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第6話:灼熱のヒーロー その②
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裁判長、琴割検事は所定の位置に着き、僕たちもいつもの席に着いた。
「これより、伊近英雄殺害事件の裁判を開始します。弁護士側、準備は宜しいですか?」
「はい! 問題ありません!」
「検察側、問題ありませんか?」
「はい。問題ありません」
「宜しい。ではまず、事件の概要からお願いします」
裁判長の指示で琴割検事が資料を読み上げ始める。
「被害者の氏名は伊近英雄。『緊急ヒーロー トリアージ・レッド』の主人公のスーツアクターをやっていました」
僕は資料に目を通す。
そういえば、被害者の名前は今初めて知った。やっぱり、あの爆発の位置からして主人公をやってた人が亡くなったんだな……。
「死因はショーの最中に発生した爆発による熱傷であると考えられています。当初警察はこの爆発を事故だと考えていましたが、怪しい人物の目撃証言及び被告人に殺害動機があった事から事件として断定しました」
怪しい人物の目撃証言? 僕が聞き込みした時はそんな証言は無かったな。
もしかしたら、多逗根さんなら知ってるかな?
「被告人は花柳求。ヒーローショーのプロデューサーをやっている男です。……以上」
「ふぅむ……ヒーローショーでヒーローが殺害されるとは……何とも……」
ヒーローじゃなくても殺されるのは良くないが、あれを間近で見ていた子供達が一番可愛そうだ。
「それでは被告人、証言をお願いします」
裁判長がそう言うと、花柳さんは係官が来る前に自分から証言台へと向かっていった。
彼の表情からは緊張などといったものは全く見受けられない。
こういう状況に慣れているのか、肝が据わっているのか、それとも……ただの虚勢なのか。
「はいはい! どうやらボクが疑われてるみたいなんで、証言しなくちゃだねー」
「まず、あの爆発が起きた時、ボクは近くに出していた屋台で食事をとってたんだよ。つまりだね? あの時ボクは舞台の方を見てすらいなかったんだよ」
確かこの証言には間違いは無かった筈だ。あの時、花柳さん自身が言ってた事と同じだし。
ただ、屋台の売り子さんに話が聞けてないのが痛いな……そこが聞けていればちゃんとしたアリバイになるのに……。
「被告人。それを証明出来る者はいるか?」
「Oh!! 痛いとこ突いてくるね~検事ちゃん~! 残念ながらあの時の売り子ちゃんは来てないみたいなんだよね~」
花柳さんは傍聴人席の方を振り返り、キョロキョロと見回す。
もしかしてこの人、売り子の顔を覚えているのか……?
「……それではアリバイは証明出来ないぞ?」
「モチのロン! 分かってるよ~。でもでも! 本物の犯人が分かれば、ボクの容疑は晴れるんだよね?」
「……分かればな」
裁判長が口を開く。
「被告人。証言の続きを」
「OK! 爆発音が聞こえたボクは飛び出す様にして現場へ向かったんだ! するとそこには、煙と炎に包まれた舞台があったって訳さ」
煙と炎……僕はあれをテレビで見ていたから煙しか見えなかったけど、炎も出ていたのか?
僕は多逗根さんに尋ねる。
「……多逗根さん。炎は上がってたんですか?」
「……そうだね。観客への聞き込みでも同じ証言があったよ。彼が言ってる事は間違ってないと思う」
どうやらその点には間違いが無い様だ。
花柳さんが少しずれたサングラスを直す。
「……えっと、ボクからの証言はこの位かな? もう戻ってもいい?」
「分かりました。席に戻ってください」
「OKOK! ボクの話聞いてくれてサンキュー!」
そう言うと花柳さんは席へと戻っていった。
うーん……今のままだと花柳さんが犯人じゃないという証拠がどこにも無い。
確か火薬担当のスタッフさんによると、火薬の量にミスは無かったそうだし……。
だとすると、どうやってあの爆発を起こしたんだ……?
僕が考えていると、多逗根さんが裁判長に意見した。
「裁判長! ボクから一ついいですか?」
「何でしょう?」
「観客視点の意見も大事だと思うんです。そこで、こちらから一人、証人を召喚したいのですが宜しいですか?」
「いいでしょう。では係官お願いします」
多逗根さん、いつの間にか証人を用意してたのか。
これは助かる。観客側からの視点は気になっていたんだ。
これで何か決定的な証拠が出れば……。
裁判長の指示により三人の少女が入廷してきた。
見た目は高校生ぐらいだろうか? 三人は仲が良いらしく、引っ付く様にして入ってきた。
女の子の距離感っていまいちよく分からないなぁ……何であそこまで引っ付けるんだろうか……。
「では、えーっと……こちらから見て右側の方から自己紹介をお願いします」
右側にいた女の子は癖の強い髪をしていて、睨む様な鋭い目付きが特徴的だった。
「ウチは広島このみ。美咲が丘高校の一年じゃ」
かなり訛りが強いな。多分広島の子なんだろうけど、名前まで広島が入ってるんだな……。
次に真ん中の子が自己紹介を行う。
眼鏡を掛けており、ポニーテールにしている事も相まって、真面目な印象を受ける。
「えっとぉ、ウチは佐伯美貨言うもんです。このみちゃんと同じ一年生です」
最後に左端の子の番になった。
綺麗なロングの黒髪で、垂れた目尻はおっとりとした印象を与える。
……あれ? 何でキョロキョロしてるんだ?
「ちょっと! 大和ちゃん!」
「……? あ~~~~、そうじゃったねぇ。ウチはぁ、呉乃大和って言うんじゃぁ~~。よろしくねぇ~~」
な、何か気の抜ける挨拶だな……。
しかしこの感じだと、彼女達は同級生か何かで、三人であのショーを見るためにわざわざ東京までやって来たと言う事だろうか?
「え、えっと……では、証言をお願いします」
裁判長も呉乃さんのペースに巻き込まれそうになってるな……。
広島さんが口を開く。
「おっしゃ。ほいじゃあウチがざっくり教えちゃるけぇ、よう聞いとけよ!」
「あん時ウチらはあのショーを見るために東京に観光に来とったんじゃ」
訛りが強いが、どうやら普段は東京にはいないみたいだな。
「あらかじめ買っとった券を見せて会場に入って、後はそのままショーを見とったんじゃ」
「ほしたらショーの途中で突然ボカーン言うて爆発したんじゃ! 何が爆発したんかはよう分からんかったけどな」
裁判長が少し混乱していた。
「あ、あのすみません。もう少し分かりやすく教えていただけませんかな?」
すると今度は佐伯さんが口を開いた。
「すみません。この子昔っからこんな感じなんです。代わりに細かい所はウチが説明しますね?」
「まず、券は一枚1200円でした。三人分買ったので計3600円ですよね。ほいで次に、ショーの開始時間なんですけど、確か開始時刻は午前10時でした。ちなみに終了時刻は10時30分を予定しとったみたいです」
な、何か余計な情報が増えてさっきよりも分かりにくくなった気がするぞ……。
どうやら裁判長も同じらしく、目をパチクリさせていた。
「え、えっと……すみませんが、分かりやすく……」
そう言うと、今度は呉乃さんが話し始めた。
……厄介な事になるぞ。
「ショーが始まったらねぇ~? いっつもみたいに悪役が出て来たんよぉ~~。ほいでねぇ? その後にトリアージ・レッドが出てきて~~、戦いが始まったんよぉ」
「ほいでしばらく戦いよったらぁ悪役がデッカイ蜘蛛を呼んで、それと戦う事になったんよねぇ。ウチらはワクワクしながら見よったんじゃけど、結局皆纏めてボカーーン!! ってなったんよね~~アハハハハハ!!」
こ、この子ちょっと天然過ぎないか? 何かずっと聞いてたらマトモな判断能力失いそうだ……。
裁判長はいよいよ混乱し、何と言ったらいいか分からなくなっている様だった。
多逗根さん……この子達を証人にしたのは失敗なんじゃないかなぁ……。
とは言え、これでさよならという訳にもいかない。キチンと尋問しなくては……。
僕は頬を挟むようにして叩き、気合を入れる。
まだこの裁判は始まったばかりなんだ……!
「これより、伊近英雄殺害事件の裁判を開始します。弁護士側、準備は宜しいですか?」
「はい! 問題ありません!」
「検察側、問題ありませんか?」
「はい。問題ありません」
「宜しい。ではまず、事件の概要からお願いします」
裁判長の指示で琴割検事が資料を読み上げ始める。
「被害者の氏名は伊近英雄。『緊急ヒーロー トリアージ・レッド』の主人公のスーツアクターをやっていました」
僕は資料に目を通す。
そういえば、被害者の名前は今初めて知った。やっぱり、あの爆発の位置からして主人公をやってた人が亡くなったんだな……。
「死因はショーの最中に発生した爆発による熱傷であると考えられています。当初警察はこの爆発を事故だと考えていましたが、怪しい人物の目撃証言及び被告人に殺害動機があった事から事件として断定しました」
怪しい人物の目撃証言? 僕が聞き込みした時はそんな証言は無かったな。
もしかしたら、多逗根さんなら知ってるかな?
「被告人は花柳求。ヒーローショーのプロデューサーをやっている男です。……以上」
「ふぅむ……ヒーローショーでヒーローが殺害されるとは……何とも……」
ヒーローじゃなくても殺されるのは良くないが、あれを間近で見ていた子供達が一番可愛そうだ。
「それでは被告人、証言をお願いします」
裁判長がそう言うと、花柳さんは係官が来る前に自分から証言台へと向かっていった。
彼の表情からは緊張などといったものは全く見受けられない。
こういう状況に慣れているのか、肝が据わっているのか、それとも……ただの虚勢なのか。
「はいはい! どうやらボクが疑われてるみたいなんで、証言しなくちゃだねー」
「まず、あの爆発が起きた時、ボクは近くに出していた屋台で食事をとってたんだよ。つまりだね? あの時ボクは舞台の方を見てすらいなかったんだよ」
確かこの証言には間違いは無かった筈だ。あの時、花柳さん自身が言ってた事と同じだし。
ただ、屋台の売り子さんに話が聞けてないのが痛いな……そこが聞けていればちゃんとしたアリバイになるのに……。
「被告人。それを証明出来る者はいるか?」
「Oh!! 痛いとこ突いてくるね~検事ちゃん~! 残念ながらあの時の売り子ちゃんは来てないみたいなんだよね~」
花柳さんは傍聴人席の方を振り返り、キョロキョロと見回す。
もしかしてこの人、売り子の顔を覚えているのか……?
「……それではアリバイは証明出来ないぞ?」
「モチのロン! 分かってるよ~。でもでも! 本物の犯人が分かれば、ボクの容疑は晴れるんだよね?」
「……分かればな」
裁判長が口を開く。
「被告人。証言の続きを」
「OK! 爆発音が聞こえたボクは飛び出す様にして現場へ向かったんだ! するとそこには、煙と炎に包まれた舞台があったって訳さ」
煙と炎……僕はあれをテレビで見ていたから煙しか見えなかったけど、炎も出ていたのか?
僕は多逗根さんに尋ねる。
「……多逗根さん。炎は上がってたんですか?」
「……そうだね。観客への聞き込みでも同じ証言があったよ。彼が言ってる事は間違ってないと思う」
どうやらその点には間違いが無い様だ。
花柳さんが少しずれたサングラスを直す。
「……えっと、ボクからの証言はこの位かな? もう戻ってもいい?」
「分かりました。席に戻ってください」
「OKOK! ボクの話聞いてくれてサンキュー!」
そう言うと花柳さんは席へと戻っていった。
うーん……今のままだと花柳さんが犯人じゃないという証拠がどこにも無い。
確か火薬担当のスタッフさんによると、火薬の量にミスは無かったそうだし……。
だとすると、どうやってあの爆発を起こしたんだ……?
僕が考えていると、多逗根さんが裁判長に意見した。
「裁判長! ボクから一ついいですか?」
「何でしょう?」
「観客視点の意見も大事だと思うんです。そこで、こちらから一人、証人を召喚したいのですが宜しいですか?」
「いいでしょう。では係官お願いします」
多逗根さん、いつの間にか証人を用意してたのか。
これは助かる。観客側からの視点は気になっていたんだ。
これで何か決定的な証拠が出れば……。
裁判長の指示により三人の少女が入廷してきた。
見た目は高校生ぐらいだろうか? 三人は仲が良いらしく、引っ付く様にして入ってきた。
女の子の距離感っていまいちよく分からないなぁ……何であそこまで引っ付けるんだろうか……。
「では、えーっと……こちらから見て右側の方から自己紹介をお願いします」
右側にいた女の子は癖の強い髪をしていて、睨む様な鋭い目付きが特徴的だった。
「ウチは広島このみ。美咲が丘高校の一年じゃ」
かなり訛りが強いな。多分広島の子なんだろうけど、名前まで広島が入ってるんだな……。
次に真ん中の子が自己紹介を行う。
眼鏡を掛けており、ポニーテールにしている事も相まって、真面目な印象を受ける。
「えっとぉ、ウチは佐伯美貨言うもんです。このみちゃんと同じ一年生です」
最後に左端の子の番になった。
綺麗なロングの黒髪で、垂れた目尻はおっとりとした印象を与える。
……あれ? 何でキョロキョロしてるんだ?
「ちょっと! 大和ちゃん!」
「……? あ~~~~、そうじゃったねぇ。ウチはぁ、呉乃大和って言うんじゃぁ~~。よろしくねぇ~~」
な、何か気の抜ける挨拶だな……。
しかしこの感じだと、彼女達は同級生か何かで、三人であのショーを見るためにわざわざ東京までやって来たと言う事だろうか?
「え、えっと……では、証言をお願いします」
裁判長も呉乃さんのペースに巻き込まれそうになってるな……。
広島さんが口を開く。
「おっしゃ。ほいじゃあウチがざっくり教えちゃるけぇ、よう聞いとけよ!」
「あん時ウチらはあのショーを見るために東京に観光に来とったんじゃ」
訛りが強いが、どうやら普段は東京にはいないみたいだな。
「あらかじめ買っとった券を見せて会場に入って、後はそのままショーを見とったんじゃ」
「ほしたらショーの途中で突然ボカーン言うて爆発したんじゃ! 何が爆発したんかはよう分からんかったけどな」
裁判長が少し混乱していた。
「あ、あのすみません。もう少し分かりやすく教えていただけませんかな?」
すると今度は佐伯さんが口を開いた。
「すみません。この子昔っからこんな感じなんです。代わりに細かい所はウチが説明しますね?」
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な、何か余計な情報が増えてさっきよりも分かりにくくなった気がするぞ……。
どうやら裁判長も同じらしく、目をパチクリさせていた。
「え、えっと……すみませんが、分かりやすく……」
そう言うと、今度は呉乃さんが話し始めた。
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「ほいでしばらく戦いよったらぁ悪役がデッカイ蜘蛛を呼んで、それと戦う事になったんよねぇ。ウチらはワクワクしながら見よったんじゃけど、結局皆纏めてボカーーン!! ってなったんよね~~アハハハハハ!!」
こ、この子ちょっと天然過ぎないか? 何かずっと聞いてたらマトモな判断能力失いそうだ……。
裁判長はいよいよ混乱し、何と言ったらいいか分からなくなっている様だった。
多逗根さん……この子達を証人にしたのは失敗なんじゃないかなぁ……。
とは言え、これでさよならという訳にもいかない。キチンと尋問しなくては……。
僕は頬を挟むようにして叩き、気合を入れる。
まだこの裁判は始まったばかりなんだ……!
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