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第1章 皇女は旅立つ
一期一会って大切だよねぇ。 なな
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ただいま絶賛お仕置き真っ最中の私は、とてつもなく不愉快だぞ!!
なぜかって?
目の前のテーブルの上に置いてあるオヤツがお預け状態で食べられないからだよ!
うえーん。大好物のマドレーヌがお皿の上に乗ってるのに(泣)
直ぐ近くに置いてあるの!!
だけど食べられない!悲しいよぉぉぉ。
ちょっと!早く食べたいのだけど!?
「痛い!痛いってば!!顎を私の頭の上でグリグリしないで!?地味に痛いんですけど!」
早くオヤツが食べたくて、お仕置き真っ最中なことなど忘れてキッと彼を睨む。
ぎゃあ!?痛い!痛いよおぉぉぉ!!
さらなるお仕置きがっっっ!?
「顎で私の頭をグリグリしないで!縮んだらどう責任取ってくれるの!!身長が伸びなかったらアロの責任だからね!」
この世界の平均身長は高いのだぞ!?アモルを見ろ!18歳で180センチだよ!?そんな中で小さい身長の私なんて子供扱いまっしぐらだ!!
おまけに母親の胸が残念だったからな!異性に女性扱いされない未来が間近に迫ってる!!頑張って牛乳を飲み、早寝早起き計画を立てたのだよ!
だから計画を実行する前に、身長を縮める行為は許さん!!
「小さくても可愛らしいよぉ?ルナは可愛くて素敵な女性だけどなぁ。身長なんて気にする必要がないよぉ?」
「まぁ我輩の責任でルナの身長が伸びなかったらぁ、責任をしっかり取って我輩のお嫁さんに迎えるからねぇ。心配いらないでしょぉ?」
ん?嫁とな。
私がアロの妻になるのか!?
なに、その結論。怖い!!
「ねぇアロ。会ってすぐに私だと気付いたことも怖いけど、今の発言が一番怖いよ」
「ルナ様。直ちに馬車を降りましょう。そいつは変態です!ルナ様を狙う不届き者に決まっています。さぁ降りましょう」
身を震わす私の様子を見て、アモルは軽蔑する瞳をアロに向けて言い放つ。
うん。私もアロのことは変態か!?と思ったけどね?一応こんな性格でも転生者だから情報が欲しい。ここで同郷を失うのは痛いよ。
うーん。どうするかな、、、
むーんと悩む私を後ろからギュッと抱きしめるアロ。
………考えないように意識を外してたのだけど、今の私はアロの膝の上に座り、抱きしめられた状態ですけどなにか?
これもお仕置きだって。
………恥ずか死ぬ!!
恥ずかしさに悶える私の耳元でアロが囁く。
「君を見間違えるわけがないよぉ。どんな姿になっても見分ける自信はあるねぇ?誰が相手でも真っ先にすずちゃんを見つけるよぉ」
「君は魅力的な女性だ。我輩が妻と決めた女は君だけだよ」
フッ。
最後に低音ボイスで、耳に真剣な言葉で告白された…………息を吹き掛けられて。
「ひぃぃぃぃ!?離して!!怖い怖い怖い!なんで私!?離してぇぇぇ!!」
なに!その滲み出る大人な男のエロスは!?幼女である私には刺激が強い!!
金色の長い髪をうなじ辺りで結び流した姿も、色男度が倍増ですが!?
ジタバタと暴れるがアロの腕が外れない!なぜですか!?私、廃人プレイヤーですよ。
あっ!彼も廃人プレイヤーだった。のーん!!
ひょわ!?
目線があった深い森の色の瞳が色気だだ漏れだ!!エロ過ぎだよぉ。
もうギブアップです。
カク。
「ルナ様!ルーナエ様!?貴様!!良い加減にしろ!ルナ様の意識がないではないか!!許さんぞ!覚悟しろっ!!」
「あれぇ?少し刺激が強かったかなぁ。次から慣れさせないとねぇ。楽しみが増えたなぁ」
「貴様!!ルナ様に手を出してみろ!命があると思うな!!」
「花嫁ドレスは定番の純白も良いけどぉ、赤い髪と瞳に合わせて赤色のドレスも可愛いよねぇ?うーん。迷うねぇ」
「人の話を聞け!!誰が貴様のような変態にルナ様を嫁になど嫁がせるかっ!バカが!!」
「あー。これから転生者の集いに連絡を入るのが嫌だなぁ。だけど結婚式は盛大に挙げたいからねぇ?………やっぱりノックスに知らせるのは嫌だなぁ。ライバル増えるよぉ」
「だから!!!人の話を聞けと言っているだろう!!貴様ああああ!」
バチバチ!バチ!!
「うわぁ危ないなぁ。ルナに当たったら殺すよぉ?」
「ぐっ、、、殺気で殺す気か」
「あー面倒だなぁ。この世界での力加減は大変だよぉ?ルナ」
「許さん!!!!!ルナ様に触るなああああ」
気を失った私の頬を幸せそうに撫で、アモルに激昂されるアロは柔らかい頬を撫で続けた。
騒がしくもこんな会話をしていた事実など知らずに眠る私は、起きてからさらなる面倒に巻き込まれるけど、、、今は知らない!!
本当に知らないからねっ!
神め!!許さん!
覚えてろよおおおおお!?
なぜかって?
目の前のテーブルの上に置いてあるオヤツがお預け状態で食べられないからだよ!
うえーん。大好物のマドレーヌがお皿の上に乗ってるのに(泣)
直ぐ近くに置いてあるの!!
だけど食べられない!悲しいよぉぉぉ。
ちょっと!早く食べたいのだけど!?
「痛い!痛いってば!!顎を私の頭の上でグリグリしないで!?地味に痛いんですけど!」
早くオヤツが食べたくて、お仕置き真っ最中なことなど忘れてキッと彼を睨む。
ぎゃあ!?痛い!痛いよおぉぉぉ!!
さらなるお仕置きがっっっ!?
「顎で私の頭をグリグリしないで!縮んだらどう責任取ってくれるの!!身長が伸びなかったらアロの責任だからね!」
この世界の平均身長は高いのだぞ!?アモルを見ろ!18歳で180センチだよ!?そんな中で小さい身長の私なんて子供扱いまっしぐらだ!!
おまけに母親の胸が残念だったからな!異性に女性扱いされない未来が間近に迫ってる!!頑張って牛乳を飲み、早寝早起き計画を立てたのだよ!
だから計画を実行する前に、身長を縮める行為は許さん!!
「小さくても可愛らしいよぉ?ルナは可愛くて素敵な女性だけどなぁ。身長なんて気にする必要がないよぉ?」
「まぁ我輩の責任でルナの身長が伸びなかったらぁ、責任をしっかり取って我輩のお嫁さんに迎えるからねぇ。心配いらないでしょぉ?」
ん?嫁とな。
私がアロの妻になるのか!?
なに、その結論。怖い!!
「ねぇアロ。会ってすぐに私だと気付いたことも怖いけど、今の発言が一番怖いよ」
「ルナ様。直ちに馬車を降りましょう。そいつは変態です!ルナ様を狙う不届き者に決まっています。さぁ降りましょう」
身を震わす私の様子を見て、アモルは軽蔑する瞳をアロに向けて言い放つ。
うん。私もアロのことは変態か!?と思ったけどね?一応こんな性格でも転生者だから情報が欲しい。ここで同郷を失うのは痛いよ。
うーん。どうするかな、、、
むーんと悩む私を後ろからギュッと抱きしめるアロ。
………考えないように意識を外してたのだけど、今の私はアロの膝の上に座り、抱きしめられた状態ですけどなにか?
これもお仕置きだって。
………恥ずか死ぬ!!
恥ずかしさに悶える私の耳元でアロが囁く。
「君を見間違えるわけがないよぉ。どんな姿になっても見分ける自信はあるねぇ?誰が相手でも真っ先にすずちゃんを見つけるよぉ」
「君は魅力的な女性だ。我輩が妻と決めた女は君だけだよ」
フッ。
最後に低音ボイスで、耳に真剣な言葉で告白された…………息を吹き掛けられて。
「ひぃぃぃぃ!?離して!!怖い怖い怖い!なんで私!?離してぇぇぇ!!」
なに!その滲み出る大人な男のエロスは!?幼女である私には刺激が強い!!
金色の長い髪をうなじ辺りで結び流した姿も、色男度が倍増ですが!?
ジタバタと暴れるがアロの腕が外れない!なぜですか!?私、廃人プレイヤーですよ。
あっ!彼も廃人プレイヤーだった。のーん!!
ひょわ!?
目線があった深い森の色の瞳が色気だだ漏れだ!!エロ過ぎだよぉ。
もうギブアップです。
カク。
「ルナ様!ルーナエ様!?貴様!!良い加減にしろ!ルナ様の意識がないではないか!!許さんぞ!覚悟しろっ!!」
「あれぇ?少し刺激が強かったかなぁ。次から慣れさせないとねぇ。楽しみが増えたなぁ」
「貴様!!ルナ様に手を出してみろ!命があると思うな!!」
「花嫁ドレスは定番の純白も良いけどぉ、赤い髪と瞳に合わせて赤色のドレスも可愛いよねぇ?うーん。迷うねぇ」
「人の話を聞け!!誰が貴様のような変態にルナ様を嫁になど嫁がせるかっ!バカが!!」
「あー。これから転生者の集いに連絡を入るのが嫌だなぁ。だけど結婚式は盛大に挙げたいからねぇ?………やっぱりノックスに知らせるのは嫌だなぁ。ライバル増えるよぉ」
「だから!!!人の話を聞けと言っているだろう!!貴様ああああ!」
バチバチ!バチ!!
「うわぁ危ないなぁ。ルナに当たったら殺すよぉ?」
「ぐっ、、、殺気で殺す気か」
「あー面倒だなぁ。この世界での力加減は大変だよぉ?ルナ」
「許さん!!!!!ルナ様に触るなああああ」
気を失った私の頬を幸せそうに撫で、アモルに激昂されるアロは柔らかい頬を撫で続けた。
騒がしくもこんな会話をしていた事実など知らずに眠る私は、起きてからさらなる面倒に巻き込まれるけど、、、今は知らない!!
本当に知らないからねっ!
神め!!許さん!
覚えてろよおおおおお!?
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