36 / 37
12 金星 3
しおりを挟む
最大の激闘……それから早一週間。
ジンは母艦の部屋で、寝転びながら本を読んでいた。
向かいのベッドの上段で、ゴブオがあぐらをかいて唸っている。
「アニキ。なんで王都から離れちまうんスか? やっとアホな貴族どもが掌返してヘコヘコしてきやがったのに」
敵の将軍が黄金級機の操縦者だったこと。
それを撃破したこと。
黄金級機の設計図も見事に取り返したこと。
これらの報告を終えた日、ジン達を取り巻く世界は変わった。
「マジでケッサクでしたぜ。魔王軍の戦艦は丸ごと降伏して設計図を差し出しやがるし、持って帰ったら王様の奴、飛び上がって喜びやがって。何より、アニキ達に文句言った事のある奴らが全員顔色青くなってんの、今思い出してもクソワラwwwっスわ」
他人が己より下に見える時が、ゴブオにとって至福の時なのだ。
だが今回はリリマナも喜んでいた。ジンの頭の横に寝転がり、頬杖をついてニコニコ笑っている。
「黄金級機に勝っちゃうって事は、それに乗ってた過去の魔王達にも勝てるって事だもんね。歴史に名を残してる英雄達に負けてないよ、今のジン達は!」
「ま、逆に言えば黄金級機が倒された事だって昔から何度もあるわけだろ。我ながらよくやったとは思うが、あそこまで騒ぐもんかね……」
呟くジン。
脳裏にはここ数日で見た光景がいくつも浮かんでは消えていた。
今までは指揮官のヴァルキュリナが優秀で、ジン達はその部下と認識されていたのだが――王都に帰るとジン達の評価は一気に上がった。
黄金級機を撃破した事で。それと直接戦った者達という事で。
この世界では、それほど黄金級機の存在は大きかったのだ。
「ジン達が正しくわかってもらえて、私も嬉しいんだ」
報告した当人のヴァルキュリナはそう言っていた。
そして「ジン達に話がある」と言う者達を、毎日のように連れて来た。
彼女は良かれと思ってそうしたのだと、それはジンにもわかる。
(おかげで名前しか知らない知人がずいぶん増えたがな……)
その名前もジンは半分以上忘れた。
そんな毎日だったが、ある日、ヴァルキュリナが王都を離れると知った。
彼女は今度の手柄で将軍の座を与えられる事になった……筈だったのだが。
「魔王軍にも面子があるから、この国への攻撃は激しくなると思う。私はそれから故郷を守りたいんだ」
そう言って彼女の地元、国境を守る都市ホウツへ戻る事にしたのだ。
「今のジン達なら、地位も富も十分に得られる筈だ……私が差し出せる分なんかよりも。なんだかんだで私が一方的に世話になったようですまない」
彼女はジン達と別れるつもりでそう伝えて来た。
豪華な部屋のふかふかのベッドに腰掛けてヴァルキュリナの話を聞いていたジン達は……
「そうですかよ」
「行っちゃうんだね……」
「ゲッゲー」
彼女の行動に意見しようとも、反対しようとも、引き留めようともしなかった。
まぁ出発の日、当然のように戦艦の部屋に皆で居たのだが。
「え? なんで?」
出発してからジン達の乗艦を知り、仰天して部屋に駆け付けたヴァルキュリナは、目を丸くしてそう呟く事しかできなかった。
「よっす」
ベッドに寝そべってそう言うジンを見ながら。
それが昨日の事であり、今だにゴブオは勿体なく思っている。
「金も女も山ほど手に入るのに、マジで勿体ねっスよ……」
「女、か。ナイナイの周りに壁ができるほど居たな。本命の子はできたか?」
ジンが茶化すように訊くと、ナイナイはむっとむくれた。
「ジンはすぐそんな事言う……」
以前からナイナイだけは異形が表に出ていないのもあって、同じ歳ぐらいの少女達には好意的な子もいた。それも今回の手柄でさらに増え、ほとんどファンクラブのような集まりまでできたのだ。
以前から親しかったリディアとルシーナも当然のようにその中にいる。
ジン達がとりとめもない話をしていると、部屋の扉がノックも無しに開いた。
クロカである。
彼女は半ばひきつった顔で部屋の中のメンバーを見渡した。
「本当に全員いやがる……」
「そういや昨日は逢わなかったな。一応、格納庫には少しだけ行ったんだがよ。すれ違いでもしたか」
のほほんと言うジン。
クロカは強張った顔のまま口を開く。
「私が最終チェックした後に機体を積み込みやがっただろ! それすれ違いって言わねぇから! なんでお前らが全員ついてきてるんだよ!?」
「またその話か。ゴブオがずっと繰り返してるんだが」
ジンはそう言うと「よっこらせ」と身を起こし、ベッドに腰掛けた。
「あそこはなんか色々めんどうくせぇからだ」
「何その曖昧な理由!」
ジンの言い分はまるで納得できないクロカ。
「魔王軍の黄金級機を倒して、その神蒼玉を奪取した事で、こちらが黄金級機を造るのも夢ではなくなった。その操縦者候補の、筆頭がお前達三人なんだぞ!? 伝説の勇者だぞ、マジで!」
だがそう言われながら、ジンは窓の外を……流れてゆく景色に目をやる。
晴天の下、豊かな山の繋がりが途切れる事なく流れていた。
「またその話か。毎日必ず聞かされるな。多い日は二度も三度も」
「え……?」
一転、戸惑うクロカ。
ジンは淡々と話し続ける。
「ヴァルキュリナの仲介で知り合った、ある貴族の親父さんが、その後に日を改めてな。『鬼甲戦隊隊長の俺をおいて、他の騎士が黄金級機を賜るわけがない。私が力添えに尽力する。だからぜひ娘の婿になって家に来てくれ』と言ってくれてよ」
窓の外から視線をクロカへと移す。
「で、その話の時には娘さんもいた。えらく胸元の開いた格好で。『貴方の妻として、どんな言いつけでも聞きます』だと」
ジンの顔はどう見ても楽しそうではなかった。
「俺も性格悪いからな。右手で握手してもらった」
そう言って、少し笑う。
「目を逸らしてたし、あちらさんの手が震えてたんだわ」
笑っているのは口元だけだった。自嘲気味に。
「まぁ……貴族の娘が家の都合で結婚するのは当たり前の事だし……」
なんと言えばいいか、少し迷ってから。
クロカはそれだけをなんとか口にした。
ジンは肩を竦めた。
「らしいな。同じような話を持ち込んできた奴が毎日いたぞ」
「黄金級機の操縦者がいる一族……その看板が欲しいだけなら、別に俺である必要は無ぇ。そんな看板のために、こちらを内心嫌がってる女房と何十年も一緒にいる気はねぇ。いくら俺がモテなくてもそのぐらいの選り好みはさせてもらうからよ」
声には所々、溜息も混じっていた。
「名前しか知らない知人がずいぶん増えたが……半分以上忘れた。全部忘れるのももうじきだろうよ」
「というわけで、俺は俺の我儘勝手で動いている。他の奴がついてきたのが驚きだわ」
言って部屋の中を見渡すジン。
それを聞いたリリマナは宙へと羽ばたき、腰に手を当てて拗ねるように言った。
「ちょっとォ! なんか文句あるの?」
「そうだよ。僕は……一緒にいたいし」
おずおずと言うナイナイ。
「ゲッゲー」
いつも通りに鳴くダインスケン。
「俺はアニキの下にいないと人間の中で暮らせないっス……」
哀しみの声で呟くゴブオ。
それらの声を聞いてから、リリマナが鼻息も荒く言う。
「というわけよ。わかる? ついて来てあげた皆にジンは感謝すること!」
頷くジン。
「ああ、するしかねぇな! 全く、ケッサクだからよ」
笑顔で、そう応えた。
「はぁ……こいつらと来たら」
クロカはそうは言うものの、彼女の声もどこか晴れている。
苦笑混じりだが、もう悪い気はしていなさそうだった。
「どうせ戦う事が求められるのは変わらんし、『内密の話』が毎日繰り返される城よりは最前線の都市にいようじゃねぇか。小遣いは王都に、メシはヴァルキュリナの家に頼むとするか」
再びベッドに寝転がるジン。
リリマナが枕元に降り立った。
「じゃあやっぱりヴァルキュリナと結婚するの?」
「するのか? ナイナイ」
ジンがとぼけて訊くと、やっぱりナイナイはむくれる。
「なんで僕に言うの」
「美形ロイヤルカップルなんて物が成立すんのは、この中にナイナイぐらいしかいないだろ」
笑いながらジンが言うと、ダインスケンが「ゲッゲー」と鳴いた。
それを一人、廊下でこっそり聞いていた者がいる。
クロカの後に来たものの、入るタイミングが掴めずにいたヴァルキュリナだ。
彼女は小さく呟いた。
「成立しなくても、私は別に……」
ジンは母艦の部屋で、寝転びながら本を読んでいた。
向かいのベッドの上段で、ゴブオがあぐらをかいて唸っている。
「アニキ。なんで王都から離れちまうんスか? やっとアホな貴族どもが掌返してヘコヘコしてきやがったのに」
敵の将軍が黄金級機の操縦者だったこと。
それを撃破したこと。
黄金級機の設計図も見事に取り返したこと。
これらの報告を終えた日、ジン達を取り巻く世界は変わった。
「マジでケッサクでしたぜ。魔王軍の戦艦は丸ごと降伏して設計図を差し出しやがるし、持って帰ったら王様の奴、飛び上がって喜びやがって。何より、アニキ達に文句言った事のある奴らが全員顔色青くなってんの、今思い出してもクソワラwwwっスわ」
他人が己より下に見える時が、ゴブオにとって至福の時なのだ。
だが今回はリリマナも喜んでいた。ジンの頭の横に寝転がり、頬杖をついてニコニコ笑っている。
「黄金級機に勝っちゃうって事は、それに乗ってた過去の魔王達にも勝てるって事だもんね。歴史に名を残してる英雄達に負けてないよ、今のジン達は!」
「ま、逆に言えば黄金級機が倒された事だって昔から何度もあるわけだろ。我ながらよくやったとは思うが、あそこまで騒ぐもんかね……」
呟くジン。
脳裏にはここ数日で見た光景がいくつも浮かんでは消えていた。
今までは指揮官のヴァルキュリナが優秀で、ジン達はその部下と認識されていたのだが――王都に帰るとジン達の評価は一気に上がった。
黄金級機を撃破した事で。それと直接戦った者達という事で。
この世界では、それほど黄金級機の存在は大きかったのだ。
「ジン達が正しくわかってもらえて、私も嬉しいんだ」
報告した当人のヴァルキュリナはそう言っていた。
そして「ジン達に話がある」と言う者達を、毎日のように連れて来た。
彼女は良かれと思ってそうしたのだと、それはジンにもわかる。
(おかげで名前しか知らない知人がずいぶん増えたがな……)
その名前もジンは半分以上忘れた。
そんな毎日だったが、ある日、ヴァルキュリナが王都を離れると知った。
彼女は今度の手柄で将軍の座を与えられる事になった……筈だったのだが。
「魔王軍にも面子があるから、この国への攻撃は激しくなると思う。私はそれから故郷を守りたいんだ」
そう言って彼女の地元、国境を守る都市ホウツへ戻る事にしたのだ。
「今のジン達なら、地位も富も十分に得られる筈だ……私が差し出せる分なんかよりも。なんだかんだで私が一方的に世話になったようですまない」
彼女はジン達と別れるつもりでそう伝えて来た。
豪華な部屋のふかふかのベッドに腰掛けてヴァルキュリナの話を聞いていたジン達は……
「そうですかよ」
「行っちゃうんだね……」
「ゲッゲー」
彼女の行動に意見しようとも、反対しようとも、引き留めようともしなかった。
まぁ出発の日、当然のように戦艦の部屋に皆で居たのだが。
「え? なんで?」
出発してからジン達の乗艦を知り、仰天して部屋に駆け付けたヴァルキュリナは、目を丸くしてそう呟く事しかできなかった。
「よっす」
ベッドに寝そべってそう言うジンを見ながら。
それが昨日の事であり、今だにゴブオは勿体なく思っている。
「金も女も山ほど手に入るのに、マジで勿体ねっスよ……」
「女、か。ナイナイの周りに壁ができるほど居たな。本命の子はできたか?」
ジンが茶化すように訊くと、ナイナイはむっとむくれた。
「ジンはすぐそんな事言う……」
以前からナイナイだけは異形が表に出ていないのもあって、同じ歳ぐらいの少女達には好意的な子もいた。それも今回の手柄でさらに増え、ほとんどファンクラブのような集まりまでできたのだ。
以前から親しかったリディアとルシーナも当然のようにその中にいる。
ジン達がとりとめもない話をしていると、部屋の扉がノックも無しに開いた。
クロカである。
彼女は半ばひきつった顔で部屋の中のメンバーを見渡した。
「本当に全員いやがる……」
「そういや昨日は逢わなかったな。一応、格納庫には少しだけ行ったんだがよ。すれ違いでもしたか」
のほほんと言うジン。
クロカは強張った顔のまま口を開く。
「私が最終チェックした後に機体を積み込みやがっただろ! それすれ違いって言わねぇから! なんでお前らが全員ついてきてるんだよ!?」
「またその話か。ゴブオがずっと繰り返してるんだが」
ジンはそう言うと「よっこらせ」と身を起こし、ベッドに腰掛けた。
「あそこはなんか色々めんどうくせぇからだ」
「何その曖昧な理由!」
ジンの言い分はまるで納得できないクロカ。
「魔王軍の黄金級機を倒して、その神蒼玉を奪取した事で、こちらが黄金級機を造るのも夢ではなくなった。その操縦者候補の、筆頭がお前達三人なんだぞ!? 伝説の勇者だぞ、マジで!」
だがそう言われながら、ジンは窓の外を……流れてゆく景色に目をやる。
晴天の下、豊かな山の繋がりが途切れる事なく流れていた。
「またその話か。毎日必ず聞かされるな。多い日は二度も三度も」
「え……?」
一転、戸惑うクロカ。
ジンは淡々と話し続ける。
「ヴァルキュリナの仲介で知り合った、ある貴族の親父さんが、その後に日を改めてな。『鬼甲戦隊隊長の俺をおいて、他の騎士が黄金級機を賜るわけがない。私が力添えに尽力する。だからぜひ娘の婿になって家に来てくれ』と言ってくれてよ」
窓の外から視線をクロカへと移す。
「で、その話の時には娘さんもいた。えらく胸元の開いた格好で。『貴方の妻として、どんな言いつけでも聞きます』だと」
ジンの顔はどう見ても楽しそうではなかった。
「俺も性格悪いからな。右手で握手してもらった」
そう言って、少し笑う。
「目を逸らしてたし、あちらさんの手が震えてたんだわ」
笑っているのは口元だけだった。自嘲気味に。
「まぁ……貴族の娘が家の都合で結婚するのは当たり前の事だし……」
なんと言えばいいか、少し迷ってから。
クロカはそれだけをなんとか口にした。
ジンは肩を竦めた。
「らしいな。同じような話を持ち込んできた奴が毎日いたぞ」
「黄金級機の操縦者がいる一族……その看板が欲しいだけなら、別に俺である必要は無ぇ。そんな看板のために、こちらを内心嫌がってる女房と何十年も一緒にいる気はねぇ。いくら俺がモテなくてもそのぐらいの選り好みはさせてもらうからよ」
声には所々、溜息も混じっていた。
「名前しか知らない知人がずいぶん増えたが……半分以上忘れた。全部忘れるのももうじきだろうよ」
「というわけで、俺は俺の我儘勝手で動いている。他の奴がついてきたのが驚きだわ」
言って部屋の中を見渡すジン。
それを聞いたリリマナは宙へと羽ばたき、腰に手を当てて拗ねるように言った。
「ちょっとォ! なんか文句あるの?」
「そうだよ。僕は……一緒にいたいし」
おずおずと言うナイナイ。
「ゲッゲー」
いつも通りに鳴くダインスケン。
「俺はアニキの下にいないと人間の中で暮らせないっス……」
哀しみの声で呟くゴブオ。
それらの声を聞いてから、リリマナが鼻息も荒く言う。
「というわけよ。わかる? ついて来てあげた皆にジンは感謝すること!」
頷くジン。
「ああ、するしかねぇな! 全く、ケッサクだからよ」
笑顔で、そう応えた。
「はぁ……こいつらと来たら」
クロカはそうは言うものの、彼女の声もどこか晴れている。
苦笑混じりだが、もう悪い気はしていなさそうだった。
「どうせ戦う事が求められるのは変わらんし、『内密の話』が毎日繰り返される城よりは最前線の都市にいようじゃねぇか。小遣いは王都に、メシはヴァルキュリナの家に頼むとするか」
再びベッドに寝転がるジン。
リリマナが枕元に降り立った。
「じゃあやっぱりヴァルキュリナと結婚するの?」
「するのか? ナイナイ」
ジンがとぼけて訊くと、やっぱりナイナイはむくれる。
「なんで僕に言うの」
「美形ロイヤルカップルなんて物が成立すんのは、この中にナイナイぐらいしかいないだろ」
笑いながらジンが言うと、ダインスケンが「ゲッゲー」と鳴いた。
それを一人、廊下でこっそり聞いていた者がいる。
クロカの後に来たものの、入るタイミングが掴めずにいたヴァルキュリナだ。
彼女は小さく呟いた。
「成立しなくても、私は別に……」
0
あなたにおすすめの小説
天才王子、引き篭もる……いや、引き篭もれない
戯言の遊び
ファンタジー
平穏に暮らしたいだけなのに、なぜ問題が山積みなんだ……!?」
辺境に飛ばされた“元サラリーマン王子”、引き篭もるつもりが領地再生の英雄に――!
現代日本で社畜生活を送っていた青年・レオンは、ある日突然、
中世ヨーロッパ風の王国「リステリア」の第五王子として転生する。
怠惰で引き篭もり体質なレオンは、父王により“国の厄介払い”として
荒れ果てた辺境〈グレイア領〉の領主を任される。
だが、現代知識と合理的な発想で領内を改革していくうちに、
貧困の村は活気を取り戻し――気づけば人々からこう呼ばれていた。
『良領主様』――いや、『天才王子』と。
領民想いのメイド・ミリア、少女リィナ、そして個性派冒険者たちと共に、
引き篭もり王子のスローライフ(予定)は、今日もなぜか忙しい!
「平穏に暮らしたいだけなのに、なぜ問題が山積みなんだ……!?」
社畜転生王子、引き篭もりたいのに領地がどんどん発展していく!
――働きたくないけど、働かざるを得ない異世界領主譚!
こちらは、以前使っていたプロットを再構成して投稿しています
是非、通学や通勤のお供に、夜眠る前のお供に、ゆるりとお楽しみ下さい
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜
音無響一
ファンタジー
わーい、異世界来ちゃった!
スキルスキル〜何かな何かな〜
ネットスーパー……?
これチートでしょ!?
当たりだよね!?
なになに……
注文できるのは、食材と調味料だけ?
完成品は?
カップ麺は?
え、私料理できないんだけど。
──詰みじゃん。
と思ったら、追放された料理人に拾われました。
素材しか買えない転移JK
追放された料理人
完成品ゼロ
便利アイテムなし
あるのは、調味料。
焼くだけなのに泣く。
塩で革命。
ソースで敗北。
そしてなぜかペンギンもいる。
今日も異世界で、
調味料無双しちゃいます!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
無属性魔法しか使えない少年冒険者!!
藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる