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聖母喪失篇
第43話 聖母の微笑み
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「ぐぅ!くそぉ…!」
「ほう?これを受け止めるとはなぁ!」
シノアの血桜を華麗に躱した団長はシノアへと斬り掛かった。
だが、それをシノアは刀で受け止め斬り返す。
しばらく睨み合っていた2人だったが、フィリアが団長に斬り掛かったことで均衡は崩れた。
「チッ、ガキの方は仕留めたかったんだがな」
「そんなこと、私が生きているうちはさせない。いや、たとえ生きていなくとも魂だけで守ってみせる」
「ふんっ、忌々しい…」
片膝を着き肩で息をするシノアを守るように立つフィリア。その身体はゆっくりと、だが確実に毒に蝕まれている。
「フィリアさん…ぼくは…だい…じょうぶです…」
「何言ってるの。あんな大技連発して大丈夫なわけないでしょ。あんな大勢を相手によく立ち回ったよ」
「フィリアさんだって…毒を受けてるでしょう…?もう…守られるだけは…御免ですよ…」
苦しげにニヤリと笑うシノアの顔を見て、フィリアに何とも言えない感情が押し寄せる。
まるで子供だと思っていた我が子がいつの間にか大きく成長していた時の母のように、寂しくも、頼もしい複雑な心境だ。
「…まったく、小生意気になっちゃって。誰に似たの」
「ふふ…僕の前に立ってる神剣使いさんですよ…」
死地の中、それも極限の命のやり取りの最中でも2人の絆に代わりなどない。
硬く結ばれた結び目は決して解けないのだ。
「ふっ…見せつけてくれるじゃないか。だが、忘れるなよ?貴様らはここで死ぬのだ」
仲睦まじい2人に剣を向け、吠える団長だが、それほど余裕がある訳では無い。
100名いた騎士達は全滅し、たった一人残った団長では、シノアとフィリアを同時に捌くことなど不可能だろう。
フィリアの相手をするだけで手一杯なのだ。そこにシノアが加わりでもしたら均衡は崩れ、一瞬で決着がついてしまう。
どうするか迷っていると先にシノアが動いた。
「“死霊使いの名によって命じる。彼の者を喰らい尽くせ!”」
呪縛天生で生み出された傀儡たちを操り、団長へと向けさせたのだ。
いくら、騎士達の筆頭とはいえ、50名もの屍人を相手にするのは分が悪いだろう。
そこでシノアから全力で距離を取り、屍人たちを引きつける。
「くっ…ちょこまかと…」
フィリアも団長を確実に仕留めるため、追い掛ける。
壁際に追い詰められ、屍人たちに囲まれ、絶体絶命に思える団長だったがその顔から笑みは消えていない。
「…何がおかしいの?」
フィリアが油断なく、団長に剣を向けながら尋ねる。
「ふっふっふっ…これが笑わずにいられるか…神の剣技と呼ばれ、天才として名声を思うままにしてきた私がこんな醜態を晒しているのだ…」
団長は剣を捨て、その場で両手を広げ目を閉じた。顔は見えないが声色は不気味なほど静香だ。
「聞こえるか…私を呼ぶ人々の声だ…私は天才、神なのだ。その私が貴様たちのような小娘に奥の手まで使うことになるとは…」
そして突然、両腕を交差させ目を見開く。
「笑わずにいられるかぁ!!」
その言葉と共に団長の両腕の鎧に大量の射出口が出現し、フィリアは身構える。
「ドォパァァンン!!」
鼓膜を破くような轟音と共に放たれたのは無数の鉛玉だった。
なんと団長の腕の鎧には銃が内蔵されており、任意のタイミングで発射可能だったのだ。
そのため、フィリアと屍人達を引き付け一網打尽にしようと考えたのだ。
だが、鉛玉がフィリアを傷付けることはなかった。
「ッ?!こ、これは…」
フィリアの前面は桜の花びらが集まり盾を作っていたのだ。
さらに、それだけではなく、屍人達が周囲を囲んで肉の壁を作り、フィリアを守っていたのだ。
屍人達が退き桜が散ると、視界が開け状況が見えてくる。
団長の腕に仕込まれていた銃器でほとんどの屍人は肉片と化し、辺りを血で汚していた。
事の発端である団長は、腕をクロスさせたまま一向に動く気配はない。
シノアへ目をやると、フィリアは心臓に剣山を突き立てられたかのような衝撃を受けた。
フィリアの守りに集中していたせいか、シノアに弾丸が届いており、左肩を貫通していたのだ。刀を離し左肩を押さえ、苦しそうに喘いでいる。
すぐに駆け寄りたいフィリアだったが、段々と毒が回ってきており、走ることもままならない。
「くっ…シ、シノア…」
一歩一歩着実にシノアへ近付いていくフィリアに、更なる衝撃が襲う。
苦しそうに喘ぐシノアの後ろに、剣を構える団長の姿があったのだ。
そう、腕をクロスさせ動く気配のなかった団長はダミー。本物は弾丸の発射と共にシノアの元へ全力で走っていたのだ。
「シノア!よけてっ!!」
フィリアの必死の声に気付いたシノアは、半ば無意識に右手で刀を構えた。
辺りに金属同士をぶつけた音が響く。
「ぐぬぅ…これも受け止めるかっ!」
完全なる不意打ちを受け止められた団長は乱暴に剣を振り回す。
片手で桜小町を扱うシノアだが、出血量のひどさや痛みから、そう何度も捌けるとは思えない状態だ。
「くっ…しまっ─」
「殺った!」
とうとうシノアの刀が弾かれ宙を舞う。
尻餅をつき、隙だらけのシノアに団長の剣が迫る。
「ッ!…くっ…はっ…」
「…ほう?まさか、庇うとはな」
団長の剣がフィリアを貫き、地面が鮮血に染まる。
団長は剣を引き抜くと一歩下がり、イディオータに目を向ける。
イディオータは満足気に頷き、ワインを飲み干す。
剣を抜かれたフィリアはその場に倒れ込み、苦しげに血を吐く。
ショックで声も上げられなかったシノアは、フィリアの喀血により、ようやく状況を理解した。
「フィリアさん!フィリアさん、そんな…嘘だ、嘘だ、そんな…」
フィリアを仰向けにし、出血部分を押さえ止血するシノア。だが、血は一向に止まる気配はなく、フィリアの命の灯火は消える寸前だ。
「シ…ノア…」
「フィリアさん!大丈夫ですよ、絶対助かります。助けてみせますから!」
フィリアの弱々しい声に不安を掻き立てられながらも必死で励まし、命を繋ごうとするシノアだが、フィリアの目は全てを悟っていた。
「だい…じょうぶ…わた…しは…いい…か…ら…」
「なにいってるんですか!死なせません、絶対に死なせませんからね!!」
涙を零しながら傷口を押さえるが、既に致死量の血を失っており、意味の無いことのように思えた。
「シノ…ア…」
必死で命を繋ぎ留めようとするシノアの頬に、手を当て目を合わせるフィリア。
シノアの涙はフィリアの手に触れることで微かに赤く染まり、地面に落ちる。
「りっぱに…なった…ねぇ…」
「フィリアさん…」
涙が溢れそうな瞳をシノアに向け、微かに莎もらせた声で最期の言葉を届けようとする。
「シノア…なら…大丈夫…もう…1人で…生きて…いける…よね…?」
「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ!僕は…まだ…1人で生きていくなんて…フィリアさん無しで生きていくなんて…!」
「だい…じょうぶ…シノアは…もう…つよい…から…」
段々と弱くなっていくフィリアの声にシノアはさらに涙を零す。
「シ…ノア…ありが…とう…しあわせ…だった…よ…ほん…とうに…」
一言一言絞り出される弱々しい声はまるで命を削って出されているようで、シノアは聞きたくはなかった。だが、フィリアの最期の言葉を聞き逃せば、シノアは自分を一生責め続けることになる。
そして、フィリアの最期の言葉がシノアに届く。
「あい…して…るよ…」
母から放たれた愛の言葉は、シノアの耳に届くと同時に母の手から力を奪った。
頬から離れかけた手を握り締め自分の頬に当てるシノア。
喪った灯火を惜しむように、抑えきれない嗚咽が辺りを満たした。
「ほう?これを受け止めるとはなぁ!」
シノアの血桜を華麗に躱した団長はシノアへと斬り掛かった。
だが、それをシノアは刀で受け止め斬り返す。
しばらく睨み合っていた2人だったが、フィリアが団長に斬り掛かったことで均衡は崩れた。
「チッ、ガキの方は仕留めたかったんだがな」
「そんなこと、私が生きているうちはさせない。いや、たとえ生きていなくとも魂だけで守ってみせる」
「ふんっ、忌々しい…」
片膝を着き肩で息をするシノアを守るように立つフィリア。その身体はゆっくりと、だが確実に毒に蝕まれている。
「フィリアさん…ぼくは…だい…じょうぶです…」
「何言ってるの。あんな大技連発して大丈夫なわけないでしょ。あんな大勢を相手によく立ち回ったよ」
「フィリアさんだって…毒を受けてるでしょう…?もう…守られるだけは…御免ですよ…」
苦しげにニヤリと笑うシノアの顔を見て、フィリアに何とも言えない感情が押し寄せる。
まるで子供だと思っていた我が子がいつの間にか大きく成長していた時の母のように、寂しくも、頼もしい複雑な心境だ。
「…まったく、小生意気になっちゃって。誰に似たの」
「ふふ…僕の前に立ってる神剣使いさんですよ…」
死地の中、それも極限の命のやり取りの最中でも2人の絆に代わりなどない。
硬く結ばれた結び目は決して解けないのだ。
「ふっ…見せつけてくれるじゃないか。だが、忘れるなよ?貴様らはここで死ぬのだ」
仲睦まじい2人に剣を向け、吠える団長だが、それほど余裕がある訳では無い。
100名いた騎士達は全滅し、たった一人残った団長では、シノアとフィリアを同時に捌くことなど不可能だろう。
フィリアの相手をするだけで手一杯なのだ。そこにシノアが加わりでもしたら均衡は崩れ、一瞬で決着がついてしまう。
どうするか迷っていると先にシノアが動いた。
「“死霊使いの名によって命じる。彼の者を喰らい尽くせ!”」
呪縛天生で生み出された傀儡たちを操り、団長へと向けさせたのだ。
いくら、騎士達の筆頭とはいえ、50名もの屍人を相手にするのは分が悪いだろう。
そこでシノアから全力で距離を取り、屍人たちを引きつける。
「くっ…ちょこまかと…」
フィリアも団長を確実に仕留めるため、追い掛ける。
壁際に追い詰められ、屍人たちに囲まれ、絶体絶命に思える団長だったがその顔から笑みは消えていない。
「…何がおかしいの?」
フィリアが油断なく、団長に剣を向けながら尋ねる。
「ふっふっふっ…これが笑わずにいられるか…神の剣技と呼ばれ、天才として名声を思うままにしてきた私がこんな醜態を晒しているのだ…」
団長は剣を捨て、その場で両手を広げ目を閉じた。顔は見えないが声色は不気味なほど静香だ。
「聞こえるか…私を呼ぶ人々の声だ…私は天才、神なのだ。その私が貴様たちのような小娘に奥の手まで使うことになるとは…」
そして突然、両腕を交差させ目を見開く。
「笑わずにいられるかぁ!!」
その言葉と共に団長の両腕の鎧に大量の射出口が出現し、フィリアは身構える。
「ドォパァァンン!!」
鼓膜を破くような轟音と共に放たれたのは無数の鉛玉だった。
なんと団長の腕の鎧には銃が内蔵されており、任意のタイミングで発射可能だったのだ。
そのため、フィリアと屍人達を引き付け一網打尽にしようと考えたのだ。
だが、鉛玉がフィリアを傷付けることはなかった。
「ッ?!こ、これは…」
フィリアの前面は桜の花びらが集まり盾を作っていたのだ。
さらに、それだけではなく、屍人達が周囲を囲んで肉の壁を作り、フィリアを守っていたのだ。
屍人達が退き桜が散ると、視界が開け状況が見えてくる。
団長の腕に仕込まれていた銃器でほとんどの屍人は肉片と化し、辺りを血で汚していた。
事の発端である団長は、腕をクロスさせたまま一向に動く気配はない。
シノアへ目をやると、フィリアは心臓に剣山を突き立てられたかのような衝撃を受けた。
フィリアの守りに集中していたせいか、シノアに弾丸が届いており、左肩を貫通していたのだ。刀を離し左肩を押さえ、苦しそうに喘いでいる。
すぐに駆け寄りたいフィリアだったが、段々と毒が回ってきており、走ることもままならない。
「くっ…シ、シノア…」
一歩一歩着実にシノアへ近付いていくフィリアに、更なる衝撃が襲う。
苦しそうに喘ぐシノアの後ろに、剣を構える団長の姿があったのだ。
そう、腕をクロスさせ動く気配のなかった団長はダミー。本物は弾丸の発射と共にシノアの元へ全力で走っていたのだ。
「シノア!よけてっ!!」
フィリアの必死の声に気付いたシノアは、半ば無意識に右手で刀を構えた。
辺りに金属同士をぶつけた音が響く。
「ぐぬぅ…これも受け止めるかっ!」
完全なる不意打ちを受け止められた団長は乱暴に剣を振り回す。
片手で桜小町を扱うシノアだが、出血量のひどさや痛みから、そう何度も捌けるとは思えない状態だ。
「くっ…しまっ─」
「殺った!」
とうとうシノアの刀が弾かれ宙を舞う。
尻餅をつき、隙だらけのシノアに団長の剣が迫る。
「ッ!…くっ…はっ…」
「…ほう?まさか、庇うとはな」
団長の剣がフィリアを貫き、地面が鮮血に染まる。
団長は剣を引き抜くと一歩下がり、イディオータに目を向ける。
イディオータは満足気に頷き、ワインを飲み干す。
剣を抜かれたフィリアはその場に倒れ込み、苦しげに血を吐く。
ショックで声も上げられなかったシノアは、フィリアの喀血により、ようやく状況を理解した。
「フィリアさん!フィリアさん、そんな…嘘だ、嘘だ、そんな…」
フィリアを仰向けにし、出血部分を押さえ止血するシノア。だが、血は一向に止まる気配はなく、フィリアの命の灯火は消える寸前だ。
「シ…ノア…」
「フィリアさん!大丈夫ですよ、絶対助かります。助けてみせますから!」
フィリアの弱々しい声に不安を掻き立てられながらも必死で励まし、命を繋ごうとするシノアだが、フィリアの目は全てを悟っていた。
「だい…じょうぶ…わた…しは…いい…か…ら…」
「なにいってるんですか!死なせません、絶対に死なせませんからね!!」
涙を零しながら傷口を押さえるが、既に致死量の血を失っており、意味の無いことのように思えた。
「シノ…ア…」
必死で命を繋ぎ留めようとするシノアの頬に、手を当て目を合わせるフィリア。
シノアの涙はフィリアの手に触れることで微かに赤く染まり、地面に落ちる。
「りっぱに…なった…ねぇ…」
「フィリアさん…」
涙が溢れそうな瞳をシノアに向け、微かに莎もらせた声で最期の言葉を届けようとする。
「シノア…なら…大丈夫…もう…1人で…生きて…いける…よね…?」
「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ!僕は…まだ…1人で生きていくなんて…フィリアさん無しで生きていくなんて…!」
「だい…じょうぶ…シノアは…もう…つよい…から…」
段々と弱くなっていくフィリアの声にシノアはさらに涙を零す。
「シ…ノア…ありが…とう…しあわせ…だった…よ…ほん…とうに…」
一言一言絞り出される弱々しい声はまるで命を削って出されているようで、シノアは聞きたくはなかった。だが、フィリアの最期の言葉を聞き逃せば、シノアは自分を一生責め続けることになる。
そして、フィリアの最期の言葉がシノアに届く。
「あい…して…るよ…」
母から放たれた愛の言葉は、シノアの耳に届くと同時に母の手から力を奪った。
頬から離れかけた手を握り締め自分の頬に当てるシノア。
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