキツイけど、寂しがりやで頑張り屋さんな可愛い皇帝の娘ちゃんは死んじゃたよ?私が乗っ取って良いの??もう二度と返せないけど。
「返却はしませんから。私として目覚めた以上、好きに生きますよ。知らないファンタジーな世界だもの!!世界の隅々まで冒険し尽くしてやる!」
あーけど、最後に皇女様の癇癪で傷付けた妹ちゃんが心配だなぁ。魔法で右手を火傷させたのはマズイよ。その現場には兵士もいたから、瞬時に拘束されて牢屋送り。傷付けた皇女様は顔面真っ青。まさか火傷まで負わせるとは思わなかったからね本人は。
「今までの所業も合わさって島流し。王都より遥か北の国境に近い砦の古城に幽閉って」
妹ちゃんを脅かすだけだったのに魔力制御を間違って傷つけるなんて運から見放されてる。
道中、暗殺者に殺されてたよね?この先大丈夫かなぁ私。
「道に転がってる死体を復活させて逃げますか」
あ!アイテム・コスメボックスで髪型と色を変えよっと!!そうすれば分からないよね?皇女様の赤色を隠せば私は自由に生きられる!
冒険者として一から頑張るぞい☆
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