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2章
16 魔獣咆哮 5
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機体の操縦席に座ったガイへ、ミオンからの通信が入る。
「ガイ、大丈夫なのね? ここで無理に戦う必要は無いと思うけど……」
「まだ完全にあの怪獣を操れていないなら、今のうちに倒した方がいい。俺なら大丈夫だ」
「わかった。信じるわ」
ミオンからの返信と同時に、ミズスマシ型運搬機のハッチが開き始める。
ガイは肩にいるイムと頷き合った。
――もう片方の運搬機――
スティーナは搭載した機体の発進準備が整う前にハッチを開けた。
鍛冶屋のイアンと農夫のタゴサックが格納庫へ続く通路へ走る。だがタリンだけは再び骸骨馬に乗り、格納庫へ直接乗り込んだ。
搭載された機体は三機。その中で骸骨戦士型のSバスタードスカルだけがうつ伏せに寝ていた。
骸骨馬はその背へと板状のタラップを駆け上る。そして背中側の開口部――本来は脱出装置が射出される機構――へと前のめりに落ちながら突っ込んだ。
「ドッキーング!」
『なんじゃそりゃ』
タリンの掛け声に呆れながらも、シロウの髑髏は馬体を接続機器と合体させる。背側の開口部を閉めながら機体は立ち上がり、そのまま運搬機から出て、他機体より一早く上陸した。
骸骨馬はケイオス・ウォリアーの操縦席も兼ねた移動用の乗り物だったのだ。
搭乗時間を短縮する事で真っ先に敵怪獣と対峙したタリン機。そのモニターに敵の性能が表示される。
>
ジュエラドン
ファイティングアビリティ:140
ウェポンズアビリティ:160
スピードアビリティ:100
パワーアビリティ:140
アーマードアビリティ:160
>
「えっ……こいつは?」
同じデータを見てスティーナが呟いたが、タリンは全く気にせず怪獣へ斬りかかった。
元より敵のステータスなど見ていないのだ。
「さっきやられたお返しはテメーにやってやるぜ! フルパワーだ!」
『出すのは俺だがな』
「うおーッ! 闇パワー全開! デッドリーアサルトタイガーー!!」
『全開するのも俺だがな』
シロウの髑髏が両眼を光らせ、Sバスタードスカルの剣が輝いた。紫の虎のオーラが剣に宿り、怪獣へ斬りつける!
怪獣は真向から太い腕を振り回し、宝石のように光る鉤爪を叩きつけてきた。
激突!
「グゲェー!」
タリンの悲鳴が響き、バスタードスカルが吹っ飛んだ。
一応、スカルの剣も敵を捉え、体表に切り傷を刻みはした。
よろよろと起き上がるバスタードスカル。
タリンが憤懣から怒鳴る。
「おいぃ!? こっちが圧されてんぞ?」
『単純な話。相手のパワーの方が上だ』
シロウがガチガチと歯を鳴らした。
だがスカルの損傷が徐々に塞がってゆく。
この機体には元になった機体同様、再生能力があるのだ! まだまだ敗れたわけではない。
まぁそれを察したのか、怪獣はその口から破壊光線を吐き出したが。
「グゲェー!」
響くタリンの悲鳴。また損傷したスカルが地面を転がる。
まぁタリンは十分に役目を果たした。
味方の残り三機が上陸し、攻撃準備を整えたのだ。十分な準備も敵の攻撃を一身に受け止める者がいたが故である。
その役目をタリンが理解していたわけでも説明されていたわけでも無いのだが。
というわけで各自、射程や機体性能に応じて位置取りを終えていた。
スティーナが通信を送る。
「集中砲火をかけるんです!」
「それしかないのう!」
鍛冶屋のイアンが叫ぶとともに、ガイ達四機による総攻撃がかけられた。
砲弾が、光線が怪獣を撃ち、その合間に爪が刃が叩きこまれる。
さしもの怪獣も体表に次々と損傷を受け、怒りの咆哮をあげた。
だがしかし。
農夫のタゴサックが驚愕の声をあげる。
「むむむ!? どんどん再生している」
そう、再生能力は敵にもあった。バスタードスカルをさらに上回るものが。
さらスティーナがモニターに表示される敵ステータスを前に愕然とする。
「エネルギー量も全然落ちていません……やはりあの怪獣、大地からパワーを吸収している!?」
無尽蔵のタフネス。
一行にはこの怪獣が不死身にさえ見えた。
そして、さらに――
怪獣の全身が輝いた。
宝石のような輝きをもつ全身の鱗が、内側からギラギラと光を放ったのだ。
そして一瞬、まるで瞳のような光点になると……全身から全方位に向けて、数百発の熱光線が撃ち出された!
「グゲェー!」
響くタリンの悲鳴。だが今度吹き飛ばされたのは彼の機体だけではない。
ガイ達四機全てが何十発もの熱光線に被弾し、大きく撥ね飛ばされ、大地に叩きつけられた。
光線が収まった時、四機は煙をあげて倒れていた。
「うごっ、うげっ……チクショウ! こいつは隊商の護衛程度じゃ蹴散らされるわけだぜ!」
タリンの怒りの声が通信機ごしに響く。
そんな中、よろよろとガイの機体が立ち上がった。
新機体、Sサバイブキマイラの操縦席で。ガイが肩上のイムへ声をかける。
「イム、頼む!」
「うん、おまかせ!」
威勢よく応え、翅を虹色に輝かせるイム。
虹の渦が生じ、キマイラへ吹き付けた。
それが収まった時。
キマイラは増加装甲を纏い、変身を終えていた。
両手両足に追加された装甲には葉で編んだ輪のような模様がある。
胸部装甲には月桂樹の花のような紋様が。
兜の鬣の先頭には緑の結晶が生じていた。
>
パンドラキマイラ
ファイティングアビリティ:120
ウェポンズアビリティ:120
スピードアビリティ:140
パワーアビリティ:140
アーマードアビリティ:140
>
胸にある獅子の瞳。
兜を被った人造巨人の瞳。
四つの眼が同時に輝いた。
「ガイ、大丈夫なのね? ここで無理に戦う必要は無いと思うけど……」
「まだ完全にあの怪獣を操れていないなら、今のうちに倒した方がいい。俺なら大丈夫だ」
「わかった。信じるわ」
ミオンからの返信と同時に、ミズスマシ型運搬機のハッチが開き始める。
ガイは肩にいるイムと頷き合った。
――もう片方の運搬機――
スティーナは搭載した機体の発進準備が整う前にハッチを開けた。
鍛冶屋のイアンと農夫のタゴサックが格納庫へ続く通路へ走る。だがタリンだけは再び骸骨馬に乗り、格納庫へ直接乗り込んだ。
搭載された機体は三機。その中で骸骨戦士型のSバスタードスカルだけがうつ伏せに寝ていた。
骸骨馬はその背へと板状のタラップを駆け上る。そして背中側の開口部――本来は脱出装置が射出される機構――へと前のめりに落ちながら突っ込んだ。
「ドッキーング!」
『なんじゃそりゃ』
タリンの掛け声に呆れながらも、シロウの髑髏は馬体を接続機器と合体させる。背側の開口部を閉めながら機体は立ち上がり、そのまま運搬機から出て、他機体より一早く上陸した。
骸骨馬はケイオス・ウォリアーの操縦席も兼ねた移動用の乗り物だったのだ。
搭乗時間を短縮する事で真っ先に敵怪獣と対峙したタリン機。そのモニターに敵の性能が表示される。
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ジュエラドン
ファイティングアビリティ:140
ウェポンズアビリティ:160
スピードアビリティ:100
パワーアビリティ:140
アーマードアビリティ:160
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「えっ……こいつは?」
同じデータを見てスティーナが呟いたが、タリンは全く気にせず怪獣へ斬りかかった。
元より敵のステータスなど見ていないのだ。
「さっきやられたお返しはテメーにやってやるぜ! フルパワーだ!」
『出すのは俺だがな』
「うおーッ! 闇パワー全開! デッドリーアサルトタイガーー!!」
『全開するのも俺だがな』
シロウの髑髏が両眼を光らせ、Sバスタードスカルの剣が輝いた。紫の虎のオーラが剣に宿り、怪獣へ斬りつける!
