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2章~王都・少年期~
1話 国王への謁見1
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魔の森の氾濫から1週間が過ぎ、それから王都へ3週間馬車で揺られた。
この4週間、俺はふさぎ込み泣くだけ泣いた、もう一生分泣いたんじゃないかというぐらい泣き過した...
泣き明かしたら、少し気持ちも整理できいつまでも泣いていたら父様や母様が悲しむと思い、
前を向いて精一杯生きて行こうと誓った。
そして俺は今、城の応接室にいる。
応接室に移動するなり、メイドさんが数名入ってきて俺の採寸をし目の前で仕立てている。
流石 王城のメイド!メイドスキルが凄い!もうなんていうか凄いしかでてこない
仕立て終ると、すぐ服を脱がされ着替えさせられた...
それをオルガは見て笑ってた。
ドアをメイドが開け、一人の男性が入ってきた。
オルガがすぐ席を立ち礼をする。
「オルガ殿、楽にしてください。そちらがジーク殿ですか?」
「はっ、報告いたしましたカルネ村のジークです」
ジークはオルガが礼をし、畏まってるのをみて貴族のお偉いさんかと推察していた。
「ジーク殿、初めまして私はファーン王国宰相のアダム・フォン・ザラと申します。」
ジークも席を立ちお辞儀をして
「初めして、ジークと申します。村には貴族様がおりませんでしたので挨拶の仕方がわかりませんがご容赦下さい。」
「とても5歳とは思えない立派な挨拶ですね。貴族ということで畏まらいでください、挨拶も気にしなくていいですよ。」
「ありがとうございます」
「これから、国王陛下との謁見になりますので、扉が開けられたら絨毯の切れ目まで進み、そこで立ち止まり左ひざを付いて頭を下げてください。あとは陛下の仰られたようにしてください。よろしいですか?」
「はい、わかりました。」
「私と、オルガは先に行っておりますので、後で執事長のエイハブと一緒に来てください。」
「ジーク様、お初にお目にかかります、執事長をしておりますエイハブと申します。以後お見知りおきを」
60歳過ぎぐらいの年齢で白髪をオールバックにして、黒縁メガネをしており余分な肉もなく、いかにもエリートって感じのお爺さんだ。
「こちらこそ、宜しくお願い致します。」
「それでは、謁見まで少し時間がありますので紅茶でも飲んでお待ちください。」
凄く、いい匂いで如何にも高級と思われる紅茶が目の前のカップに注がれた。
紅茶を飲みながら辺りをキョロキョロみていること10分程、エイハブに呼ばれて謁見場へ向かう
大きな金属で金の装飾がされた扉があり、目の前に立つとエイハブが横に移動した...
扉が開いた
「(ジーク様、ご入場してください。)」
絨毯の切れ目までゆっくり歩いて行く、両サイドには騎士団と思われる人たちと、貴族らしき人達が並んでこっちを見てる。
絨毯の先には、玉座があり王と王妃と思われる人物が座っている。
金髪で肩まであるセミロングですこしパーマがかかったような髪で筋肉質で逞しいと感じる50代ぐらいの人と、となりには こちらも金髪で腰まであるストレートの髪で優しそうな笑顔でこっちを見てる40代ぐらいの女性である。
切れ目まで着き、片膝をついて頭を下げる。
「余がファーン王国国王、アドルフ・フォン・ファーンである。ジークとやら顔をあげろ」
低く重音な渋い声であった。
ジークが顔を上げると、笑顔の王が
「ジークよ、そう畏まらくともよい。礼儀で不敬にすることはないから安心せよ。」
「ありがとうございます。村から出たこともなく、貴族様にお目にかかる機会もございませんでしたので礼儀作法を知りませんので、不敬がありましたらお教え願います。」
「ハッハハハー本当にできた5歳児よ、余が5歳の時とは大違いだな。
して、今回お主を呼んだ理由は分ってると思うが此度の魔物の氾濫のことだ。
一応、報告は上がってきているが、辛いことを思い出させて悪いが詳しく教えてくれるか?」
「はい...」
魔物氾濫でウォーウルフが大量に発生したこと、ケルベロスの事、村での事を話した。
ケルベロスの話しをしたときに周りがざわついた。
「ば・バカな! S級の災厄モンスターを1人倒せるわけがない!! でたらめだ!」
