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聖母喪失篇
第42話 ネクロマンサー
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「ハァッ!!」
大上段に振り下ろされたフィリアの剣を団長は受け止めようと構える。
しかし、直感的に避けることを選択し剣と剣が触れる一瞬前にフィリアから距離を取った。
それは剣士としての経験がさせた判断だったのか…
結果的にその判断が団長の命を救った。
フィリアの剣を受け止めた地面は抉れ、衝撃波でクレーターが出来ていたのだ。
もし受け止めていたら団長は地面のシミになっていただろう。
「チィ!なんという馬鹿力だ。受け止めることも叶わんとはなぁ!」
「だまれっ!貴様のその汚らわしい存在そのものを消し去ってやる!」
フィリアの猛攻をひたすら躱し隙を伺う団長だったが、怒りのリミッターが解除され全力で戦闘を行うフィリアに隙などはない。
仕方なく、団長はフィリアのスタミナが切れてバテるのを待つことにした。
常人には観測すらできない超高速戦闘である。
本来なら、いくら皇国近衛騎士の団長とはいえ、フィリアの全力についていくことなど不可能だ。
だが、不可能を可能にする方法がひとつ…それが団長の着用している防具である。
アウトクラシア皇国の技術力を結集して作られた身体力向上ギプス、強制的に着用者の身体力─パワー、スピード、耐久力─を高めるスーパーアーマー。最大で身体力を5倍にまで高める万能スーツだがその分、着用者への負担は大きい。
普段の自分の動きの5倍の動きをしてしまうのだ。コップを握ろうとして粉々に砕いてしまったり、軽く走るつもりが100メートル5秒というタイムを出してしまったりと制御は難しい。
その上、普段と違いすぎる自分の動きに脳が戸惑い、処理しきれずにオーバーヒートを起こして、最悪の場合死に至ることもある。
そのため、このアーマーを着用出来るものはこの国に1人しかいない。
それが皇国近衛騎士団団長、神を自称するこの男だ。
このアーマーがなければフィリアはもちろん、シノアにも勝てないだろう男が神を自称するのは哀れといえたが…
フィリアと団長が神速の戦いを繰り広げている一方で、シノアも必死で騎士達と渡り合っていた。
「死ねェェ!」
「くっ…!“桜吹雪!”」
一太刀浴びせようとシノアに群がっている騎士達に対して、シノアはその場から一歩も動かずに武器の固有スキルで対抗していた。
いや、動かないという言い方には少し語弊があるだろう。
シノアは動かないのではなく、動けないのだ。
未だズキズキと傷口は痛みを主張しており、桜小町の武器固有スキルを発動させるだけで精一杯だ。
とてもではないが騎士達と剣を交えることなど出来ないだろう。
「くそ…近付けねえ…」
「おい、どうする?」
騎士達はシノアを取り囲み魔力切れを待っていたが、一向に攻撃の手が止むことはなさそうだった。
100人いた騎士達は既に30まで数を減らされており、肉体的にも精神的にも追い詰められていた。
そんな中、ある騎士が数人と協力し、シノアに仕掛ける。
まず、3人でそれぞれ3方向から攻撃をしかけ、桜の花びらを分散させる。そしてシノアのガラ空きの背中を、全力の隠形術で仲間の死体に紛れていた1人が切り付ける。
「がはっ!」
鮮血が宙を舞い、赤黒い地面を真新しい赤に染め上げた。
シノアは背中に走った衝撃と痛みを堪え、杖替わりにしていた刀で騎士を貫く。
「ハァ…ハァ…くっ…!」
痛みで意識が飛びそうになるのを精神で押さえつけ、騎士達に向かって刀を構えるシノア。
「…僕は…こんな…ところで…死ぬわけには…いかないんだっ…!」
血を吐きながら地面に刀を突き立てると、自らの命と引き換えに桜小町の性能を最大限引き出す。
「“血変煙化、我が剣となり傀儡と化せ!呪縛天生!”」
その言葉で地面に広がっていた血は煙となり、辺りを彷徨う。
そして、倒れ伏す騎士達の身体に入り込み、変化を起こした。
「お、おぉ…あいつら…」
「生きてたのか…?」
なんと、死んだはずの騎士達が立ち上がり剣を握り始めたのだ。
だが、その様子は普通ではない。
声もあげず、まるで誰かの操り人形にでもなったかのように生きている騎士達に剣を向けた。
その目は忌避する程に赤く光っており、血に飢えたケダモノのように牙を剥き出しにしている。
桜小町の最終奥義─呪縛天生
自らの血を混ぜることにより、斬った者達の血を煙に変え、それにあるものを込め死体に宿らせる。
それらの死体は一時的に生を取り戻し剣を握る。
だが、彼等に生前の記憶などない。あるのはただひたすらに血が欲しいという渇きのみ。
「うわぁぁ!なんだよ、こいつら─」
「くそっくそっ!斬り付けてもビクともしないぞ!」
倒れ込む兵士の屍を喰らい、血を吸う屍人達。
その光景はまさしく地獄。大地は赤く染まり、空気は淀む。
呪縛天生により死体に宿らせるもの、それは今まで桜小町に斬られてきた人々の怨嗟の念である。
殺した者の魂を縛り付け、それを自分の目的のためだけに使役する。
かつて死霊使いと呼ばれた男の愛用品である桜小町だからこそ可能な呪われた芸当だ。
それを戦闘の合間を縫い、見ていたフィリアは目を見開く。
あれほどの大技、それも禍々しい闇の瘴気を纏った技はフィリアとて見たことは無かった。
一体どこで、あんな危険で強力な技を、といった心境だった。
一方、フィリアと対峙している団長はというと、その厄介さに内心で毒づいていた。
(なんだあの技は…警戒すべきは女だけだと思ったが、あちらも要注意というわけか)
大量にいた騎士達はもう数えるほどしかいない。通常なら撤退命令を下し、速やかに退路を確保すべきなのだが、ここはアウトクラシア皇国、普通ではない。
「何をしているんだ、貴様ら!残ったもので隊列を組み、背後を取らせるな!そして─」
怒気のこもった声で騎士達に指示を飛ばしていた団長だったが、強烈な蹴りにより、壁に叩き付けられる。
「ぐぬぬ…き、きさま…」
「余所見しないで。貴方の相手は私よ」
フィリアの挑発に冷静さを失いかける団長だったがギリギリで踏みとどまり、立ち上がる。そして突然、哄笑しだした。
「クックックッ…クハ、クハハハ!」
気の狂ったような団長の行動にフィリアは戸惑い、後ずさる。
結果的にその行動がフィリアを救うこととなった。
なんと、団長の鎧から極太の針が無数に飛び出してきたのだ。
ギリギリのところで避けたフィリアだったが、数本掠らせてしまう。
「くっ…これは…」
「クハハハ!それはパラサイトフロッグの猛毒が塗ってある!段々と貴様の力は衰えていき、10分もすれば完全に動けなくなるだろうよ!」
団長の言う通り飛び散った針には毒々しい緑色の液体が塗られており、フィリアの視界が微かに歪み始める。
(厄介な…はやく決着をつけないと…)
フィリアは早々に決着をつけるため余裕の笑みを浮かべる団長に斬り掛かる。
だが、それを軽々と躱した団長はシノアへと向かって走っていく。
そこでフィリアは団長の思惑に気付く。
「しまった!シノア!!」
フィリアの声に咄嗟に反応できたシノアは迫り来る団長を目で捉えると、そちらに意識を集中させ地面の血を舞い上がらせる。
「“血変桜化!”」
団長の剣とシノアの血桜が交差する。
大上段に振り下ろされたフィリアの剣を団長は受け止めようと構える。
しかし、直感的に避けることを選択し剣と剣が触れる一瞬前にフィリアから距離を取った。
それは剣士としての経験がさせた判断だったのか…
結果的にその判断が団長の命を救った。
フィリアの剣を受け止めた地面は抉れ、衝撃波でクレーターが出来ていたのだ。
もし受け止めていたら団長は地面のシミになっていただろう。
「チィ!なんという馬鹿力だ。受け止めることも叶わんとはなぁ!」
「だまれっ!貴様のその汚らわしい存在そのものを消し去ってやる!」
フィリアの猛攻をひたすら躱し隙を伺う団長だったが、怒りのリミッターが解除され全力で戦闘を行うフィリアに隙などはない。
仕方なく、団長はフィリアのスタミナが切れてバテるのを待つことにした。
常人には観測すらできない超高速戦闘である。
本来なら、いくら皇国近衛騎士の団長とはいえ、フィリアの全力についていくことなど不可能だ。
だが、不可能を可能にする方法がひとつ…それが団長の着用している防具である。
アウトクラシア皇国の技術力を結集して作られた身体力向上ギプス、強制的に着用者の身体力─パワー、スピード、耐久力─を高めるスーパーアーマー。最大で身体力を5倍にまで高める万能スーツだがその分、着用者への負担は大きい。
普段の自分の動きの5倍の動きをしてしまうのだ。コップを握ろうとして粉々に砕いてしまったり、軽く走るつもりが100メートル5秒というタイムを出してしまったりと制御は難しい。
その上、普段と違いすぎる自分の動きに脳が戸惑い、処理しきれずにオーバーヒートを起こして、最悪の場合死に至ることもある。
そのため、このアーマーを着用出来るものはこの国に1人しかいない。
それが皇国近衛騎士団団長、神を自称するこの男だ。
このアーマーがなければフィリアはもちろん、シノアにも勝てないだろう男が神を自称するのは哀れといえたが…
フィリアと団長が神速の戦いを繰り広げている一方で、シノアも必死で騎士達と渡り合っていた。
「死ねェェ!」
「くっ…!“桜吹雪!”」
一太刀浴びせようとシノアに群がっている騎士達に対して、シノアはその場から一歩も動かずに武器の固有スキルで対抗していた。
いや、動かないという言い方には少し語弊があるだろう。
シノアは動かないのではなく、動けないのだ。
未だズキズキと傷口は痛みを主張しており、桜小町の武器固有スキルを発動させるだけで精一杯だ。
とてもではないが騎士達と剣を交えることなど出来ないだろう。
「くそ…近付けねえ…」
「おい、どうする?」
騎士達はシノアを取り囲み魔力切れを待っていたが、一向に攻撃の手が止むことはなさそうだった。
100人いた騎士達は既に30まで数を減らされており、肉体的にも精神的にも追い詰められていた。
そんな中、ある騎士が数人と協力し、シノアに仕掛ける。
まず、3人でそれぞれ3方向から攻撃をしかけ、桜の花びらを分散させる。そしてシノアのガラ空きの背中を、全力の隠形術で仲間の死体に紛れていた1人が切り付ける。
「がはっ!」
鮮血が宙を舞い、赤黒い地面を真新しい赤に染め上げた。
シノアは背中に走った衝撃と痛みを堪え、杖替わりにしていた刀で騎士を貫く。
「ハァ…ハァ…くっ…!」
痛みで意識が飛びそうになるのを精神で押さえつけ、騎士達に向かって刀を構えるシノア。
「…僕は…こんな…ところで…死ぬわけには…いかないんだっ…!」
血を吐きながら地面に刀を突き立てると、自らの命と引き換えに桜小町の性能を最大限引き出す。
「“血変煙化、我が剣となり傀儡と化せ!呪縛天生!”」
その言葉で地面に広がっていた血は煙となり、辺りを彷徨う。
そして、倒れ伏す騎士達の身体に入り込み、変化を起こした。
「お、おぉ…あいつら…」
「生きてたのか…?」
なんと、死んだはずの騎士達が立ち上がり剣を握り始めたのだ。
だが、その様子は普通ではない。
声もあげず、まるで誰かの操り人形にでもなったかのように生きている騎士達に剣を向けた。
その目は忌避する程に赤く光っており、血に飢えたケダモノのように牙を剥き出しにしている。
桜小町の最終奥義─呪縛天生
自らの血を混ぜることにより、斬った者達の血を煙に変え、それにあるものを込め死体に宿らせる。
それらの死体は一時的に生を取り戻し剣を握る。
だが、彼等に生前の記憶などない。あるのはただひたすらに血が欲しいという渇きのみ。
「うわぁぁ!なんだよ、こいつら─」
「くそっくそっ!斬り付けてもビクともしないぞ!」
倒れ込む兵士の屍を喰らい、血を吸う屍人達。
その光景はまさしく地獄。大地は赤く染まり、空気は淀む。
呪縛天生により死体に宿らせるもの、それは今まで桜小町に斬られてきた人々の怨嗟の念である。
殺した者の魂を縛り付け、それを自分の目的のためだけに使役する。
かつて死霊使いと呼ばれた男の愛用品である桜小町だからこそ可能な呪われた芸当だ。
それを戦闘の合間を縫い、見ていたフィリアは目を見開く。
あれほどの大技、それも禍々しい闇の瘴気を纏った技はフィリアとて見たことは無かった。
一体どこで、あんな危険で強力な技を、といった心境だった。
一方、フィリアと対峙している団長はというと、その厄介さに内心で毒づいていた。
(なんだあの技は…警戒すべきは女だけだと思ったが、あちらも要注意というわけか)
大量にいた騎士達はもう数えるほどしかいない。通常なら撤退命令を下し、速やかに退路を確保すべきなのだが、ここはアウトクラシア皇国、普通ではない。
「何をしているんだ、貴様ら!残ったもので隊列を組み、背後を取らせるな!そして─」
怒気のこもった声で騎士達に指示を飛ばしていた団長だったが、強烈な蹴りにより、壁に叩き付けられる。
「ぐぬぬ…き、きさま…」
「余所見しないで。貴方の相手は私よ」
フィリアの挑発に冷静さを失いかける団長だったがギリギリで踏みとどまり、立ち上がる。そして突然、哄笑しだした。
「クックックッ…クハ、クハハハ!」
気の狂ったような団長の行動にフィリアは戸惑い、後ずさる。
結果的にその行動がフィリアを救うこととなった。
なんと、団長の鎧から極太の針が無数に飛び出してきたのだ。
ギリギリのところで避けたフィリアだったが、数本掠らせてしまう。
「くっ…これは…」
「クハハハ!それはパラサイトフロッグの猛毒が塗ってある!段々と貴様の力は衰えていき、10分もすれば完全に動けなくなるだろうよ!」
団長の言う通り飛び散った針には毒々しい緑色の液体が塗られており、フィリアの視界が微かに歪み始める。
(厄介な…はやく決着をつけないと…)
フィリアは早々に決着をつけるため余裕の笑みを浮かべる団長に斬り掛かる。
だが、それを軽々と躱した団長はシノアへと向かって走っていく。
そこでフィリアは団長の思惑に気付く。
「しまった!シノア!!」
フィリアの声に咄嗟に反応できたシノアは迫り来る団長を目で捉えると、そちらに意識を集中させ地面の血を舞い上がらせる。
「“血変桜化!”」
団長の剣とシノアの血桜が交差する。
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