怪獣は真向から太い腕を振り回し、宝石のように光る鉤爪を叩きつけてきた。
激突!
「グゲェー!」
タリンの悲鳴が響き、バスタードスカルが吹っ飛んだ。
一応、スカルの剣も敵を捉え、体表に切り傷を刻みはした。
よろよろと起き上がるバスタードスカル。
タリンが憤懣から怒鳴る。
「おいぃ!? こっちが圧されてんぞ?」
『単純な話。相手のパワーの方が上だ』
シロウがガチガチと歯を鳴らした。
だがスカルの損傷が徐々に塞がってゆく。
この機体には元になった機体同様、再生能力があるのだ! まだまだ敗れたわけではない。
まぁそれを察したのか、怪獣はその口から破壊光線を吐き出したが。
「グゲェー!」
響くタリンの悲鳴。また損傷したスカルが地面を転がる。
まぁタリンは十分に役目を果たした。
味方の残り三機が上陸し、攻撃準備を整えたのだ。十分な準備も敵の攻撃を一身に受け止める者がいたが故である。
その役目をタリンが理解していたわけでも説明されていたわけでも無いのだが。
というわけで各自、射程や機体性能に応じて位置取りを終えていた。
スティーナが通信を送る。
「集中砲火をかけるんです!」
「それしかないのう!」
鍛冶屋のイアンが叫ぶとともに、ガイ達四機による総攻撃がかけられた。
砲弾が、光線が怪獣を撃ち、その合間に爪が刃が叩きこまれる。
さしもの怪獣も体表に次々と損傷を受け、怒りの咆哮をあげた。
だがしかし。
農夫のタゴサックが驚愕の声をあげる。
「むむむ!? どんどん再生している」
そう、再生能力は敵にもあった。バスタードスカルをさらに上回るものが。
さらスティーナがモニターに表示される敵ステータスを前に愕然とする。
「エネルギー量も全然落ちていません……やはりあの怪獣、大地からパワーを吸収している!?」
無尽蔵のタフネス。
一行にはこの怪獣が不死身にさえ見えた。
そして、さらに――
怪獣の全身が輝いた。
宝石のような輝きをもつ全身の鱗が、内側からギラギラと光を放ったのだ。
そして一瞬、まるで瞳のような光点になると……全身から全方位に向けて、数百発の熱光線が撃ち出された!
「グゲェー!」
響くタリンの悲鳴。だが今度吹き飛ばされたのは彼の機体だけではない。
ガイ達四機全てが何十発もの熱光線に被弾し、大きく撥ね飛ばされ、大地に叩きつけられた。
光線が収まった時、四機は煙をあげて倒れていた。
「うごっ、うげっ……チクショウ! こいつは隊商の護衛程度じゃ蹴散らされるわけだぜ!」
タリンの怒りの声が通信機ごしに響く。
そんな中、よろよろとガイの機体が立ち上がった。
新機体、Sサバイブキマイラの操縦席で。ガイが肩上のイムへ声をかける。
「イム、頼む!」
「うん、おまかせ!」
威勢よく応え、翅を虹色に輝かせるイム。
虹の渦が生じ、キマイラへ吹き付けた。
それが収まった時。
キマイラは増加装甲を纏い、変身を終えていた。
両手両足に追加された装甲には葉で編んだ輪のような模様がある。
胸部装甲には月桂樹の花のような紋様が。
兜の鬣の先頭には緑の結晶が生じていた。
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パンドラキマイラ
ファイティングアビリティ:120
ウェポンズアビリティ:120
スピードアビリティ:140
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兜を被った人造巨人の瞳。
四つの眼が同時に輝いた。
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