貴族の1人が吠えるが
「黙れ!!」
王が一喝する。
「魔術師筆頭アナベル!」
「はっ」
「証言せよ」
「はっ、私が1年前に魔の森を調査する際に、カルネ村でジーク殿に魔術を教えましたが、元S級パーティーの冒険者だった父と母に英才教育をされており、すでに全属性の中級魔法を使え、その才能には目をみはるものでした。」
「し・しかしそれだけで・・・ケルベロスなど・・・」
「バーツ国境砦、騎士団隊長オルガ!」
「証言せよ」
「はっ 赤い狼煙が上がり急いでカルネ村に向かう途中、幾つかの火柱と稲妻と大地を揺らす爆発を確認しております。」
「し、しかし、本当にケルベロスが現れたなど・・・この子供が嘘を言っているかも知れませぬ...」
「騎士団長、証拠品を」
「はっ! こちらがケルベロスの牙と魔石でございます。」
おおーとどよめく声が鳴り響く。
そこにはジークの背丈ほどの魔力を帯びた牙と、赤紫色したクリスタルのような物があった。
「これを見て、狂言という者はおるか!」
場が静まり返る。
「ジークよ、家臣の暴言済まなかった。また、此度の氾濫でケルベロスを倒してくれて礼を言う。お主のおかげで被害が最小限で押さえられた。
だが、余の力が足りなく、カルネ村の臣民たちを救えなかったことを謝罪する。ゆるせ。」
王は席を立ち、頭を下げた。
「お・王が平民に頭を下げるなんてなりません」
貴族たちから声が上がる。
「黙れ!ジークが居らねば、いやカルネ村の者たちが居らねば、被害は甚大なものになっておったのだぞ!
それこそ王国が存続できるか程の!、本来であれば余がジークのもとに赴き謝罪と礼をしなければいけないところ、呼びつけたのだ、これでも足らぬわ!」
「陛下、私だけではなく、村の人達の事思っていただきありがとうございます。
その言葉を頂けただけでも報われることでしょう」
「ジークよ、褒美を取らす、欲しいものを申せ」
この4週間、俺はふさぎ込み泣くだけ泣いた、もう一生分泣いたんじゃないかというぐらい泣き過した...
泣き明かしたら、少し気持ちも整理できいつまでも泣いていたら父様や母様が悲しむと思い、
前を向いて精一杯生きて行こうと誓った。
そして俺は今、城の応接室にいる。
応接室に移動するなり、メイドさんが数名入ってきて俺の採寸をし目の前で仕立てている。
流石 王城のメイド!メイドスキルが凄い!もうなんていうか凄いしかでてこない
仕立て終ると、すぐ服を脱がされ着替えさせられた...
それをオルガは見て笑ってた。
ドアをメイドが開け、一人の男性が入ってきた。
オルガがすぐ席を立ち礼をする。
「オルガ殿、楽にしてください。そちらがジーク殿ですか?」
「はっ、報告いたしましたカルネ村のジークです」
ジークはオルガが礼をし、畏まってるのをみて貴族のお偉いさんかと推察していた。
「ジーク殿、初めまして私はファーン王国宰相のアダム・フォン・ザラと申します。」
ジークも席を立ちお辞儀をして
「初めして、ジークと申します。村には貴族様がおりませんでしたので挨拶の仕方がわかりませんがご容赦下さい。」
「とても5歳とは思えない立派な挨拶ですね。貴族ということで畏まらいでください、挨拶も気にしなくていいですよ。」
「ありがとうございます」
「これから、国王陛下との謁見になりますので、扉が開けられたら絨毯の切れ目まで進み、そこで立ち止まり左ひざを付いて頭を下げてください。あとは陛下の仰られたようにしてください。よろしいですか?」
「はい、わかりました。」
「私と、オルガは先に行っておりますので、後で執事長のエイハブと一緒に来てください。」
「ジーク様、お初にお目にかかります、執事長をしておりますエイハブと申します。以後お見知りおきを」
60歳過ぎぐらいの年齢で白髪をオールバックにして、黒縁メガネをしており余分な肉もなく、いかにもエリートって感じのお爺さんだ。
「こちらこそ、宜しくお願い致します。」
「それでは、謁見まで少し時間がありますので紅茶でも飲んでお待ちください。」
凄く、いい匂いで如何にも高級と思われる紅茶が目の前のカップに注がれた。
紅茶を飲みながら辺りをキョロキョロみていること10分程、エイハブに呼ばれて謁見場へ向かう
大きな金属で金の装飾がされた扉があり、目の前に立つとエイハブが横に移動した...
扉が開いた
「(ジーク様、ご入場してください。)」
絨毯の切れ目までゆっくり歩いて行く、両サイドには騎士団と思われる人たちと、貴族らしき人達が並んでこっちを見てる。
絨毯の先には、玉座があり王と王妃と思われる人物が座っている。
金髪で肩まであるセミロングですこしパーマがかかったような髪で筋肉質で逞しいと感じる50代ぐらいの人と、となりには こちらも金髪で腰まであるストレートの髪で優しそうな笑顔でこっちを見てる40代ぐらいの女性である。
切れ目まで着き、片膝をついて頭を下げる。
「余がファーン王国国王、アドルフ・フォン・ファーンである。ジークとやら顔をあげろ」
低く重音な渋い声であった。
ジークが顔を上げると、笑顔の王が
「ジークよ、そう畏まらくともよい。礼儀で不敬にすることはないから安心せよ。」
「ありがとうございます。村から出たこともなく、貴族様にお目にかかる機会もございませんでしたので礼儀作法を知りませんので、不敬がありましたらお教え願います。」
「ハッハハハー本当にできた5歳児よ、余が5歳の時とは大違いだな。
して、今回お主を呼んだ理由は分ってると思うが此度の魔物の氾濫のことだ。
一応、報告は上がってきているが、辛いことを思い出させて悪いが詳しく教えてくれるか?」
「はい...」
魔物氾濫でウォーウルフが大量に発生したこと、ケルベロスの事、村での事を話した。
ケルベロスの話しをしたときに周りがざわついた。
「ば・バカな! S級の災厄モンスターを1人倒せるわけがない!! でたらめだ!」
貴族の1人が吠えるが
「黙れ!!」
王が一喝する。
「魔術師筆頭アナベル!」
「はっ」
「証言せよ」
「はっ、私が1年前に魔の森を調査する際に、カルネ村でジーク殿に魔術を教えましたが、元S級パーティーの冒険者だった父と母に英才教育をされており、すでに全属性の中級魔法を使え、その才能には目をみはるものでした。」
「し・しかしそれだけで・・・ケルベロスなど・・・」
「バーツ国境砦、騎士団隊長オルガ!」
「証言せよ」
「はっ 赤い狼煙が上がり急いでカルネ村に向かう途中、幾つかの火柱と稲妻と大地を揺らす爆発を確認しております。」
「し、しかし、本当にケルベロスが現れたなど・・・この子供が嘘を言っているかも知れませぬ...」
「騎士団長、証拠品を」
「はっ! こちらがケルベロスの牙と魔石でございます。」
おおーとどよめく声が鳴り響く。
そこにはジークの背丈ほどの魔力を帯びた牙と、赤紫色したクリスタルのような物があった。
「これを見て、狂言という者はおるか!」
場が静まり返る。
「ジークよ、家臣の暴言済まなかった。また、此度の氾濫でケルベロスを倒してくれて礼を言う。お主のおかげで被害が最小限で押さえられた。
だが、余の力が足りなく、カルネ村の臣民たちを救えなかったことを謝罪する。ゆるせ。」
王は席を立ち、頭を下げた。
「お・王が平民に頭を下げるなんてなりません」
貴族たちから声が上がる。
「黙れ!ジークが居らねば、いやカルネ村の者たちが居らねば、被害は甚大なものになっておったのだぞ!
それこそ王国が存続できるか程の!、本来であれば余がジークのもとに赴き謝罪と礼をしなければいけないところ、呼びつけたのだ、これでも足らぬわ!」
「陛下、私だけではなく、村の人達の事思っていただきありがとうございます。
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「ジークよ、褒美を取らす、欲しいものを申せ」
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