鬼姫様!復活の巨神伝説

まんまる

文字の大きさ
8 / 12

遭遇戦?ヒメコさんVS巨大女子大生!

しおりを挟む
一寸橋とヒメコ(IN神主)は大学へ向かって走っていた。
大学はショッピングモールを突き抜けた向こう側にある。
当然、二人のまわりは買い物客やビジネスマンでいっぱいだ。

「あ、あの、ヒメコさん」
「なぁに、一寸橋さん!」
「ちょっと、その。待っ……」
「今、急いでるから後にして!」
「…………はい」

緊張感あふれる会話を交わす二人、その二人を見つめる大勢の人々の視線。
ただし暖かい視線を向ける者は誰もいない。
2人を遠巻きにして冷たい視線、奇異なモノを見る視線、生暖かい視線。
まあ、考えてもみて欲しい。
脂ぎった中年男が若い男の手を強く握りしめて、内股で走っているのだ。
しかも全身からオシッコ臭い匂いを発散しながら。

「ナニよ、あれ……」
「オシッコくっせぇ―――ッ」
「あの二人、そーゆー関係?」
「スカもかよ?」

聞きたくもない言葉が囁かれ、一寸橋の小心者ハートをグサグサと突き刺しまくる。
就職浪人寸前というだけでも泣きたくなるくらいキビしいのに!
ホモ&おっさんLOVE疑惑が上乗せされたのだ!
一寸橋は天を仰いで、不運を嘆いた。

(ああ、僕の人生、ここまでなのか……)
「一寸橋さん!」
(ヒメコさんとエッチできたのが、せめてもの)
「あれはッ!」
(ああ……僕はどうしたら)
「一寸橋さんったら!」
「えっ、ヒメコさん?な、何ですか?」
「もう、しっかりして下さい!」

ヒメコ(IN神主)が目の前のアーケード街の入り口を指差している。
見てみると様子がおかしい。
全員が全力疾走でアーケード入り口から飛び出してくるのだ。
それも怯えて、大声で悲鳴を上げながら。
のんびり静かに歩いている者は一人もいない。

「なんだ?みんな、こっちに走ってくるぞ?」
「何かから逃げてるみたいね」
「でも一体何から逃げ……!?」

そいつは、通行人が逃げ出した原因は、アーケードの向こうからヌッと姿を現した。
さして大きくもないアーケードだが、そいつはアーケードの屋根を軽々と一跨ぎしてやってきた。
でかい、身の丈は50メートルを超えているだろう。
ツインテールの巨大な女、しかも全裸だった。

ズドン!ボニュン。

揺れる。

ズドン!ボニュン、ボニュン。

揺れる、揺れる!
一歩足を踏み出すたびに、あまりの重量に地面が、ビルが、道路が歩道が揺れる。
それ以上に、足を動かすたびに乳が揺れる。
縦に、上下にボニュン、ボニュンと揺れて街全体を長く長く揺らし続ける。
さらにその下に目を移せば?
おへその下、薄っすらと、淡い陰毛に隠れて艶めかしい色の割れ目がかすかに見える。

「イテテ?」
「もう!一寸橋さんのエッチ!」

そちらに目を奪われていると、ヒメコ(IN神主)が一寸橋の手の甲をつねった。
慌てて視線を上へ向けるなおす。
見上げれば双子富士というべき乳で半分隠れてしまう顔が、こちらを向いてニカーッと笑った。

「あ、いたいた!ユキ先輩、一寸橋さん見つけたよーッ♪」
「え?あッ!き、君はサキちゃん?サキちゃんなのか?!」
「はぁーい、サキちゃんどぇーす!」

一寸橋は腰が抜けるほど驚いた。
あらわれたツイテ巨大少女は大学の後輩、合コン荒らしの異名をとるコンビの片割れだ。
そしてもう一人、背後から地面を震わせる大声が。

「おー?そんなトコにいたか?面接先の会社行ったら、とっくに帰ったなんて言いやがってよ」
「ってユキさん?君まで巨人に?」

振り返るとこっちにはボブカットの巨大な全裸女子、同学年のユキだ!
こっちは4車線の広い道路を跨ぐ形で立っている。
サキちゃんとは対照的に。濃密な黒い森の奥から魔境のごとき黒ずんだ洞窟が、口を開けてこちらを吞み込まんとしている。
しかもこっちの方が一回り、いや二回りはバストサイズがデカい。
サキちゃんが大地を揺らすというなら、ユキ先輩は大地を砕くといってよかった。
ブワン、ブワンと乳揺れの度に、地面に伝わる反動で人間や自動車が宙に浮くぐらいなのだ。

「って、あの本社ビルへ、その恰好で?」
「おう、あいつら人を怪獣呼ばわりしやがって、アタマきたからビルごとケツで潰してやったぜ」

一寸橋は蒼白になった。
眩しく仰ぎ見たあの立派な本社ビルが?
全裸のユキ先輩の尻の下で!
押しつぶされていく様子が……ありありと、効果音付きで、目に浮かんだ。

(面接で追い返された時には『こんな会社ツブレちまえ』なんて愚痴ったけど)
(まさか本当に潰されるとは……)
(それも巨大女子大生の巨大デカケツで?)

口もきけずにガタガタと震えている一寸橋をチラッと見て、ヒメコ(IN神主)は一歩進み出た。
ビシッ、ビシッと巨大女子高生二人を指差して声を張り上げる。

「あなたたち!……一寸橋さんとッ!どういう関係なのッ?」
「え……ちょっとヒメコさん?」
「あ、違った、ゴメンナサイ。あなたたち、鬼姫様に会ったわね!」

鬼姫という言葉に二人は止まった。
首を傾げて、ちょっと考え込んでから、ポンと手を打つ。

「おーおー、そうだった!鬼姫様に命じられてきたんだった!」
「あははは、すっかり忘れてたー」
「おい、一寸橋!ちょっと付き合え」
「鬼姫様がお呼びだよーん!」
「えっ、オレ?鬼姫……さまが?」

突然、たいして親しくもない相手から名指しされて一寸橋は慌てた。
逃げまどっていた群衆も、足を止めて一寸橋に視線を集中させる。
そして……もっともっと強烈な視線を送るものが一寸橋の隣にいた。
ヒメコ(IN神主)は一寸橋の手を固く握りしめた……骨が軋む音が聞こえるくらいに。

「イ?痛いよ!ひ、ヒメコさん?」
「一寸橋さん、安心してね。決してあの……クサレ祭神の鬼姫になんか渡しませんから!」

巨大女子大生二人から感じる以上の恐怖を、ヒメコ(IN神主)から感じるのは気のせいか?
反射的にヒメコ(IN神主)から離れようとしたが、あまりに強く握りしめた手は微動だにしない。
しかも取り巻いていた群衆から聞こえる呟きが、更なる危機を予感させた。

「オイ、あいつらって」
(あいつらって……ぼ、僕も含まれてる?)
「ああ、あのオトコを取り合っているらしい」
(取り合って……いや、確かに狙われてるけど?)
「で、でも?巨大怪獣女2人にオッサンLOVE?」
(えっ、違う!僕にそんな趣味はない!)
「しかも『おにひめ』ってのも絡んでるのか?」
(いえ、名前知ってるだけです!全ッ然、面識ないです!)
「三角、いや四角、いや五角関係とは!?」
(そんな!関係なんかして……ヒメコさん以外とは……)

これ以上は耐えられない!
身の潔白を主張しようと、一寸橋は口を開きかけた……のだが。
ささやかなチャンスすら神はお与えにならなかった。
ヒメコ(IN神主)が堂々と宣言したのだ。

「一寸橋さんは私のモノよ!ロクに生えそろってもいないガキや、使い込みすぎのクサレお○ンコになんか負けないから!!」

一寸橋にできるのは口をパクパクさせるだけだった。
衆人が彼に向ける目は、もはや人間に向けるモノではなかった。
含まれる感情は嫌悪?畏怖?いいや、まさか羨望?
いずれにしても一寸橋の社会的生命は、ここで終わった……

「あの青年そこまで……」
「並みの変態じゃねェ……」

水を打ったような静けさ、というが生暖かーいぬるま湯を頭からブッ帰られたような気がした。
もう就職がどうこういってる状況ではなかった。
しかも異常な空気にあてられたのか、群衆に異常性が伝染していった。

「さすが変態青年!」
(えっ?)
「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!」
(エッ?エッ?)
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」
(……?エ―――ッ!!!)

崇拝された!?
ついにッ!
群衆までもッ!
魔の領域に引きずり込んだのかッ、一寸橋ィッ!
敵、味方、通行人までも日常から魔界に……

「宣戦布告か?面白れぇ……一寸橋はアタシが貰う……」
「じゃ、私も私も、一寸橋さんもーらい!」
「渡さないって……いってるでしょ!」

殺気!ヒメコ(IN神主)の体から殺気が発せられているッ!
ヒメコ(IN神主)・ブレイク・ダーク・ジェラシー・フェノメノン!!

ユキ先輩の乳首の皮膚が鋭く硬質化しツンと上を向いたッ!
 ユキ先輩・リスキニニップル・セイバー・フェノメノン!!

股間から出る特殊な粘液で足元をビチョビチチョに濡らす、サキちゃんの欲情現象のひとつッ!
サキちゃん・ラヴジュース・ヴァギナ・フェノメノン!!

これが、これがッ!これが地雷女欲情現象だッ!
そいつに触れることは『人生のお終い』を意味するッ!
そして巨大女子大生×巨大後輩少女×クサいオジサンの三つ巴の戦いが始まった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...