33 / 68
第1部 学校~始まり
ユザーン・ネイゴン③
しおりを挟む
「ユザーン様、お帰りなさいませ。お召し替えのお手伝いを……」
「やあ、メアリ。聞いてくれ。今日は本当に大変な1日だったよ」
こちらが聞いてもいないのに、勝手に話が始まる。その内容を知るまでもなく、今日のユザーンは上機嫌だ。
「探し求めていた、理想にぴったりの友人ができてね。これから人生が楽しくなりそうだ!」
「ご友人……ですか」
恐らく、その“ご友人”にとってはこれ以上なく不幸なこと。こんな悪魔に目を付けられるなんて、前世でどんな悪いことをしたのだろうか。
「でもさあ、ちょっと不思議なこともあってね。その友人の弟にも会ったんだけど……どういう訳かね、気に入らないんだ。そいつのことが」
「不思議、でございますか?それが」
「ああ、不思議だね。そいつに会うのは2回目だったんだけど、最初に会った時には特に面白くもない、誰かの言葉に従って生きているようなつまらない奴でさ。でも、今日会ったら、少しは自分の意思で動けるようになって、俺にも噛みついてきやがった。この短期間の間に素晴らしい成長じゃないか。いつもの俺なら、うっかり好きになってもおかしくないくらいなんだけどね」
「その発想がそもそもおかしいのでは……っ、と、すみません。失礼いたしました」
メアリが頭を下げると、ユザーンは嬉しそうに笑った。
「そう、その感じだよ。俺は、俺のことが嫌いな奴も好きなのさ。自分の意思と世界で生きる人間こそが、男女の区別なく美しいからね。その前には、個人の好き嫌いなんて些細なことさ」
でも、あの男、モーネに関しては違う。
理屈も理由もなく、ただ気にくわないのだ。
今日、体験した幾多の例に漏れず、これもまたユザーンにとっては初めてのことである。
「友人に対して、やたらとベタベタしてたからかな。ソル、ソルって、兄離れできない子供みたいで気持ちが悪い……」
ユザーンが吐き捨てるように言うと。
「お気に召さない理由は、その、お兄様思い……というところでは?」
メアリがさらりと言葉を返した。
「私も、今日は少し考えたのでございます。自分の頭で。ユザーン様が私をクビになさらない、本当の理由について」
「……ほお。面白い。聞こうじゃないか」
「ユザーン様は、これまでご自分にとって害になりそうな使用人は全てクビにしてこられました。表向きは、自分で考えることのできないつまらない人間だから、と。でも、実際にはそれだけではない。いかに頭の良い人物であっても、ユザーン様のご計画の邪魔になりそうな時には、容赦なく切り捨ててこられた。それこそ、決して自分の邪魔などできないように」
「面白いね。君には、俺の、その計画とやらが分かるのかい?」
「はい。ユザーン様は、ご自分の持っているもの全てを注ぎ込んで、どこまで高みに上れるか。試しておられるのでしょう。いえ、恐らく最初はただ人生を賭けてそのような実験をしておられた。でも、今は違います……進めば進むほど上が見えてこられた今、ユザーン様は何としてもその頂点に上り詰めたいと思われている。違いますか?」
「……まさか、今日1日で2人も覚醒した人物に出会うとはね。本当に、今日は何て日なんだ」
ユザーンはクツクツと笑って、側の椅子に腰を下ろした。
「それで?それが、どうして君をクビにしないことに繋がるのか、聞かせてくれるかい?」
「私は、今はユザーン様付きのメイドでございますが、かつてはネイゴン卿の御嫡男、トニーク様に付いておりました。トニーク様が、退魄症で寝たきりになられるまでは……」
「ああ、そうだったね。君は元々、兄上のメイドだった」
「そして今でも、トニーク様の枕元まで怪しまれずに近寄ることのできる、数少ない使用人。ユザーン様は、そんな私をいつか利用できると思って、屋敷に留めおいているのでございましょう」
「おーいおい。利用できるって何なんだい?まるで、俺が兄上に危害を加えようとしているみたいじゃないか」
両手を広げて、大袈裟にポーズを取る。
一見、場を和ませようとしてるかに見えるユザーンを、メアリは冷ややかな目で眺めた。
「……ご存じでいらっしゃいますでしょう。病に倒れたトニーク様はそれから数年が経つのに、未だに目を覚まされない。医師が生きるための栄養を注入して、かろうじて命を繋いでおられますが、それもいつまでもつかは不明。……そしてだからこそ、ネイゴン卿はユザーン様を迎え入れた。いつか、一人前のヒーセントになった時には、必ずや優先的にトニーク様を治してもらえると信じて……!」
でも、そんな日はこないということを、メアリは知っている。
そもそも、ユザーンには既にその力があるはずなのに。もし本当にそれを使ってトニークを治す気があるなら、チャンスは治療院に配属される前の今しかないというのに。でも、ユザーンはそうしようとはしない。
いつか息子さんを助けてあげる……そんな甘い餌でネイゴン卿を釣っておいて、実際にはトニークの命が尽きるのを待つ。その時がくれば、ユザーンは晴れてネイゴン伯爵家の後継者だ。
「なるほどね。じゃあ、聞こうじゃないか。君はあくまでも俺1人を悪者にしたいようだけど、あの2人、ネイゴン卿とその奥方についてはどう思ってる?そもそも、彼らが金を積めば、兄上を治療院に連れて行くことくらい簡単なんじゃないかな?」
「……それは。奥様は、トニーク様の実のお母様ではいらっしゃらないので……」
「そう。今のネイゴン伯爵夫人は、先妻が亡くなった後に後妻に入った身。まだ若くて、十分に子供を生める彼女が、みすみす先妻の子なんかに家を渡す訳はないよね」
しかも、ネイゴン伯爵夫人は貴石の趣味に夢中だ。それで自分が着飾るだけでなく、原石を見つけ、取り引きを行い、ネイゴン卿にも手出しできない自分の財産を築いている。
そんな彼女に、隣接していた元カナーン男爵領なら質の良い石が採れると吹き込んだのはユザーン。その後、国で禁止されている賭博場の件をリークしたのも、同じくユザーンだ。
それですっかり心を許した伯爵夫人は、この後、もし自分の子供が生まれたとしても、ユザーンを決して粗末には扱わないだろう。
「そして、気の弱いネイゴン卿は、全てにおいて奥方の言いなりだ。彼女の着飾る金には文句を言えず、自分の息子を助けるにも、顔色をうかがって金を出すことすらできない」
そう、このままいけば、ユザーンがネイゴン伯爵家を継ぐことも夢じゃない。貴族にしてヒーセント、橋の下に生まれた自分が人生を賭けて行った実験は成功目前だ。
「でもね、俺が、自分の意思を持って生きる人間を認めていることも嘘じゃない。……ただ、メアリ、君は喋り過ぎたね」
グッと、メアリが息を呑む。
ただ、彼女はそこでもう1度、足を踏みしめて。
「ねえ、1度だけ言うわ。トニーク様を助けてよ!命だけでいいの。その後は、適当に領地を分けてあげて、家から追い出したって構わない。そういう風に、ネイゴン卿に言えばいいわ。あんたなら、できるでしょ!」
「すごい言葉遣いだね。君の方が、よっぽど橋の下みたいだ」
「分かってる。私の育ちだって、決して良いとは言えないもの。おまけに、お父様が亡くなっていて、家族は私の稼ぎを当てにしてる。本当だったら、こんなことして、ここをクビになる訳にはいかないのよ!でも、でも……」
これは賭けだ。
話すことが吉と出るか凶と出るか、メアリ自身にも分からない。
「私、知ってるのよ。あんた、本当は今だってもう力が使える。今日だって、そうしてきたんでしょ?」
「な……っ!」
さすがのユザーンも虚を突かれた様子で、目を見開いた。
初めて目にするその表情に、メアリもわずかに溜飲が下がる。
「もし、トニーク様を助けてくれたら、このことも、今まで嘘を吐いていたことも、全部黙ってるわ。それで、ここを出て行ってやってもいい」
「……2つ、質問がある。まず、今日のことは誰から聞いた?」
「それは秘密よ。とにかく、私はトニーク様さえ助けてもらえれば、もうあんたのこともどうでもいいの」
「どうも、人に物を頼む時の態度じゃないね。まあ、いい。あともう1つ。……何故、急にこんな真似を?今までずっと、我慢してきたのに……」
メアリは唇をペロリと舐めて、口の端を歪めて見せた。
「奥方様がご懐妊されたって。これを機会に、トニーク様の注射を止めましょうって旦那様に進言しているのを聞いたわ」
「母上が……ご懐妊……」
「そうよ、残念ね。これで、例えトニーク様が亡くなられたとしても、あんたが家を継げるチャンスは、ほとんどなくなっちゃった。後は、詐欺まがいで牢屋に入れられたくなかったら、トニーク様の命だけは助けてちょうだい。……お願いだから」
「やあ、メアリ。聞いてくれ。今日は本当に大変な1日だったよ」
こちらが聞いてもいないのに、勝手に話が始まる。その内容を知るまでもなく、今日のユザーンは上機嫌だ。
「探し求めていた、理想にぴったりの友人ができてね。これから人生が楽しくなりそうだ!」
「ご友人……ですか」
恐らく、その“ご友人”にとってはこれ以上なく不幸なこと。こんな悪魔に目を付けられるなんて、前世でどんな悪いことをしたのだろうか。
「でもさあ、ちょっと不思議なこともあってね。その友人の弟にも会ったんだけど……どういう訳かね、気に入らないんだ。そいつのことが」
「不思議、でございますか?それが」
「ああ、不思議だね。そいつに会うのは2回目だったんだけど、最初に会った時には特に面白くもない、誰かの言葉に従って生きているようなつまらない奴でさ。でも、今日会ったら、少しは自分の意思で動けるようになって、俺にも噛みついてきやがった。この短期間の間に素晴らしい成長じゃないか。いつもの俺なら、うっかり好きになってもおかしくないくらいなんだけどね」
「その発想がそもそもおかしいのでは……っ、と、すみません。失礼いたしました」
メアリが頭を下げると、ユザーンは嬉しそうに笑った。
「そう、その感じだよ。俺は、俺のことが嫌いな奴も好きなのさ。自分の意思と世界で生きる人間こそが、男女の区別なく美しいからね。その前には、個人の好き嫌いなんて些細なことさ」
でも、あの男、モーネに関しては違う。
理屈も理由もなく、ただ気にくわないのだ。
今日、体験した幾多の例に漏れず、これもまたユザーンにとっては初めてのことである。
「友人に対して、やたらとベタベタしてたからかな。ソル、ソルって、兄離れできない子供みたいで気持ちが悪い……」
ユザーンが吐き捨てるように言うと。
「お気に召さない理由は、その、お兄様思い……というところでは?」
メアリがさらりと言葉を返した。
「私も、今日は少し考えたのでございます。自分の頭で。ユザーン様が私をクビになさらない、本当の理由について」
「……ほお。面白い。聞こうじゃないか」
「ユザーン様は、これまでご自分にとって害になりそうな使用人は全てクビにしてこられました。表向きは、自分で考えることのできないつまらない人間だから、と。でも、実際にはそれだけではない。いかに頭の良い人物であっても、ユザーン様のご計画の邪魔になりそうな時には、容赦なく切り捨ててこられた。それこそ、決して自分の邪魔などできないように」
「面白いね。君には、俺の、その計画とやらが分かるのかい?」
「はい。ユザーン様は、ご自分の持っているもの全てを注ぎ込んで、どこまで高みに上れるか。試しておられるのでしょう。いえ、恐らく最初はただ人生を賭けてそのような実験をしておられた。でも、今は違います……進めば進むほど上が見えてこられた今、ユザーン様は何としてもその頂点に上り詰めたいと思われている。違いますか?」
「……まさか、今日1日で2人も覚醒した人物に出会うとはね。本当に、今日は何て日なんだ」
ユザーンはクツクツと笑って、側の椅子に腰を下ろした。
「それで?それが、どうして君をクビにしないことに繋がるのか、聞かせてくれるかい?」
「私は、今はユザーン様付きのメイドでございますが、かつてはネイゴン卿の御嫡男、トニーク様に付いておりました。トニーク様が、退魄症で寝たきりになられるまでは……」
「ああ、そうだったね。君は元々、兄上のメイドだった」
「そして今でも、トニーク様の枕元まで怪しまれずに近寄ることのできる、数少ない使用人。ユザーン様は、そんな私をいつか利用できると思って、屋敷に留めおいているのでございましょう」
「おーいおい。利用できるって何なんだい?まるで、俺が兄上に危害を加えようとしているみたいじゃないか」
両手を広げて、大袈裟にポーズを取る。
一見、場を和ませようとしてるかに見えるユザーンを、メアリは冷ややかな目で眺めた。
「……ご存じでいらっしゃいますでしょう。病に倒れたトニーク様はそれから数年が経つのに、未だに目を覚まされない。医師が生きるための栄養を注入して、かろうじて命を繋いでおられますが、それもいつまでもつかは不明。……そしてだからこそ、ネイゴン卿はユザーン様を迎え入れた。いつか、一人前のヒーセントになった時には、必ずや優先的にトニーク様を治してもらえると信じて……!」
でも、そんな日はこないということを、メアリは知っている。
そもそも、ユザーンには既にその力があるはずなのに。もし本当にそれを使ってトニークを治す気があるなら、チャンスは治療院に配属される前の今しかないというのに。でも、ユザーンはそうしようとはしない。
いつか息子さんを助けてあげる……そんな甘い餌でネイゴン卿を釣っておいて、実際にはトニークの命が尽きるのを待つ。その時がくれば、ユザーンは晴れてネイゴン伯爵家の後継者だ。
「なるほどね。じゃあ、聞こうじゃないか。君はあくまでも俺1人を悪者にしたいようだけど、あの2人、ネイゴン卿とその奥方についてはどう思ってる?そもそも、彼らが金を積めば、兄上を治療院に連れて行くことくらい簡単なんじゃないかな?」
「……それは。奥様は、トニーク様の実のお母様ではいらっしゃらないので……」
「そう。今のネイゴン伯爵夫人は、先妻が亡くなった後に後妻に入った身。まだ若くて、十分に子供を生める彼女が、みすみす先妻の子なんかに家を渡す訳はないよね」
しかも、ネイゴン伯爵夫人は貴石の趣味に夢中だ。それで自分が着飾るだけでなく、原石を見つけ、取り引きを行い、ネイゴン卿にも手出しできない自分の財産を築いている。
そんな彼女に、隣接していた元カナーン男爵領なら質の良い石が採れると吹き込んだのはユザーン。その後、国で禁止されている賭博場の件をリークしたのも、同じくユザーンだ。
それですっかり心を許した伯爵夫人は、この後、もし自分の子供が生まれたとしても、ユザーンを決して粗末には扱わないだろう。
「そして、気の弱いネイゴン卿は、全てにおいて奥方の言いなりだ。彼女の着飾る金には文句を言えず、自分の息子を助けるにも、顔色をうかがって金を出すことすらできない」
そう、このままいけば、ユザーンがネイゴン伯爵家を継ぐことも夢じゃない。貴族にしてヒーセント、橋の下に生まれた自分が人生を賭けて行った実験は成功目前だ。
「でもね、俺が、自分の意思を持って生きる人間を認めていることも嘘じゃない。……ただ、メアリ、君は喋り過ぎたね」
グッと、メアリが息を呑む。
ただ、彼女はそこでもう1度、足を踏みしめて。
「ねえ、1度だけ言うわ。トニーク様を助けてよ!命だけでいいの。その後は、適当に領地を分けてあげて、家から追い出したって構わない。そういう風に、ネイゴン卿に言えばいいわ。あんたなら、できるでしょ!」
「すごい言葉遣いだね。君の方が、よっぽど橋の下みたいだ」
「分かってる。私の育ちだって、決して良いとは言えないもの。おまけに、お父様が亡くなっていて、家族は私の稼ぎを当てにしてる。本当だったら、こんなことして、ここをクビになる訳にはいかないのよ!でも、でも……」
これは賭けだ。
話すことが吉と出るか凶と出るか、メアリ自身にも分からない。
「私、知ってるのよ。あんた、本当は今だってもう力が使える。今日だって、そうしてきたんでしょ?」
「な……っ!」
さすがのユザーンも虚を突かれた様子で、目を見開いた。
初めて目にするその表情に、メアリもわずかに溜飲が下がる。
「もし、トニーク様を助けてくれたら、このことも、今まで嘘を吐いていたことも、全部黙ってるわ。それで、ここを出て行ってやってもいい」
「……2つ、質問がある。まず、今日のことは誰から聞いた?」
「それは秘密よ。とにかく、私はトニーク様さえ助けてもらえれば、もうあんたのこともどうでもいいの」
「どうも、人に物を頼む時の態度じゃないね。まあ、いい。あともう1つ。……何故、急にこんな真似を?今までずっと、我慢してきたのに……」
メアリは唇をペロリと舐めて、口の端を歪めて見せた。
「奥方様がご懐妊されたって。これを機会に、トニーク様の注射を止めましょうって旦那様に進言しているのを聞いたわ」
「母上が……ご懐妊……」
「そうよ、残念ね。これで、例えトニーク様が亡くなられたとしても、あんたが家を継げるチャンスは、ほとんどなくなっちゃった。後は、詐欺まがいで牢屋に入れられたくなかったら、トニーク様の命だけは助けてちょうだい。……お願いだから」
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる