俺の嫁成長記

壱婁

文字の大きさ
41 / 41
番外編

流星群

しおりを挟む
今日は悠樹が産まれてから初めて流星群が降る日だ。あぅー、あーと喃語を喋りながらキャッキャと花のように笑う愛娘に顔が綻ぶ。お気に入りのにゃーたんと一緒に寝れば夜泣きを起こさないが食事はよく戻してしまう子なのが心配の種だ。



「だぁーぶっ、あぐぅ」
「こーら、悠樹。リモコンは美味しくないぞ」
「うがぁぁあああ!!ぁぁぁああっ!!」
「タオルあるぞ。タオル」
「あぅあ!あぅぁぁぁあ!!」

リモコンを生えてきた歯が痒いらしくガジガジと齧っていたがさすがに硬すぎるだろうからタオルにシフトチェンジしてもらう。悠樹は絵本が好きなようで俺が構うと拒否られるのはちょっと悲しいがたまに「ぉーあ、あーあ」と絵本を読んでとせがんでくるのは可愛い。ここ最近は鉱物図鑑から風景写真集にブームが切り替わったようで外でのんびり空を観察してて遊ばない。


鉱物の時はひたすら石を集めていたが今度は空見上げて動かない娘にその姿勢は辛くないのかと心配になる。


「今日は流星群が観れるぞ。流星群はこれの事だ」
「あぁ~!あーぁっ、きゃー!!」

尚、ぴょんぴょん喜ぶのは確実にりぃちゃんの遺伝である。






「ただいま~」
「おかえり。りぃちゃん」
「ぁーあ!だっ!!」
「ただいま~幸貴、悠樹」
「スーツ着替えておいでよ。ベランダでご飯食べよ?」

流星群が流れ始める前にりぃちゃんが帰ってきてベランダで家族3人で夕食を食べる。

「今日の悠樹どうだった?」
「ミルクは7割飲んだかな。喉が上手く使えないみたいでのんびり飲ませないと噎せて吐いちゃうっぽい」
「なるほど!飲んでも飲んでも泣いて欲しがるし、飲んでもすぐ吐くから不安だったけど、そっか~」
「おててぴょんぴょんやっててベッドバンバンしてるから、ハイハイまでもうちょっとかな?」
「ベッドバンバンしてたの?まだ見たことないんだよね」
「よくうつ伏せになってバンバンしてるよ~。見掛けたら動画撮っとく」
「よろしくね」
「だぁ~!ぁぁぁぁぁぁああああ!!」

大人しかった悠樹が歓喜の声を上げており空を見上げるとどうやら流星群が流れ始めたようだ。

「悠樹さすがだね」
「本物の流星群初めてだもんね。目がキラキラしてる」

悠樹は初めてのいっぱい降る流れ星に嬉しいようで、目に焼き付けようと瞬きもせず観てる。どんな風に思いながら初めての流星群を観てるのか知りたいけどまだ喋れるようになるまでちょっと時間がかかりそうだ。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…

処理中です...