8 / 9
第一章 入学までの出来事
7,どうやら俺は逸材らしい。
しおりを挟む
おっさんが吹き飛ばされて、次に呼ばれた猪顔の男も同様に吹き飛ばされていた。
「アイツらあんなに自信に満ち溢れてたのにこのざまか・・・。」
どうやらあの二人が強そうだったのは見た目だけだったらしい。
次に呼ばれたのは銀髪の少女だった。
(あんな小さな子まで・・・。大丈夫なのか・・・?)
そんな大和の心配をよそに少女は闘技場に入っていった。
試験開始の鐘が鳴った直後、黒助君は少女に向かって突進した。が、少女は吹き飛ばされるでもなく怪我をするでもなく、腕を高く振り上げ、地面に叩きつける動作をすると、黒助君の攻撃は前方に出現した二メートル程の水の壁に防がれていた。
黒助君が後退る。
「はーい。そこまでー。三番の貴女、合格ねー。この先の部屋で待っててねー」
女性係員が声をかける。どうやら合格したらしい。
「あの子、すげぇな。入学もしてねぇのにもうあんな魔法が使えるのか。」
隣の少年が喋る。
「そんなに凄いのか?」
と大和は呟いた。
「凄いに決まってんだろ!あいつが使ったのは『水の防壁』っていう二級魔法だ!俺達が日常使ってる四級魔法とは格が違うんだよ!!」
興奮気味に少年が返してくる。
「あぁ、そ、そうか。」
この少年は魔法に詳しいようなので合格するんじゃないかなー、と思いながら話をしていた。
そんな話をしていると自分の番が回ってきた。
「お前の番か、がんばれよ!」
少年から励まされながらしぶしぶと闘技場に入る。
そして開始の鐘が鳴った。
黒助君が突進してくる。
(このままじゃ死ぬ・・・。えーい、もうどうにでもなれ!!)
そう思った大和は先程の銀髪の少女と同じ動作を取った。
・・・結果。黒助君の足元から三十メートル程の水の壁が発生し、黒助君を溺れさせてしまった。
「すっげぇぇぇ!お前さっきの銀髪の子とおんなじ魔法なのになんでそんなことできるんだ!?」
と先程の少年が驚いているようだったが、一番驚いているのは大和自信である。
「あ、え、、、」
何が起こったかわからず馬鹿みたいな顔で呆然とその場に立ち尽くす。
(なんかでたぞ!?なんだこれ!!?)
と大和が考えている間に少し驚いたような女性係員の声が聞こえてくる。
「は、はーい。合格。合格でーす。向こうの部屋でまっててねー。」
どうやら試験は合格できたらしい・・・。
「アイツらあんなに自信に満ち溢れてたのにこのざまか・・・。」
どうやらあの二人が強そうだったのは見た目だけだったらしい。
次に呼ばれたのは銀髪の少女だった。
(あんな小さな子まで・・・。大丈夫なのか・・・?)
そんな大和の心配をよそに少女は闘技場に入っていった。
試験開始の鐘が鳴った直後、黒助君は少女に向かって突進した。が、少女は吹き飛ばされるでもなく怪我をするでもなく、腕を高く振り上げ、地面に叩きつける動作をすると、黒助君の攻撃は前方に出現した二メートル程の水の壁に防がれていた。
黒助君が後退る。
「はーい。そこまでー。三番の貴女、合格ねー。この先の部屋で待っててねー」
女性係員が声をかける。どうやら合格したらしい。
「あの子、すげぇな。入学もしてねぇのにもうあんな魔法が使えるのか。」
隣の少年が喋る。
「そんなに凄いのか?」
と大和は呟いた。
「凄いに決まってんだろ!あいつが使ったのは『水の防壁』っていう二級魔法だ!俺達が日常使ってる四級魔法とは格が違うんだよ!!」
興奮気味に少年が返してくる。
「あぁ、そ、そうか。」
この少年は魔法に詳しいようなので合格するんじゃないかなー、と思いながら話をしていた。
そんな話をしていると自分の番が回ってきた。
「お前の番か、がんばれよ!」
少年から励まされながらしぶしぶと闘技場に入る。
そして開始の鐘が鳴った。
黒助君が突進してくる。
(このままじゃ死ぬ・・・。えーい、もうどうにでもなれ!!)
そう思った大和は先程の銀髪の少女と同じ動作を取った。
・・・結果。黒助君の足元から三十メートル程の水の壁が発生し、黒助君を溺れさせてしまった。
「すっげぇぇぇ!お前さっきの銀髪の子とおんなじ魔法なのになんでそんなことできるんだ!?」
と先程の少年が驚いているようだったが、一番驚いているのは大和自信である。
「あ、え、、、」
何が起こったかわからず馬鹿みたいな顔で呆然とその場に立ち尽くす。
(なんかでたぞ!?なんだこれ!!?)
と大和が考えている間に少し驚いたような女性係員の声が聞こえてくる。
「は、はーい。合格。合格でーす。向こうの部屋でまっててねー。」
どうやら試験は合格できたらしい・・・。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
生まれ変わったら飛べない鳥でした。~ドラゴンのはずなのに~
イチイ アキラ
ファンタジー
生まれ変わったら飛べない鳥――ペンギンでした。
ドラゴンとして生まれ変わったらしいのにどうみてもペンギンな、ドラゴン名ジュヌヴィエーヴ。
兄姉たちが巣立っても、自分はまだ巣に残っていた。
(だって飛べないから)
そんなある日、気がつけば巣の外にいた。
…人間に攫われました(?)
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる