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2章
19 新たな守護者 6
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兜には羽飾りと先頭に緑の結晶が輝く鬣。胸には獅子の顔、背には畳んだ翼。胸部装甲には月桂樹の花のような紋様。両手両足には葉で編んだ輪のような模様。
全身の装甲にクリアなグリーンのラインと縁取り。その中に時折輝きが走る……まるで命が脈動しているのかのように。
>
リバイブキマイラ
ファイティングアビリティ:130
ウェポンズアビリティ:130
スピードアビリティ:150
パワーアビリティ:140
アーマードアビリティ:150
>
ガイ機が怪獣ジュエラドンに対峙する。
それを見上げ、タリンが歯がみして骸骨馬のシロウに跳び乗った。
「チッ、オレの活躍シーンを横取りさせっ放しでたまるか! いくぜ!」
『ブチのめされにか?』
そう言いつつも村の工場へと走るシロウ。
混乱しつつもその行く手を魔王軍残党の雑兵どもが遮ろうとする。
だがそれを鍛冶屋のイアンがメイスで殴り倒した。
「ワシらも急ぐぞ」
「ああ!」
農夫のタゴサックが頷き、二人も工場へと走る。
彼らを追おうとした雑兵どもがいないわけではなかった……が、その前にはレレンが立ちはだかった。
「私が相手だ!」
その拳に光と熱が宿る。
彼女の横に重戦士のウスラがぐいぐい押されて並ばされた。押している女魔術師のララは凍気を敵にぶつける呪文を唱え始めている。
村の中で歩兵達の戦いが始まった。
――村の郊外――
ガイ機の後ろ、ゾウムシ型の運搬機からミオンが通信を入れる。
「ガイ? また機体が変わっているけど……」
「ああ。安心して見ていてくれ」
答えるガイのいる操縦席がミオンの前のモニターに映った。
金属と生体部品で組み立てられている内装……そのあちこちに植物の蔓が絡みついている。
(え? なぜそんな事に?)
驚くミオンは、ガイが植物の蔓に手を伸ばすのを見た。
触れられた蔓が実を生やし、ガイはそれをもいで握る。
ぼうっとした光に包まれ、実は珠紋石へと変化した。
ガイはそれをレバー代わりの聖剣へと嵌め込む。
『ヘビープレス。マジックスクリーン』
聖剣が魔法を読み込んだ。
ガイ機が光の膜に包まれる。
モニターに映るリバイブキマイラのステータスが変わる。
>
ウェポンズアビリティ:130+20
>
アーマードアビリティ:150+20
>
対峙するジュエラドンが口から熱線を吐いた。
それはガイ機に命中する……が、装甲表面の光膜に弾かれて止まる。
「合成発動……プレッシャーローラー!!」
「どーん!」
ガイとイムが叫んだ。
胸の獅子が口を開け、黒い弾を撃ち出す。
黒球は熱線を押しのけながら真っすぐ怪獣へ飛んだ。
着弾! そして怪獣の全身に亀裂が走り、苦痛の咆哮をあげる。
黒い球は高重力の塊。
それは熱線を屈折させながら敵の全身を叩き割ったのだ。
身を捩る怪獣へガイ機が大股で迫る。その手には長剣が一ふり。
しかし横手から多数の量産機が走ってきた。魔王軍残党の部隊である。
『このままやらせるかよー!』『ブッ叩け!』『ヒャッハー!』
耳障りな声をあげて殺到する敵部隊。
ガイ機は剣を手に敵部隊へと振り向いた。
だが急にその剣を振り返りながら振う。
剣が針のような棒手裏剣を弾いた。
『よくぞこれを止めた』
暗殺者・影針の声とともに、闇夜から浮き出るかのように新たな機体が現れる。
二足歩行の蛾のような半人半虫の機体。毒々しい翅を背に畳んだ妖虫型白銀級機。
その名とステータスがガイ機のモニターに映る。
>
Sディスガイズモス
ファイティングアビリティ:130
ウェポンズアビリティ:130
スピードアビリティ:160
パワーアビリティ:120
アーマードアビリティ:120
>
怪獣、量産機の部隊、暗殺者の機体。
ガイは三方向を囲まれていた。
全身の装甲にクリアなグリーンのラインと縁取り。その中に時折輝きが走る……まるで命が脈動しているのかのように。
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リバイブキマイラ
ファイティングアビリティ:130
ウェポンズアビリティ:130
スピードアビリティ:150
パワーアビリティ:140
アーマードアビリティ:150
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ガイ機が怪獣ジュエラドンに対峙する。
それを見上げ、タリンが歯がみして骸骨馬のシロウに跳び乗った。
「チッ、オレの活躍シーンを横取りさせっ放しでたまるか! いくぜ!」
『ブチのめされにか?』
そう言いつつも村の工場へと走るシロウ。
混乱しつつもその行く手を魔王軍残党の雑兵どもが遮ろうとする。
だがそれを鍛冶屋のイアンがメイスで殴り倒した。
「ワシらも急ぐぞ」
「ああ!」
農夫のタゴサックが頷き、二人も工場へと走る。
彼らを追おうとした雑兵どもがいないわけではなかった……が、その前にはレレンが立ちはだかった。
「私が相手だ!」
その拳に光と熱が宿る。
彼女の横に重戦士のウスラがぐいぐい押されて並ばされた。押している女魔術師のララは凍気を敵にぶつける呪文を唱え始めている。
村の中で歩兵達の戦いが始まった。
――村の郊外――
ガイ機の後ろ、ゾウムシ型の運搬機からミオンが通信を入れる。
「ガイ? また機体が変わっているけど……」
「ああ。安心して見ていてくれ」
答えるガイのいる操縦席がミオンの前のモニターに映った。
金属と生体部品で組み立てられている内装……そのあちこちに植物の蔓が絡みついている。
(え? なぜそんな事に?)
驚くミオンは、ガイが植物の蔓に手を伸ばすのを見た。
触れられた蔓が実を生やし、ガイはそれをもいで握る。
ぼうっとした光に包まれ、実は珠紋石へと変化した。
ガイはそれをレバー代わりの聖剣へと嵌め込む。
『ヘビープレス。マジックスクリーン』
聖剣が魔法を読み込んだ。
ガイ機が光の膜に包まれる。
モニターに映るリバイブキマイラのステータスが変わる。
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ウェポンズアビリティ:130+20
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アーマードアビリティ:150+20
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対峙するジュエラドンが口から熱線を吐いた。
それはガイ機に命中する……が、装甲表面の光膜に弾かれて止まる。
「合成発動……プレッシャーローラー!!」
「どーん!」
ガイとイムが叫んだ。
胸の獅子が口を開け、黒い弾を撃ち出す。
黒球は熱線を押しのけながら真っすぐ怪獣へ飛んだ。
着弾! そして怪獣の全身に亀裂が走り、苦痛の咆哮をあげる。
黒い球は高重力の塊。
それは熱線を屈折させながら敵の全身を叩き割ったのだ。
身を捩る怪獣へガイ機が大股で迫る。その手には長剣が一ふり。
しかし横手から多数の量産機が走ってきた。魔王軍残党の部隊である。
『このままやらせるかよー!』『ブッ叩け!』『ヒャッハー!』
耳障りな声をあげて殺到する敵部隊。
ガイ機は剣を手に敵部隊へと振り向いた。
だが急にその剣を振り返りながら振う。
剣が針のような棒手裏剣を弾いた。
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二足歩行の蛾のような半人半虫の機体。毒々しい翅を背に畳んだ妖虫型白銀級機。
その名とステータスがガイ機のモニターに映る。
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Sディスガイズモス
ファイティングアビリティ:130
ウェポンズアビリティ:130
スピードアビリティ:160
パワーアビリティ:120
アーマードアビリティ:120
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怪獣、量産機の部隊、暗殺者の機体。
ガイは三方向を囲まれていた。
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