57 / 88
運命構築篇
第51話 リサ・ゾーシモス
しおりを挟む
「僕に…似てる?」
シノアの言葉に静かに首肯するとライデンはポツポツと話し始めた。
「初めて会った時はあんた、髪も長かったし服も立派だったからわかんなかったんすけど、今日ひさしぶりに会って、そっくりだって気付いたんすよ」
優しくシノアの頭を撫でながら語るライデンの言葉には、隠しきれない程の愛情がこもっており、どれほど弟を大切にしていたのかが伺えた。
「…こうやって、弟を抱いて頭を撫でているのが好きだった」
シノアの肩に頭を乗せて髪を弄ぶライデンが、突然猫撫で声でシノアに甘える。
「ちょっとこっち向いて欲しいっす」
「え?あ、はい、こうですか?」
ライデンの指示により向かい合う形となったため、視線のやり場に困り目を泳がせるシノア。
そんなシノアを無視してライデンは、自分の衝動に従いシノアに身を任せる。
「ら、ライデンさん?」
突然もたれかかってきたライデンに驚いたシノアだったが、ライデンの頬に流れる水滴が汗ではないことを悟ると静かに抱き締め、頭を撫で始めた。
「私の名前、変っすよね」
「そう…ですかね?」
ライデンは自嘲気味に言うが、異世界の名前に馴染みのないシノアにはあまり違和感は感じられなかった。
「この名前…本当は私の名前じゃないんす」
突然の告白にシノアは驚いたが、話の腰を折ってまで理由を聞こうとは思わなかったため、静かにライデンの頭を撫で続ける。
「この名前は弟の…天才的な錬金術の才能があった、あいつの名前なんすよ」
かつて、サンタルチアの首都アルゴネアに2人の天才姉弟がいた。
姉は幼少の砌より錬成師としての才能に秀で、15歳を迎える頃には国家の技術開発に貢献するほど優秀だった。
弟は錬金術に秀で、天性の才能と絶えまぬ努力により生まれたその腕は、国王から直々に依頼されるほど優良だった。将来は錬金術の祖であるホーエンハイムに匹敵するのではと謳われ数々の薬を生み出した。
「弟は天才だったっす。5歳でこの国の植生を全て把握し、10歳になる頃には国家と取引できるほどの腕になって…本当、すごかったんすよ」
2人はとても仲睦まじく、両親を早くに亡くしていたため、協力して生きていた。
互いを支え合い、互いの欠点を補い合う。とても理想的で眩しいほど幸せに満ち溢れていたのだ。
だが、幸せはいつまでも続かない。
「ある日、私が流行り病にかかって薬が必要になったっす。だけど、流行り病っすから薬はなかなか手に入らなくて、結局弟が作ってくれることになったんすよ」
流行り病の治療薬を作ることは、超優秀な腕を持つ彼なら容易いことだった。
しかし、薬を作るための材料が足りず、取りに行かなければならなかった。
「特に危険な道でもなかったし、隣島だったから誰も止めなかったっす。まぁ、止めても弟なら反対を押し切って行ったでしょうけど…」
何も心配はいらないはずだった。
1時間もすれば帰ってくるはずだった。
だが、どれだけ待とうと弟が帰ってくることは無かった。
1週間経って知人の冒険者が持って帰ってきたのは、血で濡れた花を持ったまま事切れた弟の亡骸だった。
「弟は盗賊にやられたんすよ。流行り病の治療薬の材料であるファルマコシナを独占しようとしていたヤツらに…」
その言葉と共に抑えきれなくなった涙がシノアの首筋に流れる。
「…どう…してっ…あいつが…弟が死ななきゃいけなかったの…私が…私が死ねば…よかったのにっ…」
長年誰にもぶつけることが出来なかった思いを吐き出し嗚咽を漏らすライデン。
シノアはその背中を優しく、いつまでも抱き締めていた。
しばらくすると落ち着いたのか嗚咽が止み、微かに頬を染めたライデンが上目遣いにシノアを見つめる。
その破壊力たるや恐ろしいものだった。
猫耳に超絶美少女─ある意味兵器である。
「その…ありがとっす。ちょっとすっきりした…っす」
「いえいえ…その、そろそろ上がりますか?長風呂は体に良くない気が…」
「そうっすね。でも、その前に髪洗ってあげるっすよ」
近くにあった石鹸を使い、泡立てると慣れた手つきでシノアの髪を洗っていくライデン。
シノアはされるがままで、目を閉じている。
「…そういえば、ライデンさんの名前…」
そんな中シノアが先程の話を掘り返す。
「私の名前がどうかしたっすか?」
「ライデンは弟さんの名前なんですよね。本当の名前って…」
「あぁ…なるほど。気になるっすか?」
シノアが無言で首を縦に振ったのを見て、ライデンは隠す気もないのか水で石鹸を洗い流すと普通に言い放った。
「リサ、リサ・ゾーシモス。もう長年使ってないっすけど」
「リサさん…ありがとうございます」
ゆっくりと噛み締めるように名前を発したシノアにリサも同じ質問をシノアに返した。
「いえいえ、それじゃ私もあんたのフルネーム聞いていいっすか?」
「フルネーム?シノアですけど…」
シノアの答えに首を横に振り質問─というより確認をする。
「いや、あんた転移者っすよね?それとも召喚者っすか?」
ライデン─いや、リサの言葉に目を見開き“何故そのことを”といった表情になるシノア。
そんなシノアを見てリサはため息をついた。
「普通、個人の家にこんな設備があったら腰抜かすもんすよ。それを大して驚きもしなかった時点で一般人じゃないってわかりますし、あと錬金術と錬成術の違いがわからないとことか、判断材料は色々あったっすよ」
思いもよらぬところでこの世界に馴染めていないことを指摘されたシノアはがっくりと肩を落とす。
「…僕のフルネームは僑國 神愛です。召喚者…ですね」
「ほ~てことは滅茶苦茶に強いんすか?」
リサの質問に対しシノアは、少しだけ表情に陰を落とすと答えた。
「…いえ…僕は無能でしたから」
「無能力ってことすか?珍しいっすね」
リサの言葉に俯き泣き笑いのような表情を浮かべるシノアだったが、リサによって顔を両手で持ち上げられ目を合わせられる。
「別にいいじゃないっすか無能で。最初から大した努力もせずに持ってるものなんてなんの価値もないんすよ。努力して、精一杯足掻いて手にしたものにこそ、価値があるんすよ」
その言葉には、練成師として天性の才能を持っていた天才からの視点と、なんの才能もなく努力だけで錬金術の凄腕になった無能からの視点、両方を経験したリサだからこそ言える重みがあった。
リサの言葉に励まされたシノアは笑顔を浮かべると、同じようにライデンの顔を自分の手で包み込んだ。
それに少し照れたのか、リサは手を離すと近くにあったタオルで体を拭き始める。
同じようなタオルをシノアにも渡すと、着替えのため風呂場を後にした。
◇◇◇
「色々とお世話になりました」
「いやいや~こっちこそ楽しかったっすよ」
すっかり小綺麗になったシノアは暗くなる前に目的地に向かうため、風呂から上がるとすぐにリサの家を出ることにした。
「別に今日泊まっていってもいいんすよー?」
「さすがにそこまでお世話になるわけには…お風呂を貸してもらえただけで充分です」
リサに頭を下げながら、ドアノブに手をかけるシノア。
その背中に声が掛けられる。
「気をつけて行くんすよ~雨降るかもしれないっすから」
後ろを振り向くとリサが、少し名残惜しそうにシノアに手を振っていた。
シノアは笑みを浮かべるとリサに手を振り返し、安心させようと言葉を放った。
いや、放ってしまった。
「大丈夫ですよ、心配いりませんから。“命を大事に”しますよ」
シノアは某有名ゲームの作戦を軽い気持ちで口にしただけだった。
だが、その言葉を聞いたリサはかつてないほどの焦燥感に駆られていた。
この感じ…前もどこかで…と。
(なんすか…この胸のざわめき…すごく懐かしくて…嫌な予感が…)
そして、思い出す。5年前のあの日も、こんな会話をしたことを。
“大丈夫だよ、ねえさん。心配いらないから。命を大事にするよ”
「まって…っす…」
「ん?どうしました?」
ドアノブに手をかけたシノアの外套の袖を掴んだリサは弱々しい声でシノアを呼び止めた。
「…いや…いか…ないで…」
「リサ…さん?」
リサの声に後ろを振り向いたシノアは、突然リサが抱き着いてきたことに驚き声を上げる。
「あの…大丈─」
「うっ…ぐすっ…いやっ…ひとりに…しない…で…」
しかし、シノアの首に手を回し目を潤ませたリサの姿を見た途端戸惑いは消え去り、今彼女が一番望んでいるであろうことをしなければという思いに駆られた。
「…大丈夫。どこにも…いかないよ。ずっと、そばにいるよ」
シノアの言葉に堪えきれなくなったのか、リサは両眼から大粒の涙を零し、仮初でも弟が戻ってきたことに大して泣き続けた。
シノアの言葉に静かに首肯するとライデンはポツポツと話し始めた。
「初めて会った時はあんた、髪も長かったし服も立派だったからわかんなかったんすけど、今日ひさしぶりに会って、そっくりだって気付いたんすよ」
優しくシノアの頭を撫でながら語るライデンの言葉には、隠しきれない程の愛情がこもっており、どれほど弟を大切にしていたのかが伺えた。
「…こうやって、弟を抱いて頭を撫でているのが好きだった」
シノアの肩に頭を乗せて髪を弄ぶライデンが、突然猫撫で声でシノアに甘える。
「ちょっとこっち向いて欲しいっす」
「え?あ、はい、こうですか?」
ライデンの指示により向かい合う形となったため、視線のやり場に困り目を泳がせるシノア。
そんなシノアを無視してライデンは、自分の衝動に従いシノアに身を任せる。
「ら、ライデンさん?」
突然もたれかかってきたライデンに驚いたシノアだったが、ライデンの頬に流れる水滴が汗ではないことを悟ると静かに抱き締め、頭を撫で始めた。
「私の名前、変っすよね」
「そう…ですかね?」
ライデンは自嘲気味に言うが、異世界の名前に馴染みのないシノアにはあまり違和感は感じられなかった。
「この名前…本当は私の名前じゃないんす」
突然の告白にシノアは驚いたが、話の腰を折ってまで理由を聞こうとは思わなかったため、静かにライデンの頭を撫で続ける。
「この名前は弟の…天才的な錬金術の才能があった、あいつの名前なんすよ」
かつて、サンタルチアの首都アルゴネアに2人の天才姉弟がいた。
姉は幼少の砌より錬成師としての才能に秀で、15歳を迎える頃には国家の技術開発に貢献するほど優秀だった。
弟は錬金術に秀で、天性の才能と絶えまぬ努力により生まれたその腕は、国王から直々に依頼されるほど優良だった。将来は錬金術の祖であるホーエンハイムに匹敵するのではと謳われ数々の薬を生み出した。
「弟は天才だったっす。5歳でこの国の植生を全て把握し、10歳になる頃には国家と取引できるほどの腕になって…本当、すごかったんすよ」
2人はとても仲睦まじく、両親を早くに亡くしていたため、協力して生きていた。
互いを支え合い、互いの欠点を補い合う。とても理想的で眩しいほど幸せに満ち溢れていたのだ。
だが、幸せはいつまでも続かない。
「ある日、私が流行り病にかかって薬が必要になったっす。だけど、流行り病っすから薬はなかなか手に入らなくて、結局弟が作ってくれることになったんすよ」
流行り病の治療薬を作ることは、超優秀な腕を持つ彼なら容易いことだった。
しかし、薬を作るための材料が足りず、取りに行かなければならなかった。
「特に危険な道でもなかったし、隣島だったから誰も止めなかったっす。まぁ、止めても弟なら反対を押し切って行ったでしょうけど…」
何も心配はいらないはずだった。
1時間もすれば帰ってくるはずだった。
だが、どれだけ待とうと弟が帰ってくることは無かった。
1週間経って知人の冒険者が持って帰ってきたのは、血で濡れた花を持ったまま事切れた弟の亡骸だった。
「弟は盗賊にやられたんすよ。流行り病の治療薬の材料であるファルマコシナを独占しようとしていたヤツらに…」
その言葉と共に抑えきれなくなった涙がシノアの首筋に流れる。
「…どう…してっ…あいつが…弟が死ななきゃいけなかったの…私が…私が死ねば…よかったのにっ…」
長年誰にもぶつけることが出来なかった思いを吐き出し嗚咽を漏らすライデン。
シノアはその背中を優しく、いつまでも抱き締めていた。
しばらくすると落ち着いたのか嗚咽が止み、微かに頬を染めたライデンが上目遣いにシノアを見つめる。
その破壊力たるや恐ろしいものだった。
猫耳に超絶美少女─ある意味兵器である。
「その…ありがとっす。ちょっとすっきりした…っす」
「いえいえ…その、そろそろ上がりますか?長風呂は体に良くない気が…」
「そうっすね。でも、その前に髪洗ってあげるっすよ」
近くにあった石鹸を使い、泡立てると慣れた手つきでシノアの髪を洗っていくライデン。
シノアはされるがままで、目を閉じている。
「…そういえば、ライデンさんの名前…」
そんな中シノアが先程の話を掘り返す。
「私の名前がどうかしたっすか?」
「ライデンは弟さんの名前なんですよね。本当の名前って…」
「あぁ…なるほど。気になるっすか?」
シノアが無言で首を縦に振ったのを見て、ライデンは隠す気もないのか水で石鹸を洗い流すと普通に言い放った。
「リサ、リサ・ゾーシモス。もう長年使ってないっすけど」
「リサさん…ありがとうございます」
ゆっくりと噛み締めるように名前を発したシノアにリサも同じ質問をシノアに返した。
「いえいえ、それじゃ私もあんたのフルネーム聞いていいっすか?」
「フルネーム?シノアですけど…」
シノアの答えに首を横に振り質問─というより確認をする。
「いや、あんた転移者っすよね?それとも召喚者っすか?」
ライデン─いや、リサの言葉に目を見開き“何故そのことを”といった表情になるシノア。
そんなシノアを見てリサはため息をついた。
「普通、個人の家にこんな設備があったら腰抜かすもんすよ。それを大して驚きもしなかった時点で一般人じゃないってわかりますし、あと錬金術と錬成術の違いがわからないとことか、判断材料は色々あったっすよ」
思いもよらぬところでこの世界に馴染めていないことを指摘されたシノアはがっくりと肩を落とす。
「…僕のフルネームは僑國 神愛です。召喚者…ですね」
「ほ~てことは滅茶苦茶に強いんすか?」
リサの質問に対しシノアは、少しだけ表情に陰を落とすと答えた。
「…いえ…僕は無能でしたから」
「無能力ってことすか?珍しいっすね」
リサの言葉に俯き泣き笑いのような表情を浮かべるシノアだったが、リサによって顔を両手で持ち上げられ目を合わせられる。
「別にいいじゃないっすか無能で。最初から大した努力もせずに持ってるものなんてなんの価値もないんすよ。努力して、精一杯足掻いて手にしたものにこそ、価値があるんすよ」
その言葉には、練成師として天性の才能を持っていた天才からの視点と、なんの才能もなく努力だけで錬金術の凄腕になった無能からの視点、両方を経験したリサだからこそ言える重みがあった。
リサの言葉に励まされたシノアは笑顔を浮かべると、同じようにライデンの顔を自分の手で包み込んだ。
それに少し照れたのか、リサは手を離すと近くにあったタオルで体を拭き始める。
同じようなタオルをシノアにも渡すと、着替えのため風呂場を後にした。
◇◇◇
「色々とお世話になりました」
「いやいや~こっちこそ楽しかったっすよ」
すっかり小綺麗になったシノアは暗くなる前に目的地に向かうため、風呂から上がるとすぐにリサの家を出ることにした。
「別に今日泊まっていってもいいんすよー?」
「さすがにそこまでお世話になるわけには…お風呂を貸してもらえただけで充分です」
リサに頭を下げながら、ドアノブに手をかけるシノア。
その背中に声が掛けられる。
「気をつけて行くんすよ~雨降るかもしれないっすから」
後ろを振り向くとリサが、少し名残惜しそうにシノアに手を振っていた。
シノアは笑みを浮かべるとリサに手を振り返し、安心させようと言葉を放った。
いや、放ってしまった。
「大丈夫ですよ、心配いりませんから。“命を大事に”しますよ」
シノアは某有名ゲームの作戦を軽い気持ちで口にしただけだった。
だが、その言葉を聞いたリサはかつてないほどの焦燥感に駆られていた。
この感じ…前もどこかで…と。
(なんすか…この胸のざわめき…すごく懐かしくて…嫌な予感が…)
そして、思い出す。5年前のあの日も、こんな会話をしたことを。
“大丈夫だよ、ねえさん。心配いらないから。命を大事にするよ”
「まって…っす…」
「ん?どうしました?」
ドアノブに手をかけたシノアの外套の袖を掴んだリサは弱々しい声でシノアを呼び止めた。
「…いや…いか…ないで…」
「リサ…さん?」
リサの声に後ろを振り向いたシノアは、突然リサが抱き着いてきたことに驚き声を上げる。
「あの…大丈─」
「うっ…ぐすっ…いやっ…ひとりに…しない…で…」
しかし、シノアの首に手を回し目を潤ませたリサの姿を見た途端戸惑いは消え去り、今彼女が一番望んでいるであろうことをしなければという思いに駆られた。
「…大丈夫。どこにも…いかないよ。ずっと、そばにいるよ」
シノアの言葉に堪えきれなくなったのか、リサは両眼から大粒の涙を零し、仮初でも弟が戻ってきたことに大して泣き続けた。
0
あなたにおすすめの小説
僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強の配下たちと共に超大国を創る
瀬戸夏樹
ファンタジー
時は乱世。
ユーベル大公国領主フリードには4人の息子がいた。
長男アルベルトは武勇に優れ、次男イアンは学識豊か、3男ルドルフは才覚持ち。
4男ノアのみ何の取り柄もなく奇矯な行動ばかり起こす「うつけ」として名が通っていた。
3人の優秀な息子達はそれぞれその評判に見合う当たりギフトを授かるが、ノアはギフト判定においてもハズレギフト【鑑定士】を授かってしまう。
「このうつけが!」
そう言ってノアに失望した大公は、ノアを僻地へと追放する。
しかし、人々は知らない。
ノアがうつけではなく王の器であることを。
ノアには自身の戦闘能力は無くとも、鑑定スキルによって他者の才を見出し活かす力があったのである。
ノアは女騎士オフィーリアをはじめ、大公領で埋もれていた才や僻地に眠る才を掘り起こし富国強兵の道を歩む。
有能な武将達を率いる彼は、やがて大陸を席巻する超大国を創り出す。
旧タイトル「僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強武将と共に超大国を創る」
なろう、カクヨムにも掲載中。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる